北斗市議会 > 2021-03-02 >
03月02日-議案説明・質疑・委員会付託・一般質問-01号

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  1. 北斗市議会 2021-03-02
    03月02日-議案説明・質疑・委員会付託・一般質問-01号


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    令和 3年  3月 定例会(第1回)        令和3年第1回定例会会議録(第1号)                 令和3年3月2日(火曜日)午前10時00分開会     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━〇会議順序(議事日程) 1.開 会 宣 告 1.開 議 宣 告 1.日程第 1 会議録署名議員の指名について 1.日程第 2 会期の決定について 1.日程第 3 諸般の報告について 1.日程第 4 議案第1号令和3年度北斗市一般会計予算についてより議案第8号令和3         年度北斗市下水道事業会計予算についてまで 1.日程第 5 議案第9号令和2年度北斗市一般会計補正予算についてより議案第14号         令和2年度北斗市下水道事業会計補正予算についてまで 1.日程第 6 議案第15号北斗市空家等の適切な管理に関する条例の制定について、議         案第18号北斗市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正につい         て、議案第20号北斗市職員の給与に関する条例の一部改正についてより         議案第22号北斗市地域振興基金条例の一部改正についてまで及び議案第         24号長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の一部改正         について 1.日程第 7 議案第16号地方税法の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例の制         定について、議案第17号新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部改         正に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について、議案第19号北斗         市特別職非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について         及び議案第25号北斗市国民健康保険税条例の一部改正についてより議案         第32号北斗市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等         を定める条例の一部改正についてまで 1.日程第 8 議案第23号北斗市手数料徴収条例の一部改正について及び議案第33号         市道路線の認定についてより議案第40号北斗市観光交流センター別館に         おける指定管理者の指定についてまで 1.日程第 9 通告による一般質問 1.延 会 宣 告   ─────────────────────────────────────────〇出 席 議 員(22名) 議 長  4番 中 井 光 幸 君  副議長 21番 白 戸 昭 司 君      1番 仲 村 千鶴子 君       2番 渡野辺 秀 雄 君      3番 前 田   治 君       5番 伊 藤 洋 平 君      6番 佐々木   亮 君       7番 髙 村   智 君      8番 新 関 一 夫 君       9番 花 巻   徹 君     10番 寺 澤 十 郎 君      11番 吉 田 直 樹 君     12番 玉 森 大 樹 君      13番 栃 木 正 則 君     14番 工 藤 秀 子 君      15番 高 田   茂 君     16番 小 泉 征 男 君      17番 白 石 勝 士 君     18番 山 本 正 宏 君      19番 水 上   務 君     20番 秋 田 厚 也 君      22番 坂 見 英 幸 君   ─────────────────────────────────────────〇会議録署名議員      1番 仲 村 千鶴子 君      12番 玉 森 大 樹 君   ─────────────────────────────────────────〇本会議に出席した説明員 市     長  池 田 達 雄 君    教 育 委 員 会  永 田   裕 君                       教  育  長 選挙管理委員会  種 田 信 二 君    代 表 監査委員  野 口 秀 一 君 委  員  長 農業委員会会長  和 田 勝 雄 君   ─────────────────────────────────────────〇市長の委任を受けた者で、本会議に出席した説明員 副  市  長  工 藤   実 君    会 計 管理者・  出 口 弘 幸 君                       総 務 部 長 市 民 部 長  深 田 健 一 君    民 生 部 長  浜 谷   浩 君 経 済 部 長  松 野 憲 哉 君    建 設 部 長  山 崎 勝 巳 君 総 合 分庁舎長  田 中 正 人 君    総務部出納室長  小 林 博 郁 君 総務部総務課長  小 坂 正 一 君    総務部企画課長  楠 川   修 君 総務部財政課長  川 原 弘 成 君    総務部税務課長  上 野 雅 弘 君 総務部収納課長  佐 藤 明 男 君    市民部市民課長  京 谷 弥 生 君 市民部環境課長  川 島   勉 君    市  民  部  高 田   剛 君                       七 重 浜支所長 市  民  部  加 藤   聡 君    民  生  部  佐 藤 雅 彦 君 茂 辺 地支所長               社 会 福祉課長 民生部子ども・  松 本 教 恵 君    民  生  部  田 中   宏 君 子育て支援課長               保 健 福祉課長 民  生  部  高 松 孝 男 君    経済部農林課長  天 満 浩 之 君 国 保 医療課長 経  済  部  石 坂 弘 之 君    経  済  部  澤 口 則 之 君 水産商工労働課長              水産商工労働課                       水 産 担当課長 経済部観光課長  新 川   学 君    建設部土木課長  若 山 太 一 君 建  設  部  山 崎 孝 人 君    建  設  部  中 谷 雅 昭 君 都 市 住宅課長               上 下 水道課長 総 合 分 庁 舎  佐 藤   毅 君    総 務 部総務課  前 澤 正 毅 君 市 民 窓口課長               総 務 係 長   ─────────────────────────────────────────〇教育委員会教育長の委任を受けた者で、本会議に出席した説明員 教 育 次 長  梅 田 一 生 君    学 校 教育課長  小 野 義 則 君 社 会 教育課長  京 谷   亨 君    学 校 給 食  畑 山 弘 司 君                       共同調理場所長   ─────────────────────────────────────────〇選挙管理委員会委員長の委任を受けた者で、本会議に出席した説明員 書  記  長  小 坂 正 一 君   ─────────────────────────────────────────〇農業委員会会長の委任を受けた者で、本会議に出席した説明員 事 務 局 長  吉 田 賢 一 君   ─────────────────────────────────────────〇本会議の書記(議会事務局) 事 務 局 長  山 田 敬 治 君    次     長  大井川 かおり 君 議 事 係 長  寺 田 純 一 君 (午前10時00分 開会) ────────────────── △開会宣告・開議宣告  ────────────────── ○議長(中井光幸君) おはようございます。 ただいまから、令和3年第1回北斗市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 ────────────────── △日程第1   会議録署名議員の指名について ────────────────── ○議長(中井光幸君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、     1番 仲 村 千鶴子 君    12番 玉 森 大 樹 君を指名いたします。 ────────────────── △日程第2   会期の決定について ────────────────── ○議長(中井光幸君) 日程第2 会期の決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 今定例会の会期は、本日から12日までの11日間といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 御異議なしと認めます。 よって、今定例会の会期は、本日から12日までの11日間とすることに決定いたしました。 なお、会期日程は、既に配付のとおりであります。 ────────────────── △日程第3   諸般の報告について ────────────────── ○議長(中井光幸君) 日程第3 諸般の報告をいたします。 今定例会において、市長から提出された議件は、議案第1号より議案第40号までの、以上40件であります。 本日の議事日程は、印刷してお手元に配付のとおりであります。 地方自治法第121条の規定により、本会議に出席を求めた説明員及びその委任者は、その職氏名を印刷して、お手元に配付のとおりであります。 次に、監査委員から、令和2年11月分から令和3年1月分までの例月出納検査報告書及び財政援助団体等監査報告書が提出されましたので、その写しをお手元に配付いたしました。 次に、今定例会に出席する説明員の会期中における一般質問並びに議案の審議に伴う入退席については、あらかじめこれを許可することにいたします。 次に、今定例会に出席する議員、説明員、傍聴者及び報道関係者については、議事堂内においてはマスクを着用することにいたします。 また、発言をする場合においても、マスクを着用したまま行うことにいたします。 次に、議員及び説明員の本会議への水の持込みについては、登壇予定であった者に限り、持込みを許可することにいたします。 以上で、諸般の報告を終わります。 ────────────────── △日程第4   議案第1号令和3年度北斗市一般会計予算についてより議案第8号令和3年度北斗市下水道事業会計予算についてまで ────────────────── ○議長(中井光幸君) 日程第4 議案第1号令和3年度北斗市一般会計予算についてより議案第8号令和3年度北斗市下水道事業会計予算についてまでの、以上8件を一括議題といたします。 本件に関しては、市長から令和3年度の市政執行方針の説明のため発言を求められておりますので、これを許可いたします。 池田市長。 ◎市長(池田達雄君) 令和3年第1回北斗市議会定例会開会に当たり、新年度の市政執行に臨む基本方針と施策の一端を述べさせていただきます。 私が平成30年1月から1期目の市政の舵取りを担わせていただき、本年は4年間の任期の締めくくりの年となります。 市長就任時に公約として掲げた七つの政策目標に基づく各施策については、議員各位の御理解を賜り、この4年間で全てを実施できるものと考えています。 とりわけ人口減少問題への取組については、子育て支援の充実や移住・定住の促進など、SDGsの理念も踏まえ、可能な限り広く力を注いできたところであります。 本年2月1日には、北斗市の誕生から15周年を迎えたところでありますが、この間、市民の皆様、議員各位のお力添えにより、円滑な市政運営が図られていることに対しまして、心からお礼を申し上げるものでございます。 さて、我が国の経済情勢は、令和2年1月に国内で最初の感染者が確認された新型コロナウイルス感染症の影響を引き続き受け、今後も感染状況の推移に景気が左右される状況が続くものとされています。 世界各国で感染症が再流行する中、観光客の入国規制の緩和は難しく、インバウンド需要はほぼゼロの状況が続く見通しであり、一方、内需についても、ワクチンの普及には時間がかかると見られるため、失業率の上昇や賞与の下振れなど、雇用・所得環境の悪化による個人消費の低迷は長期化となる可能性が高いとされています。 このような状況の下、政府は新型コロナウイルス感染症の拡大防止策、ポストコロナに向けた経済構造の転換・好循環の実現、防災・減災、国土強靭化の推進など、安全・安心の確保を三つの柱とした、国民の命と暮らしを守る安心と希望のための総合経済対策を策定したところであります。 北斗市では、令和2年度においては、適宜新型コロナウイルス感染症への対策に関する補正予算を計上し、緊急かつ集中的な多岐にわたる取組を進めてきたところでありますが、新年度においても、国や北海道の対策を踏まえつつ、令和2年度の繰越明許予算及び新年度予算により、市民の皆様、市内事業者の皆様が安心して暮らせるよう、引き続き各種対策を講じてまいりたいと考えています。 さらに、第2次北斗市総合計画、第2期北斗市まち・ひと・しごと創生総合戦略などの行政計画を着実に展開し、誰一人取り残さない包摂的な社会の実現を目指すSDGsの理念に基づくまちづくりの推進に向け、市民目線に立ち、市民による市民のためのまちづくりを1期目の集大成として進めてまいります。 初めに、市政に当たります私の基本方針について申し上げます。 冒頭申し上げました新型コロナウイルス感染症への対策については、危機管理上、重大な課題であるものと認識しており、皆様の御理解のもとに、三つの密を避けるなどの基本的な感染防止対策について、より一層推進することに加え、PCR検査等への支援、円滑なワクチン接種体制の構築、地域社会のデジタル化への対応など、様々な局面において適切かつ迅速な施策を講じてまいります。 また、全国的な問題となっている少子高齢化と人口減少の進行は、まちづくり全般に大きな影響を及ぼすことが懸念されることから、将来にわたって持続可能なまちづくりにつなげるため、中長期的な視点に立ち、地域において「まち・ひと・しごと」が好循環を生む施策を実行してまいります。 私は就任当初から、「躍動する都市、北斗市の創生」を目指し、「みんなが住みよいまちづくり」の実現に向け、第2次北斗市総合計画及び北斗市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づいた各種施策を着実に取り組んでまいりましたが、新年度においても、引き続き市民目線の視点を持ちながら、「創る」、「つなげる」、「広げる」をキーワードに、施策展開を図ることを市政の基本方針とするものであります。 次に、今申し上げた市政の基本方針に基づき、新年度に取り組む主要な施策について御説明申し上げます。 第1は、人口減少問題への取組についてであります。 人口減少問題への取組の柱であります子育て支援については、国に先んじて支援の充実を図ってきた強みを生かし、妊産婦の健診や子ども医療費助成、産後ケア事業の拡充、多様な保育サービスなど、現行サービス水準を引き続き維持するほか、新年度は令和4年度から子ども家庭総合支援拠点を開設するための準備に取り組みます。 さらに、幼児教育無償化による保育ニーズの高まりに対応できるよう、保育士不足の解消に取り組み、妊娠、出産から育児、子育て期まで、切れ目のない施策を展開してまいります。 移住・定住促進対策については、粘り強く進めなくてはなりません。北斗市の魅力や優位性を内外に発信し、北斗市が選ばれるために必要な認知度をより高めることを基本に、新年度は令和2年度より実施した奨学金制度の拡充に加え、新たにUIJターンの促進による若年層の回帰と社会動態の改善を図るため、UIJターン奨学金償還支援事業を実施してまいります。 また、「音楽のまち・ほくと」を基軸とした市民総ぐるみによるシティプロモーションを引き続き展開し、北斗市の認知度と地域イメージの向上を図ってまいります。 さらに、移住就業支援交付金については、制度の実行性を高めるため、交付金の上限額を5万円から10万円に拡充いたします。 なお、令和元年度から実施している福祉職人材回帰マッチング事業については、こうした移住施策の見直しのほか、奨学金制度の拡充、保育士不足の解消策の実施などを勘案し、廃止といたしました。 生活環境面の課題であります空き家対策は、本定例市議会において上程している空家等の適切な管理に関する条例に基づき、改めて所有者の理解を深め、空き家等の適切な管理及び利活用、特定空き家等の除去をより一層推進するとともに、現在開設している空き家バンクの利用促進を図るなど、関連施策の展開と併せて、良好な生活環境を確保してまいります。 第2は、北海道新幹線効果拡大への取組についてであります。 地域経済の活性化を図るためには、北海道新幹線をはじめとする交通アクセスに恵まれた立地環境や、豊富な地域資源などの北斗市の優位性を最大限に生かし、企業誘致や観光振興による雇用や新たな人の流れを創出しなければなりません。 観光振興については、平成31年3月に策定した北斗市観光振興プランⅡに基づき、豊富な地域資源を生かした集客策を講じ、四季を通じた観光客の入り込みや滞在時間の延長を図ることが重要であります。 また、北海道・東北エリアなどの比較的近距離をターゲットとした観光施策、夏から秋に向かっての誘客施策など、ポストコロナの視点で観光振興を図る必要があります。 新年度は、令和4年度からの商品化を目指している着地型観光を確立するための担い手づくりに重点を置くほか、令和2年度より実施した秋季の観光客誘致を図るための紅葉回廊事業をさらに充実してまいります。 新函館北斗駅前のにぎわいづくりについてですが、新型コロナウイルス感染症の影響により、北海道新幹線の利用客数は大幅に減少している状況であり、観光交流センターの本館及び別館の活性化に資する取組は引き続き実施する必要があります。 新年度は、地元の方にも来訪していただける魅力的な誘客策として、新函館北斗駅前通りを歩行者に開放し、食をテーマとしたイベントを実施するなど、令和元年度に策定した観光交流センター運営計画及び実施計画支援業務による成果をより具体化する施策の展開を図ってまいります。 スポーツ合宿については、平成24年度の開始から着実にリピーターが増加しており、交流人口の増加、地域経済への波及効果という点においても重要な役割を担っています。 また、令和2年度に供用開始した運動公園フットボール場により、スポーツ合宿誘致の幅も広がっており、新年度も引き続き実施してまいります。 第3の、力強く成長する産業の形成でありますが、新年度におきましても、現行の支援制度を継続する中で、1次産業、商工業のバランスのとれた振興を図ってまいります。 農業については、引き続きスマート農業の推進を加速させるとともに、新年度においても施設園芸用ハウス等の導入への助成を行うほか、乳用牛の性判別精液購入費用への助成を新たに実施します。 また、現在、文月地区で民間事業者による計画の具体化が期待されるワイン醸造所等の建設計画については、大野農業高等学校との交流や、サッポロビール株式会社が三ツ石地区に開園しているグランポレール北海道北斗ヴィンヤードとの連携など、様々な相乗効果を生むものであり、行政としてできる限りの支援を行ってまいります。 林業については、近年、自然災害による甚大な被害が発生していることを受け、災害防止などの観点からも、森林整備の推進が喫緊の課題となっていることから、国は令和2年度より、森林環境譲与税を前倒しで増額しています。新年度は、この森林環境譲与税を活用し、未整備私有林の現況調査を実施するほか、木製の玩具を出生の記念品として贈呈してまいります。 水産業については、ウニ、ホッキ、アサリ、アワビ、カキ、ナマコの育てる漁業への助成を引き続き行うほか、不漁が続く秋サケ漁に代わる新たな魚種、養殖漁業の拡大、持続可能な漁業に向けた振興施策への絞り込みなどについての検討を進め、所得の安定化を目指してまいります。 雇用対策については、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、全国的に雇用環境の悪化が懸念される中、人口減少問題への取組としても重要な雇用創出を図るため、企業へのトップセールスなど、積極的な企業誘致活動とともに、雇用創出のための施策を展開してまいります。 商工業については、みらい基金を充て、令和2年度より実施している商店街等元気づくり事業補助金が有効に活用されていることから、各種の需要に適切に対応するため、予算を大幅に増額しています。 また、中小企業競争力向上事業補助金などの商工業活性化支援施策や、中小企業への支援施策については、新年度も引き続き実施し、地域経済の活性化を図ってまいります。 第4は、次代を担う子供への応援についてであります。 次代を担う子供たちは、北斗市にとっての大きな財産であり、学校、家庭、地域が連携した教育を推進できる教育環境の整備に努めることが必要であると考えています。 そのため、北斗市教育大綱に基づき、教育委員会と連携し、子供たちの力を引き出す教育環境づくりをしっかりと進めてまいります。 新年度の教育行政執行方針は、この後、教育長から申し上げますが、私に与えられた責務をしっかりと果たすべく、教育環境対策として、令和2年度、償還免除の拡充や、入学一時金を追加するなどの拡充を図った奨学金制度については、新年度においても引き続き実施するほか、国のGIGAスクール構想により導入した児童生徒1人1台のタブレット端末の効果的な活用を図るための支援事業を実施してまいります。 さらに、補助教員の配置、英語検定料の助成、学校施設や保健体育施設の長寿命化など、安全・安心な学校づくりのため、必要な予算の確保に努めたところであります。 なお、新年度に予定していた久根別小学校の大規模改修事業及び石別中学校のアスベスト材除去事業については、国の補正予算を活用し、令和2年度で予算措置を行い、繰越明許費により事業を実施してまいります。 第5は、若者や女性、高年齢者がチャレンジできる環境づくりであります。 新年度においても、起業の促進を図るため、函館地域産業振興財団との連携のもと、引き続き創業者への支援を実施することとしているほか、市独自の利子補給や信用保証料補給交付金についても、資金需要に対応できるよう、予算を確保したところであります。 子育て世代への支援については、第2期北斗市子ども・子育て支援事業計画に基づき、基本的視点である子供を産み育てる環境の充実、子育て環境の充実、子供への虐待防止の推進のための施策を展開してまいります。 放課後児童クラブについては、令和2年度より安定的な運営や保護者の皆様のニーズにできる限り応えることができるよう、全てのクラブを社会福祉法人に委託し、充実を図ってまいりましたが、新年度は茂辺地地区での開設のための課題について整理・調整を行い、開設に向けた関係機関との協議を継続してまいります。 また、潜在的待機児童への対策については、人口減少問題への取組でも申し上げました、保育士不足の解消策や保育施設の環境整備が必要でありますので、七重浜地区から久根別地区における既存の保育所等の定員拡大が可及的速やかに実現できるよう、子育て支援センターの統廃合について、関係法人との協議を進めてまいります。 第6は、安心・安全な都市環境の整備であります。 1点目は、災害対策・消防力の強化といたしまして、いつでもどこでも起こり得る災害に対し、人的・経済的被害を最小限にとどめる「減災」という考えを基本に、「自助」・「共助」・「公助」の意識の醸成を図りながら、防災体制の確立に努めてまいります。 新年度は、防災ラジオの導入に向けた戸別受信機の受信状況調査を実施するほか、避難所等に公衆Wi-Fi環境を整備してまいります。 消防・救急体制については、清川分団詰所の移転建て替え事業を実施するほか、消防指揮車を更新することとしております。 2点目として、道路や河川、公園、公営住宅、上下水道などの社会資本については、将来需要を見通した改修や、長寿命化対策を基本として取り組んでまいります。 市道整備については、千代田第2号線などの8路線、橋梁整備については大工川橋などの4橋、河川整備については大当別川などの3河川、また、街路事業として引き続き上磯田園通線及び大野市街通の整備を進めてまいります。 運動公園については、スポーツや遊びを通じて、子供から高齢者までのみんなが愛着を持てる運動公園を目指し、再整備に向けて始動します。 主な整備構想としては、子供たち向けには、水遊び場や裸足で遊べる芝生公園、親子で遊べる遊具の配置、親子向けには、バーベキューやピクニックが楽しめるコーナーの設置、大人向けには健康遊具やベンチを配置した周回コースの設置を予定しています。 スポーツ面では、老朽化した野球場やテニスコートの照明設備の更新、アップスペースの確保など、機能の充実を考えています。新年度は実施設計を行い、工事期間は令和4年度から令和7年度までを予定しています。 また、市営住宅ですが、茂辺地北斗星広場の隣に完成する茂辺地中央団地については、新年度に外構工事を実施するほか、市営住宅長寿命化事業として、富川団地など4団地の整備を進めてまいります。 3点目は、将来の経済基盤づくりのため、都市計画の面から取り組むべき対策であります。 新型コロナウイルス感染症への対応が長期化する中にあっても、地域におけるさらなる働く場の創出は喫緊の課題であることから、交通結節点という地理的優位性を生かし、都市計画が機敏に対応できるよう、北斗追分インターチェンジ付近などの市街化調整区域における地区計画制度の活用について、引き続き検討、協議を進めてまいります。 4点目は、環境施策についてであります。 市民の生活環境については、安心・安全な環境づくり、快適性を高める環境づくり、住みよさを実感できる環境づくりをさらに進めていく必要があります。 新年度は、ごみの分別を促進するアプリを導入し、ごみの減量化、資源ごみの分別収集による資源化への効果などについて、市民の皆様の理解を深め、引き続き御協力をお願いしてまいりたいと考えています。 5点目は、公共交通についてであります。 地域公共交通は、高齢化や人口減少の影響による交通需要の変化を見据えた対策が必要であります。新年度は、北斗市における公共交通の課題解決を図り、持続可能な地域公共交通の在り方に関する計画を策定するとともに、市民の日常生活の移動性を高め、幹線交通を補完する新たな交通モードとして、巡回ワゴンバスの実証運行のスタートに向けた検討を進めてまいります。 第7は、安心できる福祉、暮らしに身近な環境の向上であります。 第1の人口減少問題への取組でも申し上げました子育て支援をはじめ、高齢者や障害者の保健福祉、また、市民の健康づくりのための施策や、各種の医療費助成制度は,新年度におきましてもサービス水準を維持するとともに、一部施策の拡充を図りながら推進してまいります。 新年度は、令和2年度中に策定する第6期北斗市障がい者福祉計画、第2期北斗市障がい児福祉計画及び第8期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画を着実に実行し、それぞれの施策の充実・展開を図ってまいります。 なお、第8期介護保険事業計画における介護保険料については、第7期介護保険事業計画と同額のままとしたところです。 市民の自主的な健康づくりに対しましては、疾病予防に努めていただくことが重要という考えから、各種検診や各種予防接種に対する費用の助成、特定健康診査の受診率向上対策など、引き続き実施するとともに、新年度は中学生を対象とするピロリ菌検査を申込制から原則義務制とするほか、医療と介護の双方を必要とする高齢者の皆様が在宅医療と介護を一体的に受けることができるよう、医療機関と介護事業所等との協働、連携を図るための事業を実施してまいります。 また、多様な市民活動の促進と地域コミュニティーの形成を図るため、新たに地域応援元気づくり補助金を創設し、第2期北斗市まち・ひと・しごと創生総合戦略の四つの基本目標の実現に資する市民活動への支援を行ってまいります。 以上、七つの政策目標に基づく新年度の主要施策について申し上げました。 冒頭でも申し上げましたが、長期化する新型コロナウイルス感染症の影響により、これら主要施策の裏づけとなる新年度予算では、主たる一般財源である市税は大幅な減収となる見込みとなっています。北斗市では、令和2年度、「市内における感染予防」、「市民生活に対する支援」、「地域経済活動の下支え」、「今後の感染拡大局面への備え」の四つの基本方針の下、本定例市議会までの間に第11弾までの新型コロナウイルス緊急対策事業を実施してまいりました。 しかしながら、私も憂慮していました感染クラスターが市内において発生したところであります。このことから、市民の皆様、市内事業者の皆様の暮らしを守るため、今後も躊躇なく国からの財政措置と財政調整基金を活用し、切れ目のない対策を講じる所存であります。 また、新型コロナウイルスワクチンの接種についても、庁内において接種対策チームを編成し、市民の皆様が安全・安心に接種を受けられるよう、万全を期してまいります。 新年度は、新型コロナウイルス感染症への対応を念頭に置き、また、「事業の選択と集中」の考え方のもとに予算編成を行ってまいりました。 新年度における各種施策の展開に当たっては、より一層職員の個々の能力を引き出し、資質の向上やスキルアップを図ることが不可欠であります。令和2年度から実施した北斗リノベーションプロジェクトは、若手職員の企画力、政策立案力の向上に資する取組であるものと考え、新年度も引き続き実施し、北斗市人材育成アクションプランに基づく職員の適正な配置と、eラーニング講座など、研修事業と人事評価制度の拡充を図り、社会の多様性を見据えた市役所の機能強化を目指してまいります。 市長に就任した当時から、地方債や基金の依存度が高い状況にあるなど、財政状況は予断を許さない状況ですが、市民の皆様の暮らしを守る施策や将来の発展につながる投資は引き続き実行していかなければなりません。 人口減少問題への取組のほか、七つの政策目標の実現に向けて、PDCAサイクル、「事業の選択と集中」、そして市民の皆様との情報共有をより一層進めるため、私が先頭に立ち、市役所全職員一丸となって施策の推進に当たってまいることを改めて申し上げるものでございます。 以上、新年度の市政に臨む私の所信を述べさせていただきました。 私は就任当時から、市民の皆様が誇りに思える北斗市を目指し、SDGsの理念と、「市民目線に立ち、市民による市民のためのまちづくり」を進めること、この二つの理念を忘れずに市政運営に取り組んでまいりました。 新年度は私の1期目の最終年となりますが、北斗市議会議員各位、そして市民の皆様のさらなる御支援と御協力を賜りますよう改めてお願い申し上げ、新年度に当たっての所信といたします。 ○議長(中井光幸君) 続いて、教育長から令和3年度の教育行政執行方針の説明のため発言を求められておりますので、これを許します。 永田教育長。 ◎教育長(永田裕君) 令和3年第1回北斗市議会定例会の開会に当たり、教育委員会所管に関する執行方針について申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願いする次第であります。 昨年は、新型コロナウイルス感染症の世界的な蔓延により、1億人以上の人々が感染し、多くの死傷者を出し、未曽有の災害となりました。 感染拡大を防ぐために人の動きが制限され、日常における生活様式が大きく変わることとなり、様々なイベントや行事が制限され、東京オリンピック・パラリンピックが1年間延期になるなど、観光業や飲食業を中心に大きな打撃を受けることとなりました。 学校教育の分野におきましても、学校が長期の休業を余儀なくされ、分散登校、運動会や文化祭等、行事の縮小、常時マスクの着用、近距離での会話や行動の制限など、子供たちは大きなストレスを抱えることになり、先生方や保護者にとっても大きな負担を強いられることになりました。 一方では、5か年計画で進められていたGIGAスクール構想が、学校の休業を想定した中で、前倒しで1人1台のタブレット端末の整備が完了し、各学校におきましても、その活用方法や扱い方法について、研究や実践を積み上げているところであります。 北斗市の教育の基本的な考え方につきましては、令和2年度と同様に、SDGsの理念である、誰一人取り残さないという考え方を基本とし、持続可能な社会を形成していくために、児童生徒が自ら考え、解決していくための手段として、ICTの活用、コミュニケーション能力の育成を進めていくことが必要であると考えています。 また、これからの時代において、知識を得ることを主とした教育から、個人の長所や優れた部分を発見し、伸ばしていくことを中心に考えていかなければならないと思っております。 令和2年度は、新学習指導要領が小学校で全面実施され、新年度では引き続き中学校で全面実施されることになります。 大きな社会問題である人口減少はそのまま加速する一方で、超情報化時代への進展は目を見張る勢いで進んでおり、これからの社会へ対応できる教育を行わなければならないと考えています。 今まで重点的に取り組んできた学力の向上につきましては、家庭、学校の協力により、一定の成果があったことと思っています。基礎学力はどんな時代においても必要不可欠なものであり、今後においてもさらなる取組を進めていかなければなりません。 特に社会のグローバル化、超情報化時代に対応すべく、英語教育、プログラミング教育の充実に力を注いでいかなければなりません。 昨年は新型コロナウイルス感染症により、十分な研修ができない状況でありましたが、新年度からはGIGAスクール構想の前倒しにより、1人1台のタブレット端末が整備されましたので、様々な形での教育活動が可能となることから、教職員の研修についても積極的に進めてまいります。 また、道徳教育の一環として、保健分野である「がん教育」を通じての生命の尊さ、日常生活における健康の大切さを学ぶことや、北斗市手話言語条例の制定に基づく手話を学習の中で実施することによる障害者への理解や思いやりを大事にする心を育てていくことといたします。 コミュニティスクールにつきましては、地域住民と学校がよりよい関係を図るためにも、土曜授業を活用し、学校運営協議会の創意工夫により、子供たちに防災意識の高揚、ふるさとを愛する気持ちを育てていかなければならないと考えております。 特別な支援を要する子供たちにつきましては、年々増加傾向にあり、インクルーシブ教育の観点からも、学校間や教職員での連携が必要であり、北斗高等支援学校との連携もさらに強化していかなければなりません。 また、特別支援教育においても、1人1台のタブレット端末の整備により、授業に対する興味や関心を高め、より効果的な授業を研究していかなければならないと考えております。 教職員の働き方改革につきましては、北斗市働き方改革プランに基づき、部活動の休日設定や、保護者対応における役割分担を今以上に明確にしていかなければなりません。 学級編成につきましては、今まで小学校1年、小学校2年、中学校1年において、35人の学級編成でありましたが、新年度からは小学校3年にまで拡大し、教職員の負担軽減を図ってまいります。 また、GIGAスクール構想により整備された1人1台のタブレット端末を活用した授業が増えることから、電子データ化による教材や資料の共有化、小学校高学年における教科担任制や、学年における授業分担をさらに進めていくことが必要ではないかと考えています。 子供たちが明るく楽しい学校生活を送るためには、授業が分かること、友達と仲よく過ごすこと、そして自らが健康であることが大事であります。 近年、全国的な問題として不登校が増加傾向にあり、北斗市におきましてもそのような状況にあります。不登校の原因につきましては、様々な問題が複合的に介在しており、本人でも何が原因なのか分からない状況が見受けられます。特に中学校における不登校が多くなっており、中学校における授業体制、授業の難度、人間関係の多様化、思春期における心の葛藤などがありますが、自尊意識を高めていく教育を進めていかなければならないと考えています。 学校においては、小学校の段階から学力や体力だけにとらわれることなく、子供一人一人の様々な可能性を見つけ、引き出すことに取り組んでいくことが必要であると考えています。 また、家庭環境や、その子の持っている資質に違いがあることから、画一的な指導でなく、個に応じた指導も必要であり、何よりも子供たちにとって学校が自分の居場所であるという思いを持たせるために、愛情を注いだ教育をしていくことが最も大事なことだと思っています。 これは不登校に限らず、豊かな心を育てるためにも大切なものであり、学校における様々な体験や活動、コミュニケーションを通して養われていくものと思っています。 健やかな体の育成につきましては、昨年は新型コロナウイルス感染症の関係で十分な調査ができていないことから、全国との比較もできませんが、近年の状況では、体力の向上が図られている傾向であります。 今後におきましても、ラジオ体操の習慣化や学校における授業改善、社会教育との連携により、スポーツの楽しさを提供できるよう努めてまいります。 社会が急速に変容していく中で、今までの常識やモラルについても変化が生じてきており、個々の考え方や生活習慣によってそれぞれの価値観が多岐にわたっています。 このような状況下において、学校は今まで以上に児童生徒、保護者との連携を密にしていかなければなりません。 特に令和2年度は新型コロナウイルス感染症の関係で学校が休業になるなど、学習面や生活面において大きなストレスや心配があったと思います。 今年に入っても依然として新型コロナウイルス感染症の収束は見えてこない状況にあり、新しい生活様式の徹底や各種行事の実施体制についても、学校の方針を家庭に随時伝えていくことや、保護者の意向確認も含めて考えていかなければならないと思っています。 また、校則の問題につきましても、様々な地域で問題が提起されており、社会がこのように大きく変容している中、見直しも必要でありますが、児童生徒、保護者の意見も取り入れたものにしていかなければならないと考えております。 これからの学校運営については、学校運営協議会によるコミュニティスクールの役割が大きなものとなり、地域、家庭から信頼される学校づくりの推進に努めてまいります。 災害や事故発生時における避難や応急処置については、日頃から学習の中や土曜授業を活用して、防災意識・危機管理意識を高めることが今まで以上に必要になってくると考えており、迅速な情報収集や的確な判断力を養っていかなければなりません。 特に地震災害における津波対応として、避難経路、教職員の役割分担、判断基準等を明確にし、詳細な防災計画の作成をしていかなければならないと考えています。また、学校が避難場所として活用されることから、避難住民に対して学校が対応できることについての意識の高揚や、実際にできることの実践が必要であります。 学校施設については、多くの学校が建築時より20年以上経過しており、長寿命化計画に基づき、順次改修事業を進めており、新年度に予定していた久根別小学校の大規模改修及び石別中学校のアスベスト材除去事業については、国の補正予算を活用し、令和2年度で予算措置を行い、繰越明許費により事業を実施してまいります。 学校共同調理場につきましては、子供たちへの安心・安全な給食を提供していくためにも、大型調理機器の更新を順次進めてまいるとともに、地場産品を大いに活用した新たなメニュー開発にも努めてまいります。 社会教育は、生涯学習の理念として、市民の皆様が豊かな人生を送ることができるよう、その生涯にわたって、あらゆる機会に、あらゆる場所において学習することができなければなりません。 社会の急速な変容により、既に超情報化時代へ突入しています。人口減少が大きな社会問題でありますが、これと連動した労働力人口の減少に伴い、人工知能を有したロボットや5Gを活用した機器が今後ますます浸透していくとともに、高齢者における就労の在り方も変化してきており、高齢者の社会進出が今後一層求められていくこととなります。 昨年においては、新型コロナウイルス感染症により、多くの社会教育事業の中止や縮小が余儀なくされました。新年度におきましても、新型コロナウイルス感染症の収束が見えてこない中、新しい生活様式のもとに、創意工夫しながら新しい学習や社会的なつながりを感じられる事業を展開していかなければならないと考えております。 北斗市においては、各種文化、スポーツ団体、サークルが自主的な活動を進めていますが、北斗市のまちづくりの方策として、音楽を中心とした考え方が示されたところであり、吹奏楽や合唱などの音楽活動での学校と地域との連携や、全道、全国に発信できるイベント開催等について検討を進めていかなければならないと考えています。 また、市民の皆様が健康で生きがいを持てるように、市民ニーズの把握や、気軽に取り組める余暇活動、ボランティア活動の提供に努めていかなければならないと考えています。 施設改修事業については、主なものとして、総合文化センターでは舞台吊物装置改修工事、非常用放送設備更新工事であり、公民館では空調設備更新工事、体育施設では、総合体育館における更衣室等改修工事、また、各施設のLED化についても順次進めていく予定としています。 青少年の健全育成については、幼少期における家庭教育が基本であり、家庭における生活習慣が子供たちの成長過程において大きな影響を受けることとなることから、地域や学校、関係部署との連携を密にして、子供たちの健全育成を図るための相談や学習機会の提供に努めていかなければなりません。 また、令和5年度には、成人年齢が18歳に引き下げられることから、中学校段階において成人としての役割や責任を感じられる教育を進めていかなければならないと考えております。 青少年の主張大会や子ども議会では、ふるさと教育に対して大きな役割を果たしており、行政に対して求めることだけでなく、自分たちは何ができるのかという視点で、まちづくりに対して興味・関心を示しており、成人への自覚と責任を持つことにつながっています。 今後におきましても本事業を継続し、さらに学校へフィードバックして、様々な発表についての意見交換を行う機会をつくっていくことが、子供たちの健全な成長につながっていくものと思っています。 図書館については、情報化時代の急速な進展により、様々な情報がいつでもどこでも簡単に入手できる時代となったことや、社会の変容に伴い、趣向が多様化するなど、図書館利用者は減少傾向にあります。 図書館においても、時代の変容とともに変わっていかなければならないと考えており、本を貸し出す施設という役割だけでなく、図書館まつりや夜の図書館、読み聞かせなど、多くの事業を実施し、喜ばれていますが、新年度は新たな事業として、読書通帳事業を実施し、より多くの本に親しんでいただけるよう考えています。 また、ブックスタートと連携した読み聞かせ事業を実施し、より継続性を持たせていきたいと考えており、そのためにも、図書館事業にかかわるジュニアボランティアの育成にも努めてまいります。 文化財については、郷土資料館における常設展示や特別展示において興味・関心を高めていただけるものにするとともに、いろいろな機会や場所での公開や、他市町との連携をした事業を実施してまいりたいと考えています。 無形民俗文化財の上磯奴、有川天満ばやし、大野ぎおんばやしなどは、社会教育事業を活用しながら、学校との連携を図りながら、地域の貴重な文化財の伝承に努めてまいります。 スポーツ活動については、市民の皆様が生涯を通じて明るく健康に過ごしていただくために、スポーツの楽しみや必要性を理解し、実践していくことが必要であります。 北斗市には、運動公園を中心に、多くの運動施設が充実しており、日頃より多くの市民の皆様がスポーツを楽しんでいます。 昨年は、新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの大会が中止になり、外出制限等により運動不足やストレスがたまり、心身に与える影響もあったのではないかと思われます。 スポーツをする目的はその人によって、競技スポーツによる高度な技術の習得、趣味・仲間づくりや健康保持のためのスポーツ活動がありますが、社会教育の役割として、スポーツの楽しみを多くの市民の皆様に周知することや、スポーツに関心を持っていただき、気軽に参加できるスポーツ教室などを実施していかなければならないと思っています。 また、ラジオ体操については、幼稚園、保育園から小中学校において、正しいラジオ体操が浸透しており、今後においては、各地域でのラジオ体操教室を開催し、普及に努めてまいります。 今、社会では、予想を超える人口減少や超情報化時代の進展、そして新型コロナウイルス感染症の蔓延により、経済や社会生活において大きな転換期となっています。 新型コロナウイルス感染症については、世界各国において1年以上にわたり蔓延を続けており、国内においても第2波、第3波と、収束のめどが立っていない状況にあります。一人一人が感染防止の意識を高め、新しい生活様式を身につけることが求められています。 また、感染された方やその御家族への誹謗中傷や差別が全国的に後を絶たない状況でありますが、思いやりと支え合いの心で誹謗中傷のない社会、健やかな暮らしと活気ある地域経済の実現に向けて、一丸となって新型コロナウイルスを乗り越えていかなければならないと思います。 超情報化時代の到来により、教育における学びの考え方が大きく変わろうとしています。1人1台のタブレット端末やデジタル教科書による従来の板書による授業は大きく変わっていこうとしています。これは社会が大きく変容していく中で当然のことではありますが、子供たちが成長していく過程で人間同士の関わりは豊かな人間形成を築くためには必要不可欠なものであり、家庭、地域、学校における挨拶や話合いをより大事にしていかなければならないと思います。 これからの社会では、多くのことが人工知能により処理されることになりますが、このような時代であるからこそ、子供たちには人を思いやる気持ち、ふるさとを愛する気持ちを持てるような教育を進めてまいりたいと考えておりますので、家庭、地域の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。 北斗市が今後ますます発展していくためにも、これからの時代を担っていく子供たちが健やかに育っていくこと、そして市民皆様が健康で生きがいを持って暮らしていくことを願い、教育の充実に誠心誠意努力してまいる所存であります。 ○議長(中井光幸君) 次に、提案理由の説明を求めます。 池田市長。 ◎市長(池田達雄君) ただいま上程されました、議案第1号令和3年度北斗市一般会計予算についてより議案第8号令和3年度北斗市下水道事業会計予算についてまで、一括してその大要を御説明申し上げます。 初めに、令和3年度予算は、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う市税の大幅な減収など、一般財源の伸びが期待できない中、SDGsの理念を基本としながら、事業の選択と集中という基本に立ち返り、福祉サービスの維持や施設の長寿命化対策、万が一に備えた防災対策など、緊急度の高い施策や事業に対し、予算配分の重点化を行ったところであります。 この結果、令和3年度一般会計の歳入歳出予算総額を215億9,029万1,000円とするものでございます。令和2年度と比べますと1億7,555万4,000円、率にして0.8%の増となっております。 以下、一般会計予算の歳出から款の順に従いまして、その概要を御説明申し上げます。 第1款議会費は、2年度と比べ1.1%減の1億8,692万7,000円を計上しております。 第2款総務費は、2年度と比べ45.1%増の14億1,197万7,000円を計上しております。 主な歳出といたしましては、諸費で新型コロナウイルスワクチン接種対策経費として2億2,065万5,000円を計上しているほか、財産管理費で機械設備配管等更新工事など、本庁舎施設の改修事業経費として1億9,762万8,000円を計上し、企画費では、人口減少問題への取組として、若年層の回帰と社会動態の改善を図るため、UIJターン奨学金償還支援事業補助金の創設など、移住・定住促進対策事業経費で2,300万5,000円を計上しております。 第3款民生費は、2年度と比べ1.0%増の86億7,305万4,000円を計上しております。 主な歳出といたしましては、子育て支援をはじめ高齢者や障害者の保健福祉施策や、各種の医療費助成制度のサービス水準を引き続き維持するほか、児童福祉総務費で、保育ニーズの高まりに対応できるよう、保育士不足の解消に取り組むため、保育士等就労奨励金に要する経費30万円を計上しております。 第4款衛生費は、2年度と比べ11.0%減の11億6,682万2,000円を計上しております。 主な歳出といたしましては、予防費で、中学生を対象とするピロリ菌検査を申込制から原則義務制とするなど、疾病予防等保健対策経費で1億1,802万9,000円を計上するほか、塵芥処理費で、ごみの分別を促進するアプリを導入する経費を計上し、市民の皆様の分別収集への御理解を深めてまいります。 第5款労働費は、2年度と比べ21.2%減の547万1,000円を計上しております。 主な歳出といたしましては、労働諸費で、雇用促進支援補助金に要する経費を2年度に引き続き計上するなど、労働者支援事務経費で162万2,000円を計上しております。 第6款農林水産業費は、2年度と比べ19.9%増の4億1,719万4,000円を計上しております。 主な歳出といたしましては、道営土地改良事業受託費で、御上谷地地区道営換地業務経費424万4,000円を計上しているほか、林業振興費で、森林環境譲与税を活用し、未整備私有林の現況調査に要する経費、地元間伐材等を用いた木製玩具を出生記念品として贈呈する経費など、森林整備促進対策経費2,237万5,000円を計上し、水産業振興費では、育てる漁業への助成を引き続き行うため、漁場環境整備事業経費432万2,000円を計上しております。 第7款商工費は、2年度に比べ34.1%減の3億5,471万5,000円を計上しております。 主な歳出といたしましては、商工業振興費で、2年度より実施している商店街等元気づくり事業補助金が有効に活用されていることを踏まえ、予算額を増額した4,500万円を計上しているほか、観光費で、体験型観光事業者の担い手を掘り起こすため、着地型観光担い手づくり事業委託料に要する経費579万7,000円を計上しております。 また、同じく観光費で、秋季の観光客誘致を図るための紅葉回廊事業補助金に要する経費を増額計上しているほか、新函館北斗駅前のにぎわいづくりのための誘客策として、地元の方にも来訪していただける「食」をテーマとした新函館北斗駅前イベント事業補助金に要する経費700万円を計上しております。 第8款土木費は、2年度と比べ17.0%増の30億8,587万円を計上しております。 主な歳出といたしましては、道路橋りょう新設改良費で7億1,569万7,000円を計上し、千代田第2号線など8路線の市道整備、大工川橋など4橋の橋梁整備を進めてまいります。 また、公園費で市民の皆様が愛着を持てる運動公園を目指し、再整備を行うための実施設計に要する経費5,795万9,000円を計上しております。 第9款消防費は、2年度と比べ32.5%減の8億7,994万4,000円となっております。 主な歳出といたしましては、南渡島消防事務組合費で8億5,449万3,000円を計上しているほか、災害対策費で防災ラジオ導入に向けた戸別受信機受信状況調査に要する経費203万5,000円を計上しております。 第10款教育費は、2年度に比べ10.4%減の14億2,718万4,000円を計上しております。 主な歳出といたしましては、事務局費で、少人数授業等の補助教員配置に要する経費や、英語検定料の助成に要する経費を引き続き計上するほか、小学校費及び中学校費の教育振興費で、国の「GIGAスクール構想」により導入した児童生徒1人1台のタブレット端末の効果的な活用を図るための支援業務に要する経費121万6,000円を計上しております。 また、公民館費、文化センター費、保健体育施設費及び学校給食運営費で、それぞれの施設改修経費として、合計1億1,567万1,000円を計上し、施設の長寿命化などを図ってまいります。 第11款災害復旧費は、2年度に比べ5.7%増の1,868万円を計上しております。 第12款公債費は、2年度に比べ0.9%増の19億5,182万4,000円で、長期債の元金及び利子などの償還金を計上しております。 第13款職員給与費は、2年度に比べ1.7%増の20億562万9,000円。 第14款予備費は、2年度同額の500万円をそれぞれ計上しております。 次に、歳入につきまして御説明申し上げます。 第1款市税は、新型コロナウイルス感染症の影響により、2年度に比べ3%減の49億8,476万7,000円を計上しております。 第2款地方譲与税から第11款地方特例交付金までは、2年度の収入見込みと地方財政計画の伸び率などを勘案し、それぞれ計上しておりますが、このうち、第11款地方特例交付金の新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による中小企業等の事業用家屋及び償却資産の軽減措置に伴う減収分が補填される新たな制度で交付金が交付されることから、新たに項を設け、予算計上しているものでございます。 第12款地方交付税は、地方財政計画や合併特例措置の終了など、市の個別要素を考慮して普通交付税を見込み、特別交付税と合わせ、2年度に比べ2.9%減の57億1,633万5,000円を計上しております。 第13款交通安全対策特別交付金は、2年度と同額の800万円を計上しております。 第14款分担金及び負担金は、保育所保護者負担金が主なもので、総額で5,365万6,000円を計上しております。 第15款使用料及び手数料は、市営住宅使用料や廃棄物処理手数料などが主なもので、総額で4億3,325万5,000円を計上しております。 第16款国庫支出金は、歳出に見合う社会保障費の負担金や建設事業の補助金など、総額で41億5,548万円を計上し、また、第17款道支出金につきましても、国庫支出金と同様、歳出に見合う負担金や補助金など、総額で17億108万6,000円を計上しております。 第18款財産収入は、市有財産の貸付収入など、総額で5,827万2,000円を計上しております。 第19款寄附金は、ふるさと納税を1億円と見込むほか、企業版ふるさと納税100万円を計上しております。 第20款繰入金は、基金からの繰入金で、本庁舎や学校施設、保健体育施設の改修事業、公園用地購入事業などの財源として、総額12億9,704万3,000円を計上しております。 第21款繰越金は、予算執行上、款を設定しております。 第22款諸収入は、学校給食費収入など、総額3億4,983万3,000円を計上しております。 第23款市債は、臨時財政対策債のほか、細入地区農道整備特別対策事業や、上磯田園通整備事業などの建設事業の財源として、総額で12億8,700万円を計上しております。 次に、特別会計につきまして御説明申し上げます。 初めに、国民健康保険事業特別会計予算につきましては、歳入歳出総額で、2年度に比べ1.4%減の48億1,319万6,000円を計上しております。 歳出の主なものは、第2款の保険給付費で34億13万2,000円、第3款の国民健康保健事業費納付金で12億9,907万8,000円などとなっております。 歳入は、第1款の国民健康保険税で8億5,562万6,000円、第3款の道支出金で34億2,149万7,000円などとなっております。 次に、後期高齢者医療事業特別会計予算につきましては、歳入歳出総額で、2年度に比べ1.8%増の6億1,935万3,000円を計上しております。 歳出の主なものは、第2款の後期高齢者医療広域連合納付金で6億1,102万5,000円、歳入の主なものは、第1款の後期高齢者医療保険料で4億2,533万9,000円などとなっております。 介護保険事業特別会計予算につきましては、歳入歳出総額で、2年度に比べ1.1%増の46億2,290万2,000円を計上しております。 歳出の主なものは、第2款の保険給付費で42億9,267万1,000円、歳入の主なものは、第1款の保険料で9億4,241万4,000円、第5款の支払基金交付金で12億766万2,000円、所要の国・道の支出金を合わせて17億6,082万7,000円などとなっております。 なお、第8期介護保険事業計画における介護保険料につきましては、第7期介護保険事業計画と同額のままとしたところであります。 土地区画整理事業特別会計予算につきましては、歳入歳出総額で、2年度に比べ9.0%減の5,614万円を計上しております。 歳出では、第1款の公債費5,604万円がほとんどで、歳入では、第1款の繰入金5,613万9,000円などとなっております。 渡島公平委員会特別会計予算につきましては、歳入歳出総額で52万8,000円を計上しております。 水道事業会計予算につきましては、収益的予算の収入総額は、給水収益など9億255万8,000円で、これに対し、支出総額は7億2,060万円を計上しております。 また、資本的予算の収入総額は、企業債や国庫支出金など2億8,817万3,000円で、これに対し、支出総額は7億9,269万4,000円を計上しております。 最後に、下水道事業会計予算につきましてですが、収益的予算の収入総額は、下水道使用料など11億7,057万6,000円で、これに対し、支出総額は11億1,478万7,000円を計上しております。 また、資本的予算の収入総額は、企業債や国庫支出金、他会計出資金など6億1,905万4,000円で、これに対し、支出総額は9億8,310万7,000円を計上しております。 以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。 ○議長(中井光幸君) 本件に関する議事は、この程度にとどめおきます。 お諮りいたします。 本件に関しては、8件とも議長を除く21人の議員で構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 御異議なしと認めます。 よって、本件に関しては、8件とも議長を除く21人の議員で構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。 お諮りいたします。 ただいま設置されました、予算審査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長を除く21人の議員全員を指名いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 御異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました、議長を除く21人の議員全員を予算審査特別委員会の委員に選任することに決定いたしました。 暫時休憩いたします。 再開は、11時25分頃といたします。   (午前11時10分 休憩) ──────────────────   (午前11時25分 開議)
    ○議長(中井光幸君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 ────────────────── △日程第5   議案第9号令和2年度北斗市一般会計補正予算についてより議案第14号令和2年度北斗市下水道事業会計補正予算についてまで ────────────────── ○議長(中井光幸君) 日程第5 議案第9号令和2年度北斗市一般会計補正予算についてより議案第14号令和2年度北斗市下水道事業会計補正予算についてまでの、以上6件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 池田市長。 ◎市長(池田達雄君) ただいま上程されました、議案第9号令和2年度北斗市一般会計補正予算についてより議案第14号令和2年度北斗市下水道事業会計補正予算についてまでの、以上6件につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。 初めに、一般会計補正予算についてでございますが、歳出から申し上げますと、新型コロナウイルス感染症の影響により、事業が中止等になったことに伴う減額、各種事務事業の確定見込みによる増額または減額のほか、国の補正予算による追加、財政調整基金及び土地開発基金への積立てなどが主な内容となっております。 国の補正予算により内定を受け、追加された事業といたしましては、小学校施設改修事業経費で、久根別小学校大規模改修工事1億5,273万5,000円を追加計上するほか、中学校施設アスベスト対策事業経費で、石別中学校アスベスト材除去工事1,323万3,000円を追加計上しております。 追加、または増額補正の主なものといたしましては、観光交流センター管理経費で、融雪排水設備等の改修による工事請負費1,219万9,000円を追加計上するほか、除排雪対策経費で、除雪出動回数の増により、除排雪委託料1億6,930万円を増額計上しております。また、寄附金の採納に伴い、文教施設整備基金積立金1,330万円を追加計上しております。 減額補正の主なものといたしましては、シティプロモーション事業経費、国民健康保険事業特別会計繰出金、後期高齢者医療事業特別会計繰出金、生活保護扶助費、風しん追加的対策経費、渡島廃棄物処理広域連合負担金、イベント振興経費、社会資本整備総合交付金道路及び橋りょう事業経費、街路整備事業経費、小学校及び中学校対外競技等参加経費、文化センター施設改修事業経費などとなっております。 次に、歳入につきましては、歳出に見合う国・道支出金、基金繰入金、諸収入、市債などについて、それぞれ追加、増額または減額計上するほか、一般財源として、市税、基金繰入金、繰越金、諸収入について、それぞれ追加、増額または減額計上しております。 以上の結果、歳入歳出からそれぞれ2,716万4,000円を減額し、総額を285億7,595万円とするものでございます。 第2表繰越明許費につきましては、久根別小学校大規模改修事業、石別中学校アスベスト材除去事業、高度無線環境整備推進事業など、9事業につきまして、事業の完了が翌年度にわたることから、繰越しするものでございます。 第3表債務負担行為の補正につきましては、ゼロ市債として実施する運動公園多目的広場改修事業などの8事業、照明器具借上事業の4事業、その他、運動公園植栽管理業務委託料などの26事業について追加するほか、漁業近代化資金利子補給費補助を廃止し、中小企業振興資金金利補給費補助について変更するものでございます。 第4表地方債の補正につきましては、久根別小学校大規模改修事業などの3事業について追加するほか、非常用電源装置整備事業など16事業について、事業費の確定見込みによる変更でございます。 次に、国民健康保険事業特別会計補正予算についてでございますが、歳出につきましては、国民健康保険財政調整基金積立金を追加しているほか、事務事業の確定見込みにより、保険給付費の被保険者療養費や、被保険者高額療養費、国民健康保険事業費納付金の一般被保険者医療給付費分、一般被保険者後期高齢者支援金等分などを増額または減額計上しております。 歳入につきましては、繰越金を増額計上するほか、歳出に見合う道支出金、一般会計繰入金などをそれぞれ追加、増額または減額計上しております。 以上の結果、歳入歳出からそれぞれ4,453万7,000円を減額し、総額を48億9,149万9,000円とするものでございます。 次に、後期高齢者医療事業特別会計補正予算についてでございますが、歳出につきましては、事務事業の確定見込みにより、後期高齢者医療広域連合納付金などを減額計上しております。 歳入につきましては、後期高齢者医療保険料及び繰越金を増額計上するほか、歳出に見合う財源として、一般会計繰入金を減額計上しております。 以上の結果、歳入歳出からそれぞれ819万6,000円を減額し、総額を6億108万8,000円とするものでございます。 次に、介護保険事業特別会計補正予算についてでございますが、歳出につきましては、介護給付費準備基金積立金を増額するほか、事務事業の確定見込みにより、地域密着型介護サービス給付費、介護予防サービス給付費などを増額、居宅介護サービス等給付費、施設介護サービス給付費などを減額計上しております。 歳入につきましては、繰越金を増額計上するほか、歳出に見合う国・道支出金、支払基金交付金、一般会計繰入金などを増額または減額計上しております。 以上の結果、歳入歳出にそれぞれ2,583万3,000円を追加し、総額を46億7,337万8,000円とするものでございます。 次に、水道事業会計補正予算についてでございますが、収益的予算の補正につきましては、収益的支出の営業費用で46万1,000円減額計上し、営業外費用では、消費税及び地方消費税など374万7,000円を増額計上しております。 また、資本的予算の補正につきましては、資本的支出で、事務事業の確定見込みにより、建設改良費で2,069万6,000円を減額計上しております。 債務負担行為の補正につきましては、ゼロ市債として実施する上磯峠下線文月配水管布設替事業その1など2事業について追加するものでございます。 企業債の補正につきましては、水道管路更新耐震化事業について、事業費の確定見込みによる変更でございます。 最後に、下水道事業会計補正予算についてでございますが、収益的予算の補正につきましては、収益的支出の営業費用で、流域下水道管理費など、事務事業の確定見込みにより1,802万1,000円減額計上し、営業外費用では、消費税及び地方消費税605万8,000円を増額計上しております。また、支出的予算の補正につきましては、資本的支出で、公共下水道事業費など、事務事業の確定見込みにより、建設改良費で1億30万円を減額計上しております。企業債の補正につきましては、公共下水道事業、特定環境保全公共下水道事業及び特定地域生活排水処理施設事業について、事業費の確定見込みによる変更でございます。 以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。 ○議長(中井光幸君) 本件に関する議事は、この程度にとどめおきます。 ────────────────── △日程第6   議案第15号北斗市空家等の適切な管理に関する条例の制定について、議案第18号北斗市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について、議案第20号北斗市職員の給与に関する条例の一部改正についてより議案第22号北斗市地域振興基金条例の一部改正についてまで及び議案第24号長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の一部改正について ────────────────── ○議長(中井光幸君) 日程第6 議案第15号北斗市空家等の適切な管理に関する条例の制定について、議案第18号北斗市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について、議案第20号北斗市職員の給与に関する条例の一部改正についてより議案第22号北斗市地域振興基金条例の一部改正についてまで及び議案第24号長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の一部改正についての、以上6件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 池田市長。 ◎市長(池田達雄君) ただいま上程されました、議案第15号北斗市空家等の適切な管理に関する条例の制定について、議案第18号北斗市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について、議案第20号北斗市職員の給与に関する条例の一部改正についてより議案第22号北斗市地域振興基金条例の一部改正についてまで及び議案第24号長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の一部改正について、以上6件につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。 初めに、議案第15号北斗市空家等の適切な管理に関する条例の制定についてでございますが、本件は、高齢化、人口減少等により空き家等が増加傾向にあり、一部の空き家等が適切に管理されず、除却等が必要な特定空き家等となっていることから、特定空き家等の解消を一層促進するため、空き家等対策の推進に関する特別措置法の規定のほか、必要な事項について、当該条例で定めようとするものでございます。 主な内容につきましては、空き家等の所有者等の責務や、市の責務、市が行う特定空き家等に対する措置、災害時等の市独自の緊急措置、空き家等対策協議会の設置などを規定するもので、本年4月1日から施行しようとするものでございます。 次に、議案第18号北斗市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正についてでございますが、本件は、働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律の施行により、民間労働法制において、時間外労働の上限規制が導入されたこと及び人事院規則の改正により、国家公務員においても同様の措置が講じられたこと等を踏まえ、職員の正規の勤務時間以外の時間における勤務に関し、必要な事項を定めるもので、本年4月1日から施行しようとするものでございます。 次に、議案第20号北斗市職員の給与に関する条例の一部改正についてでございますが、本件は、再任用職員の給料設定の見直しを行おうとするもので、現行の基準では退職時の給料月額との比率で、職位等により10%程度の差があることから、定年延長の実施を見据え、一定の水準で統一を図ろうとするものでございます。 具体的な運用につきましては、別途決定することになりますが、この見直しに当たり、新たに再任用職員4級の給料設定が必要となることから、別表の給料表に当該規定を盛り込む改正を行うもので、本年4月1日から施行しようとするものでございます。 次に、議案第21号北斗市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正についてでございますが、本件は、昨年11月に人事院規則が改正され、新型コロナウイルス感染症に対処するための防疫等作業手当の特例の項目が追加されたこと及び北海道における改正を踏まえ、本市においても同様の規定を新設しようとするもので、新型コロナウイルス感染症の蔓延の防止のため、緊急に行われた措置にかかる作業であって、市長が定めるものに従事したときに、感染症作業手当を特例支給しようとするものでございます。 併せて、本手当の支給対象となるフルタイムの会計年度任用職員について、特殊勤務手当を支給できるようにするため、附則において、北斗市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正を行っており、施行日につきましては公布の日からとし、本年1月30日から適用するものでございます。 次に、議案第22号北斗市地域振興基金条例の一部改正についてでございますが、本件は、昨年11月に内閣府の認定を受けた企業版ふるさと納税制度の運用に当たり、納付を受けた寄附金について、本市の総合戦略に位置づける事業に活用するため、地域振興基金に積立て、または処分できる規定を新たに設けるもので、施行日は公布の日からとするものでございます。 次に、議案第24号長期継続契約を締結することができる契約を定める条例の一部改正についてでございますが、本件は、物品の調達方法として、近年、一般的となっているレンタルやリース契約について、事業者が物品調達コストを回収できる契約期間として最長で10年程度必要となることを踏まえ、現在、長期継続契約の締結が可能な契約期間について、一律5年以内と定めている規定の見直しを行おうとするもので、施行日は公布の日からとするものでございます。 なお、今後の商慣習の変化等にも迅速に対応するため、契約期間にかかる規定については規則に委任することとし、規則において物品の借り上げについては10年以内、役務の提供については従前のとおり5年以内と規定いたします。 以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。 ○議長(中井光幸君) 本件に関する質疑を許します。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 質疑がありませんので、以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 本件に関しては、6件とも総務常任委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 御異議なしと認めます。 よって、本件に関しては、6件とも総務常任委員会に付託の上、審査することに決定いたしました。 ────────────────── △日程第7   議案第16号地方税法の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について、議案第17号新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について、議案第19号北斗市特別職非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について及び議案第25号北斗市国民健康保険税条例の一部改正についてより議案第32号北斗市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について ────────────────── ○議長(中井光幸君) 日程第7 議案第16号地方税法の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について、議案第17号新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について、議案第19号北斗市特別職非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について及び議案第25号北斗市国民健康保険税条例の一部改正についてより議案第32号北斗市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正についてまでの、以上11件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 池田市長。 ◎市長(池田達雄君) ただいま上程されました、議案第16号地方税法の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について、議案第17号新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について、議案第19号北斗市特別職非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について及び議案第25号北斗市国民健康保険税条例の一部改正についてより議案第32号北斗市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正についてまでの、以上11件につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。 初めに、議案第16号地方税法の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてでございますが、本件は、地方税法の一部改正に伴い、延滞金及び還付加算金の割合等の特例が改正され、特例基準割合の用語等の見直しが行われたことから、当該規定を引用している関係条例について、所要の改正を行おうとするもので、施行日は公布の日からとするものでございます。 次に、議案第17号新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてでございますが、本件は、新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部改正に伴い、新型コロナウイルス感染症を定義している特措法の附則が削除されたことから、当該規定を引用している関係条例において、具体の定義を書き下ろす改正を行おうとするもので、施行日は公布の日からとし、改正法の施行日である本年2月13日から適用しようとするものでございます。 次に、議案第19号北斗市特別職非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてでございますが、本件は、乳幼児健診嘱託医師の報酬を市が健康教育事業で医師に支払っている報酬の水準に引き上げる等の改正を行うとともに、これまで特別職非常勤職員として任用してきた福祉事務所面接指導員及び生活保護受給者就労支援員が会計年度任用職員へ移行することに伴い、別表から削除するものでございます。なお、施行日は公布の日からとし、乳幼児健診嘱託医師の報酬については平成28年4月1日から適用しようとするものでございます。 次に、議案第25号北斗市国民健康保険税条例の一部改正についてでございますが、本件は、地方税法施行令の一部改正に伴い、国民健康保険税の減額対象となる世帯の軽減判定所得の算定において、基礎控除額相当分の基準額を43万円に引き上げるとともに、被保険者のうち、一定の給与所得者と公的年金等の支給を受ける者の合計の数から1を減じた数に10万円を乗じて得た額を加える改正を行おうとするもので、本年1月1日施行の個人所得税の見直しによる影響や、不利益が生じないようにすることを目的としております。なお、施行日は公布の日からとし、新年度分以後の国民健康保険税から適用しようとするものでございます。 次に、議案第26号北斗市介護保険条例の一部改正についてでございますが、本件は、令和3年度から令和5年度までの各年度の保険料率を据え置くとともに、介護保険法施行令の一部改正に伴い、保険料率の算定にかかる合計所得金額の算定方法を見直そうとするもので、本年4月1日から施行しようとするものでございます。 次に、議案第27号北斗市介護保険料率の特例に関する条例の一部改正についてでございますが、本件は、先ほど御説明いたしました介護保険条例の一部改正にあわせ、特例介護保険料率の設定期間を令和3年度から令和5年度までとするもので、本年4月1日から施行しようとするものでございます。 次に、議案第28号北斗市介護保険施設サービス利用料の助成に関する条例の一部改正についてでございますが、本件は、サービス利用料の助成対象となる施設に指定介護療養型医療施設を追加しようとするもので、施行日は公布の日からとするものでございます。 次に、議案第29号北斗市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準に関する条例の一部改正についてより議案第32号北斗市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正についてまでの4件についてでございますが、いずれも利用者の人権擁護、虐待防止の推進、業務継続計画の策定の義務化などを新たに規定することを主な内容としており、本年4月1日から施行しようとするものでございます。 以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。 ○議長(中井光幸君) 本件に関する質疑を許します。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 質疑がありませんので、以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 本件に関しては、11件とも文教厚生常任委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 御異議なしと認めます。 よって、本件に関しては、11件とも文教厚生常任委員会に付託の上、審査することに決定いたしました。 ────────────────── △日程第8   議案第23号北斗市手数料徴収条例の一部改正について及び議案第33号市道路線の認定についてより議案第40号北斗市観光交流センター別館における指定管理者の指定について ────────────────── ○議長(中井光幸君) 日程第8 議案第23号北斗市手数料徴収条例の一部改正について及び議案第33号市道路線の認定についてより議案第40号北斗市観光交流センター別館における指定管理者の指定についてまでの、以上9件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 池田市長。 ◎市長(池田達雄君) ただいま上程されました、議案第23号北斗市手数料徴収条例の一部改正について、議案第33号市道路線の認定についてより議案第40号北斗市観光交流センター別館における指定管理者の指定についてまでの、以上9件につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。 初めに、議案第23号北斗市手数料徴収条例の一部改正についてでございますが、本件は、本条例の別表に規定されている都市の低炭素化の促進に関する法律及び建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律に基づく認定手数料について、準拠している道の手数料条例改正にあわせ、額の変更を行うほか、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の改正による新たな事務の発生に伴い、道に準拠した手数料を新たに加えるもので、本年4月1日から施行しようとするものでございます。 次に、議案第33号市道路線の認定についてでございますが、久根別109号線に関しましては、開発行為による帰属、市渡第51号線につきましては、新幹線事業関連により施行する市渡30号線道路改良工事に伴い、新設される跨線人道橋の整備により新たに市道認定を行うものでございます。 次に、議案第34号北斗市野菜予冷施設における指定管理者の指定についてより議案第38号函館育ちライスターミナルにおける指定管理者の指定についてまでの5件についてでございますが、いずれも現行の指定期間が本年3月31日で終了することから、地方自治法第244条の2第3項の規定に基づき、改めて施設の指定管理者を指定するもので、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を得ようとするものでございます。 施設名及び指定管理者名につきましては、北斗市野菜予冷施設、北斗市トマト共同選別施設、北斗市トマト集出荷施設及び北斗市野菜・花き集出荷施設の4施設については新函館農業協同組合を、函館育ちライスターミナルについては、函館育ち広域農業協同組合連合会を引き続き指定し、指定期間はいずれも令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間とするものでございます。 次に、議案第39号北斗市観光交流センターにおける指定管理者の指定について及び議案第40号北斗市観光交流センター別館における指定管理者の指定についての2件についてでございますが、いずれも現行の指定期間が本年3月31日で終了することから、地方自治法第244条の2第3項の規定に基づき、改めて施設の指定管理者を指定するもので、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を得ようとするものでございます。 指定管理者となる団体は、これまでも指定管理者として北斗市観光交流センター及び北斗市観光交流センター別館の管理運営を行ってきました一般社団法人北斗市観光協会で、指定期間は令和3年4月1日から令和4年3月31日までの1年間とするものでございます。 以上、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。 ○議長(中井光幸君) 本件に関する質疑を許します。     (「なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 質疑がありませんので、以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 本件に関しては、9件とも産業建設常任委員会に付託の上、審査することにいたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 御異議なしと認めます。 よって、本件に関しては、9件とも産業建設常任委員会に付託の上、審査することに決定いたしました。 ────────────────── △日程第9   通告による一般質問 ────────────────── ○議長(中井光幸君) 日程第9 これより通告による一般質問を行います。 通告順に発言を許します。 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) それでは、通告に従いまして、大きく2点ほど質問させていただきます。 まず1点目、保育促進対策事業に関する件でございます。 先日、委員会にて、市から潜在的待機児童対策についての報告があり、保育の現状と課題に関わる今後の方向性や取組を説明されました。 潜在的待機児童を解消するために、早急な対応が必要と考えるところです。 つきましては、以下の事業内容と、過去3年間の利用状況をお知らせください。 (1)一時預かり事業、幼稚園型と保育園型です。 (2)障がい児保育対策事業。 (3)保育所地域活動事業。 (4)延長保育促進事業。 2点目です。高齢者福祉・介護保険の充実に関する件。 広報ほくと2月号に、認知症の気づきチェックリストが掲載され、認知症の早期発見には大変よいことだと思いました。 認知症においては、早期発見が大変重要なことでありますが、高齢者等が元気で生活できるために、介護予防、介護度の重症化防止が大切であると考えます。 つきましては、以下の事業内容と、過去3年間の利用状況をお知らせください。 (1)介護予防ケアマネジメント事業。 (2)介護予防普及啓発事業。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(中井光幸君) 池田市長。 ◎市長(池田達雄君) 工藤議員の御質問にお答え申し上げたいと存じます。 1点目の保育促進対策事業に関する件の一つ目、一時預かり事業(幼稚園型・保育園)についてでございますが、本事業は、いずれも就業形態の多様化や専業主婦家庭等の育児疲れ、急病などの緊急時等に対応して、一時的な保育を提供するものでございます。 過去3年間の利用状況につきましては、延べ人数となりますが、一時預かり事業幼稚園型は、平成29年度が2万1,477人、平成30年度が3万438人、令和元年度が2万6,709人となり、保育園については、平成29年度が1,434人、平成30年度で1,200人、令和元年度で865人となっております。 二つ目の、障がい児保育対策事業についてでございますが、本件は、保育が必要な障害のある児童を受入れしている保育所や認定こども園に対し、保育士や看護師を加配することで保育の充実を図るもので、過去3年間の利用状況は、平成29年度が6人、平成30年度が12人、令和元年度が11人の児童を対象に、おおむね2人につき1人の保育士または看護師が加配されております。 三つ目の、保育所地域活動事業についてでございますが、本事業は、児童の社会性を養い、また、世代間のふれあい活動を推進していくことで、児童福祉の向上を図ることを目的としたもので、市では世代間交流等事業、異年齢児交流等事業、育児講座・育児と仕事両立支援事業の三つのメニューを用意し、これら事業を実施する保育所や認定こども園に対し、補助を行うものでございます。過去3年間の利用状況は、平成29年度から令和元年度まで、いずれの年度も実績に変わりはなく、世代間交流等事業が8園、異年齢児交流等事業が5園、育児講座・育児と仕事両立支援事業が1園となっております。 四つ目の、延長保育促進事業についてでございますが、本事業は、保護者の就業形態の多様化や長時間の通勤等に伴う保育時間の延長に対する需要に対応するため、通常の保育時間を超えて延長保育を実施するもので、過去3年間の利用状況につきましては、延べ人数となりますが、平成29年度で1万4,785人、平成30年度で1万4,307人、令和元年度で1万2,370人となっております。 2点目の、高齢者福祉・介護保険の充実に関する件についてでございますが、工藤議員の御質問にありますとおり、認知症対策には早期発見が大変重要であることから、市では御家庭で気軽に認知症疑いを予見できる認知症気づきチェックリストを広報、ホームページ等で公表しており、介護予防教室や出前型のデイサービス事業などとともに、早期発見、早期治療につなげていきたいと考えております。 一つ目の、介護予防のケアマネジメント事業についてでございますが、本事業は、利用者が可能な限り、居宅において自立した日常生活を送れることを基本とし、課題分析等を行い、心身の状況や希望等を踏まえた上で、ケアプランの作成、サービス事業者等との利用調整、サービス案内等を行うものでございます。過去3年間の利用状況につきましては、平成29年度が3,707件、平成30年度が5,505件、令和元年度が5,753件となっております。 二つ目の、介護予防普及啓発事業についてでございますが、本事業は、介護予防の基本的な知識を普及させるための介護予防教室等を開催するもので、平成29年度からは、スポーツジム事業者への外部委託により実施しているところでございます。 今年度は、コロナ禍の中、定員を半分に設定して行いましたが、事業のマンネリ化を防ぎ、より充実した内容とするため、来年度は新たな内容でプロポーザルを実施し、委託先を決定する予定となっております。過去3年間の利用状況につきましては、平成29年度が3か所、82名、平成30年度が3か所、76名、令和元年度が3か所、39名となっております。 今後も介護予防事業に重点を置いた施策の展開により、市民満足度を高めることで、住んでみたい、住んでよかった、住み続けたいと思っていただけるまちづくりを進めてまいりたいと考えております。 以上で、工藤議員の御質問に対するお答えといたします。 ○議長(中井光幸君) 昼食のため、暫時休憩いたします。 再開は、午後1時頃といたします。   (午後 0時02分 休憩) ──────────────────   (午後 1時00分 開議) ○議長(中井光幸君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 先ほどの教育行政執行方針について、一部訂正したい旨、申出がありましたので、これを許します。 永田教育長。 ◎教育長(永田裕君) 大変貴重な時間をいただき申し訳ございません。 先ほどの教育行政執行方針の中で誤りがございましたので、訂正をさせていただきたいと思います。 教育行政執行方針の11ページ、上から3行目、「また、令和5年度には成人年齢が18歳に引き下げられることから」とありますが、これは令和4年度の誤りでございました。これを、令和5年度を令和4年度と訂正させていただきたいと思います。大変申し訳ございませんでした。 ○議長(中井光幸君) 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) 再質問させていただきます。 利用状況の資料をいただきました。それで、保育園のほうは定員というか利用人数が分かるのですが、幼稚園のそれぞれの園の定員というか、それがもし分かりましたら教えてほしいのですが。 ○議長(中井光幸君) 松本子ども・子育て支援課長。 ◎子ども・子育て支援課長(松本教恵君) 工藤議員の質問にお答えしたいと思います。 幼稚園は北斗市内に4園ありまして、大野幼稚園が定員が160名、ゆうあい幼稚園が定員が160名、立正幼稚園が定員120名、上磯幼稚園が定員80名となっています。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) 分かりました。 そうすると、合計すると520名になるのですが、そこの利用状況というのがもし分かりましたらお願いします。 ○議長(中井光幸君) 松本子ども・子育て支援課長。 ◎子ども・子育て支援課長(松本教恵君) すみません、ただいまちょっと利用状況については、今の資料の中ではちょっとございませんので、また、すみません、資料を後からという形にしたいと思います。 ○議長(中井光幸君) 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) 分かりました。 それはいいのですけれども、ここの一時預かりのところで、幼稚園型というのが人数が2万6,000人とかあるものですから、幼稚園に行っている子供たちがどのぐらいいるのかなということでお聞きしようと思いました。 それで、この一時預かり事業の定義というのですか、その内容をお知らせしてほしいと思うのですが。 ○議長(中井光幸君) 松本子ども・子育て支援課長。 ◎子ども・子育て支援課長(松本教恵君) 一時預かり事業の定義というのは、基本的に幼稚園であれば幼稚園で預かれる範囲ということになりまして、例えば幼稚園でしたら、短い期間の時間になりますので、それ以降の時間、あと、土曜日、日曜日、それから、長い夏休みとかでそこそこの幼稚園で違います。人数が違うと思われます。 保育園につきましては、一時預かりについては保育園に連絡を直接お母さんたちがしていただくことになります。それで保育園側でそのときに保育士さんの人数だとか、ほかの一時預かりの人たちがいるかいないかとかによって決まってきます。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) 分かりました。 では、保育園のほうは、ふだん、保育園に通っていない子供たちが一時的に預かりが必要になったときに、その保育園に申し込んで、オーケーをもらえると預かってもらえるという仕組みだと思っていいでしょうか。 ○議長(中井光幸君) 松本子ども・子育て支援課長。 ◎子ども・子育て支援課長(松本教恵君) 工藤議員のおっしゃるとおりで、連絡をして、そのときに利用できる、前もって予約するという形で、利用できるかできないかは保育園の判断になります。 ○議長(中井光幸君) 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) 分かりました。 それで、その保育園では、一時預かりのできる人数といいますか、そういうのは決めていらっしゃっているのか。もちろんそうですよね、保育士さんの関係もありますので、人数、例えばここの保育園では未満児は1人しか見られないとか、そういう状況もあると思うのですけれども、そういうのを、今回、潜在保育士の掘り出しで補助金というか助成金も出るような、そういうシステムをつくってきましたけれども、そういう、もちろん保育園は定員より多くみんな利用している、資料によれば多いのですよね。それで、今回、当別の保育園もなくなるということで、また潜在的待機児童が増えるのかなと思いながら、この一時預かりもそういうことに利用できないのかなという、私、思いでお聞きしました。市民の方からそういう声もありましたので、そういうことを利用しながら仕事ができないかなということで、ただ、私もちょっと聞いた話では、もし20日間、保育園に預けられるとしたら、全部は預けられないのでないかな。日数は多分一時預かりの、1人の子供が一時預かりできる、月に何人と決まっていましたよね、たしか。何人というか、1か月にその子がもし一時預かりをお願いしようとしたら、1週間ぐらいしかできないとか、そういう決まりもたしかありましたよね。それ、何日ぐらいでしたっけ。 ○議長(中井光幸君) 松本子ども・子育て支援課長。 ◎子ども・子育て支援課長(松本教恵君) 一時預かりの1人の人が使える限度というのは1か月15日というふうになっております。 ○議長(中井光幸君) 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) 分かりました。 15日、15回ということですよね、そうしたら。先日、資料をいただいたときに、やはりゼロ歳児から3歳児までが潜在的待機児童の数が多いなというのを思いました。やはり子育てしながら働こうとするお母さんが多いということと、それから、シングルの方も多いのでないかなと、そんな思いもあります。それと、もし子供がいても働きたいというお母さんたち、保育園に申し込んで、もし保育園に入れなかった場合、どういう対処をとっているのか、課長、もし分かりましたら教えてください。 ○議長(中井光幸君) 松本子ども・子育て支援課長。 ◎子ども・子育て支援課長(松本教恵君) お答えいたします。 入れないお子さんは結構窓口にお母さんが申請に来たときに、4月とか3月の末が一番多いというふうには職員から聞いておりますけれども、そのときに御案内するのは、やっぱり一時保育のほうを活用してくださいということだとか、あと、一時保育と、北斗市にはないのですけれども、認可外保育園が函館市や七飯町にありますというお話だとか、あと、ファミリーサポートセンターのほうを一時的にという形にでも御利用したらいかがでしょうかというようなお話で、とりあえずは空きが出るかもしれないので、申請をしてお待ちくださいというような形にしております。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) 申請をして待っていた場合、どの範囲ぐらいで入れるのか。でも空きができないと入れないということだから、申請しても、いろいろな制度を使いながら仕事をするのを待っているということになると、いつになるか分からないという状態ですよね。保育園も誰かがやめるということもほとんどないだろうし、さっきファミリーサポートセンター、それの関わりもお知らせしているということですが、そういうファミリーサポートセンターを利用している待機児童のいる家庭、お母さんたちもいらっしゃるのか、分かりますか。 ○議長(中井光幸君) 松本子ども・子育て支援課長。 ◎子ども・子育て支援課長(松本教恵君) ファミリーサポートのほうの利用状況なのですけれども、あまり一時的にお母さんたち、預かっている、保育をするというような形の使い方というのはあまりなくて、保育施設までの送迎だとか、あと、放課後児童クラブ終了後の預かりとかということで、実際的になかなか一時的に預かるというようなお母さんたちは数人いらっしゃいますけれども、そのほかで、例えば保育園のような形での預かりというのはないところが現状になっております。 ○議長(中井光幸君) 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) そうですよね。センターの機能の状況から、そういうことだったら預かれないということは分かります。でも本当に働きたくても預けられなくて働けないというお母さんがいるということは事実なので、だからといって簡単に保育園の定員を増やすわけにももちろんいかないし、保育園の定員というか、施設の広さとかもあって、簡単に定員を増やせないだろうし、保育士さんの関係もあるだろうし、大変な思いをしているのだなということはよく分かります。課長のお話でもよく分かりますが、でもやっぱり働きたい、働かなければならないという、そういうお母さんたちがいることも事実なので、いろいろなことを聞いた中では、先日もお話聞きましたけれども、企業でも育児休暇を延ばしてくれるところもあるみたいですけれども、そういうやはり大企業ばかりではないだろうし、市のほうとしても何とか、どう言ったらいいのかな、そういういろいろな制度を使いながらも、1人でも多くのお母さんが働けるような環境をつくる、そういうことによって、やはり移住・定住やら人口の減少にも歯止めをかけるのではないかなと思います。ですから、今すぐどうのこうのではなくて、そういうことも少しでも考えながらやっていって、待機児童がなくなればそれに越したことはないのかなと、そういう思いがあります。 それと、いろいろなことを考えながらも、すぐ結果が出ることではないので、少しでもそういう考えもあるのだなということをできたら知らせてほしいなと。今後、今、保育園のほうでも取組はたくさんしていると思うのですけれども、保育士さんの環境とかも整備していると思うのですが、ぜひそういうことで保育士さんの環境、保育園の環境とかもぜひいい方向に向けるようにしてほしいなと思います。 それと、延長保育の促進事業ですが、この延長保育の、私の思っていたのは、例えば4時まで保育していて、それ以上、2時間延長すると、そういう感覚の事業でいいのかどうか、その辺の保育事業のことをお知らせください。 ○議長(中井光幸君) 松本子ども・子育て支援課長。 ◎子ども・子育て支援課長(松本教恵君) お答えいたします。 保育時間の延長なのですけれども、保育時間には8時から4時までの短時間の保育と、それから、標準時間の保育というのが午前7時から午後6時までということで、そこから出た、1時間なり2時間なり、出た部分が延長保育という形になります。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) 分かりました。 標準保育と短時間保育の差が延長保育になるということだと思うのですが、それはそれで、今、お母さんたちが働く中で、やはり4時とかといっても、それで帰ってこれなくて延長しているのだなということを思いました。これ、人数がこれだけになっていますが、それが果たして多いのかどうか、ちょっと分かりませんけれども、そういうちょっとの時間でも延長して見てもらえるということはいいことかなと思います。 そして、さっきも課長おっしゃっていましたけれども、ファミリーサポートセンター、これは迎えに行けなかった場合、そちらに登録か何かしている方は、お迎えとか、そういうことはサポートセンターのほうでできるのですよね。先ほど説明していましたから、できると思うので、ぜひそういう、以前にも質問したことがあるのですが、児童クラブのほうにもサポートセンターの紹介をしているということの話をしていましたので、ぜひ保育園やら、そういう市の小さいお子さんのいらっしゃるところ、出入りするような場所にももっと宣伝をするというか、PRして、そういうところも使えるのだよということをもっと広めてほしいなと思うのですけれども、どうですか、その辺は。 ○議長(中井光幸君) 松本子ども・子育て支援課長。 ◎子ども・子育て支援課長(松本教恵君) そのとおりだと思いますので、いろいろホームページだとか、こちらのほうでつくった資料とか、いろいろとございますので、そちらのほうは保育園とか、それから放課後児童クラブでもそうなのですけれども、必要だなというお母さんには適宜口頭でも御紹介していますし、こちらのほうに来て連絡いただければという形でも御案内しております。あと、カウンターとかそういうところにも周知できるように置いておりますので、必要があれば、行き届いていないというところがあれば、またこちらのほうに御連絡いただきたいなと思います。 ○議長(中井光幸君) 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) ぜひそういうのも利用して、子供たちを少しでも安全に預けられる、お母さんが働けるような、そういうシステムがあるということをぜひ知らせてほしいなと思います。 それで、次の世代間交流事業がありますけれども、これ、たしかお年寄りと園児の触れ合いだったと思うのですが、それでよかったでしょうか。それでどういう事業の成果というのですか、そういうのがそちらで分かりましたらお知らせください。 ○議長(中井光幸君) 松本子ども・子育て支援課長。 ◎子ども・子育て支援課長(松本教恵君) この世代間交流事業なのですけれども、結構8園の保育園のほうで実施されておりまして、やっぱり世代間交流事業は、お年寄りと触れ合うというようなところで、一緒に果物、果樹園のほうへ行って触れ合いをしたりだとか、いろいろと事業ごとに園の事業だったりに招待したりだとか、それから、老人ホームだとか、そういうところの慰問だとか、そういう部分で実施されておりまして、そういうところにつきましては、やはり成果という部分は直接は聞いておりませんけれども、報告を受ける中では、やっぱり子供たちの、先ほども出ていますとおりに、ゼロ歳児から保育園に預かるということで、情操教育だとか人の思いやりの心だとか、そういう部分が十分保育の質というものをもっともっと向上させていかなければならない、そういう部分に役立てているものの一つだと考えております。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) 分かりました。 今、地域でのそういう活動も少なくなっていますし、家庭自体も核家族になっていますから、そういうおじいちゃん、おばあちゃんとかいない家庭もたくさんいると思うので、ぜひそういうことを、市が関与するわけではないでしょうけれども、ぜひ進めて、そういう取組もしてほしいなと思います。 保育のほうはそれで終わらせてもらいます。 今度、高齢者福祉のほうなのですが、介護予防ケアマネジメント事業のほうなのですが、もう一度、申し訳ありません、事業内容のほうを少しお知らせください。 ○議長(中井光幸君) 松本子ども・子育て支援課長。 ◎子ども・子育て支援課長(松本教恵君) 申し訳ございません。一番最初に質問されました幼稚園のどのくらい人数行っているのですかという御質問なのですけれども、令和2年には4園で441人、市外も含まれますけれども、441人となっております。令和元年度は446人、それから平成30年度は504人というふうに幼稚園のほうに入園している児童がいるということです。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 田中保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(田中宏君) 工藤議員の御質問にお答えします。 介護予防ケアマネジメント事業なのですが、平たく言えば、要支援者及び何か従前の生きがいデイサービスに通うとか、さらに住民主体のサロンに通うという場合のケアマネジメントということなので、ケアプランの作成というふうに考えていただければと思います。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) 分かりました。 これはそうすると介護認定とかされていない方、たしか65歳以上でしたか、そういう方も利用できる事業だったと思うのですが、それでよろしいでしょうか。 ○議長(中井光幸君) 田中保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(田中宏君) お答えします。 そのとおりでございます。要支援の方に関しましては、介護保険の制度を利用しての認定となりますが、生活支援事業のほうに参加される方は、チェックリストを利用してケアマネジメントしてもらい、ケアプランを作成してもらうというような仕組みになっております。 ○議長(中井光幸君) 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) 分かりました。 それで、この事業は市自体でやっているのではなくて、委託されていますよね。かけはしか社協のほうに委託しているのかな、その辺、お知らせください。 ○議長(中井光幸君) 田中保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(田中宏君) お答えします。 このプランなのですが、A、B、Cというプランがあるのですが、全てかけはしのほうに委託をしているということでございます。 ○議長(中井光幸君) 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) 分かりました。 かけはしのほうで全部委託しているということで、このサロン活動とかしている、この人数は分かりますが、サロン活動している地域というのですか、活動の、サロンをしている件数といいますか、人数ではなくて、場所、何件で、どの地域にあるのかなというのをちょっとお知らせしてほしいのですが、分かりますか。 ○議長(中井光幸君) 田中保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(田中宏君) お答えします。 サロンの活動している場所ということなのですが、まず、浜分地区で4件サロンがございます。久根別が3件、中央地区が3件、谷川地区が3件、茂辺地地区が2件、石別地区で2件、本町で2件、市渡で2件の合計21のサロンがあります。そのサロンの中では、ふまねっとを行ったりとか、百歳体操を対象にしているところとか、ただ集まって気軽に話すようなサロンというのもございます。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) 分かりました。 サロンの中でも、やはり出ていって、その中で活動できる、元気な人たちがいるのですよね。元気だからそこに出ていけるのですよね。そして、そこでまた元気をもらいながら、皆さんそれぞれに近況を報告しながら、元気でいたよ、いないよ、そういうことをしながら頑張っているのですよね。その場所にもちょっと行ったことがあるのですけれども、ぜひ、21か所が多いか少ないか、その辺は分かりません。でもこれ、かけはしのほうでやっていたとしても、先頭になってやってくれる方がいなければ続かないのですよね。ですから、北斗市はおかげさまで町内会館やらいろいろな施設がありますので、そういうところを使いながらも、ぜひ介護認定されていない方でも自由にふまねっとでもボッチャでもいろいろな活動ができますので、ぜひもっともっと町内会、自治会のほうにも要請をするなり何なりして、今はコロナで大変で、そういう活動もできないかもしれませんけれども、ぜひ多くの人たちがそういうことによって介護予防の啓発ができると私は思っていますので、ぜひ課長のほうでもそういう進めるというのですか、そういうことをしてほしいと、PRをうんとしてほしいと思うのですが、その辺はいかがですか。 ○議長(中井光幸君) 田中保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(田中宏君) お答えします。 工藤議員の後段の部分の御質問のほうにつながってくると思うのですが、介護予防普及啓発事業のほうで、スポーツジムを委託先として行っているという事業があるのですが、その中で、卒業した方が、今度、地域のほうで活動してもらって、新たな体にいい取組をしてもらっているというような、どんどん広がっていくような取組というのも心がけておりますので、今後、そのような活動を広げていきたいとも考えておりますので、以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 14番工藤秀子君。 ◆14番(工藤秀子君) ぜひ広めてほしいと思います。何年か後には5人に1人が介護の必要な方になるという時代になりそうですので、そういうことになる前に、自分の健康は自分で守れるような、元気で頑張って頭を使えるときのほうに、今のうちに予防しておけるような形で、さっきも言ったのですが、ホームページ、それから広報にチェックリストを載せてもらったのも、あれもなかなかいいと思いますので、次、もし3月でも4月でも、出せるのでしたら順番に出していって、その状態をぜひ皆さんに分かるような形にして進めてほしいなと思います。 今、本当にコロナでみんなそれぞれに大変な思いをしながら、自宅で頑張っている人もたくさんいると思うので、そういう方たちにも、広報、いろいろなことを使いながらも、なかなか若い人と違って、ホームページを開いてといってもちょっと無理なところもあると思いますので、何でも駄目だ、駄目だではなくて、私たちも広報でも何でも見て、しっかりとそういうことに対応できるようになればいいかなと思います。ですから、市のほうでも、コロナで今大変な時期ですので、新しいものをどうこうすることではなくて、あるものでもしっかりとそれを使って、予防できることはぜひしてほしいなと思います。 これで終わります。ぜひ介護のほうも、自分は関係ないと思わないで、それぞれみんなができるようなことを少しずつしていけば何とかなるのではないかと思いますので、ぜひ皆さんよろしくお願いします。 これで終わります。 ○議長(中井光幸君) 1番仲村千鶴子君。 ◆1番(仲村千鶴子君) 通告に従いまして質問をさせていただきます。 3歳児健康診査での視力検査に関する件でございます。 市内の方ではありませんが、子育て中のお母さんから、小学校入学前の就学時健診で受けた視力検査で再検査となり、弱視であることが分かり、その段階で治療用眼鏡をかけさせたが、視力はあまり上がっておらず、眼科の先生から、もっと早い段階で気づき、治療を開始できていたら、視力が上がる可能性は違ってくると言われたそうでございます。 弱視の子を持つお母さんの中には、なぜもっと早く気づいてあげられなかったのかと、自分自身を責める方もいらっしゃると伺いました。 日本弱視斜視学会のホームページによると、視力は言葉や歩行などと同じく、成長に伴ってだんだん獲得する能力で、ゼロ歳では0.1ぐらいの視力しかなく、3歳ごろには大人と同じ視力に達するとされています。 弱視という言葉は、通常の教育を受けるのが困難なほどの低視力という意味で一般的に使われていますが、医学的には視力の発達が障害されて起きた低視力を指し、眼鏡をかけても視力が十分でない場合を指すと明記されています。 弱視の場合は50人に1人と言われていますが、早期発見、早期治療で改善できます。3歳で発見された弱視の多くは、就学までに良好な視力を得ることができますが、4歳以上では、小中学生、高校生まで治療が継続され、子供にとっても大きな不利となると言われています。 3歳児健康診査について、日本小児眼科学会では、提言の中で、視力検査に加えて、フォトスクリーナー等を用いた屈折検査の実施を推奨しています。それは手持ち自動判定機能付きフォトスクリーナー装置というもので、一眼レフカメラくらいの大きさです。カメラで撮影するように、子供の目元を写し出し、屈折異常や斜視などの両目の状態を発見するスクリーニングの効果も高く、母親の膝に乗ったままでも検査が可能で、受診者の負担が少ないのが特徴です。早期発見ができ、早期治療ができれば、子供たちの未来に希望の光がともせます。3歳児健康診査の視力検査において、フォトスクリーナーを導入していただきたいと考えますが、市としての見解をお尋ねいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(中井光幸君) 池田市長。 ◎市長(池田達雄君) 仲村議員の御質問にお答え申し上げたいと存じます。 3歳児健康診査における視力検査についてでございますが、現在の状況といたしましては、3歳児健康診査を受ける前に、まずは各家庭において簡単な視力検査と必要事項についてアンケート調査への記入を行っていただき、3歳児健診会場では、その結果を持参していただいた上で、保健師が視力項目も含めた全体的な問診を行っているところでございます。 なお、保健師の問診等で視力検査の結果が正確でなかったり視力が気になるような場合につきましては、再度、視力検査を行った上で、会場にいる小児科医の診察を受け、眼科での精密検査が必要と診断された場合には紹介状が発行され、精密検査を受診していただくこととなります。 仲村議員の御質問にありますとおり、弱視については、早期発見、早期治療で視力が改善する可能性が高くなるものでございます。また、視力検査だけで弱視を判断することはできず、屈折検査や斜視検査なども踏まえ、総合的に判断する必要があることから、フォトスクリーナー導入に関する御要望の趣旨及び重要性について理解はいたしているところでございます。 市といたしましては、今後、検査導入している先進自治体での事例を研究するとともに、市内医療機関の医師からの助言、健診体制や検査室の整備が可能か等も考慮した上で検討していきたいと考えております。 以上で、仲村議員の御質問に対するお答えといたします。 ○議長(中井光幸君) 1番仲村千鶴子君。
    ◆1番(仲村千鶴子君) ありがとうございます。前向きな答弁として受け止めましたが、よろしかったでしょうか。 3歳児健康診査の弱視なのですけれども、市内ではなくて市外のお母様から聞いたということで、それでは北斗市内ではどうなのだろうかということで、何人かのお母様たちに、3歳児健康診査の経験されたお母さん、それから、これからしようとするお母さんにいろいろと電話で伺ってみました。そのときに、3歳児健康診査を受けたお母さんの中には、今、市長の答弁にもありましたように、事前にアンケート用紙を書くということでした。そのアンケート用紙が大変難しいもので、お母さん、保護者としてはちょっと難しかったと言っていました。それで、そのアンケートの中身を若干教えていただければと思いますが、お分かりになれば教えていただけますか。 ○議長(中井光幸君) 松本子ども・子育て支援課長。 ◎子ども・子育て支援課長(松本教恵君) アンケートの内容なのですけれども、大筋に言うと、例えばテレビの前ですごく近寄って見ないかとか、人を見るときに目が横を向いて、横向きに顔が向いていないのに目だけを向けるだとか、そういうような目の動き、お母さんが気になるような見方をしていないかということが主なものになります。 ただ、お母さんたちが恐らく難しいというのは、事前にアンケートのほかに検査をしてきてくださいというようなものがありまして、少し離れたところから、チョウチョウと、ちょっと今忘れましたけれども、4種類のものがあるのです。その4種類のものを事前にお子様に見せて、これは何だよ、何だよと言って、それを離れたところで、またもう少し小さい物を見せた時点で見えるかどうかというのをおうちでやってきてください。それは右目と左目、それぞれやってきてくださいというのが、結構やっぱり目を隠すだとか、離れて何か落ち着きがないだとかといって、それをするのが大変だというふうにこちらのほうでは考えております。 ○議長(中井光幸君) 1番仲村千鶴子君。 ◆1番(仲村千鶴子君) 実際、そうだと思います。やっぱり3歳児は本当に落ち着きがないというか、今一番大変な年齢ではないかなと思いますし、それをお母さんが右だの左だのチョウチョウだの何とかかんとかだのという、そういう判断をして、そのアンケートを書いて調査に行くというのは、やっぱりとてもとても不安ですし、やっぱり小さいから、よく見えているのか見えていないのかというのも、やっぱり保護者としては判断しにくいことだと思います。 一応ちょっと調べてみましたら、第1次検査と第2次検査があると。第1次検査で異常が認められれば、今、市長の答弁もありましたが、第2次検査があると。この第1次検査というのは、御家庭での視力検査とアンケートの記入はとても大切なものなのだよというふうにホームページで載っていました。今、課長がおっしゃったようなそういう中身だと、なかなかやっぱりお母さんたちにとっては不安の材料がいっぱいあって、そのときに検査しても、医療に関わる先生方が大丈夫のような気がするとなっても、いざやっぱり大きくなったときに、今の質問にもありましたように、弱視でしたということになれば、やはりこれはお母さんにとっては納得のできるようなものではないような気がします。そこのところの改善をということで、一眼レフの提案をさせていただきました。 関連なのですけれども、そういう状況でありがら、就学時に健康診断があると思うのですが、そういう中で、引っかかった児童・生徒というのはいらっしゃいましたでしょうか。弱視だよと、もしかしたらという、そういう引っかかったお子さんがいらっしゃるかどうか、ちょっとそこのところをお伺いいたします。 ○議長(中井光幸君) 小野学校教育課長。 ◎学校教育課長(小野義則君) 仲村議員の御質問にお答えしたいと存じます。 検査の中で弱視という形での事例といいますか、そういったものはございませんでした。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 1番仲村千鶴子君。 ◆1番(仲村千鶴子君) よかったです。本当に何よりだと思います。 第1次検査を終わって、第2次検査というふうになるのですが、現状の今の検査方法で、精密検査をしたほうがいいですよと言われたお子さんというのはいらっしゃいましたでしょうか。 ○議長(中井光幸君) 松本子ども・子育て支援課長。 ◎子ども・子育て支援課長(松本教恵君) お答えいたします。 検査をしたほうがいいというお子さんについては、令和元年度は1名ということで、その後、精密検査をして異常なし。それから、平成30年度につきましては8名、平成29年度についても8名いらっしゃるのですけれども、平成30年度も視力低下が1名で、近視の方が1名、経過観察が1名という3名。それから、平成29年度につきましては、乱視のお子さんが3名、遠視の方が1名ということで、ある程度やっぱり、毎年ではございませんけれども、そういう方たちの発見はされているということが現状でございます。 ○議長(中井光幸君) 1番仲村千鶴子君。 ◆1番(仲村千鶴子君) 今聞いただけでも、結構少しずつ目の異常、異常ではないのかも分かりませんけれども、増えていっているのだなということを非常に感じました。 厚生労働省で平成29年の4月付けで3歳児健康診査における視力検査の実施についてということで、保護者の視力検査の重要性を周知または啓発がとても大事だよということを促されていますが、市としてはそういう周知、啓発のことについて、どのような形で行っているか、ちょっとお伺いいたします。 ○議長(中井光幸君) 松本子ども・子育て支援課長。 ◎子ども・子育て支援課長(松本教恵君) 3歳児健診のアンケートだとか事前の視力検査については、先ほど申し上げたとおりなのですけれども、それについて、やっぱり御自宅のほうでやってくることが大切だということで、北斗市のほうでは、事前に1か月くらい前にそういう3歳児健診のそれ以外の問診票も一緒に各御家庭に送付をしております。その中には、きちんとやっぱり事前にこれだけのことを離れてとかという部分で説明はして、その中身はきちんとお母さんに分かるようには入れております。ただ、やっぱり現状としても、実際、来るお母さんの中では、1割までもいませんけれども、数名、やっぱりちょっとできなかったというお子さんはいらっしゃいます。 ○議長(中井光幸君) 1番仲村千鶴子君。 ◆1番(仲村千鶴子君) 本当にやっぱりなかなかお母さんたちにとっては視力検査というのは本当に難しいということだけは承知していただきたいと思うのですが、ちなみに3歳児健診、100%ではないと思うのです、健診に来る方。大体市としては何割くらいの方が健診にいらっしゃっていますか。 ○議長(中井光幸君) 松本子ども・子育て支援課長。 ◎子ども・子育て支援課長(松本教恵君) お答えしたいと思います。 大体80%から90%くらいのお子さんが健診をお受けになっています。 ○議長(中井光幸君) 1番仲村千鶴子君。 ◆1番(仲村千鶴子君) 残りの2割の方は何かの事情があって健診に来られない方も多々いらっしゃるのかなと。ただ、来られない方には、またしっかりと助言をしてくださるように、もちろん市としてはしてくださっていると思うのですが、よろしくお願いしたいなと思います。 質問をさせていただきました一眼レフの、実際のところ、まだ全国でも数少ない自治体のところでしか利用しているところはありません。ただ、いろいろ調べてみますと、利用しているところは、本当に7割から8割、防げるところまできているという、そういう結果が出ております。ぜひ、今日の市の執行方針もございましたけれども、妊娠、出産から育児、子育て期まで切れ目のない施策を展開してまいるという、そういう市の方針もありましたので、ぜひやっぱり一日も早く導入をお願いして、質問を終わります。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 7番髙村智君。 ◆7番(髙村智君) 通告に従いまして、大きく2点、質問させていただきます。 1、新函館北斗駅周辺の施策に関する件。 新型コロナウイルスとの共生が今後の課題とされている観光事業ですが、特に喫緊の課題である北斗市の弱点となってしまった北斗市観光交流センター別館「ほっくる」を含めた新函館北斗駅周辺をどのようにしようと考えているのか、企業誘致も含めて市長の戦略をお聞かせください。 2、児童生徒の不登校に関する件。 毎年度、話題になるのが子供たちの不登校問題です。 北斗市でも、各学校の課題に不登校の対応があると耳にします。 国も「不登校については取り巻く環境によってはどの児童生徒にも起こり得ること」として、フリースクール等の重要性を認め、小中学校との連携を求めるなど、不登校の子供たちへの支援を本格的に始動させました。 さらに、文科省でも指針として「学校に復帰することを目指すのではなく、社会的な自立を目指すこと」に変化しています。 そこで、教育長のお考えをお聞かせください。 (1)北斗市にはフリースクールはあるのか。 (2)全国的にフリースクールは個人や民間企業、NPO法人の運営であるため、地域によって格差があるのも事実です。 北斗市は子育てしやすいまちとして様々な施策を展開していますが、誰一人取り残さないというSDGsの理念の下、北斗市でもフリースクールにしっかりと向き合い、設置するように取り組むべきと考えますが、いかがか。 以上、大きな2点、よろしくお願いいたします。 ○議長(中井光幸君) 池田市長。 ◎市長(池田達雄君) 髙村議員の御質問にお答え申し上げたいと存じます。 2点目の児童生徒の不登校に関する件につきましては、教育長より答弁いたしますので、私からは1点目の新函館北斗駅周辺の施策に関する件についてお答え申し上げたいと存じます。 昨年からの新型コロナウイルス感染症の感染拡大は、北斗市内にも様々な影響を及ぼしており、中でも新函館北斗駅周辺地区は特に影響が大きく、観光交流センターでは駅利用者数の激減により、アンテナショップや別館テナントの売上げ低迷など、厳しい経営状況を強いられております。 観光交流センターについては、開業後の利用者数減少を受け、昨年度に観光交流センター運営計画を策定しており、運営計画では、意識すべきターゲットを新幹線、在来線利用客、地元住民、ホテル宿泊者と位置づけ、コンセプトを設定した中で、30項目の施策が示され、市ではその中から取捨選択、優先順位を決め、活性化対策を進めることとしておりました。 今年度はサイン計画、店舗指導等、リーシングを大きな運用事項として取り組む予定でおりましたが、新型コロナウイルスの影響により、駅舎から交流センターにかけての各種サイン計画、ウェブサイトの作成を主とせざるを得ず、その結果、視覚的な面で、新幹線乗降客の各施設への誘導効果は十分発揮されるようになったものの、その効果をより高めるための誘客策やリーシング等についてはほとんど進捗できなかった状況となっております。 このようなことから、新函館北斗駅周辺の活性化が喫緊の課題であることは間違いございませんが、市といたしましては、新函館北斗駅周辺が北斗市の弱点とは全く捉えておらず、むしろ大きな強みとして、今後もコロナ収束後を見据えながら、各種施策を積極的に実施していきたいと考えております。 具体的には、今年度の運営計画実施支援業務の中で、コロナ収束後も使えるノウハウを得ることができましたので、テナント会との共同施策として、各店におけるオリジナル商品の開発や、店頭販促といったテナント指導などを行っていきたいと考えております。 また、市、観光協会、テナント事業者が協力しながら、より地元客向けの誘客策の一つとして、6月26日から27日までの2日間、北斗市をはじめとした道南圏の食をメインとした物販、飲食イベントをほっくる内や交流センター別館南側イベント広場、新函館北斗駅前通の一部を会場として新たに実施する予定でおります。 そのほかにも、空きスペース活用のため、区画新規出店に代わるものとして、賃料を抑えるなど、出店のハードルを下げることで、例えば市内の農家、飲食店、個人でも出店を可能とし、かつ、地元客向けの催事を行う出店者を広く募集するなど、これまでとは異なる視点に立った取組も実施していきたいと考えております。 また、新函館北斗駅周辺地区の企業誘致につきましては、現在のコロナ禍における経済状況の悪化など、企業にとっては当面、慎重とならざるを得ない状況が続くと思われますが、一方では、長らく休業していた飲食店が今春から事業再開に向け調整していることや、先日の新聞報道でもあったとおり、2023年4月の開業を目指した新函館北斗駅前3棟目のホテル建設が正式に発表されるなど、明るい話題もございますので、これまでのトップセールスをはじめ、道内外で開催される企業フォーラムやビジネスフェアを通じて、市の助成制度や立地環境等の強みをPRしながら、幅広い業種を対象とした企業誘致活動を継続していきたいと考えております。 以上で、髙村議員の御質問に対する私からのお答えといたします。 ○議長(中井光幸君) 永田教育長。 ◎教育長(永田裕君) 髙村議員の教育委員会所管の御質問についてお答えを申し上げたいと存じます。 2点目の、児童生徒の不登校に関する件についてでございますが、不登校の問題については、令和2年第4回定例市議会で渡野辺議員より御質問があり、不登校児童生徒が増加傾向であることや、不登校にならないための環境づくりが重要であると答弁したところでございます。 不登校児童生徒への支援については、髙村議員の御質問のとおり、文部科学省の通知では、学校に登校するという結果のみを目標にするのではなく、児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて、社会的に自立することを目指す必要があること、また、児童生徒によっては不登校の時期が休養や自分を見つめ直すなどの意味を持つことがある一方で、学業の遅れや進路選択上の不利益、社会的自立へのリスクが存在することに留意する必要があるとされております。 御質問の一つ目の、北斗市にはフリースクールはあるのかについてですが、市内には1か所、昨年の12月に一般社団法人かやぶきの家まねきやが市渡にフリースクールを開設しております。 御質問の二つ目の、北斗市でもフリースクールにしっかりと向き合い、設置するように取り組むべきとの考えについてですが、現在、フリースクールに通っている児童生徒はおりませんが、不登校の児童生徒が学校以外の場で学ぶようになったとしても、その学校に在籍している児童生徒であり、社会的に自立していくための支援、協力が必要であることから、教育委員会、学校とフリースクールにおいて定期的な情報交換などの連携を図ることが必要と考えております。 一般的にフリースクールは公的な機関ではなく、個人や民間企業、NPO法人等によって運営されるものであり、市が設置するものではないと考えております。 市といたしましては、適応指導教室を設置しておりますので、不登校及び不登校の傾向にある児童生徒に対して、教育相談、適応指導、学習指導を通して学校復帰を支援するとともに、繰り返しになりますが、児童生徒がフリースクールに通う場合にはしっかりと連携を図っていきたいと考えております。 以上で、髙村議員の御質問に対する私からのお答えといたします。 ○議長(中井光幸君) 7番髙村智君。 ◆7番(髙村智君) それでは、再質問をさせていただきたいと思います。 まずは、新駅周辺のお話をさせていただきます。 市長から、いやいや弱点ではないよ、強みだよというお話がありました。正直、私は弱点を解消して次のステップへ行くということで、あえて、今、人がいない、店舗も減った、ここは厳しい状況であるということで、弱点という形で私の中では捉えさせていただいて、その代わり、その次に何をしていくべきかということへ向かっていけばいいのかなと思っております。 それでは、今、ほっくるの収益に関して、初年度と比べておよそどのぐらいの減少、令和2年度と比べてどのぐらい減するかなというものは、つかんであればお知らせください。 ○議長(中井光幸君) 石坂水産商工労働課長。 ◎水産商工労働課長(石坂弘之君) 髙村議員の御質問にお答えしたいと存じます。 ほっくるの収益ということですが、観光協会を通じまして、任意の売上げという部分でうちのほうで押さえているものでお話ししますと、昨年度と今年度、1月現在までの売上げの合計で比較させていただきますと、前年同期比で46.9%というような形になっております。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 7番髙村智君。 ◆7番(髙村智君) 半分近くということで、これはコロナもあったり、あとは開業から徐々に徐々に、最初はどちらかというとできたから行ってみようという方、当然多いところから、下がっていっているものもありますし、あとは店舗も減っているということで、当然、店舗が減ると、そこへ集まる数も少なくなると、人の数が減って、店舗の数が減ってと、負のスパイラル状態になっているというのがこの数字なのかなと思っております。 いろいろ考えていくと、先日、28日、ちょっと見に行って、何軒かの方とお話をさせていただいたのですけれども、基本的には、どの店が入っても、今、あそこへ人が来るような、コロナがあってもなくても、果たしてここに本当に来てくれるのかなというのは正直思っています。抜本的な見直しも必要ではないかという感じを皆さんが口をそろえて、では何が抜本的な見直しなのかなということでいろいろ考えたときに、今、28日現在で、唯一、1か所、飲食店が3時半でオーダーストップという話を聞きましたけれども、28日までということで紙は貼ってあったのですけれども、これからの、昨日から3月1日、始まっていますけれども、現在の状況としてどのような感じなのか、つかんでいたらお知らせください。 ○議長(中井光幸君) 石坂水産商工労働課長。 ◎水産商工労働課長(石坂弘之君) 髙村議員の御質問にお答えしたいと存じます。 今、ほっくる内のテナントの部分、今、議員おっしゃられたとおり、飲食店が3時半で閉めていると。こちらのほうは状況によって3時半で閉めるときもございますし、夜6時までやっている場合もあるというふうに現在は伺っております。日にち自体は、当面というような形で、決まった中での営業というふうな形にはなっていないというふうなことでございます。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 7番髙村智君。 ◆7番(髙村智君) 駅のほうへ行くと、弁当屋も閉まっていまして、弁当屋が閉まっていると、自動ドアでして、あそこ、鍵をかっているので、中の休憩場所も閉まる形で、昨日、おとといはたまたま少し暖かかったので、日差しもあって、10時半くらいですか、日差しもあって、中が少し暖かかったのですけれども、これ、現実にマイナス10度ぐらいだった頃なんかは、外に椅子は出ていましたけれども、きっとどこかで休憩しようかなと思っても、あそこだとかなり寒い状況だったのかなと。ではどうしたらいいのかなと。あの場所がどのように、前にも新関議員があそこの場所のことについて言っていましたけれども、いまだ解消されていないという中で、どのようにあそこの空間を活用しようと思っているという話は当事者としてしているのか、ちょっとそこをお知らせください。 ○議長(中井光幸君) 石坂水産商工労働課長。 ◎水産商工労働課長(石坂弘之君) 髙村議員の御質問にお答えしたいと思います。 今お話しされた41゜ガーデン、弁当屋のところなのですが、おっしゃられたとおり、今、2月28日まで休業ということで、3月1日現在ではまた営業は再開しているところなのですが、今、課題となっている部分で、あそこ、弁当屋のほうと観光協会のほうで運営の委託業務を結んでおるのですが、その中で、委託業務の中で軽微な清掃等も含めてでやっていただいているというような関係もございますし、そのような形の中で、休業というようなことで、あそこの休憩所も一緒に管理上の部分で閉めているというような状態です。こちらのほうは、先ほどもおっしゃられたとおり、いろいろ課題等ということで私どもも捉えておりまして、実際、観光協会と事業者を通じて、いろいろうまく改善、皆さんがうまく利用しやすいような形で、現在も継続して協議しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 7番髙村智君。 ◆7番(髙村智君) コロナが収束したらいろいろなものが見えてくるのかなというのは、多分、たくさんの方々が思っているのでしょうけれども、ワクチンがまだ定まっていない状況で、国できっとGoToキャンペーンをやる準備だけは今していますので、どこかである程度のコロナの収束の中で北海道へという時期が、春なのか秋なのか、また冬なのかといったときに、再発だとかいろいろなことを兼ね合わせながら、あそこの場所も冷暖房装置がついている場所ですので、暑ければ涼しいところ、寒ければ暖かいところというのを求めるのはちょうどいい場所ですので、そういうところもしっかり話合いをしていただければなと思います。 観光案内所のほうにもお話を聞きに行きまして、女性2人座っていまして、利用状況はどうですかと。正直、人がなかなか顔を出してくれない状況は、今、仕方ないのでという話なのですけれども、隣のプリンスホテルが、荷物を預かるのをうちで委託しておりますということで、隣にはほぼ人がいない状況。そうなると、あそこで飲食をしてはいけませんというステッカーが貼ってありますので、広い空間でただいる場所の状況。下に行って、ほっくるの中で飲食をするような感じがあるかなというと、缶ジュースを買って飲むくらいで、なかなかあそこまで足を運んでと。28日、暖かかったとはいえ、実はほっくると駅のつながるところ、結構な傾斜があって、雪があって、観光バスが発車して、何名かの方、十何名かの方が出ていくところ、ちょうど私、一緒になったのですけれども、おばあちゃんが杖をつきながら歩いていて、滑りそうになって、手を貸すような形になったのですけれども、ああいうところも具体的に、屋根のないところで雪のあるところというと、あそこまでやっぱり出向きにくいのかなというのを改めて、今回、何回も多分皆さんから聞いていますけれども、この時期でもそういう感じなので、改めてなかなか行きにくいなと。そうなったときに、あの観光案内所の活用なども何かできないかなと思っていたのですけれども、ちょっとあそこの観光案内所、JRとのつながりで縛りがあるというふうにも聞いているのですけれども、具体的に、例えば自由に使えるのが何年後とか、一切ないですとか、いろいろ何かの縛りが、あそこ、求められているのか、分かりましたらちょっとお知らせください。 ○議長(中井光幸君) 石坂水産商工労働課長。 ◎水産商工労働課長(石坂弘之君) 髙村議員の御質問にお答えしたいと存じます。 観光案内所の関係ですが、あそこの部分は、あくまでうちのほうの所有という部分の施設になっておりますので、特段、中の造作に関して変更したら云々というようなことはないことになっております。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 暫時休憩いたします。 再開は2時15分頃といたします。   (午後 2時01分 休憩) ──────────────────   (午後 2時15分 開議) ○議長(中井光幸君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 7番髙村智君。 ◆7番(髙村智君) 観光案内所の続きです。サラリーマンの方から、乗り継ぎの関係で、結構二、三時間、あそこで滞在する方がいらっしゃいますと。その方々が仕事をする場所というのですか、そういう場所がなかなかあの中で見つからないというか、今、テーブルを置いているので、向こうにという話をするらしいのですけれども、最終的には観光案内所の横の空きスペースで膝の上にノートパソコンを置きながら、飲み物をと思ったときには、あそこには飲み物は駄目ですという紙が貼ってあって、どうしたらいいでしょうというのをお姉さん方に駄目ですよねという、ちょっと顔でアクションを打って、すみませんという感じをしながら、せっかくの今、中継点となっているのであれば、そういう場所の使い方というのもネット環境、今、Wi-Fiが整備されていますので、ちょっと使いやすく、テーブルを置くか、もしくは下へきちんとしたワーキングスペースのような形で、今、空いているところたくさんありますので、きちんと表示をされて、ここでしっかりネット、もしくはズームだとかという場所に対応できるような仕切りなども用意させていただいていますと。観光協会のほうでいえば、例えば仕切りを立てるような形、中にあると思いますので、そういう形でぜひぜひ御活用して、ちょっとそこにいる時間が増えれば、ちょっとおなかすいたなと買い物へ行ったり、何でもいいからとにかくお客様を誘導するようなことも考えられるのかなと思っているのですけれども、そういうワーキングスペースのような活用の仕方というのを、具体的に何も貼っていないので、何か提案できないかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(中井光幸君) 石坂水産商工労働課長。 ◎水産商工労働課長(石坂弘之君) 髙村議員の御質問にお答えしたいと存じます。 今、ワーキングスペースというようなことでの御質問だったと思うのですが、実を言いますと、同じく2階の、先ほどもちょっと話題になりました休憩室の中なのですが、実際はちょっと課題があって、休業していると使えない部分もあるのですが、あちらの窓側のほうのカウンターの部分、8席ほど、一応ノートパソコンだとか置いて使えるような形で、電源も実をいうと整備されているスペースでございます。ですから、そういう使い方も含めて、先ほどもそこの事業者と継続して話はさせてもらいたいというふうには思っておりますし、近々のお話で言いますと、ほっくるの実を言うと空きスペースのところ、少し今、机というか、ちょっと置かせてもらっている状況なのですが、あそこはもともと、本来、テナントを入れるまでは、コンセントの部分は使えないような形にしていたのですが、先ほど議員おっしゃられたような、ちょっと使いたいというような方のお話も協会で受けて、今はちょっと一時的にコンセントも使えるような形で、そこのコンセントと、そこからドラムを引いて使えるような形でやっているのですが、どちらにしましても、そういう活用方法は、観光案内所、ほっくる、全部含めた形でいろいろ現在の使い方に捉われないでいろいろやっていきたいなというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 7番髙村智君。 ◆7番(髙村智君) 鍵がかかっているので、中へ入っていけなかったものですから、正確なものを見れていなかったのですけれども、多分、ほっくるの1階の入るのにちょっと仕切を立てて、中へ入っていくとテーブルが3枚ほど置かれていて、椅子も置いているところがきっと使う場所なのかなと。ズームだとか、ちょっと会議をやりたいというタイミングがあの場所であれば、ズーム中だとか、何か貼れるような形をつくってあげて、どうぞこちらでそういうことでも御活用くださいというものを貼っていただいて、少しでも長居していただくわけですから、いい環境でしていただけるようにと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 あと、新幹線開業5周年ということで、何か昨日のニュースで、トンネルで1年間寝かせたワインをという話が出ていましたけれども、北斗市で5周年で何か記念のものというものを企画されていたかなと、ちょっと私の中ではあまり確認できていなかったので、ちょっとそこ、お知らせください。 ○議長(中井光幸君) 楠川企画課長。 ◎企画課長(楠川修君) 髙村議員の御質問にお答え申し上げます。 北海道新幹線開業5周年の関係ですが、まず、現在のコロナの状況で、JR北海道や道庁、沿線自治体とも協議した中では、特に記念式典のようなセレモニー的なものはやる予定はございません。 しかしながら、コロナの状況を見ながら、まず今月、駅舎には5周年を示すサイン等を掲示することとしております。 今後、新年度において、市民を対象とした、5周年を記念する企画として、例えば今検討しているものは、JR北海道の特別料金を利用した市民を対象とした日帰りの新青森へのツアー、そういったものの企画等を今検討し、コロナの状況を見ながら検討していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 7番髙村智君。 ◆7番(髙村智君) コロナがいろいろなものを邪魔しているのは確かですけれども、何か来なくてもできることはないかとか、いろいろなことを、北斗市からの発信を少しでもできたらなと。 一つ、何かと思ったときに、ずーしーほっきーの大きな年賀状を協会でつくって、たしか掲示していたと思うのですけれども、ああいうことを逆にずーしーほっきーに、年賀状でも、何かお手紙を出しませんかとか、何かやって、それでプレゼントするとか、何か来てもらって、そこで何かのイベントのプラスにするとか、ちょっと飛びものというとあれですけれども、郵便物だとか、ちょっと変わった趣向で絵を描いてもらうとかということで何かできないかなとか、いろいろ考えながらあそこの周りを見ていたのですけれども、場所的に広さがすごくあるわけでもないし、イベントをやると密になると言われますし、ちょっと時期が、できた中で、ハガキだとか、年賀状も含めていろいろなものを活用しながら、今、ずーしーほっきー含めて、全国的にキャラクターがだんだん大会もなくなっていくという中で、いろいろな形で提案していただければなと思いますので、ここは本当に提案としてお話をさせていただきます。 あと、市長が選挙に出たときの公約で、駅前に病院をという話を聞いていましたけれども、なかなかこういう時代なので病院が厳しいのは分かるのですけれども、そのあたりというのは、現段階で進んでいないのかどうか、ちょっとそこだけ教えてください。 ○議長(中井光幸君) 池田市長。 ◎市長(池田達雄君) 髙村議員の御質問に対してお答えしたいと存じます。 病院、もしくは介護施設、私が言ったのは、新函館北斗駅前というふうな状況の中で、商業施設、それから宿泊施設だけというふうな発想ではなくて、あらゆるものがあっていいのではないかと。その例として、例えば病院があったっていい、介護施設があったっていい、そういったことは申し上げました。 その中で、以前もお話ししたかもしれませんけれども、病院関係者が駅前にという話が入り口ベースではございました。ただ、お話をしていく上で、建物に対する補助制度というのは、議員御承知のように、これはあります。病院側は、できれば年間の運営補助も何とかお願いできないかというふうな話になってくると、やはり我々はそこまではなかなか厳しいよねというふうな話をさせていただきました。それは数年前の話ですけれども、その時点で、ただ、今回はちょっと考えさせてくださいというような話でした。ただ、実は札幌延伸に向けて、そういった考えを持っている、これは病院だけではなくて、そういう業者はたくさんおられるのかなというふうな思いで、おととしまで、去年はコロナの関係がありましたので、なかなか歩けなかったものですから、おととしまではそういう話がありました。 今回も、先ほど答弁で申し上げましたように、新たな3棟目のホテルが表明をしていただきました。これは私が市長就任時、すぐにそこの会社のほうに赴いて、何とかお願いできないかと。実はそのときはホテルではなかったのですよ。もうそのときに東横インが来るというふうなお話を伺っていたものですから、そうすると、あの周りに、夜、御飯を食べる場所がない。そういったことを考えれば、居酒屋風のものだとか、そういったことをお願いをしたところでございます。そういう話で実は進めさせていただきました。 ただ、残念ながらコロナの関係で、それ以降、去年はちょっと行き会わなかったのですけれども、昨年の6月14日でしたか、東横インがオープンをいたしました。コロナ禍の中でオープンをし、そしてラジェントホテルもそうなのですけれども、あのコロナ禍の中にあって、最初はかなり苦戦をしました。ということは、インバウンドが全くゼロになりましたので、本当に苦戦をしたのですけれども、その後、GoToトラベルの関係もあるのですけれども、稼働率がどんどんどんどん上がってきているのですね、実は。そういった状況を考えたときに、ホテルもやりたいよねというふうな形になって、そういう状況になっているというふうなことでございまして、先ほど申し上げましたように、そういった商業施設、それから宿泊施設だけでなくて、それ以外の施設も幾つかはそういったお話を伺える、そしてまた今後、私も自ら出向いていってお話をすることも可能かというふうに思ってございます。 それと、先ほどの観光案内所の関係なのですけれども、実は観光案内所が、果たしてあの場所でいいのかと。例えばおがーるがあの場所でいいのかというふうな考えは私は持っています。ただ、建物は、実はうちの北斗市のものですけれども、いろいろな危機管理上の関係で、JRとどうしても協議をしなければいけません。そういった中で、違うものに変えていく、例えばおがーるを観光案内所のほうに持ってきて、今の観光案内所のほうをおがーるのほうに持っていったり、それから、1階のイベントスペースの利活用だとか、そういったことを考えたときには、まずはJRと安全対策上の協議というふうなものが当然必要になってきます。そういうふうなものが全てクリアされれば、私は、髙村議員がおっしゃったようなことも当然考えられるかなというふうに思っていますし、それから、41゜ガーデンに関して言えば、構造上、どうしてもあのドアがあると。私は、実は昨年も新関議員から指摘を受けていました。そのときに、あそこでなくて、もっとカウンターというのですか、弁当を売っているところ、あそこに入り口というのですか、シャッターをつければ、全部使えるでしょうというふうなことも今検討させているのですけれども、なかなか構造上、協議が進んでいない状況でして、できれば、5年たちます。そういった中で、もう一度その辺は、議員さんなり、それから市民の皆さん、また、観光協会、様々な方々の意見を伺いながら、みんなが集えるような状況にしていきたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 7番髙村智君。 ◆7番(髙村智君) まさに市長、5年で何か一つ、ちょうど、ちょうどという言葉は間違いですね、こんなタイミングでコロナがということで、完全な見直しをできるのだという、先ほどの話でいうと、前向きなところで、今ここで新たな戦略をというところでは、いろいろな活用の仕方を模索していただければなと。 誘致に関しても、当然、市長だけではなく、市の職員だけではなく、私たち議員も含めて、いろいろなところにいろいろなたくさんのつながりを持った方々がたくさんいると思いますので、いろいろなところでアンテナを張っているはずですので、そこら辺も含めていろいろなことで、病院はとなったときに、札幌へ1時間、最短で1時間ですという場所は、住むにしても、病院に通うにしても、何か高齢者がちょうど環境のいい場所でというところでいうと、もしかしたら札幌の方々が来る可能性もないわけでもないということであれば、いろいろな活用の仕方があるのかなと思っていますし、23年開業のホテルにレストラン、居酒屋が入るのであれば、より、例えば地元のものをどんどん活用するためだったら補助金も使いやすいだとか、いろいろなことでテーマを持って、ゆくゆくは、今、フィッシャリ-、これからまた準備されていると思うのですけれども、地場の海産が食べられるという、ちょっとオリジナリティーのある、ここでしか食べられませんよというものができるような形で進めていただければなと思いますので、部長、課長含めて大変ないろいろな企画があると思いますけれども、進めていただければなと思います。 駅前にあるレストランが4月1日が、けがをして5月1日に変わったというのが説明会の中でありました。これ、私も結構前に、事業を継承する、違うところに、札幌の会社にという話を経済部のほうにお話をしに行って、聞いていなかったのか、裏で聞いていたのかあれですけれども、おっ、というような顔をされていたと思うのですけれども、実際、今回話を聞くと、事業経営統合の準備ということで進めていて、最終的には事業継承へ至って、今、最終調整をかけられているとなっているのですけれども、せっかく補助金のある団体が事業継承しながら統合で経営する場合に、会社が、名前が変わっていくときに、こういう形で補助金を出したところが変わりますという報告というのは、このタイミングなのか、変わった後にすぐ議員にお知らせするのか、ちょっと私としては、500万円以上のお金を、補助金を出している会社が統合経営して、聞くところによると、前の来夢の経営者、一緒に入った後にすぐにいろいろな協議の中で退職というか辞めさせられているという話も聞いておりますので、どういう形で経営統合するための準備、市役所がしっかりとそこで入って経営統合に持っていっているのかなというのがちょっと疑問だったものですから、そこ、分かっていたらお知らせください。 ○議長(中井光幸君) 石坂水産商工労働課長。 ◎水産商工労働課長(石坂弘之君) 髙村議員の御質問にお答えしたいと存じます。 今、事業継承にかかる経緯なのですが、先日の会派協議の資料の中でお示ししたとおりの経緯なのですが、これはあくまで私どものほう、当初の業者が休業中というところの中で、今後、事業統合しますとかという、そこまでのお話というのは伺ってはいたのですが、それがどういうところと、かつ、いつという部分は、まず休業期間という、いつまで休業を承認しますといった、そこの間の中では、ちょっと私どものほうで中の詳細の部分は確認できない状態でいたものですから、結果的にはこのような状態で、少し報告が遅れたのですが、このような形になったというようなことでございます。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 7番髙村智君。 ◆7番(髙村智君) 実は中の従業員の方、あと、レストランの板前、コックをされている調理人の方々が何人も辞めている中で、内部の方から、こういう状況で補助金をもらっているところがこういう人の使い方でいいのですかという話は私のところへは来ていました。現実に辞めた方々は、本当は訴えたいのだけれども、訴えると裁判で時間もかかって、逆にこっちにマイナスになるのでといって、労働基準監督署にも行かず、仕方ない、営業時間の長さと給料が全く見合わないものを相当やりながら、結局、話が折り合いがつかず、辞めていったという経緯があるような事業所だというところでずっと話を聞いていたので、すごく心配をしていて、休んで、結局は事業継承していった。でも事業継承して、内部の状況が、その受けたところが全く話と違うではないかといって飛ばされているという状況ですので、ここはきちっと確認して、補助金を出すところときちっと確認をされるように、これからの進め方をしていっていただければなと思いますし、立入調査だとか、当然、休むときは、今、中は、掃除した方が言うには、内部、すぐに使用できるような、器具も壊れているし、決してすぐ仕事ができるような状況ではないという話もあった中で、そういう状況になっていますので、ぜひ一度立入調査だとかして、きちんと次の営業ができるようにチェックしていただければなと思いますので、そこ、よろしくお願いいたします。それはできるでしょうか。 ○議長(中井光幸君) 石坂水産商工労働課長。 ◎水産商工労働課長(石坂弘之君) 髙村議員の御質問にお答えしたいと存じます。 今、議員おっしゃられていた、そこの当時の従業員の方の処遇というような部分で今お話伺ったのですが、私ども、まずこの補助金の返還の除外というような項目の中に、雇用者に対する賃金の支払い状況だとか、解雇する雇用者の今後の処遇というような部分が適正に行われていれば除外になりますというようなものがあります。 その中で、当初、休業時に対象となる従業員の方、3名おりまして、その方、1名は自己都合で退職ということで、ほかの2名については新たな事業者のほうに転籍をして、そのまま雇用を継続されているというようなものを、新しい事業者のほう、休業していた事業者のほうからも書面等で確認をした上で休業の承認等も行ってきているところですので、ここのあたりの部分については、あくまで私どもはそこの申出といいますか、書面上のことでも確認はとれていることですから、それで休業の承認をしたというような部分になっております。ですから、その後、また今おっしゃられていた内部をうちのほうで立ち会ってというようなことは現在考えておりません。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 7番髙村智君。 ◆7番(髙村智君) 就労支援のB型で進められていて、農家のビニールハウスの中で作ったものを店で出していたという話だったのですけれども、現実には、利用者は就労支援ではなくて労働だったということで、保護者の方が怒って、事業を継承した後、辞めたりと、いろいろなことがあったという話がありますので、補助金が出ているところですので、しっかり精査していただければなと思います。 それは以上で終わります。 次に、フリースクールの話をさせてください。 フリースクールの話なのですけれども、北斗市に一つありますと。市渡の古いかやぶきのまねきやがありますけれども、現実に北斗市の子供は放課後児童クラブのほうでは通っているらしいのですけれども、フリースクールは今のところなしというのは私も聞いておりました。課長のほうで問合せされているというふうに伺いましたけれども、今現在、これからフリースクールに通うような動きというのがあったかどうか、確かめてあればお知らせください。 ○議長(中井光幸君) 小野学校教育課長。 ◎学校教育課長(小野義則君) 髙村議員の御質問にお答えしたいと存じます。 まねきやのほうに、私、問合せというか、どういう学校というかスタイルなのかなというお話だけであって、これから市内の児童生徒が通うとか、そういったことでのお話ではなく、情報収集の形でございます。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 7番髙村智君。 ◆7番(髙村智君) 函館にある、函館圏という名前のついたフリースクール、すまいるのほうにお邪魔をさせていただきましたら、浜分地区の子供が数名通っていたと。学校との連携は、担任の先生は分かっていましたけれども、具体的にどのような形で連携していたかというと、ちょっとそこまで詳しい連携はできていませんでしたという話でした。 私が今回このフリースクールの話を出したのも、市にやってくださいというよりは、市でフリースクール、地域的なところでなかなかフリースクールをやるNPO、一般社団法人というのは限られて、これはほとんどボランティアの域でやっていますし、すまいるも実際、バイトされている女性スタッフも三つ仕事をしながら手伝わせていただいていますと。学生ボランティアも入れながら、今来ている子供たち、小学生と中学生がいましたけれども、いい時間の使い方、あとは人とのコミュニケーションのとり方だとかも含めながら、個別に授業をしながら、学校に戻ることも視野にも入れながら、でも無理してまた嫌になっても困るのでということで、なかなか難しく、やっぱり簡単にはいかないのだなということを体験してきました。 こういう話をさせていただいたので、札幌のほうではフリースクールの補助というのが実はありまして、具体的に一般社団法人だとか、NPOだとかが開設したところには、ある程度の基準を設けて補助を出していますというのもあります。このあたり、浜分、上磯、大野、大きな中学校があるところでは、なかなか行けない子供がたくさんいるところで、勉強の機会だとかも、適応指導教室があって、行っている方もいらっしゃいますけれども、そこにも行きにくいけれども、ではどうやって学習の機会を得ながら、家の外に出る機会も何かで活用できないかということで、フリースクール、何かできないかなという思いで質問をさせていただいております。実際、いろいろな話で、適応指導教室に行きながら、フリースクールがあればフリースクールもというような話などを適応指導教室などでされるようなことはないのかなと、ちょっと行って話を本当は聞けばよかったのですけれども、そういうのはないのかなと思って、そういうような話があるかないかだけで結構ですので、ちょっとお知らせいただければと思います。 ○議長(中井光幸君) 小野学校教育課長。 ◎学校教育課長(小野義則君) 髙村議員の御質問にお答えします。 適応指導教室でフリースクールとの併用といいますか、そういう話というのは今のところ指導員のほうからは聞いてございません。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 7番髙村智君。 ◆7番(髙村智君) 平成28年の第1回の定例会で、適応指導教室について、新たな開設について研究していくという答弁をされておりました。5年経過していますけれども、適応指導教室についての新たな開設というと、きっと私としては大野地区にあるのを浜分地区だとか上磯地区だとかと、ちょっともっと通いやすいようにということなのかなと思うのですけれども、こういう研究していくという答弁の中で、何かそういう話があるのかないのか、お知らせください。 ○議長(中井光幸君) 永田教育長。 ◎教育長(永田裕君) 髙村議員の御質問にお答えしたいと思います。 確かにそのような質問がございまして、そのように答弁した記憶はございます。ただ、現在の適応指導教室の状況につきましては、10人程度の登録はあるものの、ふだん、常時来ている数が4人、3人という状況でございます。この状況というのは、28年当時の状況とほとんど変わっていない状況にあります。函館市などにおきましても、教育支援センター1か所でやっております。そういうことを考えれば、これからもっともっと増えて、手狭になって、1人の先生、2人の先生で教えるのは困難だというような状況になっていくのであれば、当然、それは考えていかなければならない部分かなというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 7番髙村智君。 ◆7番(髙村智君) 学校へ行っていない子供に私も直接お会いしたことがあるのですけれども、適応指導教室もあるよという話もさせていただいて、でも親が連れていってくれないと行けないのだよね、髙村さん、という話の中で、ではどうやって連れていけばいいかなという話も、あとはゲームとかやっていいのという話もあったりとか、これがまた難しい話なので、ゲームというのを100%遊びというか、自分が生きているあかしとして、ゲームではなくてeスポーツのほうへ特化するとか、何かその子の持っているものを生かしていけるようなところへ導かなくてはならないのかなと。改めてそういう子供方と接すれば接するほど、本当に深く悩み、そして何かできないかなということを強く考えるようになりました。せっかくいろいろな活用の仕方、フリースクールという言葉だけがただただ歩き回るのではなくて、やはり北斗市の中でフリースクールがあって、そしていつでも自由に来ていいよというところが何か立ち上がればな、そのときにはぜひ少しでも市として協力できるものがあれば協力をしていただければなと思います。 最後に、市長、ホームページの中で、道南の不登校や高校中退者を対象にフリースクールの必要性というのをうたっていまして、私も本当にそれは必要だなと、必要性を感じている一人なのですけれども、今現在、教育委員会の管轄の話ですけれども、市長、議員時代にそのような発信をされていましたので、市長としてどのような考えを持って今行政を進められているか、ぜひお聞かせをください。 ○議長(中井光幸君) 池田市長。 ◎市長(池田達雄君) 髙村議員の御質問にお答え申し上げたいと存じます。 フリースクールに関しては、不登校の生徒、不登校の生徒というのは、実はかなり以前から社会問題になっておりました。いじめと同じぐらいですね。どうしても学校に行けない。それから、当時は保健室で授業をするというのもありました。そういった中で、やはりそういう子供たち、生徒をそのままにしておいていいのかというふうなことではなくて、フリースクール的なものも、これは社会全体として必要なことだろうと。 ただ、大事なのは、そういった子供を、要は増やさない、出さないということなのですね。だから、いかに学校の中で日々先生と生徒がきちっと意見交換ができて、それから、周りの友達、これはさっき言ったいじめの問題もありますけれども、そういったものをまずは解決することが第一なのだと。フリースクールというのは、あくまでも、僕は最後の手段というか、どうしても行けないというふうなところに関しては、それはそういったものもこれは必要というか、だよねというふうな話になっています。ただ、その後、適応指導教室というふうな形で自治体で開設というか用意している。実は私が当時やったときには、適応指導教室という言葉はなかったのですよ。だからそういった形でお話ししましたけれども、ただ、今、そういった行政が行えるものもありますので、要はそういうところも利用していただく。ただ、基本的には、そういった生徒をまずは出さないということが私は大事ではなかろうかというふうに思ってございます。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 7番髙村智君。 ◆7番(髙村智君) 本当にそのとおりで、なかなか、今、時代がこういう形で通信機器があまりにも発達しすぎて、小学校の子供たちがではなくて、生まれてすぐの子供たちがスマホ、タブレットを触るような時代になって、1歳の子供がフリックしながら、ネットフリックスを見ていて笑っているという時代が当たり前になっていればこその、いろいろな情報過多になってしまって、子供たちのコミュニケーション、そしてそこに依存してしまうと、親とのコミュニケーションというものも厳しくなって、学校にも出づらい、親とも話ができない、悩んで悩んで最終的に最悪の結果を生むという子供たちもたくさん出ておりますので、改めまして時代の流れを私たちも酌み取りながら、いかにそのような子供たちが出ないように、そして保護者にもしっかり発信をしながら、皆さんで協力してフリースクールをやりましょうとかということではなくて、そういう子供たちが元気に学校へ行って、そして学校へ行けなくても元気に社会へ出られるような環境をつくっていければと思っておりますので、今後もいろいろな形で御相談させていただくと思いますので、よろしくお願いしまして、終わります。 ────────────────── △延会の議決  ────────────────── ○議長(中井光幸君) お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 御異議なしと認めます。 よって、本日の会議は、これにて延会することに決定いたしました。 ────────────────── △延会宣告  ────────────────── ○議長(中井光幸君) 本日は、これにて延会いたします。 御苦労さまでした。       (午後 2時51分 延会)...