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令和2年度第8回定例会(第3日) 名簿 開催日:2020年12月09日
令和2年度第8回定例会(第3日) 名簿 開催日:2020年12月09日
令和2年度第8回定例会(第3日) 本文 開催日:2020年12月09日
令和2年度第8回定例会(第3日) 本文 開催日:2020年12月09日

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  1. 川崎町議会 2020-12-09
    令和2年度第8回定例会(第3日) 本文 開催日:2020年12月09日


    取得元: 川崎町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-26
    最初のヒットへ(全 0 ヒット)                  午前10時00分開会 ◯議長(櫻井 英夫君) どなたも、おはようございます。   ただいまより本日の会議を開きます。        ────────────・────・────────────   日程第1.会議録署名議員の指名 ◯議長(櫻井 英夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、松岡議員大谷議員を指名いたします。        ────────────・────・────────────   日程第2.日程の通告 ◯議長(櫻井 英夫君) 日程第2、日程については、配布の議事日程をもって通告にかえます。        ────────────・────・────────────   日程第3.一般質問 ◯議長(櫻井 英夫君) 日程第3、これより一般質問を行います。質問は、質問通告一覧表の順番で行います。  質問通告書を提出してる議員は4名です。  質問者の方にお願いをいたします。前質問者と重複する質問は避けてください。質問、答弁はできるだけ簡明にお願いいたします。  質問は1人30分以内です。これより質問に入ります。初めに原議員◯議員(12番 原 節雄君) 12番議員の原節雄でございます。それでは、早速でありますが一般質問をさせていただきます。  もう古い話になりますが、昭和30年代と戦前・戦後の火葬場の跡地の監理について、お尋ねしたいと思います。担当課長にもちょっとお尋ねしたんですが、非常に新しい昭和の第2世代の子弟でありますので、わからないということがあったようであります。わからないであったであろうが、しかし現状では担当の課長でありますのであえて私はお尋ねをするということであります。  たまたま私もこの1番目の旧火葬場、第一芦毛池、第二芦毛池というのがありますが、田んぼに水を入れる関係で堤の栓を開けにいったとき、車をバックしようと思ったところが後ろが笹やぶみたいで入れなかった。懐中電気照らして後ろ見たら、前の火葬場の跡やなとすぐわかりました。あくる日、また確認に行きました。やはり旧火葬場の跡。ここには昭和30年ですか。これ設置されたのが。そのぐらいだろうと思います。今の田川地区総合火葬場が新しく設置されるまでの間は、ここで死者の方の火葬をやって来たということで、長い歴史があります。そういったかたちの中で、なかには完全に焼却されたにもかかわらず灰それから多少の遺骨等々の持ち帰りができないものにつきましては、私の記憶では横のほうに千人塚とかというものがありまして、そこに埋設して正規ということでそういう管理をしておるというふうに当時の話を聞いて、その後の管理につきましては、どうなっておるんだろうか、こんなに草が生えてツタが巻きついているが、桜の木も何本かありましたが非常にずさんであるなというふうに感じたわけであります。  この管理につきまして、担当課長直接お聞きしたいと思うんですが、あなたが感じている状況について、説明を願いたいと思います。
    ◯議長(櫻井 英夫君) 高島住宅環境課長◯住宅環境課長(高島 裕之君) 住宅環境課の高島でございます。  ただいまの原議員の質問にお答えいたします。私も先日現地に行って1時間ほど雑木林みたいになってる中を入らせていただいたんですけど、全く旧火葬場跡については、本当に雑木林のようになってるかたちで、原議員がおっしゃったような記念塚があったような記録があるとおっしゃってましたけど、その短時間ではそういうものは見つけることができなかったんですけど。今は雑木林のような感じで全く管理されてないような状況でございました。  以上でございます。 ◯議長(櫻井 英夫君) 原議員◯議員(12番 原 節雄君) 改めてお聞きします。  〔資料を提示し〕見えるかどうかわかりませんが、こういった状態でその池と池の間に少し土地があります。〔資料の場所を指し〕ここです。ちょうどこの辺です。非常に古いので、もしかすると私が昭和21年ですからその後かなりの年配の方だったら、おじいちゃん、おばあちゃんはここで火葬された経験の方もおありかと思うんです。そういった方々が完全に遺骨それから灰等が千人塚に埋葬されておるということがありますので、私は先人を敬うという気持ち日本人の古来の心を尊重するのであればもう少しきれいにこの機会を得て管理をお願いしたいと思うんですが町長、感じたことを。町長も初めて聞かれて多少気持ちの持ち具合も多々あろうかと思いますが、率直な意見をお聞きしたいと思います。 ◯議長(櫻井 英夫君) 原口町長◯町長(原口 正弘君) ただいまの原議員の御質問に答えさせていただきたいと思います。  まず、この旧火葬場につきましては、昭和54年ぐらいまではこちらのほうで芦毛池の近くで行っていたということでございます。また調べてみますと、現在は田原のほうにあるわけでございますが、移転する際にやはり今原議員が言われたように残ったと言ったら語弊があるんですけど灰とか細かな遺骨等がありましたのでその分については、収集いたしまして新しい火葬場のほうに供養しているということを聞いております。  もちろん先人を敬うということは大変重要なことでありまして、町民の皆さん、国民全員がそういった気持ちでおらなきゃいけないというのは当然なことと思いますが、やはり個々の弔うという気持ちはそこで家族の方とかまた縁者の方々が個々に弔いをしているということはもちろんのことだと思います。  この火葬場についてはその後どうするのかということでございましょうけど、一応そのときにいろんなおはらいをしながら新しい場所に行ったという経緯もありますので、町としてはその後特別にこの場所を供養する場所とというふうにはこれまでのところは考えておりません。  また、住民の方からやはりそれは大事なことだと気運が高まってぜひそこに作っていただきたいというお話があれば、また検討してまいりたいと思っております。  以上です。 ◯議長(櫻井 英夫君) 原議員◯議員(12番 原 節雄君) 新しい火葬場に移転されたときに千人塚の分の遺骨も移したというようなことでありますが、そこに千人塚が確か2つ、3つ目が少し始まったぐらいじゃなかったかなというふうに記憶してます。どのぐらいの量かということは察しはつきませんが、とにかく1,000人に達したらそれで1つの千人塚というかたちで上からふたをしておったというようであります。  新しい斎場に移ったときにその分を移転したということであれば、それはそれなりに尊重します。しかし、そこに火葬場があって桜の木があってそして旧火葬場というかたちにつきましては、なかなか人が近づきにくい場所。現状でも非常に近づきにくい場所であるということであります。町の名義もありますしやはり公園、桜の木が植わってますので公園等に緑化にするということもやはり大事じゃなかろうかと思います。そういったかたちの中で、遺骨を収集して移したから全てそれでいいかというかたちでありますけれども、私たちもここに生まれて、私たちのひいおばあちゃん、ひいおじいちゃんはそこの火葬場で焼かれたわけですが、思いはあります。だからそういったその先人の故人の思い出、最後のお送りした場所というところについては、やはり後を継ぐ者としてこれを公園にするかあるいは少なくともツタが生えるようなことのないようにきちっと維持管理をして中に碑が建ってますよね。碑があります。確認しましたが。そういったところにも8月15日の終戦の日には献花をするなりそういったかたちもできろうと思っております。  行政を預かる者として川崎町の歴史を深く認識をするという意味からでも気持ちを切りかえていただいて、新たな方向に出発をしていただきたいというふうに考えます。広く町民が望むのであればやるということでありますが、やはり先頭をきってその意を示すということも大事だろうと思います。みんなが声をかけてしだして動くと。先人の御霊を少し安らんじていただくという気持ちになればトップとして少しでも草でも刈りましょうかと。みんなが通りすがりでもちょっと覗いていていけるような環境作りやりましょうかということも必要かと思います。その点はいかがですか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 今回は急な御質問でございますので、これまでの首長も全く考えてなかったと思います。考えてなかったということは、住民からの要望もなかったんじゃなかろうかなと思います。  もう1つは、私もそうなんですけど供養は個人個人が縁者がその方が亡くなった方々の御霊を供養するのが一番の供養になると思ってます。この場所につきましては、そういった歴史があろうと思いますがそのときにやはり町を挙げて供養はした後に今の新しいとこに行ったということでございます。そういったこともございますので。先ほども申し上げましたとおり、そういった気運が高まればそのように執り行ってまいりたいと思います。 ◯議長(櫻井 英夫君) 原議員◯議員(12番 原 節雄君) 時間も限られておりますので、簡単に申し上げておりますが。  ここで火葬された方々は日本人だけではないんです。旧日本は強制連行した国々の方、朝鮮半島の方も炭鉱でそのまま終戦後長屋に住んで、そして亡くなって焼かれたという方もおります。全てが日本人であったと言い切れません。そういったことがありますので、こういった強制連行の件につきましては、また日を改めて具体的に資料をそろえて話をしたいと思います。  またこういったところにつきましては、今から話を進めて行きます。  次に行きます。2件目でありますが、戦前戦後この火葬場、先ほど申し上げました火葬場ができる前、当時は埋葬の方法と野焼きの方法があったんですね。野焼きの場所というのが当時、私も再三行って現地を確認していたつもりなんですが、なかなか場所がこの辺だったなというところはわかるんです。位置がだいたいこの辺やっとかなというのはですね。今〔資料を提示して〕マルボシ酢がありますがこのマルボシ酢の少しどこかここら辺が確か。俗名猪尻山という田川市と川崎町の川を隔てた、猪位金川がありますがその東側のほうに猪尻山というのがあります。これ俗名でありますが、その中を通って棺を担いで行ってそして現地でひし形に坑木あるいは杉の木とか松の木を積んでその上に棺を乗せて実際にそこで火の当番を3人か4人ぐらいやったと思うんですが、私たちまだ小さかったから早く帰らんとこれに見よったら夜中にトイレも行けれんごとなるぞと、早く帰れということでおじさんたちから家に帰るように催促されたことを思い出しておったんですが、そういったかたちで私も記憶あるのは、父方のひいおばあちゃんか誰かが亡くなってそこで野焼きされたと思うんです。完全には焼けないんですね。真っ黒に。一部残った部分もあったかと思います。そういった状況の中で残ったものをどうしたかというと、裏側が区有地でありましたので全体が。猪尻山全体が区有地でありましたので近いところに掘って埋設をして上から碑を建てたということで。中にはきちっとしたお墓を造った人もおられたようですが、現状は何しろ町の火葬場ができる間、いつから野焼きをやっておったかということはわかりませんが、私は記憶にあるのは小学校1、2年生のときに行ったときのおぼろげな記憶であります。その記憶があったんでここら辺によく山に入っていろいろ山の笹栗だとかいろいろ採っておった関係で懐かしい面もあります。現状は全く風景も変わっております。そういったところについては、住民課のほうで野焼きの場所とか焼却のところについては、規定がどっかに残ってないかということでお尋ねしましたが、そういった記載は残っておりませんということであります。死亡は確認できるけども焼却のそういったものについてはわかりませんと。現状は新しい斎場につきましては、確認できるようでありますが当時は、全く確認できないということであります。ただ、そこには実際、その当時の野焼きの状況というのは人が管理して火を燃やしながらまきで焼いておったというような状況でありますので、近くにはそれぞれの焼いた跡、そして残った遺骨等が埋設されておることが事実であると思いますが、悲しいかな現地の確認が難しい。記憶をたどってもなかなか思いつかないというところは、実際であります。  町長もそういう話を聞かれてもそういうところがあったんかなと思われるのが実際のところではなかろうかと思いますが、事のついでに私は川崎町はそういった故人においてもしっかりと史跡を設けてやっておりますよということがやはり、ふるさと納税等のつながりもあろうかと思います。そういった意味深い面を含めてやはりそういったところにつきましては、場所がわからなくてもある程度区有地等々もありますので史跡の場所を新たにそこに設けるということも1つの方法ではなかろうかと私はこういうふうに感じております。  町に議員としまして7期目になりますが、12年休んだ中でいろいろな事が起こったようでありますがこの任期も残り2年とわずかになりました。そろそろ総まとめをする時期にもう来ておるんじゃなかろうかということでこれも川崎町の歴史の1ページであります。どうかそういった思いを少しでも酌んでいただきまして一歩前に進む決意をお願いしたいと思いますが町長いかがでしょう。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 先ほど御質問があったとおり、戦後間もなくのころまで町内数カ所野焼きそれから土葬等があったということは聞き及んでいるところでございまして、ただ先ほども申し上げましたとおり、議員のほうからあったとおり正確な場所等も町のほうも把握してないのは現状でありまして、先ほどの1番目の御質問があったとおりやはり供養につきましては、個人の方がそれぞれ縁者の方と一緒に供養しているということもございます。また、そういった個人の方々をそこで火葬にしたと、野焼きしたということでございますが個人の方々のものを聖地ということで町がそこに造るということはいかがなものかなという感じるところもまたあります。  そういったこともございまして、まだなかなか検討もしてない状態でございましたので現状ではそういったものについてはちょっと今のところ難しいかなというふうには考えております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 原議員◯議員(12番 原 節雄君) トップとしての考え方ですね。非常に難しいということでありますけども、しかし町を思う気持ちは町長も私も一緒だろうと思うんです。そういったかたちで、個人を祭るというのは個人の墓石があります。公にするというのは今は斎場があります。そういった思いのある方は斎場に行く方もおるでしょう。遠くにおる方は。  しかし、戦前戦後の方々につきましては、町が焼却を認可すれば火葬は出来た。土葬の認可申請すれば埋葬できた。これは墓地の所有をした人にしか埋葬できないいうことであります。そういった過去の歴史がありますのでそういったところもよく再度調査をしていただきまして、また新たな考えを持っていただきたいと思います。  続けていきます。3番目の里道の管理について尋ねるということで、私もこの里道の管理につきましては、以前福岡県がまだ里道の管理をしておるときにどのようにしたらよろしいかということでたまたま工事箇所に私有地が入ったのでお尋ねしたら、加工承認計画書を出してくださいということがありました。計画書を提出をして里道の長さ、面積を総合して出していただきたいということでした。その中で、面積はこれは払い下げをお願いできませんかという話しましたが、この里道の払い下げにつきましては地区民の同意が必要ですということでありまして、関係者ということでありますので地区民ですから私どもの西田原行政区のなかの総意というそういった書類が必要ということでありましたので、それは非常に緊急でありますので難しいということで、加工承認ということで今ある里道の長さ延長とそれに代わる面積を新たに作ってそしてその里道の末端から関係するところから新たにその面積を増やしたもの道路としてこれを里道の代わりにしたいと思いますがということで、その分を区分した中で提出いたしました。そういうかたちの中でわかりましたと、後日これが許可されるかどうか書類で回答しますので連絡があったら来てくださいということであります。連絡をしまして申請書は認可されましたということでそのようにお願いしますということで認可されました。  ところが本町におきましては、私もこの区有地につきましては、西田原の中での区有地でありまして払い下げ等につきましては、全く話を聞いてなかったわけであります。  担当課長にお尋ねしましたら、平成17年ですか。町のほうに移管されて現状は国公有地ではなくして町有地になっておるということのようでありました。私は、里道だから国有地のままかなというふうに感じておりました。それ間違いないですか、町有地ですか今。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 間違いありません。 ◯議長(櫻井 英夫君) 原議員◯議員(12番 原 節雄君) それを聞いた中で、町有地になったということであって、ある程度町で判断はできるものも基準の1つでありますが、しかし、里道につきましてはやはり、古来から地域を利用する方々がこの里道を使って山に入っておったということであろうと思います。最近は生活状況もかなり変わっておりますが、そういった状況の中で正直言いましてこの里道の売買につきましては、私ども全く知らなかった。初めてこれが払い下げられたということで聞いて、せめて総会の中で里道の払い下げの申し出があるからこれを承認していただきたいというぐらいの区の総会のときにあってもしかるべきと思ったんですが。  これは何で私はそこまで区の総会で言うかと申しますと、区は以前は区長役場というものがありました。私の記憶するとこは、県外に行く場合は米穀通帳関係のそういったものをもらって、承認を持ってもらうのは区長役場で承認をしていただいて手続費用は50円ですか。いくらか払ったような記憶あります。そういう管理をする区長役場という行政のなかの一員でありますので、区民と区長とは職種が違うわけですね。提案権がありますがこういった大事なものについて、払い下げの同意というものは区民の同意なくしてはいかがなものかなと。私はそういうふうに考えるですが、担当課長これはどのように考えますか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 渡邉防災管財課長◯防災管財課長(渡邉 文雄君) 防災管財課の渡邉です。  原議員の御質問ですが、現在里道を払い下げする場合には、利害関係者及びその里道に隣接する土地の所有者さんの同意書、また地元の行政区長さんの同意をいただいております。  町といたしましては、その行政区長さんの同意をもとに行政区は同意したと考えております。  今、原議員の御質問なんですが、地元の中の何人かが知らなかったというところまでは、町としては正直なところ承知しておりません。  以上です。 ◯議長(櫻井 英夫君) 原議員◯議員(12番 原 節雄君) 実際、土地委員会とかいう区の中の組織もあります。地縁団体等のですね。里道については、地縁団体から外れます。土地管理になるのかなという。里道の。少なくても払い下げについては、やはり住民の区議会あるいはそういったところで正式に手続を踏むべきものであるというふうに考えます。そういった面があきらかに欠落しておったんかなというふうに思うんです。  以前から川崎町にずっと住んでおられた方であれば、そういった流れというのは全て把握しておられるだろうと思いますが、西田原行政区長においても、28歳ぐらいで結婚して西田原に居住したと。それ以上前のことについてはわからないといった方でね。そういった方で、中田原の区長と一緒に同意書に判を押したというかたちで。片一方はあの人はいい人、聞きいった人が何で聞きに来たの。もう契約して売買終わっているよということで、何か聞き行った人は悪人のように思われ、これはおかしな話やねという。中にはそういった問題もあります。  やはりこういった問題をなくすために少なくても今後、やはり区長はもちろんそうでしょう。  しかし、それ以外に区議会議員、それから土地委員といった方々が区の役員としておられるわけです。地縁団体とは別です。そういった方々がおりますので、少なくても区議会議員の連署をもって対応するとか1つの方向性を定めていただきたいとふうに思うんです。  この里道のあったところにつきましては、建物が建った後に払い下げ申請をしたということでありますので、そういったことにつきましては、もってのほかと思うんです。まず建物を建てる前に、正式にここに建てたいから払い下げをお願いしたいというのが筋じゃなかろうかと思います。建った後ということになりますと、建ってるからしょうがないから分けてくれという話じゃ話は違うと思うんです。行政としてはそういった筋目をきちっと行政らしく立てていただきたい。そのように思います。  区については、今から話はどうなるか、まだ総会も何も昨年からコロナの関係で行われておりません。今からということでなりますが、今私が提案しました案件につきましては、今後の取り組み方につきましてはいかがですか。課長。 ◯議長(櫻井 英夫君) 渡邉防災管財課長◯防災管財課長(渡邉 文雄君) 御質問にお答えします。現在、法定外公共物は川崎町内で5,000カ所以上ございます。議員の御指摘のとおり、本人が御自分の土地だと勘違いして建てられる場合や、中には里道で誰も使ってないからいいだろうと建ててる場合にもございます。  町としては、建設物が建築されていることが判明した時点で早急に払い下げを推進して行っております。今までそういった事例は結構ございました。遡及して賃貸料等を法定外公共物なんで普通の土地とは若干違うんで、土地代ということで遡及して徴収したことはございません。代わりに早急に分筆測量していただいて、用途を廃止した後に町から払い下げを行っております。  また、先ほど行政区の関係で同意の関係で区議会土地委員会の承諾までというお話しなんですけど、なかなか手続きのなかで難しいところもあるとはございますけど、今後検討させていただきたいと考えています。  以上でございます。 ◯議長(櫻井 英夫君) 原議員◯議員(12番 原 節雄君) いずれにしても区議会があっても政令都市では、この本町の役場と同じ機能を持つのが区議会であります。そういったかたちで区民の意思を尊重するという立場のなかで今言われたかたちをきちっと対応していただくということを気持ちを新たにしてお願いしたいと思ってます。  以上で、一般質問を終わります。        ……………………………………………………………………………… ◯議長(櫻井 英夫君) 次に、手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) おはようございます。議席番号4番の手嶋真由美でございます。  本日は町営住宅について、安心安全なまちづくりについて、行政サービスの向上についての質問をさせていただきます。  最初に本町には2,000棟を超える町営住宅でありますが、現在入居可能な住宅の戸数はどれくらいでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 55戸でございます。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) 町営住宅への入居については、現在年4回の公募と随時募集で入居が可能になりましたが、入居予定が決まって補修後入居出来るまでの日数を要しますか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 契約から鍵を渡すまでの日数ということでありましたら、最近20件ほどの平均といたしまして、2カ月から2カ月半くらいかかっているということでございます。以前は少し長くて、4カ月くらいかかっていたということでこざいます。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) 随時募集方式を取り入れ、住居を必要とする人が長い期間が待たずに入居ができるようになったはずでしたが、現在申し込みをしてから今町長言われたとおり実際に入居できるまで約2、3カ月ほどかかるみたいですが、これはどういう理由でしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) まず、早い時期に部屋が空いた場合は、そんなに修繕することはないです。ただ、公営住宅の場合は、長くずっと住まわれてる方が多いということで退去してそれから補修にかかる時間が、入札等もございますので2カ月程度かかるということでございます。  それともう1つ。緊急用といたしまして、常に入居できる公営住宅も3軒程度は常に用意しておくように指示はしてところでございます。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) 住宅の明け渡しの際に、補修箇所の確認はしていないのかと疑問が1つあります。確認をしてリストを作成していれば、この家のここを補修しなければいけないというのが具体的に事前にわかるので、補修にどれくらい必要とするかめどが立つのではないかと考えますが、現状はいかがでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 空くという申し出があってから中を調査いたします。それから調査なりますので、やはりそのくらいかかるんではないかなと思います。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) 空くのがわかってそれからになりますけども、実際に明渡しのときには職員の方が同席して点検をされます。そのときに畳とふすまは必須ですけども、他に台所の替えをしなくちゃいけないとかお風呂場とかもろもろの水廻りのこともあると思います。それをリストにまとめていれば、実際に住民の方がこの棟のこの部屋って希望されたときにここはこれだけの補修がいるんだなっていうのが事前にわかりますので、今2、3カ月かかる入居までその分の短縮になるのではないかと思いますので、今後そういうことを取り入れてみてはいかがでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) リストと申しますけど、出た時点でどこが悪いのかはチェックはしております。申し込みがあったらできるだけすぐ入れる物については、早急に入れるようにということで対応はしてまいりたいと思っております。  入居する方々の要望も踏まえて、できるだけ早く入居できるように今後も努力してまいりたいと思います。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) 雨などの災害被害で家をなくしたり、半壊状態で住めなくなった方へは町の対応として罹災証明の発行で町営住宅に入居できますが、火災等で住居を失った場合の対応としては町営住宅に入居は可能でしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 結論から言いますと可能で、そういうふうに対応しております。やはり住民の安心安全なまちづくりということで火災に遭われてその場から住む場所がないということでございますので、公民館を利用していく場合もございますけどその後、早急に一時的ではございますけど使うようにはしております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) 再度お伺いしますが、緊急時の場合の入居用の書類に関しては、普通の入居と同じようなかたちをとるのでしょうか。それとも一時的なので簡単な申請でいいんでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 高島住宅環境課長◯住宅環境課長(高島 裕之君) 住宅環境課の高島でございます。  火災に遭われたり水害に遭われたり被災した方の入居に関しては、入居の書類等そろえていただく時間はありませんので、一旦すぐ入れるとこに緊急避難ということで入っていただいております。その後のことについては、当事者と住宅環境課のほうで協議しまして進めていくというようなかたちをとっています。  以上です。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) 次に安心安全なまちづくりについて、お尋ねをします。
     日ごろから住民の生活に欠かせない生活道路は、ちょっとしたくぼみや段差で足をとられたりすることが多々あります。  現在、町内の道路の点検は月に何回くらいしていますでしょうか。併せて、見つけた場合の改善箇所についての対応をお伺いします。 ◯議長(櫻井 英夫君) 村坂事業課長。 ◯事業課長(村坂 定一君) 事業課長の村坂です。ただいまの質問について、お答えいたします。  町内の道路のパトロールについては、平均的ではあるんですけど毎月3回程度パトロールを行っております。穴の状況にもよるんですけど、簡単に終わる分についてはその日のうちに補修を行っております。業者対応とか必要な場合は、若干時間をいただくことにはなっております。  以上です。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) 滋賀県の高島市では、本年7月から道路の陥没やひび割れなど危険箇所を見つけた住民がスマートフォンで通報する「道路異常等通報システム」を運用しています。  このシステムは、損傷した路面やカーブミラー、側溝などをスマートフォンで撮影し写真や位置情報を専用のアプリに投稿して町と共有することで、速やかに対応ができるようにするものです。アプリ画面には町の対応状況も表示され、通報した危険箇所の改善の様子が一目でわかるようになっています。  本町では現在、住民からの電話で情報が入り道路の陥没を知ることが多いのではないでしょうか。ぜひ、この通報システムの導入で町民が安心して歩け、安全な車の走行ができるまちづくりをしていただけないかと思いますがいかがでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 導入に際しましては、プログラムとかいろんな問題ありますので維持管理、それに関する費用等いろいろな検討材料がありますので、そういったものを検討した中かで導入時期を検討してまいりたいと思います。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) ぜひ、このアプリを利用することで町民の皆様とさらなる安心安全なまちづくりをしていきたいと考えます。  昨年の6月議会での一般質問で「Net119通報システム」について尋ね、消防本部への声かけをお願いしましたがその後の経過を教えてください。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 6月議会のときにもお話ししたと思いますが、この「Net119通報システム」につきましては、田川地区消防本部が判断していただくということで確認しているところでございますが、消防本部の議会等を通じてこの話は出ているところでございます。  その中ではございますけど、いまだ本部については導入はされてないということで、今後も導入に向けて声かけを行ってまいりたいと思っております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) 2020年度内に福岡県下では、ほとんどの消防本部がこのシステムを導入するようにしています。直方消防本部内の直方市、飯塚消防本部、田川消防本部では導入の予定が全くありません。  本町においては、聴覚に障がいのある方、言語に障がいのある方が約270名おられます。  緊急時に周りに誰もいなかった場合、どうしたらいいのでしょうかと考えるところであります。  町民の命を守る手段の1つとして絶対に必要ではないかと考えますので、さらなる後押しをお願いいたします。  本町の消防団の皆様にはいつもご苦労いただき、令和元年度の火災による出動回数は63回にも及びました。  火災が起きたとき、消防団はもとよりガスや電気などの危険を伴う関連の企業との情報の共有の状況が現在どうなっていますか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 火災時の関連企業への連携につきましては、消火活動の主体となるのは田川地区消防本部でありまして、このとき九電工それからLPG協会田川支部へ連絡入ることになっております。  町に対しては、ここから直接連絡が入るということはございません。ただ、必要に応じて町がこれらの情報が必要だと判断した時点で消防署を介しまして消防署からの照会によって場を得るようになっておりますので、これらを基に田川地区消防本部、企業、町ということで連携を図ってまいりたいと思っております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) 本町との協力事業会社のなかにガス会社の名前が入っていなかったので改めてお伺いいたしますが、ガス関連の会社の方は日ごろから訓練とマニュアル等を見ながらもし火災が発生した場合は、事前にその火災の現場の近くを通りかかった場合とかは早急にガスの心配がないかということで対応しているというふうに、携わる方から聞きました。日頃からこういう連携というのは必要ではないかと思いますので、この消防団の協力事業所表示制度についてということですが、この中に本町には2つほどガス会社があるかと思いますので、そういう所も日頃からのお手伝いしていただいているってことで加入会社のほうに名前を挙げるべきではないかと思いますけど、いかがでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 先ほど申し上げましたとおり、今協力企業ということで九電工とかガス会社につきましてはLPG協会田川支部と連携を図ってるとこでございまして、そこを通じて情報を頂くということを考えております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) 最後に行政サービスの向上について伺います。  9月に発足した菅内閣の目玉政策の1つに行政のデジタル化を推し進めるデジタル庁の創設があります。創設に伴う本格的なデジタルトランスフォーメーションへの転換ですが、国もICTやデータの活用は先進諸国に大きく水を開けられ、特に遅れが目立つのは行政のデジタル化だと指摘をされております。  パソコンやスマートフォンなどからオンラインで完結できる行政手続きは、全国平均でわずか7%程度との報道もあります。  国は、行政手続のデジタル化でオンライン申請の推進をしていますが本町のデジタル化への取り組みの現状を伺います。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 現在、本町で取り組みを行っていますオンライン申請につきましては、マイナンバーカードの申請や子育てワンストップサービス。これは児童手当、児童扶養手当、母子保健に関する届け出等でございます。これらを行ってるところでございます。  また、ホームページを使いまして一部の申請用紙等のダウンロードができるようになっております。  今後は、行政での手数料等の支払いについても電子決裁などを含めて今現在検討してるところでございます。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) 現在、福岡県のマイナンバーカードのぴったりサービス、電子申請の交付市町村は60ある団体の中で50自治体に実施しているそうですが、その中に川崎町は入っているとの認識でいいんでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 舩路住民課長。 ◯住民課長(舩路 隆男君) 資料がないのでわかりませんが、多分それは入ってないと思います。後で調べてみます。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) もし加入してなければその申請を早く終わらせていただきたいと思います。  本町のホームページやFacebook、LINEのタイムラインを活用して以前に比べ情報発信していだいていますが、このアクセス数はどれくらいありますか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 奥企画情報課長。 ◯企画情報課長(奥 修一君) 企画情報課の奥でございます。ホームページ等のアクセスにつきましては、私のほうから回答いたします。  ホームページにつきましては、本年度の4月から11月の8カ月間になりますが14万5,457件ございます。1日平均にしまして596件くらいのケースがございます。  Facebook、LINEでございますが、これは本年度7月より開始をいたしております。  Facebookにつきましては登録者数が48名、アクセス数が537になっております。LINEにつきましては93名の登録がございます。アクセス数が237でございます。  以上でございます。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) 今LINEの登録者数を聞きましたが、LINEが一番普及している中で93名というのは非常に少ない数字だと思います。LINEは若くても若くなくてもスマートフォンを持ってる方の中にはほとんどラインをしている方が多いので、今後この登録者数を増やす努力というのはどういうふうに考えてますか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 奥企画情報課長。 ◯企画情報課長(奥 修一君) 今の件でございますが、町のホームページ上の一番トップの画面に一応アイコンといいますかクリックするところを載せてますので、そこでクリックをしていただいて登録をしていただくというかたちになりますが、そのほかの広報につきましては今のところ考えておりません。  今後、普及にわたっていろいろと検討してまいりたいというふうに思っております。  以上であります。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) 本町のホームページまたはFacebook、LINEは他の自治体に比べ情報発信が非常に少ないとこれは実感しております。  これについては、何か理由がありますか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 奥企画情報課長。 ◯企画情報課長(奥 修一君) その点につきましては、取り組みが遅かったということもございますし、先ほども申しましたように議員がおっしゃるとおり広報も少し足りないところもあるかと思います。  そういうところを努力いたしまして、今後増やしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) このLINEというのは以前は鞍手町が鞍手町役場ということでしてありましたが、現在は川崎町と同じように鞍手町ということでLINEを発信しています。  比較して申しわけないんですが、町のイベント、避難所開設時そして避難所がいっぱい等さまざまな情報をこのタイムラインで発信をしています。発信をするっていうことは、住民の皆様がいち早く見るということです。ホームページをクリックしてもFacebookをクリックしてもほとんど状況が変わっていません。これが今の川崎町のFacebook等の情報発信の現状だと思います。  町の広報を手にする方は活字で読むことができますが、行った出先、仕事中さまざまな現場でこのタイムラインというのは、もし川崎町が発信をすれば、私自身は登録してますけども、登録をしていればちゃんと今あがったよという合図があります。そうすると見る回数も増えるということですね。最近ちょっとアップされましたが、ほとんどアップされていないというのが現状なので、これは町だけでなく各課も共通に考えていただいて各課、そしてまたさまざまな情報を発信する、防災のことも今さまざまアナウンスもありますが、これもあわせて二重に発信するということが今後の課題ではないかと思います。  そこで、先ほど安心安全なまちづくりの質問の中で「道路等異常通報システム」というのを聞きましたけども今度このタイムラインを利用して福岡市では昨年の6月から「市民通報システム」というのをしています。これは道路だけでなく、さまざまな危険箇所を市民から得た情報で改善をしているとのことでした。  実際に今日資料は皆さんにはお配りしてないんですけども、町民の皆さんが気づいた点、そしてまた月3回の道路の巡回ということでしたけども、河川のところとか危険物がある場合に、例えば私が発見をしたとします。そしたら携帯で写真を撮って、そしてとても緊急な場合には直接役場に電話をしますが、そうでない場合、またそれがどこまで緊急なのかというのがわからない場合にこのタイムラインを利用して位置情報も入るようになってますので、そして役所のほうに送るようになっています。福岡市なので区役所とか市のほうの担当課が受信をして現場確認に向かいます。この現場確認に行った際に、担当課の職員が行った場合にこれが市の管理物であった場合の対応と市の管理物でなかった場合の対応と二手に分かれ、市の場合には緊急性が高いほうをすぐ補修するなり何らかの手だてをします。緊急性が低い場合には、経過措置ということで経過観察をしながら対応するというふうになっております。そしてこれが個人のものであった場合は必要に応じて管理者に情報の提供をするというふうな仕組みになっています。これはすばらしい取り組みだと思います。今現在開設しているLINEなので、LINEを利用するということは経費がかかりません。  これも今後のことに重ねながら検討していただきたいと思いますけど、いかがでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 奥企画情報課長。 ◯企画情報課長(奥 修一君) ただいま議員おっしゃったとおり、緊急的に利用できる通報システムというのは必要ではないかなと少しは思っております。  担当課と協議をしながら今後進めていきたいなというふうに考えております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 手嶋真由美議員。 ◯議員(4番 手嶋 真由美君) 重ねて申しますが、地方自治体でのLINE活用法には大きく3つあります。1つ目が情報の配信、2つ目が問い合わせ・受付けの窓口、3番目に防災、減災、災害復興、危険箇所の早期発見、安全確保だそうです。  今一番の情報発信力があるこのLINEを活用して、最大限に町の安全を図っていきたいと思いますのでどうかよろしくお願いいたします。  デジタル化の進むなかで本町ではまだまだ行政手続で必要とする申請書類などダウンロードが充実をしていません。今後、行政手続のオンライン化の推進は当然として大事なことは住民サービスの向上、行政の効率化のため現状の制度、システムを活用してできることから実行することが重要だと考えます。  これからも住民の最前線で尽力をお願いいたします。  以上で質問を終わります。        ……………………………………………………………………………… ◯議長(櫻井 英夫君) 議場の換気のため暫時休憩いたします。                  午前11時02分 休憩        ………………………………………………………………………………                  午前11時10分 再開 ◯議長(櫻井 英夫君) 休憩前に引き続き一般質問を再開いたします。  次に、川根議員。 ◯議員(5番 川根 節生君) おはようございます。5番議席、公明党の川根節生でございます。よろしくお願いします。  紅葉も終わり朝晩の寒さが一段と厳しく感じられるようになってきました。また、新型コロナウイルス感染症も第3波が起きているような状況の中、インフルエンザの流行にも注意をしなければいけない季節となってまいりました。より一層体調の管理を十分に注意をしていかなければいけない、このようにも思っております。  さて、今回私は深刻化する鳥獣による農作物被害の現状と対策、町有地や町道の整備、管理について質問をいたします。  初めに鳥獣による農作物被害の状況について伺います。  近年、地方部を中心にシカ・イノシシなど野生鳥獣による被害が深刻な問題となっております。野生鳥獣による農作物被害は、福岡県では令和元年度シカによる被害額は6,400万円。イノシシによる被害額は2億9,400万円に上っております。さらに言うならば、鳥獣被害は耕作者の営農意欲の減退や耕作放棄地の増加につながり、被害額として数字にあらわれる以上の影響を及ぼしています。  本町の鳥獣による農作物被害はどの程度あるのか、伺います。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 本町の鳥獣による農作物の被害でございますが、主にイノシシとシカの被害になろうかと思います。集落被害面積につきましては411アール、被害量は稲で12,333キログラム。野菜で4,079キログラム。果樹で2,432キログラム。合計18,844キログラムでございます。被害金額につきましては465万円の被害となっております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 川根議員。 ◯議員(5番 川根 節生君) 鳥獣被害が増加する背景としては、農村の過疎化や高齢化による耕作放棄地が増加したことや森林管理の粗放化。これは杉林、ヒノキ林が荒れてなかなか管理ができないということです。そういう野生環境が変化したことが考えられます。
     そのような鳥獣被害への対策として、環境省や農林水産省が抜本的な鳥獣捕獲強化対策を策定し2023年、令和5年までにシカ、イノシシの生息数を半減させることを目標として掲げておりますが、本町の鳥獣捕獲数は前年と比較して増えたのか、減ったのか。また、年間目標数はあるのかお聞きいたします。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 本年度は10月までの捕獲量についてでございますけど、イノシシが131頭、シカが147頭、計278頭でございます。前年度の同時期につきましては、イノシシが70頭、シカが171頭、合計が241頭でございまして今年度は37頭の増となっております。  また令和2年度の捕獲目標といたしましてはイノシシが350頭、シカについても350頭でございます。 ◯議長(櫻井 英夫君) 川根議員。 ◯議員(5番 川根 節生君) 年間目標が350頭ということで、これは年度であれば3月までということになりますけれども、達成をぜひしていただきたいとこのようにも思っております。  本町として捕獲事業制度化のさらなる検討、またICT等を利用した捕獲技術、これをICTというのは赤外線センサー等々を使って効率よく捕獲するというようなシステムでございます。そういった新技術の導入を検討していただき、高度化などの積極的な取り入れを推進していただきたい、このようにも思っております。  次に、鳥獣対策の捕獲制度についてお聞きします。国の事業では、鳥獣被害防止特措法による市町村の被害防止計画に基づく取り組みをソフト・ハード両面から総合的に支援をしています。  ソフト事業では鳥獣の生息状況を調査。被害防除技術の実証。囲いワナの設置。ワナの購入等々。ハード事業では、進入防止柵、処理加工施設等の整備というふうになっております。  また捕獲事業では、イノシシ等の有害鳥獣にかかる経費の助成などがあります。本町における被害防止計画に基づく鳥獣捕獲事業の補助、これはどのようになっているのか伺います。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 本町の補助事業についてでございますけど、緊急捕獲活動の交付金、そして侵入防止柵購入助成と、総額で352万円を助成しております。また、国からの助成金を活用いたしまして、先ほどからお話があっておりますICTを活用したワナ捕獲通知システムを購入予定でございます。 ◯議長(櫻井 英夫君) 川根議員。 ◯議員(5番 川根 節生君) ICTを導入予定ということで効率よく捕獲をしていただきたいと、このようにも思っております。本町にあっても近年、中山間地域だけでなく町の中心地までイノシシ等の有害獣が出没する、このような状況にもなっております。地域ぐるみの被害防止活動や侵入防止柵等の整備、拡充が必要であるとこのようにも考えます。これら防止対策を充実していただくよう重ねて要望いたします。  次に、鳥獣被害を防止するための取り組みについて伺います。  国は平成24年3月に、鳥獣被害防止特措法を改正し、対象鳥獣の捕獲等を初めとする被害防止施策の実施に要する費用に対して、財政上の措置を講じるとこのように明記をしています。一定の要件を満たす鳥獣被害対策実施隊等のことでありますけれども本町は被害防止計画、及び鳥獣被害対策実施隊設置の市町村となっておりますが、現在本町には鳥獣被害対策実施隊員は何名おられるのか。また今後、隊員を増やす計画はあるのか。また、1頭当たりの捕獲補助金は幾らなのか、お伺いします。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 現在本町での有害鳥獣捕獲従事者は、全員実施隊員となっていただいておりまして現在43名でございます。隊員を増やしていくために年々高齢化も進んでおりますし、なかなか参加する人が少なくなってきてるということで隊員を増やすための施策といたしまして、狩猟免許試験のときの講習会の受講料等も助成しております。そしてまた1頭当たりの捕獲助成金につきましては11,000円でございます。 ◯議長(櫻井 英夫君) 川根議員。 ◯議員(5番 川根 節生君) 今町長のお話では、43名の方が隊員としておられるということでありました。  国の調査によると平成2年、1990年度における全国の狩猟免許所持者、いわゆるこれは隊員のことですけれども、29万人でしたが年々その数は減少して2016年、平成28年には20万人というふうになっております。また60歳以上の免許所持者の割合、これは65%まで上昇しやはり高齢化が進んでいるということになっております。  先ほど町長の御答弁にもありましたように狩猟免許所持者、これを増やすということが被害防止対策となっております。それで国のほうも捕獲事業を支える、こういった事業者に対してはいろいろな補助等を行っていると。そして育成確保、これを促進していくというふうにもなっておりますのでぜひ本町もこのような事業に対しても前向きに進めていただきたい、このようにも思います。  次に、有害獣による被害を減らすには、年間予算を増額し捕獲数を増やすことも対策の1つだと思っておりますけれども、そのような考えはあるのかお聞きします。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 奨励金といたしまして、平成25年度までが1頭当たりが8,000円でございました。そして奨励していくということで、平成30年度から1頭当たり現在まで11,000円ということになっております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 川根議員。 ◯議員(5番 川根 節生君) 今国は確かにこのイノシシとかシカとかサルとかそういった補助金に対しては、有害獣の補助金に対してはだいたい7,000円から9,000円ということであります。それに比較すると、本町はそれ以上のいわゆる補助金等を出されているということでありますので、他のところに比べるとすごい有益に使っているんじゃなかろうかとこのようにも考えておりますけれども、これ以上の鳥獣被害の拡大を防ぐためにも本町でも積極的な、今言った予算面も含めて対策を講じられるよう検討をお願いしたいと思います。  次の質問に移ります。町有地や町道などの草刈り等の整備や管理について伺います。  雑草が生い茂り人や車などの通行に危険が生じる箇所については、毎年草刈り等の対策を行っておられる、このように思っておりますがその草刈りにかかる費用、これはどのくらいなのか。またどういった予算から支出をされているのか。これをお伺いします。 ◯議長(櫻井 英夫君) 渡邉防災管財課長◯防災管財課長(渡邉 文雄君) 防災管財課の渡邉です。御質問にお答えします。  現在町が行ってる草刈り作業につきましては、道路敷であれば事業課、公営住宅関連の敷地であれば住宅環境課、その他の町有地であれば、主に防災管財課が所管しております。費用につきましてもその所管する課がそれぞれ支出をしており、事業課では年間を通して100カ所以上500万円程度。住宅環境課でも約50カ所500万円程度。防災管財課におきましては、60から70カ所の草刈りを職員で対応していますので、草刈り作業としての予算は計上しておりません。  以上でございます。 ◯議長(櫻井 英夫君) 川根議員。 ◯議員(5番 川根 節生君) 事業課、住宅、防災管財、いろいろな部署に分かれての草刈り作業を行っているというふうなことでありますけれども、一概には言えませんけれども比較できませんが近隣の桂川町ではこの草刈りに対して、土木作業員の賃金が年間630万円。それから専門業者に委託しての草刈りが200万円。また、シルバー人材センター委託料、これが1,570万円という予算を計上して執り行っているということであります。  やはりなかなかこれは人手の要ることでもありますし、その時期に草刈等を行うという限られた部分もありますので、ぜひそういった予算面の工面等もありますけれども町を管理していく、雑草を除去していくという観点から積極的に執り行っていただきたいなというふうにも思っております。  次に、草刈りは定期的に行っているのか、また要望があった順でされているのか。これをお聞きします。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 草刈り作業につきましては、先ほど申し上げました所管するそれぞれの課において行っておりまして年間通じて、定期的に行ってる箇所や要望に応じてその都度実施している箇所などさまざまでございます。危険度や緊急性を考慮して、状況に応じた対応で執り行っているところでございます。  特に町道では通行に支障がある箇所については定期的に実施をしております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 川根議員。 ◯議員(5番 川根 節生君) 定期的に行っておられるということでありますが、住民の方が要望書を出したと。ここが草が伸びているから町のほうに切ってほしい、ということで要望書を出したということなんですけれども、出してもなかなか草刈りを行ってもらえない、そういう声を聞きます。  なぜ時間がかかるのか、お聞きをしたいと思います。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 行政区とか個人の方から要望ありました箇所については、現地を確認の上必要と判断した場合に可能な限り作業を行っているところでございます。ただ梅雨時期とか盆過ぎとかそういった繁茂期については、要望がすごく混みあうというか多く出てくるわけでございまして、そのときはできるだけ緊急性を要するところから行っているところではございますが、今議員から御質問があったとおりなかなか早急に対応できないということもあろうかなと思っておりますので、そういったところも踏まえて住民の要望に応えられるようにスピードを持って頑張っていきたいと思ってるところでございます。 ◯議長(櫻井 英夫君) 川根議員。 ◯議員(5番 川根 節生君) 町長はできるだけ速やかに行っていきたいという御答弁でございますけれども、もしいろんなところから要望書が出て、その件数がすごく多くてなかなか行いたいけども行えないというのが現状であろうかと思いますけれども、そういった時間がかかってくるのであればそのことを提出された区長であったり、そういった要望書を出された方に、今出されているけども今こういう事情で少し遅れますとかいつごろになりますとか、そういったお知らせをやるべきではないか。出された方は出したけれどもいつしてくれるんだろうかと、やっぱり心配をされてます。そういった心配ごとを少しでも払拭するというかなくすためにもそういった連絡等を行っていただきたい、このようにも思います。  ほかにも雑木が大きくなって落ち葉が道路とかに落ちて、町のほうに言ってもなかなか掃除してくれんので自分達で掃除すると。その作業も大変だと。また台風が来たら、この木が倒れて我が家のほうに来るんじゃないか、という御心配もされて不安がられているという方たちもいます。何とか早く伐採してほしいというような声もありますけども、今言った事情でなかなかそこまでスピーディーに対応ができないと言ったこともあります。そういった町民の声を、町としてもぜひ考慮をしていただいて対処をしていただきたい、このようにも思います。予算面などのこともありますけれども町民の声に耳を傾けていただき、できるだけスピーディーな対応をお願いしたい。  雑草抑止対策を行っている他県の取り組みをここで少し紹介をいたしますと、大阪府の和泉市では雑草抑止防草シートを設置し雑草の繁茂を抑えることで、除草費用の削減を図ったり雑草を長期にわたって防止することができると。このような対策を進めているところもございます。  また京都市では除草作業の効率化を図るために、除草の時期や方法これは除草対策などによる雑草の抑制を図るために産学官、いわゆる産業、学者、それから行政。この連携で防草対策方法、どういった方法が一番いいのかというのを研究してやっていると。どういった内容かというと防草シート、除草剤、土系の舗装材。エコクリーンソイルなどなんですけれどもまた防草サンド、そういったものを使って雑草抑止対策の検討を進めています。  そういったことも含めて、本町でもこのような雑草抑止対策を進められてはいかがかなというふうにも思います。そのことによって作業員の負担軽減や経費削減を図ることができます。ぜひ検討をされてみてはどうであろうか。これを提案いたしまして私の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。        ……………………………………………………………………………… ◯議長(櫻井 英夫君) 次に千葉議員。 ◯議員(11番 千葉 加代子君) 皆さんこんにちは。11番議員の千葉加代子でございます。  今年最後の一般質問になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。  はじめに災害時における避難場所等環境整備についてお尋ねします。  川崎町防災マップによると指定緊急避難場所が災害種別ごとの指定で変わりますが15カ所、指定避難場所12カ所、福祉避難場所が2カ所になっています。しかし、高齢者や障がい者が避難する場合、避難場所への移動が困難な場合が多々あります。そのため管理する地区の区長等の判断、もしくは災害が発生するおそれがある場合、地域の公民館・集会所は町が区長等と協議して、自主避難先として開設されることになっています。今年の台風10号はまれに見る台風とかいう噂がありましてかなりの皆さんが事前に避難されました。幸い川崎町には被害はほとんどなかったのですが小学校等に行ってもいっぱいで公民館・集会所に避難された方もいらっしゃいました。その際雨戸がなくて暴風雨で、ガラス戸が割れるのではないかと心配された方が多いようです。  地区公民館等の雨戸設置について町からの助成等はできないでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 現在、町が地区の公民館に助成する制度というのは大規模改修とか、改修するときにたしか2分の1ですか、そういったかたちで町は助成するようになっております。  議員が御質問の災害時における避難場所ということで大規模なかたちが予想される場合は町だけの施設では当然足りませんので、各地区公民館を利用させていただいているのは現状でございます。  いろいろな対応を町も考えていきたいと思っておりますが、とりあえずはそういった改修事業が見込まれるときに一緒に改修を執り行っていきたいというふうに思っております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 千葉議員。 ◯議員(11番 千葉 加代子君) 公民館によっては高台にあるところがあってかなり風が強いケースがあって、石とか折れた木とかが飛んできてガラスでまた避難された方が怪我する状況もありますのでぜひ前向きに検討していただけたらと思います。  次に、災害ボランティアについては平成30年度に川崎町社会福祉協議会との間で災害ボランティアセンターの設置及び運営に関する協定、そして災害発生時における福祉避難所の設置運営に関する協定を締結していますが災害時だけでなく住民による日常的なボランティア活動の育成や支援が大変重要だと思われます。  前町長時代ボランティア育成の施策について、社会福祉協議会と連携してボランティアセンターの設置に向けた取り組みを前進させたいとしていましたが新体制になった今、今後の取り組みについてお尋ねしたいと思います。  現在福岡県内における公設のNPOボランティアセンター連絡会が設置されています。  公設センター連絡会は地方公共団体が設置した施設であることとされ公設公営、公設民営で運営されています。直営で運営されているところもあります。田川市は公設公営です。民営の運営委託は指定管理者や社会福祉協議会が委託先になっています。  今後、ボランティアセンターの設置に向けての取り組みを積極的に進めていただきたいのですが、いかがでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 災害時だけではなく本町における地域福祉活動を充実させるためのボランティア団体等の育成、そしてその支援は今後ともずっと必要不可欠であると考えているところでございます。そのためには住民による地域づくりを高めていく環境づくりが大変重要と認識してるところでございまして、災害時だけのボランティアセンターじゃなくて常設のボランテイアセンターにつきましてはそういった意味でもボランティア活動をしたい個人及び団体とボランティアを必要とする個人及び団体との調整そしてボランティア活動の支援、情報提供、各種講座の開催などボランティアに関する総合的な窓口としての活動を行っていただけるというところでございます。  本町におきましても現在川崎町社会福祉協議会が地域福祉の専門性を活用して各ボランティア団体等と連携し、福祉のまちづくりを展開しているところでございます。  内容的にはボランティアセンターの一翼を担ってるということで社会福祉協議会の位置づけであるのかなというふうには思っておるところでございまして、今後も川崎町社会福祉協議会と連携をいたしましてセンター設置に向けての取り組みを進めてまいりたいと考えております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 千葉議員。 ◯議員(11番 千葉 加代子君) この公設のNPOボランティアセンター連絡会というところは年に2、3回行政の職員と委託していたらそこの社会福祉協議会の職員とかを集めて講座を設けたりいろいろな活動をされています。1つの事業として立ち上げないといけないと思いますので、もし社会福祉協議会に委託する場合は事業として、公設する民営というかたちになる、委託ということになると思いますので予算も少し伴うのじゃないかなというふうに思いますけどぜひ前向きに御検討願いいたします。  次に学習の習熟度等の実態についてお尋ねします。  WISC-IVっていうのは世界で広く利用されている代表的な児童用知能検査で5歳0カ月からから、16歳児11カ月の子どもを対象にしています。15の検査で構成されていて検査を実施することで4つの指標得点言語理解、知覚総合、行動記憶、処理速度とIQが出されます。  小学校や中学校の入学時等にWISC検査は実施されているでしょうか。また実施されているとしたら、町内の件数はどのくらいでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 小峠教育長。 ◯教育長(小峠 英人君) 議員の御質問のWISC検査でございますが議員が説明されましたとおり4つの特性を、まず評価していきます。現在の児童生徒が、その4つの特性からどれ位発達していてどこが苦手であるかを知るための発達検査の1つとなっております。このWISC検査ですけども現在学校入学時にすべての児童生徒がWISC検査を受けるものではありません。  そのほかに発達検査としまして田中ビネー式知能検査やK式発達検査などがあります。何らかの課題があり心配のある子どもさんにつきましては保護者と十分協議のうえ、いずれかの検査を受けてもらっております。  なおWISC検査の検査キットにつきましては、教育委員会に常備しておりますので必要な場合には専門の研修を受けたスクールカウンセラーにより随時検査を行っております。  また先ほどの人数の件ですけども、ちょっと把握しておりませんのでわかりましたらすぐに報告をさせていただきたいと思います。 ◯議長(櫻井 英夫君) 千葉議員。 ◯議員(11番 千葉 加代子君) 小学校5年生の児童が中学校になるときに、特別支援学校に行くのを勧められたということを聞いています。  そういう場合の対応はどのようにされているでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 教育長。 ◯教育長(小峠 英人君) どのような状況の障がいがあるかっていうのは把握しておりませんけども、当然担任の先生や保護者はその子についての身体状況また知的な能力というのはいろんな場面で協議をしてると思います。  その中でより専門的な少人数で、より専門的な対応のほうが適切であると判断した場合には特別支援学校のほうも推薦しているということになると思います。 ◯議長(櫻井 英夫君) 千葉議員。 ◯議員(11番 千葉 加代子君) WISCは周囲の大人や指導者にどういう教え方がこの子にとってベストなのかの方向性を示す役割をします。発達障害の子どもに共通しているのは理解すべきことが理解できない、さっきしたことをすぐ忘れてしまう、ルールを守れないということです。それは子どもの知能が高い低いという問題ではなく持っている特性のために見たらわかることや、聞いたらわかることがわかりづらくなっているということだそうです。  ボーダーの子どもや理解が十分でない子どもについての対処や関わり方は今現在どのようにされているでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 小峠教育長。 ◯教育長(小峠 英人君) 議員が言われておりますボーダーというラインでありますが、先ほどの3つの検査でIQが70から80、若干のこれは差があります。70から80を指している子どもたちをボーダーのラインにいる子どもたちと言われています。  社会性、コミュニケーション能力、知的なもの、情緒等も含めまして何らかの課題があり発達障害があるのではないかとなった場合には、発達障害の専門的有識者からアドバイスをいただきその子どもに合った対応をしてるとこです。  ではその対応、関わり方でございますが幾つかの呼び名がありますが中学校や高校の場合には、習熟度別と能力別あります。小学校の場合にはどちらかというと、少人数分割、興味関心分割とかただの少人数取り出しというのをしております。その全てにあてはまるわけでありませんが、小中学校に関しましてはなかなか大人数、30人を超える中では落ち着かない子どもたちがいる。全体の速さにはなかなかついていけない。問題の意味を1度ではなかなか理解するのに時間がかかる。そういう子たちを中心に保護者と十分話し合いをして川崎町のほうでは、少人数学習とか取り出し学習ということで、その子に合った対応しております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 千葉議員。 ◯議員(11番 千葉 加代子君) 親の所得が子どもの学力に影響を与えるとの指摘があります。将来の貧困を防ぐためには低学力からの脱却が重要であり、学校教育による学力保障が重要となってきます。  内閣府は将来的な貧困を予防するという観点から低所得世帯の子どもだけではなくすべての子どもを対象とし学力に課題がある子どもの割合を把握することを必要としています。
     子どもの貧困に関する施策には貧困等に起因する学力課題の解消のための教員定数の加配措置、地域未来塾による学習支援の充実、生活保護世帯の子どもを含む生活困窮世帯への子どもの学習支援があります。  東京では東京方式習熟度指導ガイドラインというのがありまして、小学校の算数では小学校卒業までに全ての児童が東京ベーシックドリルをクリアしていること。小学校卒業までに全ての児童が児童生徒の学力向上図るための調査の目標値をクリアすることが目標とされています。  本町でもいろいろな施策をされていると思いますけれどもこのガイドライン、全て小学校卒業するまでに覚えていかないといけないということにつきましてはどのような指導をされているでしょう。 ◯議長(櫻井 英夫君) 教育長。 ◯教育長(小峠 英人君) まず職員の定数関係についてでありますが現在、国や県のほうから非常勤講師ということで15時間働ける先生方をそれぞれの学校で1名から2名いただいております。  また少人数加配とか、指導方法工夫改善加配というかたちで本来であれば児童生徒の数に合わせての定数の先生がいるわけですが、その定数よりさらに多くの先生方をいただいておりまして、その先生方で、先ほどのコース別学習や少人数学習というのはやっております。  なお、先ほどの質問でございますが特に川崎町でこのような範囲というものは決めておりませんが学習指導要領というのがございますので、この学習指導要領にのっとって落ちのないようにということで教科書それから授業時数等しっかり確認しながら授業を行っております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 千葉議員。 ◯議員(11番 千葉 加代子君) 私も学びっこ教室に週3回行っていますけれどもなかなか小学校2年生のほう、コロナの関係で全員が対象になってるんですがなかなか応用問題の読解力がないっていうのをものすごく痛感しています。簡単なことを目に見てわかるようなことがわからないというのが1人2人じゃなくて、それがきちんと理解できればもう少し学習の習熟度が進むんじゃないかなというふうに思っています。  最後に、少子高齢化による集落の活性化と支援の取り組みについてお尋ねします。  過疎関係市町村は、全国都道府県内に817団体あり全市町村の約5割となっています。過疎地域の人口は全国の約1割、面積は全国の約6割ということで範囲が広いけれども人数が少ないということになっています。  国は過疎対策として、公共事業の地方債のソフト事業及び対象施設の拡充と補助率をかさ上げしています。  所管は多岐にわたりますが、町としてはどのような支援対策を考えているでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 過疎対策事業についての御質問だと思います。御存じのとおり今現行の過疎法が今年度中で失効ということを迎えております。今国のほう、いろんな省庁が政治家等も協力しながら新しい過疎法を成立させようということで努力をしております。その結果がもう間もなく出るところでございます。  そのような中、やはり本町といたしましても過疎地域に指定されておりましてこの過疎事業を中心にソフト事業そしてハード事業もさまざまありますけど、総合的にそういったものを有利な制度を使って活性化に向けての事業展開してまいりたいと思っております。 ◯議長(櫻井 英夫君) 千葉議員。 ◯議員(11番 千葉 加代子君) コロナ禍で地域の事業がいろいろ取りやめになって行政区や組を抜ける方が増えてきているということを聞いています。地域のさまざまな行事を支援することによって、地域住民の自主性を誘発し推進を図ることができると思います。生活環境の美化、例えば草刈りとか溝掃除、花いっぱい運動、廃品回収そういうものについては、以前町からいくらかの助成があったのではないかというふうに思っています。また伝統行事祭り、獅子舞等については過疎対策の中にも謳われています。地域におけるこれらの取り組みは少子高齢化の今コミュニケーションの場となり町が支援することにより継続が可能になってくると思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長(櫻井 英夫君) 町長。 ◯町長(原口 正弘君) 本町の新たなまちづくりを進めていく上で行政だけでなく町民そして事業者、地域コミュニティなどのさまざまな主体が共同していくことが必要となってきてるわけでございます。  第6次川崎町総合計画においても行政と地域住民が協働を推進するつながりを育むということを基本目標の1つにしているわけでございまして、現在地域の伝統行事とかそういった活動が停滞しているということも十分聞いております。そのなかでやはり伝統行事に必要なものに対しての助成事業コミュニティ事業とかも活用しながら助成していきたい。  それから美化活動につきましても今町民全体でやっている美化活動をもうちょっと膨らまして企業等にも協力をお願いしながら町内の美化活動を推進していきたいということもあります。  それとまた今年度から新たに始めましたスマートウェルネス事業。これは町全体の健康づくりを推進していくということで各公民館事業にこれを発展さしていきたいなと思っております。そしてこれを全町的に取り組むことでそこでのつながりそして地域を思うことそして基本的な健康を維持するということにつながってくるのではないかなと思っておるところでございまして、いずれにいたしましても町民一人ひとりがつながりを持ってふるさと川崎町に住む以上は健康で楽しく住んでいただきたいと思っておりますので、できる限りのことを町としても取り組んでまいりたいと思ってるところでございます。 ◯議長(櫻井 英夫君) 千葉議員。 ◯議員(11番 千葉 加代子君) 本町の基幹産業である農業も後継者不足で営農意欲が低下し耕作放棄地が増える悪循環が生じています。  町として最善の支援がなされることをお願いして、私の一般質問終わります。  ありがとうございました。        ────────────・────・──────────── ◯議長(櫻井 英夫君) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  次回の本会議は、明日10日木曜日となっておりますので報告いたします。  本日はこれにて散会いたします。どなたも御苦労さまでした。                  午前11時55分散会        ────────────────────────────── Copyright © KAWASAKI TOWN ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...