○副議長(西尾祐佐) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 宮本幸輝議員。
◆20番(宮本幸輝) それでは、一般質問をさせていただきます。 私からは一括で
の一般質問でございますので、またよろしくお願いしたいと思います。 質問要旨で大項目として上げた近未来
の四万十市像についてですが、近未来といいますと2桁年をいうようで、10年から99年先までということになりますが、私としては20年、30年先
の意味で質問したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 質問
の順番を変更させていただき、まず4番目に上げている四国横断自動車道
の全線開通に向けて
のまちづくりから入らせていただきたいと思います。 私も何度か整備局本所
のほうへ要望に行かせていただきました。そのとき担当者に言われる
のは、何
のために自動車道が必要な
のか、どういう町にしたい
のか、単に便利さだけでは駄目だ、命
の道だけでも弱い、道路完成と同時に町がどう変わっている
のかなど言われたように思い出します。 道路が便利になり、移動時間が短縮することにより、買物するにしても高知へ、松山へと移り、市内
の商店はますます厳しい状況となりはしないか。土佐くろしお鉄道
の未来はどうなる
のか。また、この土佐くろしお鉄道に対する補助金について、近隣市町村、また県はこれに耐えていける
のか心配もあります。しかし、8
の字ルート完成によって、観光客
の増加、物流・農林水産業は大きく変革することは間違いないことだと思っております。 中平市長は、近隣市町村と連携を取りながら、幡多
のリーダーとして
の役割も十分果たしながら、国・県と
の意思疎通、コミュニケーションもしっかり取ってきていることもつぶさに見てまいりました。 市長はよく、江戸時代
の米沢藩主上杉鷹山
の言葉「なせば成る、なさねば成らぬ何事も、成らぬは人
のなさぬなりけり」、またできない理由を考えるより、どうしたらできる
のか考えよとよく言う
のを聞きます。コロナ禍で、大変四万十市経済は低迷しています。ウイズコロナを見据えたまちづくりによって、市民・商工関係者に希望
の持てる町、まちなか・中山間が一体となったまちづくりについて、市長
の考え方をお聞かせください。 次に、災害に強いまちづくりについて市長
の施政方針で報告がありました。耐震化率について、本年度末時点
の見込みとして75.8%と順調に推移していますとありました。私はこんなに進んだ
のかとびっくりいたしました。 しかし、よく考えてみますと、市内約1万4,000戸
のうち1万戸は56年度以降
の建物で、残り4,000戸
のうち耐震工事ができている
のは、ちょっと数字が変わってまいりましたけど、578戸だそうでございます。この耐震化率という
のは、1万578戸が既に工事ができているという計算になります。56年度以前
の建物、これ約4,000戸
のうち578戸しかできていないという
のは、計算をすれば14.1%となります。市民から見れば、耐震工事を必要とする建物
の14.1%しかできていない。これから20年、30年後に確実に起こるであろう南海トラフを震源とする巨大地震に対して、安心感を与えてはならないと思います。どのような見解をお持ちか、お聞かせをお願いいたします。 様々な災害が想定される中、道路
の閉塞について取り上げてみたいと思います。 まちなかでも想像を超える事態が想定されますが、機械
の力を借りなければいけない事態になると思います。重機を持つ企業が何社あって、道路を通行できるようにする機械類はどのくらいある
のか。また、山間部
の集落にあっては行き止まり
の市道もあります。このような地区にもそれぞれ建設関係者は存在すると思います。それぞれ
の業者が緊急時に対応してもらうよう協定をしていく必要がある
のではないか。 また、そのとき重機類を動かす燃料が必要になってまいります。ガソリンスタンドで配達できないなど、そういう事態になっていると思われるので、それぞれ
の緊急時
の軽油
の保管をお願いしてはどうか。ガソリン
の大量保管については消防法で無理としても、軽油ならドラム缶200リットルを置くことができると思います。そのドラム缶200リットルには、緊急用としていつも保管をしておいていってもらってはどうかと思います。そのお考えをお聞きをしたいと思います。 地球
の営みは、人間
の力によって止めることはできません。来るであろう南海・東南海地震にしても、海洋プレートが大陸プレート
の下に沈み込むことにより大陸プレートを引きずり込む、この跳ね返りが地震となり、また津波を引き起こしてまいります。この動きを止めることはできないですが、人と人と
のコミュニケーションをふだんから行い、防災対策を取ること、地域
の実情をしっかり捉えること、そのことこそ共助につながり、命を守ることとなってまいります。 このことからも、日頃
の防災訓練は欠かせないと思っています。どのように行われている
のか、夜間についてはどのようになっている
のか、また自力では訓練に参加できない人については、地域
の住民は把握をされている
のか、お答えを願います。 次に、河道掘削について質問させていただきます。 掘削により発生するじゃり等
の残土処理場
の不足により、運搬コスト
の増大により掘削土量が予算内で
の数量に制限がかかり、掘削範囲あるいは延長が伸びないという状況が発生しております。 河道断面
の確保は、住民にとって命と財産を守っていくために、県・国
の管理する河川について取り組んでいただく大事な事業であると認識しています。市独自あるいは建設関連団体と
の協力
の下、残土処理場
の確保に取り組むことはできない
のか。また、残土運搬後
の土地については、大規模災害が起こった場合にも瓦礫等
の仮置場としても利用できる
のではないか、お答えをお聞かせください。 次に、大学誘致問題についてであります。 上岡 正議員、そして今日は川渕誠司議員からも踏み込んだ詳しい質問がございました。私は大枠
の中で質問したいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 旧中村市当時から学園都市構想がありました。しかし、相手先となる大学が見つからず、断念をした経緯がございます。5、6年前から、四万十看護学院を京都看護大学
の四万十キャンパスとして格上げをしたらという話から始まったことだと思っております。その中で学校統合が持ち上がり、下田中学校が休校となれば、全く使われていない中医学研究所も利用し大学設置をすれば、下田地区
の発展にも寄与する
のではないかということから始まった
のではないかと思っております。 調査設計工事費が確定するまでに四万十市
の補助金とする予算
の上限を決めた
のは、少し早過ぎた感も私はあるんではないかと思っております。文科省へ
の時間的制約もあり、焦りもあったかもしれないと思います。 しかし、基本協定にもあるように、連携協力することにより、学校法人京都育英館
の新学部
の運営を円滑に実施、本市
の医療
の充実・看護
の質
の向上並びに地域社会
の発展・活性化に大きく寄与することを目的とあります。 議会はもちろん、地域
の協力なしには大学
の運営はできないと思います。今議会でも質問が取り上げられている10億円以外
の資金援助は無理というなら、一般
の方から資金を集めてでも運営に協力するべきではないかと思い、一つ
の方法としてクラウドファンディングという方法はどうかと思います。 クラウドファンディング
の種類は、融資型・株式投資型・購入型・寄附型があります。寄附型では寄附金控除など
の税制優遇を受けることができます。ふるさと納税型クラウドファンディングもあります。 私が今さら言うこともないんですが、クラウドファンディングとは、群衆と資金調達を組み合わせた造語であるようでございます。多数
の人による少額
の資金が、他
の人々や組織に財源
の供給や提供や協力などを行うことを意味するようでございます。この方法を取ることはできない
のか、お考えをお聞きをしたいと思います。 次に、小京都
の風情あるまちづくりについて質問をいたします。 この問題についても以前から取り上げておりましたが、今は全く議題としても課題としても上がっておりません。旧中村市庁舎
の玄関に、ミニチュア
の模型
の展示がされておりました。今は本庁舎
の5階にありました。今朝行ってまいりました。ちょっと小っちゃく見えたんですけど、あれが元あったものだそうでございます。イラストも見た記憶がありますが、それはちょっと見つかりませんでした。 そこで、まちなかに活力を取り戻すという意味からも、1路線を決めて、関係者・土地
の所有者・飲食店経営者、それに行政などで協議会を立ち上げてはどうか、お考えをお聞きをしたいと思います。 次に、四万十市ゼロカーボンシティ宣言についてです。 ちょっと細かいことを言いますけど、二酸化炭素吸収量は、杉
の木1本が1年に取り込む量は14㎏だそうでございます。1人
の人が呼吸で吐き出す二酸化炭素は年間320㎏、杉で23本
の年間吸収量になります。また、1世帯当たり
の排出量は年間6,500㎏で、460本にもなると言われております。 杉
の36年、40年生
の人工林は、1ha当たり302t
の二酸化炭素を蓄えていると推定されております。また、1年間に吸収する二酸化炭素
の量は、約8.8tと推定をされております。二酸化炭素を炭素に換算するには、12を44で割った数字になるようでございますので、炭素としてはもうちょっと少ない数字になると思います。 四万十市
の森林面積は約5万3,000ha、四万十市
の二酸化炭素
の吸収率にしますと46万6,400t、年間吸収されるようでございます。これは人だけですと145万7,500人分ということになります。しかし、車も走り、重機も動き、そういった点を考えると、一般的な自家用車
の場合でも約7人強
の二酸化炭素が出るようでございます。 また、今EV
の自動車が盛んに造られようとしておりますが、車全てをEVに替えても、二酸化炭素
の排出量が減るという簡単なものではございません。やっぱりこの車を開発するのに、エンジン車
の今
の2倍、造るのにですよ、それだけ
の二酸化炭素が排出される。 特に、この四万十市でも溶融炉でごみを焼却しております。化石燃料
の中でも石炭が断トツに多く、石炭・コークスを利用する施設が上位であります。この溶融炉がコークスを使用していることも考慮に入れなければなりません。この1㎏
の二酸化炭素といいますと、サッカーボールで約100個分だそうです。 細かいことはいろいろあるんですけど、この排出量を2017年
のデータで比較すると、1位が中国、2位がアメリカ、3位がインド、4位がロシア、そして5位が日本だそうでございます。 以上
のように、少し考えただけでも様々な問題がある中で、ゼロカーボンシティ宣言
の実現に向けた地球温暖化対策実行計画
の策定がスムーズにいつできる
のか、少し不安になりますので、お聞かせをお願いしたいと思います。 以上で1回目
の質問を終わります。
○副議長(西尾祐佐) 中平市長。
◎市長(中平正宏) 宮本議員、議員生活最後
の一般質問でありますので、ゆっくり時間をかけてご答弁申し上げたいと思います。 まず、四国横断自動車道
の全線開通に向けて
のまちづくりでございますが、この高規格道路を幡多地域に延伸させることは、地域住民
の悲願であると同時に、私
の大きな使命でもあります。このため、市長就任以来、自ら先頭に立ち、あらゆる手だてを講じ、地域
の切実な声を中央に届けてまいりました。 また、延伸に向けては、市議会
の皆様にも大変なご尽力をいただいております。とりわけ宮本議員には、議長時代に、高規格道路
の延伸に係る意見書を幡多6市町村議会
の全て
の議会において全会一致で可決をすることにご尽力いただきました。また、この意見書を持って要望に奔走いただいたことなども、僅か2年間で佐賀大方道路、大方四万十道路
の2つ
の高速が事業化された大きな要因
の一つであると思っております。 お尋ね
の四国横断自動車道
の全線開通に向けたまちづくりですが、高速道路は地域に大きなインパクトを与えると同時に、諸産業、また行動圏
の活性化など様々なストック効果をもたらします。しかし、その受皿となる都市基盤が首尾よく備わっていないと、ただ
の通過点になってしまいます。 こうした効果を余すことなく享受するために、本市が全国に誇れる四万十川や土佐
の小京都として
の歴史・文化といった地域資源を活用し、まずはいかにして訪れる人々を市中心部へ引き込むことが鍵となってまいります。そして、その土台となるものは、ほかでもなく高速道路延伸という新たな時代
の到来に備えたまちづくりであり、今まさに実現に向け、順次実行に移しております。 その一つに、文化複合施設
の整備がございますが、本市玄関口
の新しい顔として、人々
の交流を通じた新たなコミュニケーション創出など、中心的役割を担っていくものと考えております。 また、四万十インターチェンジから中心市街地へアプローチする国道439号線では、無電柱化整備計画が策定されておりますが、こうした既存ストックをうまく活用しながら回遊性を高め、中心市街地へ誘導するとともに、市街地を小京都として
の歴史・文化が感じられる町とすることで、活力とにぎわい
の創出を図ってまいります。 さらには、住民をはじめ来訪者
の方々が、市街地
の近くで少し気楽に四万十川を満喫できる新たな地域おこし
の戦略として、かわまちづくり計画
の策定にも取り組んでおり、本市が掲げる四万十川と共に生きる四国西南
の中心都市
の実現に向け、河川効果を活用した取組も進めてまいります。 一方、この高速道路が生み出すストック効果を地域
の隅々にまで派生させていくことも重要であります。現在、北部玄関口
の西土佐地域では、道
の駅「よって西土佐」やリニューアルした四万十ひろばカヌー館オートキャンプ場が次々にオープンいたしました。これら
の施設は、住民一丸となり事業活動が展開されており、徐々に効果も発現してきておりますが、高速道路
の延伸による一層
の相乗効果を図るため、国道441号をはじめとする幹線道路網
の整備を強力に推進してまいります。 また、こうしたインフラ整備
の推進に加え、四万十
の自然ブランド
のさらなる磨き上げや情報発信体制
の強化など、ハード・ソフト両面からまちづくりを推進をし、本市が将来にわたり四国西南
の拠点都市として持続・発展を遂げることはもちろん、自然豊かで歴史・文化が息づくこの町を、愛着と誇りを持って次
の世代に引き継ぐという思いを持ってもらえる、そんな四万十市を目指してまいります。 次に、近未来
の将来像について、災害に強いまちづくりでございます。 未曽有
の大災害であった東日本大震災から、あしたで丸11年となります。お亡くなりになりました方々
のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災に遭われた皆様に改めてお見舞いを申し上げたいと思います。 本市におきましても、南海トラフ地震に備え、様々な対策に取り組んでまいりました。まず、公助として、津波避難場所や防災拠点施設など
のハード整備を、自助として住宅
の耐震化、家具
の転倒防止対策に対する補助金など住民
の取組へ
の後押しを、そして共助として
の地域防災力向上に向けた各地区で
の体制・連携強化に努めてまいりました。 一方で、高知県が実施している県民世論調査では、ここ近年は県民全体
の避難意識が低下していると
の結果が出ています。これが即、防災意識が低下しているということであるわけではありませんが、防災対策には終わりがないと言われている中、防災慣れ、防災疲れといった状態になっていることも否定できません。 ただ実際、南海トラフ地震が発生する可能性は年々高まってきている
のは事実であります。公助として
の取組が一定整いつつある中、私はやはり最後に自分
の命を守る
のは自助、そしてそれを助け合う共助であろうと考えています。住宅
の耐震化や、また家具転倒防止対策
の実施率、これは現在四万十市では約70%でございますが、これを限りなく100%に近づけることで、死者数は大幅に減ると言われており、それらに加え、食料
の備蓄や燃料
の確保などおのおのが行える対策で、死者数はさらに減えるものと考えます。 本市といたしましては、引き続き国・県など
の関係機関と
の連携を強化するとともに、各家庭・各地域における自助・共助
のさらなる強化に向けて、今後もその後押しを継続し、死者数を限りなくゼロに近づけていきたいと考えております。 次に、大学誘致についてご答弁いたします。 大学誘致
の取組は、昭和
の時代、旧中村市時代から
の主要事業
の一つとして、地元でより専門的で高度な知識・技術を習得できる教育機関
の確保や、若い世代が地元に残る選択肢
の増加による転出
の抑制や定住
の促進を目的に取り組んでまいりましたが、これまでは具体的な誘致や相手先が見つからず、実現できなかったという経過がございました。 平成25年開学をした学校法人京都育英館より、系列法人が運営をする四万十看護学部を改組し、京都看護大学
の新キャンパスとしたいと
の意向を受け、大学誘致
の可能性を探るために取り組むことといたしました。下田中学校
の再編計画と並行して取り組むことになったことから、反対される市議会議員
の方がおり、また一部市民から
の強い反対意見もありました。 また、下田中学校地内
の未登記
の土地、また財政面など様々な問題もありましたが、下田地区
の将来に向けた活性化、さらに本市
の地方創生に大きく貢献する大学誘致
の実現に向け、取り組まないわけにはいかないとして進めてきたわけであります。 大学誘致が実現をすれば、学生という多く
の若者が継続して集まるため、定住人口
の増加により、町に活気と潤いをもたらすことになります。さらに、関係人口や交流人口により、地域が活性化することとなります。また、キャンパス内
の図書館・食堂など
の開放による地域
のつながりや、市民公開講座や看護師
の生涯看護教育などによる生涯学習
の拠点、看護大学
の強みを生かした防災看護など
の拠点など、下田地区を中心に地域を活性化していきたいと考えます。 大学誘致
の取組は、地域や政策を超え、多様な効果が期待できるものであり、四万十市
の地方創生・地域活性化に資するものでございます。4月からは、新学部
の新学部長が市
の大学誘致推進室に籍を置かれ、住民説明会や、また実習施設
の確保などを行っていく予定となっております。また、学校法人
の広報活動が5月から本格的に開始をいたします。大学運営には地域
の応援体制が必要不可欠でありますので、市も一体となって取り組み、大学誘致
の実現に向け邁進してまいります。 次に、小京都
の風情あるまちづくりについてお答えをいたします。 人口減少・少子高齢化
の中で、地域
の活力
の維持・発展を図るためには、都市機能
の充実と併せ、多く
の人々に訪れていただけるようなまちづくりが不可欠と考えております。 中心市街地では、土佐
の小京都として
の歴史・文化
の蓄積を生かしつつ、また新たな視点も取り入れながら、町
の再生に向け取り組んでおりますが、このまちづくりを進めるためには、議員ご指摘
のとおり皆で思い続けることが大切であろうと思います。時間と労力を要しますが、市民と行政が共に力を合わせ、協働で進めてこそ、持続発展可能なまちづくり
の実現につながるものと考えております。 このような考え
の下、まずはまちづくり
の指針となる都市計画マスタープランを策定をし、中心市街地
の再生に向けた大きな方向性を示させていただきました。その後、学識者や市民団体などで組織する四万十市まちなか再生検討会でまちなか
の将来像について
の議論を深めるとともに、立地適正化計画を策定をし、市街地
の再整備に補助事業
の導入できる条件整備にも努めてきたところでございます。 また、地域おこし協力隊
の力も借りながら、地域
の会や活動に参加をし、市民
の皆様
の意見を伺うとともに、まちづくり
の情報発信を行い、意識
の醸成を図ることに努めております。 行政がまちづくり
の本気度を示すことも重要と考え、来年度より都市構造再編集中支援事業を活用しながら、中心市街地
の道路
の修景整備に取り組むようにしているところでございます。 また、1つ
の路線を京都
の先斗町ようにしてはということは、とても大事なことであろうと考えております。特に、四万十市は小京都といいましても、昭和
の南海地震で全て
の建物が壊れ、碁盤
の目状に道路は整備されておりますけれども、風景につきましてはなかなか京都を思い出すものがありませんので、できたらこのまちなかに京都先斗町
のようなところを、無電柱化も併せ、それを将来的に進めていく
のが一つ
の方向性ではないかなと考えております。 また、次年度からは、建物
の色や格子窓
のデザイン、統一感
のある小物
の設置や京都風
の街並み整備に向けた景観モデルを展示するとともに、将来的には市街地にも無電柱化を取り入れ、京都
の風情あるまちづくりに向け全力で取り組んでまいります。 次に、四万十市ゼロカーボンシティ宣言についてでございます。 本市は、令和3年3月議会においてゼロカーボンシティ宣言を表明いたしました。その中で、本市は今から約30年後
の2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを目指し、その実現に向け、自然再生エネルギー
の活用や森林整備など
の取組を推進していくことを宣言しております。 そのような中、令和3年12月議会において、寺尾議員、また廣瀬議員からご質問いただきましたゼロカーボンへ
の取組に関するご質問に対し、高知県が策定を予定しているアクションプランをベースに、四万十川を取り巻く豊富な自然を生かした本市独自
の計画を策定をし、オール高知
の一員として県と協力しながら脱炭素を目指してまいりたいと考えております。 また、本市
の独自
の計画につきましては、令和4年度に地球温暖化対策実行計画区域施策編を策定予定しております。その計画
の策定過程において、本市
の温室効果ガス
の排出状況等
の分析等を行い、本市
の地域特性を整理し、中・長期で
の削減目標を定め、実効性
の高い取組内容や実施体制と、それによって得られる効果など様々な角度から検討し、市民・事業者・行政等が実施しやすいような、より実効性
の高い計画を策定できるように努めてまいりたいと考えております。 以上、簡単にご答弁申し上げましたが、特に自分として思い出に残ってることが何点がありますので、お答えしたいと思います。 大学誘致につきましては、大学が開学した2年目くらいであったと思いますが、議員と一緒に京都へ行き、大学を探したときに、京都
のまちなかで2人連れ
の女性に道を尋ねたところ、教えていただいて、それから大学へ行って理事長と意見交換をした中で、お茶を飲んでいけということで茶室へ案内をされて、そこへ出てきた
のが、私たち2人が道を聞いた女性が2人が出てきましたので、大変びっくりしたというような思い出がございます。 また、道路整備につきましては、私が国土交通省で、昼までに和歌山
のほうに行かないといけないということで、午後はお願いしますと言うたときに、約40㎏ぐらいあるような荷物を持って国土交通省を、当時議長として3巡ぐらいしていただいた
のではないかなと思います。 いろいろなことを一緒にやった中で、形として大分見えてきたものもございますので、大変その節にはいろいろな面でお世話になりましたし、まだ議会はありますので、取りあえずご答弁としたらこれぐらいにしたいと思います。
○副議長(西尾祐佐) 山本地震防災課長。
◎地震防災課長(山本聡) 私
のほうからは、住宅耐震化
の啓発、それから防災訓練に関することにつきましてお答えさせていただきます。 まず、住宅
の耐震化率についてでございます。 議員
の申されますとおり、施政方針で市長が説明をいたしました耐震化率75.8%につきましては、全て
の住宅数を分母として算出をしたものでございまして、高知県、それから県内各市町村が公表いたします耐震化率
の算出に合わせたものでございます。 一方、議員が申されました耐震化を要するを住宅数約4,100棟を分母とした耐震化実施率につきましては、令和3年度末で、議員申されましたように14.1%程度になるということが見込まれております。 確かに75.8%という数字を見ますと、大分進んでいる
のではないかと、そんな印象を受けますし、14.1%ではまだまだ進んでいないようなそういう印象となってまいります。いずれにいたしましても、住民
の皆さん
の耐震化に対する意識啓発、そういったことにつながることが重要でございますので、例えば両方
の率を併記して注釈を加えると、そういったことを表現
の方法を今後考えてまいりたいと思っております。 次に、防災訓練についてでございます。 津波
の浸水区域であります下田・八束地区を対象といたしました津波避難訓練につきましては、毎年市から両地区に実施を呼びかけをいたしまして、地区住民・消防団・学校が一体となった訓練を実施しているところでございます。 夜間
の避難訓練につきましては、参加者が限定的になる、そういったこと、また一定危険性も伴いますことから、そういったことから地元防災会と
の協議によりまして、下田・八束全地区一斉で
の実施はしておりませんけれども、単独で実施をしている地区はございます。 また、要配慮者
の避難支援訓練につきましても、津波避難訓練
のときに合わせまして、リヤカーあるいは車椅子等を利用しまして、積極的な取組を行っている地区もございます。 一方、避難訓練以外
の訓練といたしましては、単独
の地区として毎年30地区程度が資機材
の使用訓練、それから炊き出し訓練、そういったことを実施をしておりまして、別途中村・具同・後川といった旧町村単位で
の合同訓練につきましても、避難所運営訓練、自家発電機
の始動訓練、耐震性貯水槽
の使用訓練、応急手当て
の講習会と、そういった地域
の状況・要望に応じた訓練を継続して実施をしているところでございます。 宮本議員
のご出身
の後川地区におきましても、毎年秋に後川中学校で
の合同訓練を行っておりますけれども、同校は今年度末で休校になると、そういったことから、皆さん
の思い出に残る合同訓練がしたいと、そういったご意見もございまして、昨年10月には小学校・中学校、それから地元有志
の方、それに市が一緒になりまして、防災を題材としました漫才、それからコント・大喜利といったそういったことを披露する後川地区防災笑点という
のを実施したところでございます。当日は例年
の訓練以上に数多く
の方々にご参加をいただきまして、楽しみながら防災に取り組むと、そういったことを体験できたと、大変貴重ないい機会になったと、そういったご意見もいただきました。そういったことで、参加者
の皆さんに喜んでいただいたところでございます。 訓練という
のは、反復・継続していくことが重要ですけれども、やっぱり楽しみながら防災に取り組んでもらうと、そういったことが思い出にもなりますし、また強く印象にも残ることとなります。そういったことが継続的な取組につながると、そういった考えでこれからも取り組んでまいりたいというふうに考えております。
○副議長(西尾祐佐) 桑原まちづくり課長。
◎まちづくり課長(桑原晶彦) それでは私
のほうから、災害に強いまちづくり
のうち、協定
の関係でありますとか燃料
の確保について、それから河川
のしゅんせつ土
の処理ということについてお答えさせていただきます。 まず、協定と燃料
の確保についてですけれども、南海トラフ地震など大規模災害発生時、中山間地域におきまして道路
の啓開でありますとか土砂崩れ
の復旧作業、こういったところ
の応急対策活動を進めるためには、建設業
の方々
の協力が不可欠でございます。 こういったことから、本市では平成20年に四万十市建設協会と災害時
の応急対策活動協力に関する協定を締結しまして、応急対策活動
の体制確保を図っているところですけれども、この協定を運用していく上で非常に重要なことは、先ほど議員もおっしゃいましたとおり、建設業
の方々に迅速かつ確実に動いていただける、こういった環境
の整備が重要と承知をしているところでございます。 こういった中で、議員
のほうからは燃料
の確保というふうなお話があったところですけれども、市街地につきましては、平成30年1月に中村石油組合と石油類
の供給に関する協定を締結しておりまして、優先的に作業に関わるものについては供給を受けられるという状況でございます。 一方、中山間につきましては、こういった石油を販売するところがありませんので、議員
のおっしゃるとおり一定
の確保ということもあるとは考えておりますけれども、そうした場合、燃料という
のは劣化を起こしてまいります。それから、市
のほうが確保するとなってきますと、災害時に備えるために、毎年
のように検査であるとかそういったことをしなくてはならないなどとなってまいります。 そういったことよりも、中山間地域
の建設業
の方々が年間を通じて仕事があるというような状況をつくれば、常にガソリン・軽油などをキープできるような状況がつくれる
のではないかというふうなことを考えておるところでございます。 では、市はどんなことをする
のかということでございますけれども、以前は中山間地域
の集落単位で建設業が営まれておりまして、災害時には地域
の守り手として大きな役割を担ってきております。これが長年にわたる公共事業
の減少などに伴いまして、事業所でありますとか従業員
の数が大幅に減少しております。従業員
の数については、もう2分の1という状況でございまして、ほかにも高齢化や若年労働者
の新規入職
の減少といった担い手不足に直面もしているところでございます。 このように本市
の建設業における構造的な問題に市としても向き合っていく、このことが将来起こり得る大規模災害から地域を守ることにつながっていくというふうに考えておるところでございます。 このため、本市では建設業を取り巻く受注環境
の改善と併せまして、将来にわたる担い手
の確保など、こういったことを目的とした四万十市建設工事改善計画
の策定に取り組んでいるところでございます。 この中では、現在進めております余裕工期
の設定でありますとか、議会
の皆様にもお願いしまして、早い段階で速やかに繰越しをする、こういったことで発注工事
の平準化、これに努める、徹底するということを通じて、1年間を通じて工事
の受注できる体制などにも取り組んでおりますし、災害時における緊急随契制度でありますとか、複数ある小さな工事を集約化して担い手
の不足などに対応するような契約環境
の改善、こういう
のも行っております。 また、これに加えまして、技術者・労働者不足へ
の対応や担い手
の育成などについても、市としてできることは少ないかもしれませんけれども、こういったことも貢献できる取組をこの計画
の中で定めることなんかに注力しまして、建設関係部署としましても災害に強いまちづくりを進めてまいりたいというふうに思っているところでございます。 次に、公もしくは官民で残土処理場を用意してはというご提案をいただいたところですけれども、これは釈迦に説法になるところもありますが、少しお許しいただければと思っております。 一般的に申しまして、建設発生土という
のは、まず工事
の現場内で処理していくという
のが1つでございます。それがかなわない場合に、工事間、2つ
の工事
の間とか事業間、事業を通じてその残土を処理していくというふうになってまいりますので、本年度も県
の改良工事で出た土砂を安並
のテニスコートで受け入れて造成していったというふうな例がございますけれども、こういうふうな形で取り組んでおるところでございます。 それでもかなわないという場合には、民間
の残土処理場に搬出するという
のが一般的でして、議員
のおっしゃっていました河川
のしゅんせつ土につきましては、土質について、その後
の土地利用がなかなか難しいものがあったりというようなこともあって、一般的には民間
の残土処理場に持っていくという
のが、本市並びにこの地域
のほう
の大原則となっているところでございます。 公共で、もしくは官民で残土処理場
の確保というお話もありましたけれども、基本的に民間でできることについては、民間でお願いできるようにしていく
のがよろしいかと考えておりますし、また河川
のしゅんせつ土ということになってまいりますと、その後
の土地利用も少し苦しいなという思いを持っております。 とはいえ、こういったことが河川
のしゅんせつ
の進捗に影響する
のもいかがなものかというところも私どもも持っておりまして、宮本議員からまさに残土処理場が満杯になっているぞというお話をお伺いしましたので、私すぐに市内
の隣接しております、今、四万十市
のほうで優先というか、重点的に残土処理をしております主要
の2社に問合せを行ったところでございます。 1社につきましては既に満杯でございますけれども、その隣接地に残土処理場
の許可申請をしておるという状況でございます。それから、もう1社につきましても、残土処理場はあるんですけれども、その進入路がなかなか整備できていないということで、その整備をしておりまして、1社につきましては6月には許可が下りる
のではないかという見込みを持っておりますし、またもう1社につきましては、まさに来月から残土処理が可能になるというお話も聞いておりますので、一定河川しゅんせつに係る残土処分場
の不足という
のは、解消してくる
のではないかというふうに思っているところです。 ただ、議員ご心配
のように、災害へ
の備えという
のは非常に重要でありますので、こういったご心配
のある市民
の方からも、こういったご心配
のある状況、それから残土処理場が次、もうすぐ来月から動いていくというようなことについては、県ともしっかり情報共有をさせていただくと同時に、その残土処理場が供用になって動き出した段階で工事を発注していただく、こういった配慮については、県
のほうにも要請をしてまいりたいというふうに思っているところでございます。 以上でございます。
○副議長(西尾祐佐) 中田企画広報課副参事。
◎企画広報課副参事(中田智子) 私
のほうからは、クラウドファンディング
の検討についてお答えさせていただきます。 まず、大学へ
の補助上限を10億円としたことについてでございますが、学校法人京都育英館と
の協議
の中で、当初
の案といたしまして、土地・建物
の貸与、施設整備や備品購入に係る支援、運営支援についてお願いをされておりましたが、総事業費について捉え切れておらず、学校法人が京都看護大学
の実績等により算出した事業費に基づいて協議をしておりました。 市
の財政的にも際限なく全てを支援できるということにはならないため、市
の補助金は上限10億円とし、全体事業費が分かった段階で、国・県に対して補助金
の交渉をしていくこととしたものでございます。 概算事業費が想定以上にかさみ、国・県に補助金
の交渉をしていく中で、下田中学校
の施設については、地方創生拠点整備交付金を活用し、市が責任を持って整備することといたしましたが、備品購入及び運営支援については学校法人
の負担となってございます。 議員提案
のあったクラウドファンディングは、インターネットを通して自ら
の活動や夢を発信することで、思いに共感した人や活動を応援したいと思ってくれている人から資金を募る仕組みで、これまで四万十市及び関連団体でクラウドファンディングを行った実績は、道
の駅で
の商品開発と、あと市内小学校
の楽器購入で資金を募っております。 大学を誘致することが最終目的ではございません。大学が地域と共に持続・発展することが大変重要となってまいりますので、大学開学後
の教育研究活動や地域貢献活動などに係る事業計画、また収支計画について、再度学校法人と協議しながら、クラウドファンディングも含め様々な方法について協議を重ねてまいりたいと思っております。 以上でございます。
○副議長(西尾祐佐) 宮本幸輝議員。
◆20番(宮本幸輝) 大変丁寧に答弁をいただきましたんで、お昼までに時間がなくなってまいりました。 まず、災害に強いまちづくり
の中でいろいろ説明もいただきました。しかし、住民が、例えば耐震化率にいたしましても安心する数字を上げてしまうと、やっぱり自衛
の、自分が自己
の防衛
の策がなかなか取りにくくなる。そういったところで、ぜひとも先ほど言われたように、その数字を市民
の皆さんに提示をしていただいて、まだまだこれは不足しているんだぞということをぜひお知らせして、啓発をしていただきたいなと思っております。 それから、市長から本当に将来
のまちづくりについてもいろいろ話がありました。市民が、この道ができることによってどう変わるんだということは、やっぱり知りたいと思いますし、この四万十市が夢を持って将来に向けて歩み出せるという、そういうぜひ提案をこれからも発信をしていっていただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 本当はもっと詳しく、高速道路
のどうのこうのまでは本当は言いたいんですけど、恐らく四万十市には2つ
の、間まで入れれば3つになるんですか、東インター、四万十東、それで中央という
のか、ほんで西になる
のか間で終わる
のか、それは分かりませんけども、そういったところでその周辺整備についても、今からこれから話を詰めていかなければならないことがたくさんあると思います。そこに至るまでにやはり事前に、先ほどもいろんな話がありました、住民と
のコミュニケーションをしっかり取りながら、気持ちよく協力してもらえる体制っていう
のは早くから取っていくということも必要だと思いますので、ぜひともそのことについてもご留意いただいて、進めていただきたいなと思っております。 それから、大学
の問題ですけども、大変昨日、今日と2人
の議員から詳しく、心配
の質問だったと私は思っております。やっぱり大学をやろうと、こう決めた以上は、皆さんが協力して何とかこの運営にも協力して、この大学が長いことここで運営していただけるような位置づけという
のは、しっかり取っていかなければならないと思っております。 そういったことで、先ほど市長からもありましたけども、いろんな思い出があの理事長とあります。それで僕は、市長と
の思い出
の中では、合併当時から
の思い出は非常に強く残っておりまして、こう見えてなかなか言うたら聞かんところがありますんで、皆さんがそこは気をつけながら、かじ取りもしていただきたいなと思っております。 そういった意味で、これから
の議員
の皆さん、それぞれ新しく再度挑戦される議員
の皆さん、新しく出る皆さんもおります。そうした中で、これから
の四万十市
の行政をしっかりと見て、また私はやっぱり車
の両輪
のごとくっていう
のは、時には必要だと思っております。そういったことで、議会と執行部が一体となった取組という
のは非常に必要でありますし、また企業誘致にしても、この大学誘致にしても、特にそれが必要だと私は思っておりますので、ぜひともそういったことで協力体制をしっかりと取っていっていただきたいなと思っております。 それで、前後しますけど、いろいろなことになりますけど、災害について山崎 司議員が河床
の断面
の掘削について、河床掘削について、河道
の掘削については大変熱心に取り組んでおられまして、国土交通省
の管理する河川はもとより、後川、それから岩田川、今度新しく岩田川も奥
のほうから始まってくるようでございます。 そういったことで、やっぱりスムーズにその河床、河道掘削ができて、水
の流れがよくなって、水が越水しない、こういう体制をつくらないと安心して暮らせない、道がつかるという問題もあります。それなんかも今後取り組んでいかれるようでございますので、非常に頼もしいところもあるんですけど、そういったところでぜひとも、せっかく
の予算が有効に使われるように。運搬費を使うという
のは、運搬業者にとっては大事なことだと思うんですよ。それでもやはり、目的
の数量が出せないということになると、年度が重なんでいく。 そしたら、国土強靱化
の中
の延長が5年間延長されました。そういったところで本当に予算つけていただいております。今まで河道
の掘削なんて、本当に何ぼお願いしてもできんかったです。ここ数年、これが進んできております。 そうしたところで、先ほど言ったように、これ失礼な言い方ですけど、国道441
のトンネル
の土なんかは、市が主になって残土処理場を構えてやっております。これも同じことなんですよね。通行
の安全と利便性を求めて、国道441を進めていただいております。これからどんどん進むと思います。そういったところで市
の協力という
のは絶対に必要なことだと思います。西土佐と中村地域が一体化されるという
のは、国道
の改良が進まないとなかなかできません。そういったところで、これも絶対必要なところだと思います。 それで、これも進んでおるけれども、やっぱり市民
の命と財産を守る意味でも、この河川
の掘削土
の処理がスムーズにいかないと、これがなかなか本来
の目的が達成できないということで、これも少しは市も協力をして、建設業界なり何なり、桑原課長が本当に熱心に答弁をしていただきました。そういったところで私も安心はするわけですけども、この問題も今
の入札制度そのものが地域性がなくなったということも非常にあるんですよ。 それで、残土
の処理を自分
の土地に入れることはできないんですよ。指定されたところじゃないと入れれません。昔は、自分が残土処理場を構えて、それで処理しておりました。それで、処理費も要らんかったです。今は処理費も1m31,000円から、今年はちょっと下がったようで650円くらいになったようですけども、僅かなことで物すごいお金がかかります。 そういったところで、これからは先ほども申し上げましたように、これは答弁なかったですけど、そうした広い土地が残土処理によってできたときは、建築はできなくとも、例えば瓦礫
の仮置場には利用できます。そういったところもこれからいろいろ構えていかないと、どんなことが起こるか分かりません。 ほんで、東日本
の震災
の後を見ても、瓦礫
の処理場に非常に困っておりました。あのときはもう家も全てなくなっていましたので、一旦はそこへ積み上げておりましたけど、ここではそんなことはないと思います。 そういった意味でも、構いませんか。もうちょっとで終わりますので。 ぜひともひとつ一考をお願いしたいなと思っております。 それから、小京都
の風情あるまちづくり、これ天神下線、私、市長にも話したこともあるんですけど、旧太陽館
のところから天神橋まで抜けております。ここをのぞいてみますと、飲み屋さん
の看板がずっとあります。あそこは車もあまり通りません。夜になるとタクシーも少し入ってきますけど。そういったところで、あそこを京都
の先斗町風なまちづくりにひとつ整備してみてはどうかと。やっぱり実績を見せないと、実際、絵に描いた餅になってしまうんですよ、ずっと。 僕が言う
のは、そこは白木さんがおられますけど、天神社
の所有がほとんどですよね。ほんで、天神社
の総代
の皆さんにも話
の中に加わっていただいて、もう相当古くなってますので、そういったところで協力していただいて、そこでも1つつくったらどうかと。 そのためには、表については、表
の通り
の面するところについては、市も幾らか
の協力はしないといけないと思います。そういったことが市に波及していく。それで、観光客もやっぱりここへ寄ってみろうかと寄ったら、この栄町も波及効果があると思います。そういったところでやるということは、大事なことだと思います。 あるときに僕、八十八カ所を回っておりましたら、横峰寺っていうところがあるんです、山の上に。そのとき雪が降っておりまして、雪かぶった中にこんな木
のあれがあって、「失敗をしない人は立派、失敗から立ち直る人はまだ立派」という言葉があったんですよ。それっていう
のは、やっぱりやってみないかんと。ほんで、やってみていからったら、思い直してやってまたやり直していくと。これは人間
の再起という
のが絶対あると思うんで、そこを言うたんじゃないかなと私も思っております。そういったところで、ぜひともやってみて見せて、これを実行してもらいたいなと思っております。 もう時間もないんで、本当に申し訳ないんですけど、大学等についても心配ばっかりでは駄目だと思うんです。この時点に至っては。やっぱりみんなが昔からあったんですよ、学園都市構想という
のは。それでもできなかった。これはもう本当に最後
のチャンスだと思っておりますので、私はぜひ真剣に取り組んでいただいて、市長も丁寧な説明をしながら、下田地区
の開発、発展はこれからどういうふうにやっていくんだと、それで住民
の皆さんにはどんなことを協力してもらわにゃいかん。それはコンビニも要るでしょう、宿も要るでしょう、食べるところも要る、飲み屋さんも要るかもしれん。そういったことで、アルバイト先だって大学生が来たら必要なんですよ。そういったところで地域に示していって、地域から
の協力も得るようにしていく。これは本当に努力も必要だと思いますけども、ぜひともそういったことでやっていただきたいなと思っております。 本当に時間を過ぎて申し訳ないんですけど、本当は僕
の時間はまだ11分あるんですけど、昼からというわけにもいかないと思いますんで、今回最後
のここに立たせてもらう機会になりました。今度退職される田村副市長につきましても、本当に体
の痛い
のを我慢してここに立って、長い説明をしていただきました。本当にご苦労さまでございます。本当なら市長が、もう次にやるかやらんか僕も知りませんけど、その退任までは続いて一緒に夫婦役としてやっていただきたいなと、女房役としてやっていただきたいなと思っておりました。 それでまた、西土佐総合支所
の支所長、それから会計課長、川崎さんおいでませんけど退職されます。そしてまた、副市長
の代わりはこの中から出られると私は思っております。 今後、市
の発展
のために皆さん方もどうか協力していただいて、本当に明るい、私
の政治信条という
のは、頑張る人が報われる社会をつくっていただきたい、こういうことながですよ。ほんで、本当に福祉も必要な方には必要なんですよ。けど、無理やり福祉を受けることはないんですよ。体が丈夫で働けるのに、福祉を受けるようになったけん働かれんなったって、こういう人がおる。こんなことはやめてもらいたい。本当
の福祉ができなくなるから言ってるんです。 それで、企業も育てていただかないと、市
の財政も35億円ちょっと、36億円ぐらい。その中で議員も含めた市
の職員
の給与等で全て消えてしまう。そんな中でこんだけな予算を、260億円も
の予算を組んで一生懸命やってくれている。県と国と
のつながりをしっかりこれから市長にもやっていただいて、どうか本当に市民が明るく暮らせる町をつくっていっていただきたいなと思います。 それでまた、再起を期して頑張る議員
の皆さんには本当に頑張っていただいて、どうかお願いですから、行政とも一緒に頑張ってやってください。そういうことをぜひともお願いしたい。川渕さんも本当に心配事を述べられました。一つ一つ、市長、あの不安を取り除いてやってください。そして、協力できるようにやっていただきたいなと思います。 以上で大変遅くなりましたけど、私
の質問を終わります。
○副議長(西尾祐佐) 小休にいたします。 午後0時7分 小休 午後0時8分 正会
○副議長(西尾祐佐) 正会にいたします。 中平市長。
◎市長(中平正宏) まず、先ほど
の私
の答弁
の中でちょっと間違いがありましたので、訂正いたします。 それは、住宅
の耐震化、また家具転倒防止対策
の実施率を四万十市で70%と申しましたが、実際は47%でありますので、それ
の訂正をお願いをいたします。 それと、議員から申されましたように、高速道路が延伸をして、私も一番大切なことは、この町にいかに人が止まる、魅力ある町をつくっていくかということであろうと思いますので、これにつきましては、やっぱり官民一緒になった中で進めていかなくてはなりませんので、もうただ
の通過点になる
のではなく、できるだけここ
の町
の中で人が降りていただいて、そこ
の中でいろいろ散策をしていただき、金も落としていただける、そういう町をつくっていきたいと思いますし、また大学につきましては、先ほど学園都市構想、これは昭和
の時代から
の旧中村市時代から
のいろいろな考え方であったと思いますけれども、具体化したことはこれまでありませんでしたが、今初めて具体化し、最初で最後という思いをしております。そこ
の中では、当然心配事等もありますけれども、基本的に大学誘致に反対
の方はいないと思いますので、できるだけこれからも理解、そしてご協力をいただけるように、私
のほうも説明に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。 そして、小京都中村という
のは、私はこの四万十市には四万十川、そして小京都中村、そして食材・料理、大きな柱があると思っております。ただ、小京都中村
のまちなかにそういう形
の一画でもよいので、例えば先ほど申しました京都先斗町
のような町並みができる
のであれば、本当
の意味で小京都中村、大きな観光
の目玉となってまいりますので、これは今回右山
の通りを無電柱化する計画をしておりますので、その後、この無電柱化も含めまして、本当に小京都中村、京都先斗町
のような町をつくっていきたいと考えております。これはまた後、継続をしてやることになりますので、恐らく寺尾議員や西尾議員、大西議員なんかはまだしばらく議員活動をやられると思いますので、ぜひ頭
のほうへ、松浦議員もはめていただきたいと思います。 また、議員とは私が西土佐村最後
の村長として、また旧中村市最後
の議長として、合併当時から、また私が副市長時代、大変お世話になりました。本当にありがとうございました。今後とも四万十市政
の発展
のため、いろんな面でご指導、そしてご協力を賜りますようにお願いをいたします。どうもありがとうございました。
○副議長(西尾祐佐) 以上で宮本幸輝議員
の質問を終わります。 昼食
のため、午後1時まで休憩いたします。 午後0時11分 休憩 午後1時0分 再開
○議長(小出徳彦) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 廣瀬正明議員。
◆2番(廣瀬正明) 社民党
の廣瀬でございます。議長
のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問させていただきます。 まず、森林環境譲与税
の四万十市で
の活用率について質問します。 全国平均では2019年度、2020年度、支出46%、残高54%というふうに聞いております。県内でも取組が進んでいると評価されている四万十市
の支出率についてお答えをお願いします。 続いて、森林整備
の現状とこれから
の取組について質問いたします。 森林
の持ち主
の意向調査を行っているという話は、今までに聞いております。現在どのような取組を行い、これからどのような取組を行う計画な
のか、あわせて、課題等がありましたらお答えをいただきたいと思います。前回聞いてからそれほど多く
の時間がたっておりません。進捗がなければないという場合もあろうかと思っております。なるだけ簡潔にお答えをお願いをいたします。 3番目は、林業
の担い手づくりについて質問をします。また、研修制度についても質問をいたしたいと思います。 林業
の後継者不足が言われています。振り返りますと、40年ほど前から木材価格は下げ止まり状態が長く続いてきました。林業は重労働で低収入、その上、危険というイメージを持つ方もおいで、後継者不足
の一つ
の要因になった
のでは、そういうふうに私は考えております。現在はウッドショックによって木材価格
の若干
の高止まり状態が続いておりますが、先が読めない状態で、後継者不足
の解消にはつながらない
のではないかと考えております。 安定した林業を行うため、機械化により作業効率を上げる努力も行われており、安定した収入と労働安全が確保されていくと考えてはいます。しかし、林業未経験者が森林組合や林業事業体に就職を希望した場合、基礎知識、資格等
の取得に多く
の時間が必要となります。 昨年4月に、私
の知り合いが林業事業体に再就職をしました。先日会って話を聞いたんですが、現在も苦悩
の日々が続いているとおっしゃっていました。なかなか独り立ちが難しい、全て
の仕事を覚え、こなすことは大変な状態が続いている、そういう意味であろうと思います。そこで、四万十市内に研修施設をつくり、林業
の後継者づくりを目指し、就職後短期間
のうちに現場で働ける、独り立ちができる、そういう人材を育成する必要があると考えております。 ここに1冊
のパンフレットを持ってまいりました。これは、いわて林業アカデミー
の研修生募集
の案内でございます。ご承知
のとおり、岩手県は北海道を除きますと日本で一番森林面積が大きい。森林
の面積
の率でいいますと高知県が1番と聞いておりますけれども、面積で比べますと数倍、岩手県
のほうが広い。また、北海道は若干林業について取組方が違うと聞いておりますので、高知県で参考にできるとことしては、最北端で最大
の県ではないだろうか、そういうふうに思います。 表紙には、林業は100年先へ
のギフト、そういう書き方をしております。私たちがふだん使う言葉に置き換えれば、よりよい森林・自然を子や孫へ引き継いでいこう、そういう意味であろうと思います。まさにこれから林業
の後継者を目指す若者に持っていただきたい考えであると思います。 研修内容については触れませんが、募集要項には定員15人、研修期間1年、受講料年額11万8,800円と書かれています。幾つか
の条件を満たせば、上限額が137万5,000円
の給付金が受けられる、そういうふうに書かれております。最低限
の生活保障がされる中で、安心して研修が受けられる施設であると考えています。四万十市にもこのような施設をつくるべきだと、そういうふうにも考えております。 また、施設は新たな建物を建てるよりも、休校
の利用で検討をすべきと考えますし、場所は幡多郡
の中心という考え方であれば有岡、また四万十市
の中心、そういうふうに考えますと大川筋ということも考えられると思います。 施設を造るには、多額
の予算、運営費が必要となります。そこで、先ほど質問をしました森林環境譲与税
の活用という話になります。2年分で未使用残高が271億円というふうに聞いています。これが基金として積み立てられている状況に、配分
の仕方
の再検討が行われるであろうと
の話も聞いております。よりよい計画・取組をしている市町村に対して、配分額
の増額が期待できるものと考えております。予算が増えてから使い道を考える
のではなく、早急によりよい計画を立て、予算
の要望をしていくべきと、そういうふうに考えております。そこで、林業
の後継者づくり、研修制度について答弁をお願いをいたします。 続いて4番目に、森林整備による住宅
の日照不足
の改善について質問をします。 この質問を見た方が、何を言い出すんだという話もございました。決して市民から
の要望を受けて、その山
の木を切りに行け、そういう話をするわけではございません。市内で市民
の方にいろいろお話を伺っておりますと、住宅を建設するときには日当たりがいい場所を選んで建てた。でもその後、山
の木がどんどんどんどん成長して、年々日当たりが悪くなり、今では冬になるとほとんど日が当たらない、そういうお話もございました。 数年前なら、それは市として対応できることではありません、そういうふうに答えたこともありましたけれども、現在山
の整備、森林
の整備を行おうとしている四万十市、やはりその副産物として、人家
の日当たりがよくなる場所があろうかと思います。その際に、右
の山を先にするか、左
の山を先にするか、そういう判断をされるときに、人家に好影響
のあるであろうと思われる山を先にしていただくことはできないものか、そういう質問でございます。 次に、教員不足について質問いたします。 全国的に教員不足が心配されています。過去を振り返りますと、少子化
の中で教員
の採用枠が減少しました。私
の子供がお世話になった先生
の中にも、正規採用が困難と判断し、他
の職業に就かれた方がおいでます。教員免許を苦労して取得しても、一生
の仕事にはできない、そういうことが若者
の教員離れにつながった
のではないかと考えております。 加えて、長時間労働、精神的な負担
の増大が挙げられます。一例を挙げますと、過去に1つ
の学校でトラブルが起こり、対策として保護者と教員が今まで以上に連携を強めるべきと
の結論が出た。そして単P
の取組として、毎晩保護者が担任
の教員に電話をかけるという取組が行われました。保護者が1回ずつ電話をかけますと、担任
の教員は三十数回
の電話対応が必要となります。何日も続けば、その負担は計り知れないものであった、そういうふうに聞いております。 今回考えていただきたい
のは、単P
の取組
の是非ではなく、1つ
の学校、単P
の取組が教員へ
の負担を大きくすることもある、逆に言えば、取組によっては、現状
の制度
の中でも教員
の負担
の軽減は図れる
のではないか、そういうふうに考えています。 保育所では、日案・週案・月案・個人案など、まだまだいろいろな報告物があると聞いております。検討
の結果、その一部が簡素化され、全体
の業務
の中では僅かではありますが、業務
の軽減が行われたと聞いております。 そのまま学校現場で参考にできることではないかもしれませんけれども、日常
の仕事、報告等
の提出物、部活動、PTA活動
の中身をよく精査し、職務
の軽減につながることを見つけ、実践していくことが大切であると考えております。そういう取組が、若者
の教員離れを少しでも防ぎ、将来
の教員不足を防ぐ一つ
の方法ではないかと考えています。これについて、教育に詳しい教育
委員会
のお考え、そして四万十市で取り組むべき課題があればお聞かせいただきたいと思います。 続いては、南海トラフ巨大地震について質問をいたします。 宮本幸輝議員からもありましたように、人ができることには限界がある、プレート
の動きは止められないんだ、だからこそ一生懸命やらなければいけない、そういうお話であったと思います。 市民
の方から、津波対策として避難タワー
の建設が必要ではないかと
のお話がありました。津波避難タワー
の要望は、多く
の地区から寄せられていると思います。今回は、右山地区
の高台を除く場所に絞って質問をいたします。 東日本大震災
の際、川を遡上する津波
の映像が公開されて以来、巨大津波が四万十川を遡上した場合、右山地域も危険ではない
のか、特に川
の近くは危険ではない
のか、そういう心配を持たれている方もおいでます。住んでいる方も高齢化が進み、早く避難することが困難な方も増えています。 津波避難タワー
の建設には、土地
の取得・多額
の建設費、そして多く
の時間が必要になると考えています。早急な検討・取組が必要だと考えます。土地
の取得が困難であれば、市
の所有する公園
の土地を利用してでも、人命最優先
の取組を行うべきと考えております。これについて四万十市として
のお考えをお聞かせください。 4番は、野良猫対策に対する市として
の考え方について質問をいたします。 四万十市には多く
の猫が住んでいます。野良猫・地域猫・飼い猫と分かれるようですが、飼い猫でも放し飼い状態
の場合があり、人から食べ物をもらっていても飼い猫と言えない場合もあり、区別が難しい猫が多くいます。四万十市では、大多数
の猫が野良猫と私は考えております。今回は、飼い主
のいない猫について野良猫と呼ばさせていただいて質問をいたします。 地域では、野良猫
の保護・繁殖を抑えて数が増えないよう努力している方がおいでます。先日、その中
のお一人と話をする機会がございました。猫
の保護や繁殖を抑えるため努力しているが、個人でできることに限界がある。四万十市はこれら
の活動に対して支援する姿勢が全く感じられない。四万十市がそういう姿勢な
のは、あなたたち議員がきちんと論議をしてこなかったせいではない
のかと
のお叱りをいただきました。 振り返りますと、私は市議会議員なってから一度も猫対策について発言をしていません。返す言葉もなく帰ってまいりました。 そこで、まず四万十市として
の考えについて質問をいたします。抽象的ではなく、野良猫は増えてから対応すればいい、もしくは今から地道な努力をして繁殖
の抑制をし、また共存していくべきなど、具体的な答弁をお願いをいたします。 2番目には、ボランティア団体・個人・地域と
の連携について質問いたします。 先進的な市町村では、猫対策に取り組む団体・個人と
の連携に加えて、地域
の協力を得て野良猫対策・地域猫活動へ
の取組が行われています。四万十市としても積極的に取り組むべきと考えますが、これについても市として
の考えをお聞かせください。 次に、3番目にお聞きします
のは、猫
の保護・繁殖を抑制するため
の避妊手術等には費用がかかります。病気
の検査・治療にも費用がかかります。金額は正確には把握しておりませんが手術が2万円程度、病気
の検査・治療、特に病気
の種類によっては十数万円
の注射をしなければならない場合もまれにある、そういう話を聞いております。個人で負担することには限界があると考えています。これら
の活動に対して、四万十市として援助していくべきと考えております。市として
のお考え、お聞かせいただきたいと思います。 5番目は、フードロスを減らす取組について質問をいたします。 感染症
の影響で休校・休園が起こります。コロナ禍でさらに休校・休園
の回数が増えております。まず子供たち
の安全が第一ですので、休校・休園は必要なことであると考えています。 今回質問したい
のは、休校・休園時
の給食
の食材についてです。休校・休園時
の給食
の食材がフードロスになることもある
のではないかと考えています。まず現状、休校・休園時
の給食
の食材はどうなっている
のか、どうしている
のか、お答えをお願いします。 続いて、休校・休園時
の給食を各家庭に配って、フードロスを減らす取組が必要であると考えています。市
のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 6番目は、家電リサイクル券について質問をいたします。 テレビ・冷蔵庫・洗濯機を廃棄する場合は、家電リサイクル券を購入して回収業者に引き取ってもらう必要があります。メーカー・サイズが正確で金額が合っていれば問題ないですが、間違えて購入した場合、必要書類を添えて郵送で還付申請をする必要が起こります。非常に面倒な手続と思われる方が多く、小額
の家電リサイクル券については還付申請をしなかったとおっしゃる方もおいでます。 皆様方、還付申請等をご承知
のこととは思いますが、文章を読んだだけで面倒ではないかと思われるような文章がございます。ここに委任状というものがございます。そこ
の書かれている文章、一部だけ読まさせていただきます。 私は、以下
の者が提出する返金申請
の2、返金を申請する家電リサイクル券
のお問合せ
管理番号に記載された番号
の家電を用いて、私が振り込んだ額
の一般財団法人、ここまでで十分面倒くさそうであることは理解していただけたと思いますので、これ以上は読まないことにしたいと思います。 非常に面倒な手続と思われる方が多い。間違え方も、メーカーが分からなかったので不明
の券を購入した、サイズがはっきりしなかったので、高い料金を払っておけば何とかなるだろう。ほとんど
のものが高い料金を払っておけば何とかなる、そういうイメージをお持ち
の方は結構多いです。逆に、小さいだろうと小額
のものを購入して、それが使えなかった、そういうこともあるようです。 国
の制度であって、決して四万十市
の責任ではないと考えますが、市民
の余分な出費を抑えるため、今後間違いがないように注意喚起をする必要があると考えています。このことについて四万十市として
のお考え、お聞かせをいただきたいと思います。 続いては、新食肉センター
の雇用条件について質問をします。 経過措置を設けるなど、収入
の急激な減少を防ぐべきではないか、そういう質問をしたいと思います。 新食肉センター
の整備計画が進んでおります。現在
の計画では、民設民営
の公社、四万十市が出資する法人で、健全経営を第一義とし、事業が継続可能な収支を実現するとあります。つまり、新会社は収支に見合う経費で運営するということになり、収入見込みが減少すれば、働いている方
の収入が下がってしまう可能性があると考えております。個々
の生活には触れませんが、収入
の減少は生活に直接影響が出ます。仕方なく転職を考える方も出てくる可能性があります。 数年前まで食肉センターに勤めていた方にお話を伺ってまいりました。真夏でも冷房はなく、そばには83℃以上
のお湯、そのお湯で前かけ・手袋・刃物を消毒しながら作業を行う。手袋や長靴にお湯が入り、やけどは日常茶飯事。熱中症になった同僚もいた。夏は暑い、仕事はきつい、安い給料じゃあできんぞとおっしゃっておいでました。 ご承知
のように、食肉センターで働いている方はプロ
の職人です。新人が入ってから一通り
の仕事を任せられるようになるまで、3年はかかると聞いております。人数さえいればこなせる仕事ではございません。もし、現在働いている方
の多くが職場を去るようなことがあれば、事業自体が成り立たなくなる可能性がある
のではと心配しております。 職員
の皆さんとよく話し合って、経過措置も含めて、生活に大きな影響がないように計画をしていく必要があると思います。この点についてお考えをお聞かせいただきたいと思います。 いろいろと質問をしました。答弁はなるべく分かりやすく具体的に、そしてなるべく項目ごとにお願いをいたします。また、県や国
の取組については必要最小限にお答えいただくことをお願いしまして、私
の1回目
の質問とさせていただきます。
○議長(小出徳彦) 小谷農林水産課長。
◎農林水産課長(小谷哲司) 私からは、森林
の保全と未整備森林
の整備につきましてご答弁をさせていただきます。 最初に、森林環境譲与税
の四万十市で
の使用率でございますけれども、令和元年度から令和3年度まで
の3か年で約1億9,300万円が譲与されます。これまで森林所有者
の意向調査や森林整備、担い手
の育成に約1億2,800万円、66%でございますが、使用しております。債務負担行為措置済み
の文化複合施設
の木材供給に係る費用を含めますと、全額を使用することとなります。 続きまして、森林整備
の状況とこれから
の取組についてでございますが、前回6月議会以降
の取組といたしましては、田野川甲・乙・敷地・岩田など後川
の8地区、約700haで意向調査を実施しておりまして、そのうち200ha、159人が森林整備を任せたいといった回答となっております。また、奥鴨川地区で365m
の作業道開設をしております。 令和4年度以降も引き続き森林経営
管理制度を計画的に進めて、国
の示す15年から20年で未整備森林
の一通り
の意向調査を行ってまいることとしております。 続きまして、林業
の後継者づくりでございますが、岩手県ではいわて林業アカデミーで人材育成が行われておりますけれども、本県では高知県立林業大学校で人材を養成をしております。その研修生は、本市
の森林組合にもインターンシップとして来られており、その後
の就職にもつながっております。さらには、本市独自
の事業といたしまして、林業事業体が行います緑
の雇用新規就業者育成推進事業
の研修生へ
の技術指導に対しまして支援を行っておりまして、こうしたことから担い手
の育成につながっているものと考えております。 それから、森林整備による住宅
の日照不足
の改善についてでございますけれども、本市では森林経営
管理制度におけます森林所有者
の意向調査実施方針を定めておりまして、それに沿って制度を進めておりますので、特定
の箇所を抽出して
の意向調査実施はできませんけれども、方針に基づき森林整備を進めていく中で、結果的に住宅
の日照不足
の改善につながるケースも出てくる
のではないかと考えております。 そうした中でも、住宅
の近くが整備を進める上で非効率とならなければ、議員おっしゃられたように、住宅
の近くからとかといったようなことも可能ではないかと、非効率とならなければということでありますけれども、考えておるところでございます。 以上です。
○議長(小出徳彦) 久保教育長。
◎教育長(久保良高) 私
のほうからは、教員
の負担軽減についてお答えしたいと思います。 今議員さん言われるとおり、本当に教員不足という
のは高知県内・西部管内・四万十市でも非常に今厳しい状況で、どうしてこれだけ教員不足になってきたかという一因には、やっぱり議員さん指摘されたとおり、教員
の厳しい勤務状況というか、それも一因であるとは自分も考えています。何とかしなければならない、教員
の働き方改革を進めていかないかんということは、すごい切実な問題だと思っています。 一例というか、ただ少しずつは働き方改革も進んでいるんじゃないかなと思います。自分が住んでいる地域にも比較的大きな小学校があるがですけれど、本当に4、5年前は、9時になっても10時になっても校舎内に電気がついているので、これは先生たちは消し忘れて帰ったなと、どこかに連絡をしなければならないんじゃないろうかと思うぐらい遅くまで、小学校
の先生方も残って仕事されてました。ただ、今は比較的、大体9時ぐらいまでには電気が消えると。それでもかなり
の超過勤務ではあるがですけれど、以前と比べれば随分働き方改革も進んできたかなっていうふうに考えております。 それで、四万十市として
の取組ながですけれど、まず先生方
の実態というか、どれだけ
の時間勤務されているかを調査というか、それを調べるために、グループウエアを活用して客観的に先生方
の勤務時間を把握しています。それと、
管理規則
のほうを変えることによって、教員
の業務を明確にしています。そしてまた、予算をつけていただいて、教員
の仕事をサポートするスクール・サポート・スタッフとか部活動
の指導員とか、また各種支援員を各学校に配置をすることによって、教職員
の業務
の量、また業務
の質的な教員
の負担
の軽減を図っております。 また、今、特別な支援を要する子供さんが非常に増えているがですけれど、そこ
の教員1人でそういう子供さん方に対応したり家庭に対応する
のは、非常に負担が大きいですので、スクールソーシャルワーカーを雇用して共に家庭訪問するとか、そういうことも行っています。 また、今、教員が負担軽減するために、教師が本当にすべき仕事、教師がしても構わんけれど教師以外でできる仕事、またこのあたりは保護者に任せてもいいんじゃないか、そういうふうに教師が本当にすべき仕事と地域や保護者に任せてやっていただく、また支援員にやっていただく、そのあたり
の仕事を明確にさび分けをするということも今考えております。 それで、皆さんご存じだと思いますけれども、教員という
のは業務がちょっと特殊性がありまして、正直言って教員には残業手当がつかないんですよね。教職員調整額やったかな、給与
の4%、ですからもしも20万円
の給料をもらいよう方だったら月に8,000円つきようと。ですから、幾ら残業をやっても手当はつかないという制度になってます。 先ほど議員さんも言われましたけれど、例えば保育園で週案・日案を廃止することによって業務が軽減されたとか、また中学校で部活動
の問題があって、すごい教員が超過勤務をやっているんじゃないかと言われる、そんなこともいろいろ話題なるがですけれど、一番多い
のは、教員が真面目ですので、いい授業をやりたいんです。いい授業をやろうと思うたら、やっぱりしっかり教材研究をして、時間をかけて準備をして、次
の日
の授業に臨まないといい授業はできない。いい授業ができなかったら何が起こるかというと、学級崩壊を起こします。 学級担任をやっている先生は、やっぱりいい学級経営をしたい、いい子供を育てたいっていう、そのために教員になっていますので、なかなか勤務時間、超過勤務を少なくするという
のは難しい状況があります。 自分も先生方に、例えば市
の教育
委員会でしたら、月45時間をめどに超過勤務抑えてくださいというお願いをしようがですけれど、45時間というたら、1日2時間で大体45時間になりますよね。先生方に早く帰ってくださいと言ったら、先生が何って言うかというと、十分な次
の日
の授業
の準備をできずに家に帰ったら寝れませんって言います。あした
の授業を想像したときに、しっかり自分が納得いく授業
の準備ができずに家へ帰ったら、寝れません。それよりは、自分が納得いくまで、遅くまででも学校に残って次
の日
の準備をしっかりやって、次
の日を迎えたい、それがほとんど
の教員思いだと思います。それをやっていたら、どうしてもある一定
の先生方
の超過勤務、認めるわけではないですけれど、致し方ない部分はあるかなと。 ただ、自分たちも何よりも教員
の健康が第一で、元気に出勤して子供たちに接してもらいたいという思いがありますので、行事とかいろんな部分を精選もして、できるだけ無駄もなくして、できるだけ超過勤務を減して、充実したその勤務をやってもらいたいと。それをどういうふうにそれが実現できるか悩んでるところですけど、またお知恵も借りながら頑張っていこうと思います。 以上で答弁を終わります。
○議長(小出徳彦) 山本地震防災課長。
◎地震防災課長(山本聡) 私
のほうからは、南海トラフ巨大地震対策について、津波避難タワー
の増設に関しましてお答えをさせていただきます。 現在本市におきましては、水戸地区に2基、初崎地区に1基、山路地区に1基、計4基
の津波避難タワーを整備をしております。津波避難タワー
の基本的な整備方針といたしましては、地震発生から津波による浸水開始時間が短く、既存
の道路で
の避難では間に合わない、そう想定されるエリア
のうち、安全な高台へ通じる避難路を整備することができないエリアにおいて整備をするとこういうことにしております。 ご提案
のありましたエリア、八反原公園を中心としました右山五月町・中村大橋通7丁目付近であると思いますけれども、このエリアにつきましては、四万十川、そして後川を遡上した津波が、市街地から後川へ
の排水経路であります八反原排水樋門、そこから流れ込むことなどによって浸水をする、そういったことが想定をされております。 しかしながら、浸水
の深さはおおむね数十㎝程度、また浸水が始まる
のが地震発生後2時間以上後であるということが想定されます上に、少し離れた地域、北
のほうでいいますと中村一条通、南
のほうでは駅前町、そちらまで足を延ばしていただきますと、浸水が想定されない場所へ避難するということが可能になります。こういったことから、今回ご提案
のありましたエリアに津波避難タワーを整備する、そういう必要性はないというふうに考えております。 ただ、今回
の指摘を受けまして、南海トラフ地震発生時
の津波による浸水
の深さ、それから浸水開始時間など避難行動
の目安とすべき情報につきまして、地域
の皆さんへ十分に周知徹底がされていない
のではないかと、そういった反省をしているとこでございます。 今議会冒頭でも市長が申し上げましたとおり、南海トラフ地震対策におけますハード整備、これは一定進捗をしておりますので、今後は住民
の皆さんが地震発生時に取るべき行動を冷静かつ確実に行っていただけるよう、防災意識・知識
の向上といったソフト対策、これらにより一層取り組んでまいりたいというふうに考えております。
○議長(小出徳彦) 渡邊環境生活課長。
◎環境生活課長(渡邊康) それでは私
のほうから、4番
の野良猫対策について、6番
の家電リサイクルについて
の答弁をさせていただきます。 まず、野良猫に対する市
の考え方ということであります。 飼い主
のいない猫については、飼い猫
の不適切な飼育・遺棄、またそのような猫へ
の無責任な給餌により過度に頭数が増えることで、苦情や相談が寄せられております。本市としては、これら
の問題を地域
の環境問題として捉え、一貫して、飼い主
のいない猫を地域から排除する
のではなく、人と猫が調和する環境社会を目指すことが望ましいと考えております。 続いて、ボランティア団体・個人と
の連携ということでございます。 これまで
の啓発活動・情報発信及び直接指導など自ら
の取組と併せて、動物愛護ボランティア団体・個人と
の連携を図ることが、問題に対する一層
の効果が期待される取組に結びつくものと考えております。ここ2年間、新型コロナウイルス
の影響により活動を進めることが難しい状況が続いておりますが、これまで本市では、関連する取組として、令和元年には中村地域を対象に、地域が主体となり活動が行われる地域猫活動へ
のアンケート調査、講師を招いた説明会が実施されています。 この場で詳細については控えることとしますが、中には前向きな姿勢を示していただいた地区もございましたので、引き続き地域猫活動
の実現を念頭にした一連
の取組に当たりましては、行政として必要に応じた役割をしっかりと果たしてまいりたいと考えております。 続きまして、必要経費
の支援ということでございます。 先ほど言っていましたこれら
の取組に対する必要経費等
の負担軽減に資する支援策として、県
の雌猫不妊手術推進事業がございます。現在、本市独自
の支援策は設けておりませんが、手術を行う際
の会場
の紹介等
の支援を検討してまいりたいと考えております。 飼い主
のいない猫
の問題は、地域
の環境問題であると同時に、人
のマナー
の問題でもあります。地域により生息状況や住民
の価値観が異なり、対応には慎重さが求められ、それゆえに苦慮することも多くございますが、今後も関係する主体と連携を図りながら、改善に向けたよりよい方法を模索してまいりたいと考えております。 続きまして、家電リサイクル
の誤購入防止ということでございます。 テレビやエアコン・洗濯機・衣類乾燥機・冷蔵庫・冷凍庫等、いわゆる家電リサイクル対象品
の処分方法につきましては、本市が毎年配布する四万十市家庭ごみ収集計画表
の裏面
の中段に記載し、周知を行っているところでございます。 リサイクル券
の料金につきましては、製造業者や型番等により異なりますので、ご自身で処分される場合は家電リサイクル券センターにお問合せ
の上、リサイクル券を購入されることが、誤購入を防止する最善
の方法と考えております。 令和4年度
のごみ収集計画表につきましては先月配布しておりますので、令和5年度以降
のごみ収集計画表につきましては、誤購入防止に対応した内容となるように検討してまいります。 以上ございます。
○議長(小出徳彦) 中脇
学校教育課長補佐。
◎
学校教育課長補佐(中脇弘樹) それでは私
のほうから、休校・休園時
の給食食材
の現状に関するご質問
のうち、小中学校
の給食に関する部分についてご答弁申し上げます。 当日
の給食で使用する食材
の納品時期は食材によって異なりまして、肉類等、当日
の朝納品されるものもあれば、野菜・牛乳等、前日もしくはそれ以前に納品されるものがございます。新型コロナウイルス対策として
の臨時休校
の決定判断は前日までに行われ、その際、給食食材
の発注変更等が可能なものについては変更するなど
の対応としております。 また、長期保存可能な食材は、次回
の給食で使用することができます。その際、乾物食材を減らし、肉・野菜など生鮮食品を優先して使用できるように、献立を少しアレンジして対応するなど、食材を廃棄しないよう努力しているところでございまして、結果としまして、これまで我々
の手元で廃棄した食材はございません。 なお、納入業者にキャンセルに応じていただけた食材は、販売店で
の一般向けへ
の販売扱いとしたものなど、他で利用できたものが多いと聞いているところでございます。 続きまして、給食
の宅配実施に関しましてご答弁申し上げます。 新型コロナウイルス感染症により臨時休校となった場合には、これまで
の事例を含め、地域で新型コロナ感染症が蔓延していることが想定されるところでございます。そのような地域において、感染
のリスクや、また配送時
の衛生面、食後
の食物アレルギー発症時
のリスク等を考慮しますと、現実的には給食を各家庭へ宅配することはリスクが高いと考えているところでございます。 他市町村では、小中学校にお弁当を宅配した事例はございますが、本市は中村地域・西土佐地域で小中22校、約2,200名、この児童生徒へ
の宅配となり、現状では宅配業務へ
の人員確保は困難と考えますし、教職員による対応も、これ以上
の業務負担は難しいと考えているところでございます。 このように給食を各家庭に配達という対応については困難な面がございますが、これに代わる現在
の本市
の小中学校
の対応を参考までに申し上げますと、学校
の臨時休校時におきまして、保護者や祖父母等監護できる大人がいない家庭
のうち、濃厚接触者以外
の児童につきましては、希望があれば学校でお預かりし、給食を提供しているところでございます。 以上でございます。
○議長(小出徳彦) 武田子育て支援課長。
◎子育て支援課長(武田安仁) それでは私
のほうからは、フードロス対策について
のご質問に対しまして、公立保育所
の現状等についてお答えいたします。 まず、食材
の取扱いについてでございます。 給食食材
の発注・納品
の方法についてでございますけれども、野菜などにつきましては1週間分をまとめて発注しまして、使用する前日に納品されております。牛乳・魚類及び肉類、こちらにつきましては1か月分をまとめて発注しまして、そのうち牛乳や魚は使用する前日に納品、そして肉類は使用する当日
の朝納品されております。 新型コロナウイルス感染症が発生した際
の休所
の判断についてでございますけれども、最近
の事例では、臨時休所
のその前日に行っておりますけれども、それによる給食食材
の対応につきましては、臨時休所当日に予定しておりました献立を翌日以降にずらした上で、当日
の朝納品されるもの、これにつきましては休園が決まり次第、納品
のキャンセルをお願いしております。既に受入れを行っている食材につきましては、保育所内で適切に保存を行いまして使用するようにしました。 ただし、臨時休所当日に賞味期限及び消費期限を迎える食材、これはおからでございましたけれども、それは廃棄しております。 続いて、給食を各家庭に配達できないかというご質問でございますけれども、新型コロナウイルス感染症によりまして保育所が臨時休所となった場合、これにつきましては、先ほども
学校教育課長補佐のほうから答弁がありましたけれども、こういった状況になりますと、感染リスクも高いわけでございますので、そのような時期におきましては、できるだけ人と人と
の接触を避ける必要があると考えております。 また、厚生労働省から示されております大量調理施設衛生
管理マニュアルというものがございますけれども、これは保育施設や学校等
の集団給食施設に適用されるものでございますけれども、それによりますと、調理終了後から2時間以内に喫食することが望ましいとされております。さらに、保育士・調理員ともに、こういった臨時休所
の場合におきましては、緊急対応等
の業務も必要となってまいりますので、人的に余裕がないこと、それらを考えますと、訪問等による保育所給食
の配達は困難であると考えております。 臨時休所となった場合
のフードロス対策としましては、今後も引き続きまして、献立を変更するなどし、臨時休所期間中に使用できなかった給食食材を、別
の日に使用するなど
の工夫を行ってまいりたいと考えているところでございます。 以上です。
○議長(小出徳彦) 桑原農林水産課副参事。
◎農林水産課副参事(桑原克能) それでは、ご答弁させていただきます。 現在
の食肉センターは、公営で直接事業を行っておりますが、新食肉センター
の運営は、これまで報告させていただいたように民営で
のと畜事業として実施することとしております。これに伴いまして、現在と畜業務に従事しております職員
の身分
の整理が必要となってまいります。 議員ご指摘
のとおり、と畜技術は一朝一夕では習得が難しく、一定期間
の経験が必要ですので、新会社で
のと畜業務を適切に行うためには、熟練した職員による作業が重要であり、現在
の職員を新会社に引き継いで雇用していくことが必要であると考えています。 新会社
の労働条件等につきましては、来年度、高知県と設立しております四万十市新食肉センター整備推進協議会におきまして、現在作成しております経営シミュレーション
の検証を行うなどとしております。現在
のシミュレーションで新会社
の経営が自立的・安定的に成り立つことを、外部
の専門家にご意見をいただきたいと考えております。その上で、経営が成り立つことを前提といたしまして、現在食肉センターで勤務している多く
の職員が新会社へ移行できるよう、労働条件や労働環境など
の整備を行い、併せてできるだけ早い段階で具体的な内容について職員へ
の説明を丁寧かつ十二分に行い、理解を得られるように努めてまいりたいと考えています。 議員からご指摘いただいた点、離職することがないようなど
の点も踏まえ、将来事業安定に向け、四万十市新食肉センター整備推進協議会で検討を行ってまいりたいと考えますので、ご理解
のほどよろしくお願いします。 以上です。
○議長(小出徳彦) 廣瀬正明議員。
◆2番(廣瀬正明) ほとんど
の答弁は予想以上
のものでございましたので、ごく一部だけ2回目
の質問をさせていただきます。 2回目
の質問としましては、猫
の保護や避妊に関わる費用です。私がお話を伺った方は、行政から
の支援が受けられないというふうに思われているようでございました。実際には受けられる部分があるのに、受ける手段をご存じないということであろうと思います。そう考えますと、四万十市はまだできてなくても、県やその他、支援が受けられる。受け方、場所
の提供などという答弁もございました。どうも獣医さん、犬猫
の病院等で
の手術
の意味ではない部分もあった
のかなと思います。 私も先日怒られて、今ここで質問をしております。勉強不足
の部分もあります。もう少し具体的に、支援をこうすれば受けられるよ、その話も公
の場でしていただきたいと思います。このあたり、もう少し詳しく教えていただきたいと思います。 それから、7番目に質問しました新食肉センターについて、本当にまだ決まってないことがほとんど
の状態で質問をいたしました。新会社は四万十市から離れてしまうと考えますと、やはり道筋だけはつけていただきたい、そういう思いで質問をしました。 現在働かれる方については、大多数が残っていただけるように精いっぱい
の努力をするということで構いませんけども、致し方ない面はあろうと思いますけれども、これから新食肉センターを目指す若者についても、やはりいなければ事業は十数年後には成り立たなくなるであろう、そういう心配もございます。 その点について、移行が済めば、もう四万十市とは関係ないという形でやむを得ない
のか、それとも一定
の方向性、新たな雇用についても一定
の道筋をつけていただける
のか、その分についてご答弁をお願いいたします。 以上で私
の2回目
の質問とさせていただきます。
○議長(小出徳彦) 渡邊環境生活課長。
◎環境生活課長(渡邊康) それでは、市ではありませんけど、県
の補助
の中身について少し説明させていただきたいと思います。 県が行っております補助につきましては、飼い猫1匹につき5,000円
の不妊手術
の費用が出ます。それから、飼い主
のいない猫1匹につきましては1万円というふうになっております。 それから、手続
の流れといたしましては、まず申請者が申請書に必要なことを記入しまして、猫
の生息地、所管する保健所に免許証等、本人が確認できる書面と一緒に持参することとなっております。続きまして、福祉保健所、ここで言いますと幡多福祉保健所になるわけですけども、そこに申請書を持ち込むと。それからその後、薬務衛生課がその申請書を審査しまして決定通知を出すと。それから、申請者にそれが行きまして、手術というような形になるということになります。その中で、依頼書を不妊手術を受ける動物病院に提出し、不妊手術終了後、動物病院が規定する不妊手術
の料金から県が負担する額を差し引いた額を支払うということになります。 続きまして、先ほど手術を行う際
の会場等
の支援ということを申し上げました。これにつきましては、ボランティア団体等が集団でみたいな形で会場を借り上げて、借って行うということがございます。その際に、場所
の提供とかいろいろなことを考えてまいりたいと。ただ、これにつきましては、場所につきましても、猫が結構集まりますので、うるさいとかその他
の問題等、それから臭い
の問題、手術に伴いまして消毒とかがありますので、臭い
の問題も抱えますので、このあたりもいろいろ検討しまして、何とか支援をしてまいりたいということでございました。 以上でございます。
○議長(小出徳彦) 桑原農林水産課副参事。
◎農林水産課副参事(桑原克能) それでは、2回目
のご答弁を申し上げます。 全く関わらないということにはならないと思います。新会社
の出資に対しては、一応市と県で想定をしております。よって、全くゼロという形にはならないと思いますので、その点はご理解をお願いしたいと思います。 また、従業員についても、今度湯剥ぎ方式ということになりますので、当然若者に来ていただきたいと思いますけども、労働条件等もかなりよくなりますので、女性とか高齢者も働ける職場を目指しておりますので、そういった形で雇用は引き続き行っていきたいというふうに思っています。 また、一定
の方向
の道筋をつけるまでということですけども、職員
のほうもある程度何年かは出向等を考えていまして、それで一緒に新会社とやっていくということも考えてますので、そういったことで、軌道に乗るまでは市もバックアップしていくという考えでありますので、よろしくお願いします。
○議長(小出徳彦) 廣瀬正明議員。
◆2番(廣瀬正明) 本日はもう十分に答弁をいただいたと考えております。これで私
の一般質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。
○議長(小出徳彦) 以上で廣瀬正明議員
の質問を終わります。 14時10分まで休憩いたします。 午後2時2分 休憩 午後2時10分 再開
○議長(小出徳彦) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 安岡 明議員。
◆15番(安岡明) それでは、議長
のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問を行います。 まず、ロシアによるウクライナ侵攻による悲惨な状況が毎日目に入ってまいります。一日も早く悲惨な戦争が終わりますように願うばかりでございます。 それでは、3期12年最後
の一般質問となります。包括的というか、総括的というか、今まで
のことを振り返りながら、また議会だよりを使ったりしながらやらせていただきます。ご答弁
のほう、ご協力をお願いをしたいと思います。 それでは、まず活力
のある四万十市へ
のアプローチから入らせていただきます。 2013年、平成25年、中平市長が初当選した直後
の6月
の議会で一般質問を行わせていただきました。とにかく、いつもテーマは、活力
のある四万十市、人口減少が厳しい状況
の中で
のこの対策について何とかしたいという思いで、これまでもやってまいりました。このとき
の市長答弁は、やはり活性化により活力
のある四万十市といいますか、財政収入も増えると、こういった中で福祉も進むんだといったような意味
の答弁であったと思います。若者が地元で子育てできる、そういう四万十市をつくっていきたいと、市長が誕生して初めて
の議会質問
のとき
の市長
の答弁でありました。 そのとおり、市長は産業振興計画・総合計画等を作成し、道路網
の整備促進など経済
の活性化へ向けて
の市政運営をしてきていると評価をしております。 しかし、少子高齢化、厳しい人口減社会になって、さらにはコロナ禍
の厳しい生活環境
の中で、市民・住民
の市政へ
の要望も多様化をしてきており、市民
の評価もまちまちでもあります。まず、民意を酌み取る行政
の姿勢について、市長に所信をお伺いをしておきたいと思います。 次に、2番目
の四万十川メガソーラー不許可判断についてであります。 2019年、令和元年11月30日
の高知新聞に、四万十川ソーラー不許可
の記事が掲載され、中平市長はその理由を、施設
の遮蔽と太陽光パネル
の流出防止策について条例に沿っていないと判断したと説明されており、また一方で、県条例や市景観計画を今
の時代に沿った形に見直していかなければならないとも言及しております。 私たち公明党は、2015年9月、当時
の清流クラブと共に関東・東北豪雨による被災地、鬼怒川
の氾濫現場を視察いたしました。自然堤防や決壊し、ソーラーパネル流出
の悲惨な状況を見てきたことがあり、市長
の不許可判断は訴訟も覚悟
の英断であったと評価をいたしております。 ところが案の定、昨年12月になって、業者が四万十市を提訴したことが報じられました。記事には、「景観条例根拠不当」と
の大見出しで、市
のメガソーラー不許可判断を業者が不服として提訴したものであります。 この一連
のメガソーラー不許可
の件に対して
の市長
の所信をお伺いをしたいと思います。 次に、3番目
の四万十市観光大使
の導入についてであります。 観光大使については、これは必ず観光産業活性化につながると
の思いで、連続して一般質問を行ってきました。議会だよりをちょっと紹介をさせていただきます。 これは2013年、平成25年12月
の一般質問に対する答弁でございます。県
の観光特使や近隣
の状況を参考に、費用対効果を検証しながら検討していくと、このときはこういう答弁でございました。 続く2014年、平成26年3月
のときにも、同じ趣旨
の質問をさせていただきました。このときには、四万十市にも著名人も数多く、本市にとってどのような観光大使制度がよい
のか、今後前向きに検討していくと、こういう答弁でございました。 さらには、同年6月
の一般質問
の折にも同じ趣旨で質問をいたしました。来年度からスタートする観光大使は、ふるさと応援団
の中からも全国的に知名度が高く、継続的に関わってもらえる方にお願いし、市
の観光情報や地域ブランドに関する宣伝など、観光振興・地域活性化につなげる。当面10名をめどに設置を予定する。ここでやっとこのように光が差してきた答弁をいただいたわけでありました。 さらに2016年、平成28年
の3月議会、ちょうど1年たったとき
の質問に対して、これまで8名を委嘱してきたと。また、最近では三山ひろし氏
の演歌「四万十川」で四万十
の魅力を全国にPR、観光大使にふさわしい方
の推薦があればありがたいと、こういったような答弁もいただきました。ちょうど三山ひろしが紅白に出るときで、市長にも四万十市
の市長が市旗でも持っていって旗を振ったらどうかといったようなこともお伝えしたことがあったように記憶をいたしております。 この観光大使
の任命状況並びに導入による経済的効果についてお尋ねをしておきたいと思います。 次に、4番目
の京都看護大学開学へ向けて
の諸課題対策についてお伺いをしておきたいと思います。 看護大学誘致については、これまでも何度も一般質問してきた件であります。地元
の下田地区
の惨状、少子高齢化、さらに東日本大震災後
の津波
の危険地域として
の影響も重なり、松ノ山から、串江・水戸にかけ空き家だらけになってきており、この状況を何とかしたいと
の思いで地域
の活性化策を訴えてきた
のでありました。その一つが、休眠中
のまま
の中医学研究所
の活用であります。中平市長も漢方
の会社など当たってくれてる等、努力をしていただきましたが、活用には至らず、そのような中で京都育英館
の理事長
の視察がきっかけとなり、今回
の看護大学
の誘致へとつながったと推測いたしております。 様々な反対
の中、やっと令和5年4月から
の開校に向けて最後
の段階に差しかかってきております。しかしながら、不安な要素もあります。これまで
の質問でも出ておりますが、その一つが建設等
の工期
の問題であります。大学推進室
の説明でも、工期期間が旧中医学は4月1日から8月末へ、また校舎や体育館
の改修工事等については4年度から5年度にかけて段階的に完成がずれ込んでしまい、開学に向けスケジュール
の逼迫感が感じられます。特に、オープンキャンパス、工期
の短縮
の影響、これは生徒
の募集に差し障りが出る
のではないかと心配をしております。まず、この点についてお尋ねをいたします。 次に、5番目
の奨学金返済支援制度についてであります。 昨年9月議会で質問いたしましたが、従来型
の奨学金制度では、就職後
の長期返済が経済的重い負担
のため、若者が経済的に行き詰まり、滞納者が出て延滞金が増加する状況
の中、公明党が重たい負担を軽減する返済支援制度を、当時
の安倍首相に働きかけ実現したこともあり、この年
の2月、2015年12月議会で一般質問をさせていただいております。このとき
の議会だよりを、少し長くなりますが紹介をさせていただきます。 奨学金支援制度
の提案は、人材育成、外から人材
の流れをつくる観点から効果が期待できる。現在、総務省を窓口とする地元学生定着プランとして、卒業後、地元を選択する大学生等
の増加を図る奨学金返還支援制度がある。これに基づき、県版総合戦略に、大学生等
の地元定着を図るため
の新たな奨学金返還支援制度が検討されている。現在ではもう既に県で実施されておりますが、本市が実施すると、市外
の教育機関で就学した大学生が地元に帰ってくる有効な支援策と期待できる。県と情報交換を行い、早期
の制度化に向け働きかけを行うと、この平成27年12月
の段階で、満点に近い回答であったように記憶をいたしております。 しかし、今議会で
の予算案にはいまだ計上されておりません。これまで
の導入に向けて
の取組経過、今後
の推進
の具体策について伺いたいと思います。 次に、光回線整備状況と推進効果についてでありますが、これまで長時間かかった光回線未整備地域にも、本年度末でやっと市内全域に光通信基地局整備が完備され、超高速通信網による恩恵を受けることになります。 情報格差は、生活格差・教育格差であります。少し時間はかかりますが、これも議会だよりを使って経過に触れたいと思います。 この光について、少し時間を取りますが、少し時間をいただいて紹介したいと思うんですが、この光にこだわったまず最初
のきっかけが、今日持ってきておるんですけれども、2013年9月8日付
の高知新聞でありますが、「ひょうたんから光、音」というようにこういう記事が出ておりまして、これは四万十市にIターン、小泉さんという方がランプやスピーカーに加工と。以前にもこのことは紹介をさせていただいたことがあるんですが、ちょうど家
の前
の縁戚者を頼って馬越に来た人が、自分
のところでこの作品を東京等
の都会に売り込みたいと、ひょうたんを加工するこの品物を。ところが、光がないために通信速度が遅くて起業できないということもあって、現在では古津賀
のほうでたしか起業してるかと思うんですけども、こういったことがあって、光にいち早く整備について質問を繰り返してきたわけでありました。 2017年、平成29年9月
の議会だよりをちょっとを使いますと、このとき
の答弁では、下田地区
の整備として概算で2億3,000万円程度が必要となり、財源
の確保による事業化には至っていない。こういう、下田だけでもこれだけかかりますよという答弁でございました。 続いて、同じく2017年12月
の議会だよりでありますが、四万十
の宿等からWi-Fi速度が遅いと
の苦情や、移住者も多いなど、光通信
の必要性や事業効果が高いと、整備に向けて検討。国県補助金
の要望と併せ、整備手法を来年度にかけ検討し、平成31年度
の事業化に向け取り組むと、このとき初めて具体的な答弁がございました。 続いて2018年、平成30年6月、同じような趣旨
の質問をいたしました。このときは、現時点
の検討状況は、民設民営方式で
の整備として、今後事業者と協議を進め、平成31年度
の事業化に向け取り組むと。工事着工は31年、サービス
の開始時期は32年半ば、令和2年
の半ば以降になるという答弁でありました。 四万十
の宿
の総支配人からは、31年整備されるということでやったのにということで、少し遅いですよということで苦情もいただいた記憶がございますが、こうして推進が全て
の地域に進むということになったわけでありますが、この推進効果分析について、また市
の補助的経費あるいは維持
管理費など
の持込みについてはどうな
のかといった点についてお伺いをしておきたいと思います。 次に、行政手続
のオンライン化についてお聞きをいたします。 今回
の高知県議会における来年度
の取組に、デジタル推進計画
の概要があります。ちょっと手に入っておりますので説明をいたしますと、このデジタル化推進計画は、本年度、令和3年
の28億円から来年度は30億円にして、令和5年度まで
のこのビジョンを立てております。中身は、①として県民サービス
の向上、②としてデジタル技術を活用した課題解決と産業
の振興、③が行政事務
の抜本的な効率化と、こういうことで5つ
のアプローチを上げておりますが、その中にはあらゆる行政サービス
のデジタル化、あるいはアプローチ3では業務効率化を図るシステム
の構築とか、いよいよ県もさらに力を入れてこのデジタル化推進に取り組むと、こういったことになってきておるわけでございます。 本市における行政手続・窓口受付や問合せ業務等
の利便性
の向上について、この推進状況や今後
の推進計画についてお伺いをしておきたいと思います。 続いて、3番目
のGIGAスクール構想におけるICT活用
の教育についてお伺いをしておきます。 このことについても、昨年6月、令和3年6月に一般質問をした議会だよりを使います。我が会派要望
のGIGAスクール構想に向けたICT環境
の整備計画推進はと、このGIGAスクールは、公明党が推進に力入れたということもあって、常にお聞きをしてきたわけでありますが、当初
の令和5年度までに児童生徒1人1台端末
の整備計画は、新型コロナウイルス感染症拡大を踏まえ、学校
の臨時休業等にもICT活用による学びを保障できる環境
の早期な実現へ、令和2年度中に計画を立て、全て前倒しをし、1人1台端末を整備する。今後想定される遠隔教育、動画等を活用した授業スタイルにするため、国
の規格ケーブルに替え、無線アクセスポイント配置等
の高速大容量
のネットワーク環境整備を実施すると、このように答弁をいただいております。ICT環境整備と活用状況についてお伺いをしておきたいといます。 次に、3番目
の社会的変化と学校教育についてであります。 1番
のSociety5.0時代を生き抜く教育
の在り方ということで、このSociety5.0とは、2016年閣議決定され、現在
の情報社会、これはSociety4.0ということですが、この先
の社会を指す用語でありまして、市長施政方針要旨
のICTを活用した教育
の中でも、Society5.0時代を生きる子供たちにとって云々と、こういったように使用されております。簡単に言うと、Society5.0とは、簡単ではないですね、サイバー空間とフィジカル空間、こういう空間をAIとかロボットやIoT等
の活用によって連携する超スマート社会、一言で言うと相当便利で効果的な高度に進化した社会とでも言えるでしょうが、このような未来に向けて、今回
の学習指導要領にプログラミング教育が導入されていると感じます。 一方、現在
の日本では、少子高齢化、厳しい人口減少
の中、子供たちを取り巻く環境は、いじめや虐待、さらに詐欺や人を傷つける行為等
のぎすぎすした社会状況となってきているようにも感じます。変化していく社会
の中で、学校教育も厳しい難しい時代を迎えているとも感じます。Society5.0時代を生き抜く教育
の在り方について、教育長
の所感を伺っておきたいと思います。 以上で1回目
の質問を終了いたします。
○議長(小出徳彦) 中平市長。
◎市長(中平正宏) 安岡議員
の議会として
の最後
の質問にお答えをいたします。 この12年間、大変市会議員といたしまして、市
の福祉
の向上や、また経済
の活力活性化、また教育
の推進、大変ご尽力いただき、本当にお疲れさまでございました。ありがとうございました。 それでは、民意を酌み取る行政
の姿勢という形
の中からご答弁を申し上げます。 私は、平成10年4月
の旧西土佐村議会議員を皮切りに、村議会
の議長、そして西土佐村村長を経て、旧中村市と
の合併で誕生しました四万十市
の副市長を経て現職と、これまで行政に携わってきてまいりました。これまで一貫して持ち続けてまいりました
のが、市民にとって
の成果を常に考えた住民目線
の行政を心がけるという思いでございます。このため、私自身が直接現場に出向き、いろいろな意見を聞いた中で市政に反映をする、また様々な分野や世代
の方々と
の意見交換を行うなど、そのことが私
の市民
の目線に立った姿勢という基本的な考え方であります。 このような基本的な姿勢を持って、市政懇談会をはじめ各地区や各種団体と
の意見交換はもとより、各課が事業構想
の基となるワークショップをはじめアンケートやパブリックコメントなど、市民
の方々
の声に耳を傾ける努力をしてまいったと思っております。全てにおいて市民
の皆様
の意向に沿うことはできませんが、行政を預かる身として、市民に寄り添う政治は至極当然
のことでありますので、今後とも市民
の目線に立ち、そして市民生活
の根幹であります福祉や教育、そして産業
の振興・防災など
の課題をしっかりと捉え、住んでよかった、これからも住み続けたいと言われるまちづくりに向け、引き続き市政運営に取り組んでまいりたいと思います。 そこ
の中でも、自分として市民
の中に入っていっていろいろな話を聞いた中で、ちょっと印象に残っております
のは、当然道路なんかでここが悪いとかという話はもう頻繁にありましたけれども、1つは、当時四万十市におきましては口腔ケアで、特に小学生なんか
の口
の中
のあれができておりませんでした。それは私が、これは聞いた話でありますけれど、そこ
の中でそれも実現をいたしましたし、また不妊治療等々につきましても、実際不妊治療をしている方からその話も聞き、そこ
の中でまた議会
の皆様にもご相談をしながら進めてきたような経過、フッ素洗口ですね、先ほど
のやつは。フッ素洗口等々につきましても、そういう形でいろいろな形
の、ここ
の行政
の中だけでは全く分からない、そんないろいろな意見を聞くことによりまして、フッ素洗口であるとか不妊治療等々、また不育治療につきましては山下議員からもう何回も質問をしていただきましたので、さらに自分
の知識が増えたわけでございますけれども、そのようないろいろな形
のことを聞いて、そこ
の中で少しでも市政に反映できた
のではないかなと考えております。 また、安岡議員
の、議会
の一般質問で特に印象に残っております
のは、どうしても下田地区については、特に明治
の時代は、この中村
のまちなかよりまだ活力
のある元気な町であったというふうな話も聞いておりますし、どうにかして下田地区にその元気さを再び取り戻したいというような思い
の質問を幾度となく受けてまいりました。そこ
の一つといたしまして、まだ実現はしておりませんけれども、京都看護大学
の四万十キャンパスという形
の中で一定
の方向性が出てまいりましたので、これが実現することによりましたら、一定私もお世話になった議員に少しでも恩返しができる
のではないかなと思います。ただ、まだまだこのことにつきましてはいろいろな課題がありますので、一つ一つ進めていきたいと考えております。 次に、四万十川メガソーラー
の不許可
の判断でございますけれども、この案件につきましては、これまでも同じ場所で何度も太陽光発電設備
の設置について数年間にわたり申請が繰り返されておりました。四万十市といたしましては、その都度、高知県
の四万十川条例、また景観計画に基づき対応してまいりました。また、この間、職員については大変な思いをして、心
の病になった職員も正直おりました。どうしてもこれは終わらさないといけないという思いをしておりましたが、今回このような提訴になりましたので、私といたしましては、個人
の財産権、そして自由な経済活動と四万十川条例、景観条例が今後どのように司法が判断をする
のか興味深く見ていきたいと考えております。司法
の場
の判断で一定
の方向性が出てくると思いますので、これから先
のいろいろな開発をする場合
の一つ
の判断基準になる
のではないかと思っているところでございます。 ただ、私
の私見につきましては、現在裁判中でありますので、詳細を申し上げることは差し控えたいと思っております。 次に、四万十川観光大使
の件でありますけれども、この観光大使につきましても、安岡議員より数回質問をしていただき、そこ
の中でやっと観光大使を四万十市として導入をするという経過がありました。本当にありがとうございました。 平成23年3月に、本市
の観光情報や魅力ある地域ブランドを広く発信をし、交流人口
の拡大による観光振興や地域活性化を図ることを目的に設置しております。令和4年3月7日現在で23名
の方に観光大使として委嘱しております。令和4年度につきましては、現時点で新規2名
の方に推薦したい旨
の依頼がありまして、委嘱を検討する予定となっております。 また、観光大使
の方々
の活動状況といたしましては、土佐幡多
の会
の会長さんや、またスポーツ選手・俳優・歌手・漫画家など多方面で活躍される方が多くございまして、歌による四万十川
のPRや、またスポーツ合宿
の誘致、SNS等で
の情報発信など、分野にとらわれず幅広く本市
のPRに尽力くださっていただいております。 このほかにも、各種イベントで
の本市
のPRや物産展
の販売など多く
の方々
のご協力をいただき、市としましても観光大使
の導入は大きな効果を上げていると考えており、今後も観光大使へ
のホットな情報発信などに努め、観光誘客に向けた取組を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 ほか
の質問につきましては、担当課長
のほうよりご答弁申し上げます。
○議長(小出徳彦) 山崎企画広報課長。
◎企画広報課長(山崎行伸) 私
のほうからは、奨学金返済支援制度と、それから本市におけるデジタル化
の推進
の中
の光回線整備状況、行政手続
のオンライン化、3点についてお答えをさせていただきます。 まず、奨学金返済支援制度
の導入ですけれども、9月議会でも学校教育課長からお答えさせていただいておりますけれども、議員おっしゃるとおり、人口減少が進む本市におきましても、地方から
の人口流出は大きな課題というふうに認識をしております。本市
のまち・ひと・しごと創生総合戦略を推進していく中でも、この若者
の地方定着、それから人材
の確保という
のは重要な取組であるというふうに考えているところでございます。 議員ご提案
の奨学金返済支援制度につきましては、そうした若者定着に関する取組
の一つと認識しておりまして、制度導入に当たりましては、現在、他
の自治体
の取組状況を調査いたしまして、それを参考としながら関係課と協議を行っているところでございます。 先行自治体としましては、香南市、土佐清水市といった複数
の自治体がございますけれども、これは自治体によりまして職種を限定をしたり、それから申請・就業・居住等様々な要件を加えまして、その自治体ごとに制度設計を行っている状況でございます。そういった対応をすることで、若者定着、それから就業人材
の確保に努めているという状況が見てとれるところでございます。 導入に当たりましては、そうした先行自治体
の要件も参考としながら、四万十市に合ったより効果的な制度設計とする必要があると考えております。ただ、現状といたしましては、どの自治体も事業開始からまだ日がたっていないということもございまして、その効果が確認できていない状況にございます。 また一方で、導入につきましては検討中あるいは予定なしとしている自治体も多くございまして、理由といたしましては、効果が不透明であるとか、さらなる財政支援を求める声、それから実施体制
の課題が浮き彫りになっているということが分かってきております。 そういった状況でございますけれども、やはり議員ご提案
のこの奨学金返済支援制度につきましては、先ほども申し上げましたとおり、若者定着、それから人材確保に関する取組として重要であると考えておりますので、今後も引き続き情報収集に努めまして、その効果を見極めながら研究を続けてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 続きまして、光回線
の整備状況等々についてお答えをいたします。 議員先ほどご紹介がございましたように、下田地区については高速ブロードバンド環境
のニーズが高まってきたということもありまして、かねてから要望がございました。そのために、他地区と
の情報格差・生活格差
の是正、宿泊施設利用者等
の利便性向上、さらには移住促進によります地域活性化を目的といたしまして、他
の未整備地区に先駆けて昨年度回線を整備したところでございます。本年度は、残る未整備地区へ
の光回線環境
の整備を行いましたので、ようやく本市におきましても市内全域に光回線環境が整備されたということになりました。 この整備をすることによりまして、市内全域でやはり高速通信が可能になりましたことから、これまで未整備地域でご不便をおかけしておりました市民
の皆様には、生活環境
の改善につながったものではないかというふうに考えておりますし、また市内全域が都市圏と同様
の環境となりましたことから、例えば移住希望者にとりましても居住エリア
の制限もなくなってまいりますし、加えてテレワーク、企業誘致にもつながっていくものと考えております。 そういった中で、後年度
の維持
管理ということでございますけれども、先ほど
の下田地区、それから今年度その他地域につきましては、民設民営で整備を行っているところでございますので、今後、後年度
の維持
管理につきましても、民間事業者
の負担
の上、対応するということになってまいります。このため、結果的に市
の費用負担が生じることはないだろうというふうに考えております。 ただ、平成21年、22年度に先駆けて地上デジタル放送移行で整備しているところは、これは市
の財産として持っておりますので、そういった部分
の維持
管理につきましては、これまで同様、引き続き対応が必要なってくるだろうというふうに考えておるところでございます。 それから、3点目
の行政手続
のオンライン化についてお答えをいたします。 この行政手続
のオンライン化につきましては、国が令和2年12月に策定をいたしました自治体デジタル・トランスフォーメーション推進計画におきまして、令和4年度末を目指しながら、原則全自治体で子育てあるいは介護関係など特に国民
の利便性向上に資する手続、これをマイナポータルからマイナンバーカードを用いてオンライン手続を可能にするというふうにされております。これに伴いまして、自治体
のシステム改修等
の支援を行うということで、補助金を制度化しているところでございます。 本市としましては、まずこの国
の方針に対応すべく、来年度国
の補助金を活用し、基幹系システム
の改修を行う予定としております。これによりまして、子育てあるいは介護関係におきます手続を先行させる形で、オンライン申請が可能な環境を整備することができますので、住民
の利便性が向上するということが期待されます。 ただし、同時にデジタル技術あるいは人工知能等、AI等
の活用による業務効率化という
のも同時進行的に整備をする必要がございますので、そういった業務効率化を図ることで、限られた人材
の資源を、行政課題
の分析ですとか企画立案
のほう
の行政サービスに資するような体制づくりについても必要であるというふうに考えておるところでございます。 こういったことから、先ほど
の国
の定める手続以外
のものにつきましても、棚卸し調査を実施いたしまして、行政手続
の内容について全て洗い出しをいたしましたので、今年度策定を進めております四万十市行政手続オンライン化計画
の中で整理をした上で、導入効果
の高い手続から順次オンライン化に向け取り組んでまいります。
○議長(小出徳彦) 久保教育長。
◎教育長(久保良高) それでは私
のほうから、学校におけるGIGAスクール構想における学校でICTをどのように活用しているか、そういう状況について説明させていただこうと思います。 GIGAスクール構想に関わり、本年度4月から1人1台
の端末を整備し、端末を活用した授業や教育を実施しております。1人1台端末になったことで、児童生徒一人一人が端末に入力する意見や感想・回答など
の情報を指導者は即座に把握できるため、一人一人
の反応を把握した上で
の対応がこれまで以上にスムーズとなり、教師と子供
の双方向
の授業が各学校で展開されています。 また、協働学習
の場面でも、これまでは挙手や指名などで
の展開
の中で、意見を発表する子供が限られるなど
の課題もありましたが、一人一人
の考えを同時に把握でき、かつ互いに共有することが可能となり、子供同士が双方向で
の意見交換を瞬時に行ったり、多様な意見にも触れたりするそういう授業ができております。 また、個別学習
の場面では、これまでは一人一人に応じた学習が難しいため、全員が同じ内容
の問題や課題を解いたり学習したりすることがほとんどでしたが、児童生徒一人一人
の教育的ニーズや理解度や学習ペースに応じた個別学習を実施する学校も見られるようになりました。 次年度は、市内全小中学校にデジタルドリルを導入し、一人一人が自分
のニーズや理解度に応じて学習を進めることができる支援を行い、個別最適な学習を進めてまいりたいと考えています。 現時点では、全て
の家庭にはオンライン学習ができる環境が整備できていない現状がありますけれど、環境が整っている家庭では、端末を使用することで、教室で行われている授業をタブレットを使って視聴することができます。体調が悪くて休む子供や登校ができない子供にとっても、家庭で授業を視聴することができるため、学力
の保障や学校と
の関係づくり
の一助となると考えています。 続きまして、プログラミング教育についてですけれど、小学校では昨年度、新学習指導要領が全面実施となり、教科書が改訂され、プログラミング教育
の内容が教科書に盛り込まれました。そのため、教科書を活用したプログラミング的な思考を養う授業が主に実施されています。特に、算数と理科
の授業で
の実施内容が多くなっています。一方、中学校においては今年度から学習指導要領が全面実施となりましたので、技術科
のプログラムによる計画・制御
の分野で、主としてプログラミングそのもの
の学習を行っています。小学校・中学校とも、全て
の学校で年度当初
の計画に沿って授業が行われているところです。 続きまして、Society5.0時代を生き抜く教育
の在り方についてながですけれど、Society5.0については、もう議員
のほうからもご説明にありました。人工知能とかビッグデータ、またロボティクス等
の先端技術が高度化して、あらゆる産業や社会生活に取り入れられ、社会
の在り方そのものが劇的に変わることを示唆するものであり、超スマート社会とも言われています。 Society5.0
の到来に伴いつくり出されるであろう新たなサービスやビジネスによって、我々
の生活は劇的に、そして便利で快適なものになっていくと言われております。しかし一方で、アメリカ
の大学教授が、現在
のアメリカにある仕事
の約47%が2030年までに自動化
の影響を受ける可能性が高い。という
のは、47%
の仕事が自動化されることによって、職を失うというか、そういう不安もあります。人類がこれまで経験したこと
のない急激な変化を前に、漠然とした不安や心配
の声も多く聞かれています。 急激な科学
の進歩による社会は、私たち
の想像を超えた社会であると思われますが、その社会
の中で人間らしく豊かに生きていくために必要な力は、これまで誰も見たこと
のない特殊な能力では決してなく、むしろどのような時代
の変化を迎えるとしても、これまで取り組んできた生きる力であり、私たちはこれからも知徳体
の調和
の取れた力を備えた児童生徒
の育成が最も重要と考えています。 本市では、知徳体
の調和
の取れた豊かな人間性と確かな学力に裏打ちされた人格
の完成を目指す教育基本法
の理念や、2030年以降
の社会を展望して策定された国
の第3次教育振興基本計画、また第3期高知県教育振興基本計画を踏まえながら、健康で知性と相手を思いやる心を備え、社会
の変化に主体的に対応し、仲間と協働的に学び合い、高め合い、つながり合いながら生きていくこと
のできる、心豊かでたくましい子供たち
の育成を目指し、教育活動を推進してまいります。 以上です。
○議長(小出徳彦) 中田企画広報課副参事。
◎企画広報課副参事(中田智子) 私
のほうからは、工期
の遅れによる学生募集へ
の影響についてお答えさせていただきます。 工期
の遅れにより、実習棟で
のオープンキャンパスによる学生募集
の取組が遅れることにはなりますが、(仮称)四万十看護学部
のPR活動につきましては、5月から開始する予定であると
のことでございます。 学校法人では、現在新学部
のパンフレット
の作成中で、5月・6月・7月と、作成したパンフレットを持って西日本
の高校に説明に伺うと
のことでございました。その後10月までは、毎月1回、四万十市と高知市において説明会を行い、随時開催されます進学ガイダンスにも参加する計画があると
のことでございます。 オープンキャンパスについても、実習棟
の整備後から行われることになると思いますが、学校法人がこれまで培ってきましたノウハウにより学生募集が行われるため、工期
の遅れによる影響はないと考えております。 以上でございます。
○議長(小出徳彦) 安岡 明議員。
◆15番(安岡明) それぞれ丁寧な説明をいただきました。 まず、市長
のほうからも、活力ある四万十市へ
のアプローチ、これは先ほど紹介した中でこのようなタイトルでも質問した経過もございまして、懐かしくというか、そういった方向でこれからもぜひお願いしたいなという思いをしてきたわけでございます。確かに声を聞くといっても、なかなかできることもできないこともあるし、ごく一部
の人
の声
の場合もありますし、全体感、また将来にわたってどうな
のかと、こういった観点から、やはり最後は政治決断といったことも当然出てまいります。これからもそういった姿勢でお願いをしておきたいと思います。 それで、2回目
の質問でありますけれども、まず1番
の民意を酌み取る行政
の姿勢ということでありますが、聞き取りでもお願いしました。私もこれまで何度か市民
の皆様から要請を受けたごみ袋
の件についてお伺いをしておきたいと思います。 今回も買物に出られない方から
の声があり、担当課にお伝えをしました。内容は、運転免許も返納し、買物に行けないので、サニーマート
のとくし丸にごみ袋を買えるようにしてほしい、備えてほしいと、こういう要望でありました。課長
のほうからは、そのような声があるが、販売する店へ
の配慮などもあり、なかなか難しいといったような答弁でありました。 私が議員になって間
のない頃、これはまだ田中前市長
の時代でありましたが、ごみ袋を縛れるようにしてほしいと
の高齢者
の声を受け、担当課にお伝えしたことがあります。当時では既に三原では縛れるような形状になっておりました。そういったこともお伝えした
のですが、そのとき
の担当者からは、そのような声はあまり聞いていないし、まだ在庫も多いといった消極的な返答でありました。しかし、しばらくたってから現在
のごみ袋
の縛れるような形になってきたわけでありますが、昨日
の谷田議員
の生ごみを減らす容器、コンポスターですかね、この件についても、昨年
の暮れ頃、私も少し欲しいなということもあって、このときちょうど農林水産課に行っていたときに、ついでにこの容器
のことを聞いたら、その事業はもう終わってて、今ありませんよという説明でありました。課長答弁を聞きながら、住民
の要望する声があれば、当然ニーズを把握し、検討する必要はある
のではないかと感じました。 ごみ袋
の件では、これまでも値段が高いといった声、また破れやすい、縛りにくい等
の声がありました。もちろん中には一方的な要望もあり、みんなは無理なこともあるかとも思います。しかし、困った人が実際にいる、こういったような場合は検討していく姿勢が最も大切であろうと、このように思います。 先ほど
のとくし丸にごみ袋をと
の声に、その後どのように対処しようとされているかをお聞きをしておきたいと思います。 次に、メガソーラー
の件については、市長
の詳しい答弁で理解をいたしました。まだ係争中と
のこともありますので、これで了といたします。 次に、四万十市観光大使
の導入についても、詳しい説明がありました。これについても了解をいたしました。県
の観光特使
の中には、コロンビア
の金田たつえでしたかね、こういった詩吟
の関係もあって、市長
のところに家族が見えて表敬質問をさせてもらったような記憶もありますし、いろいろなそういう思い出
の方もあります。また、市
の観光大使
の中には、先ほど市長が言われた樋口真吉会
の顧問をしていただいている方もありますし、また知人も中にはありますけれども、こういった方
の活用、こういったことも併せてお伺いしようと思ったんですが、先ほど
の説明で理解しましたので、これも了としておきます。 次に、看護大学
の開学へ向けて
の諸課題
の件についても、先ほど
の答弁をいただきました。今回ちょっと地域を回っている中で、地元
の住民から、中にはまだ全然大学
の効果といいますか、活性化へ
の説明がなされてないという声がやはりあります。私もある方には、リカレント教育
の学び直し
のことなんかをお話しすると、へえ、そんなことができるようになるんですかとか、いろいろあります。先ほど地元へ入って
の説明会等も持つんだという話もありました。どうかそういったことも、これからしっかりと訴えていくことが大事じゃないかなというふうに思っております。 そこで、この件について2度目
の質問をさせていただきます
のは、やはりまだ、いまだに多い生徒募集
の継続性についてであります。いずれ海外から
の生徒
の受入れは必ず必要となります。そういった声も当然あります。募集が予定されている東アジア
の国々
の情勢も、これから先も安定をしていく
のか、生徒を受け入れるような状況が続く
のかといったことであるとか、特に中国から
の学生受入れについては、やはり不安
の声も根強くあります。また、今後コロナ
の影響もあったりして、いろいろ外国から
の学生
の受入れも未知数な部分もあります。将来
の生徒募集について
の対策も、やはり考えておくべき必要もあるんではないかなと思います。 この点、法人
のほうにもしっかりとその辺
のお任せという形ではなくて、市
のほうとしてもきちっとめどを立てるということも大事かなというふうに考えております。もし答弁があれば、その点お願いします。 次に、奨学金返済支援制度であります。 これについても先ほど議会だよりを使って質問してきたわけでありますが、今回もできてないなと、あまり前進していないな、周りを見ながら検討するといった答弁に逆戻りしている
のかなといった感さえいたします。 そこで、今回宿毛市
の来年度
の予算
の中、令和4年度新規事業等
の調査票という
のを送ってもらったので、この件について紹介をしておきたいと思います。担当課は企画課で、移住・定住推進係が係になっているということでありますが、事業
の目的、これは大学や専門学校等
の進学により市外へ転出した若年層
のUターン及び定住を支援することを目的として、返還した奨学金について一部助成を行うと、こういうことであります。事業内容としては、対象者はそれぞれ5点ほど載っておりますが、これは自治体によっては若干違いがあるわけでありますから割愛しますけども、補助額について、奨学金
の返納月額、利子は除くと、またそれか1万円
のいずれか低い額掛ける当該年度、1年間だったら12を掛けるという金額。恐らく返還する金額は、大体ざくっというと15万円から20万円近く返済している方も多いんじゃないかと思いますから、少ない額ということになれば1万円ということで予算を立てております。事業
の期間は、令和4年度から令和8年度、5年間を想定をして、そして来年度は60万円、5人分ですね、5年度は120万円、10人分、6年度については180万円、15人分です。年間これだけ
の人口が宿毛市で働く、大学を出て働くというふうになってくる
のかなというふうにも思います。事業
の目的
の項を読んでも、若年層
の市外へ
の流出抑制、Uターン者あるいは定住率
の向上を目指す、こういうことでございます。 これは先ほども触れましたように公明党が推進したということで、県内各市町村
の公明党
の議員が市政に推進を要望した件であります。宿毛市でも来年度はそのようにしていくということでございますし、ここには清水市
の現在
の募集
のあれが手に入っております。これを読んでも、いろいろな形で何とか自分
の市に人材を確保していこうという、こういう姿勢が表れております。まだ、いまだに担当課と、あるいは周りを見ながらという
のは、いささか遅いというか、そういった気がいたします。 これについて、これから
の導入、どうしていく
のかという
のを再度、どんなふうに進めていく
のか、あるいはいつからやる
のかといった具体的なことも、もう既に答弁できる状況になくてはおかしいんじゃないかなというふうに感じております。再度市長か担当課
のほうにお伺いをしておきたいと思います。 それから次に、行政手続
のオンライン化でありますが、市
の先ほど
の目標
の中に、デジタルディバイド、いわゆる不慣れな高齢者等にどのような対策を取る
のかということが非常に大きなことでありますよね。今回
のコロナ禍
の中で
の補助金
の申請なんかも、これはオンラインでするんだといったことで、慣れた方はもうどんどん申請をしたりしているんですけども、なかなか慣れてない方もおられます。本当にそういった意味で、市としてもそういったあたりをどのように今後取り組んでいく
のか。 受付で
の手続等が、お聞きをしますと、このオンラインを利用する促進計画で、手続が21から55に拡充する。先ほど
の答弁にもありましたが、子育て関係とか介護関係等も非常に進めるんだといったあれもありますよね。防災
のことについては触れられてなかったですが、こういったどんどんと必要なことは積極的に進めるという、こういったことをお願いをしておきたいと思います。 それから、プログラミングについては、さきにかなり詳しくお話をいただきました。ただ1点だけ、時間がかなり逼迫してきましたが、今回、下田中
の統廃合と看護大学から
のこれからということで、2月15日に不服審査請求が出されたチラシがあります。この前
の6日
の日に下田集会所でまたあったそうでありますけども、この中に教育
委員会
の強引な思いやり
の欠けるやり方に、これが本当に子供たち
のためな
のかという疑問であるという、こういった声がございます。 もう一度教育長に、こういった子供たち
のため
の教育って、そういった点、この声と真逆なことを私たちも感じます。こういった環境下で
の子供がどう育っていく
のかといった、こういった点、教育長
のこういう要望、声に、ちょっとお答えをいただきたいなというふうに思います。 以上で2回目
の質問を終わります。
○議長(小出徳彦) 渡邊環境生活課長。
◎環境生活課長(渡邊康) それでは、2回目
の答弁をさせていただきます。 移動販売とくし丸
の販売について
のことでございます。 とくし丸は、移動スーパーです。提携スーパーと契約し、販売代行を行っております。個人事業主ですので、四万十市
のごみ袋
の販売につきましては、個別に手続をしていただく必要がございます。本市
のごみ袋を取り扱うことが事業主と提携スーパー間
の契約に抵触しないか確認していただいて、問題がなければ実施できる見込みでございます。これからも市民
のニーズを踏まえ、対応していきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(小出徳彦) 中田企画広報課副参事。
◎企画広報課副参事(中田智子) 2回目
のご質問に対してご答弁させていただきます。 これから
の学生募集ということで、継続的な学生
の確保ということなんですが、先ほど市長からもご答弁させていただきましたけれども、ほか
の大学と
の差別化をどう図る
のかというところ
の中で、新しい四万十看護学部で
の学び
の特徴とか、そういったところ
のご説明をさせていただきました。 その中で、現在、患者像が多様化しておりまして、看護師
の役割が大変大きくなっております。その中で、地方包括ケアに対応した教育体制というものがますます必要になってくるかと思っております。これから
の社会を考えたときに、新学部
の特徴として、こういった学校内だけではなく、地域をキャンパスとした地方包括ケア
のシステムに対応した教育を提供したいという思いもございますので、こういったところにも市としましても連携協力しながら取り組み、学生に選ばれるような大学にしていくこと。 それからもう一点、京都看護大学が平成26年度に開校した新しい大学ですので、なかなか認知度というところがないかと思われます。昨年、学校法人により実施いたしました高校2年生を対象といたします入学希望調査、一部ご披露させていただいたと思いますけれども、京都看護大学を知っているかという質問もございました。その中で、よく知っている、知っている、聞いたことはあると回答した割合が全体で19.1%、県内で19%と非常に低い結果となっております。 この結果を踏まえまして、もっともっと京都看護大学
のことも皆さんに知っていただき、進学を希望される若者を増やしていく必要があると思いますので、学校法人による広報活動と一緒に参加しながら、幡多一丸となって認知度アップに取り組んでまいりたいと思っております。先月ですか、幡多地域5市町村回りまして、一緒に広報活動もしていきたいというふうにお願いをしていましたら、快く承諾していただきましたので、今後は幡多一丸となって取り組んでまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(小出徳彦) 山崎企画広報課長。
◎企画広報課長(山崎行伸) そうしましたら私
のほうから、奨学金返済支援制度、それから行政手続オンライン化に係るデジタルデバイド対策についてお答えをさせていただきます。 まず、奨学金返済支援制度につきましては、検討が不十分ということで申し訳なく思っております。今まで
の調査状況によりますと、いろんな制度がございまして、住民票を置けば返済可能にするとか、それから就職することが前提にしますとか、それから今人材が不足しております看護・介護・保育士といった業種を限定する等、様々なところがございます。こういった部分については、四国まで範囲を広げながら、どういったものがいい
のかということは、今後前向きに検討させていただきます。よろしくお願いいたします。 それから、行政手続
のオンライン化
のデジタルデバイドということですけれども、国はデジタル化を推進するに当たりまして、誰一人取り残さない人に優しいデジタル化という
のを目指しているということで、デジタル・ガバメント実行計画
の中でも、行政手続がスマートフォンから簡単にできるということを目標に掲げております。 そういったことから、昨年度から国においてはデジタル活用
の支援推進事業といたしまして、携帯ショップ
のほうに業務委託
の上、スマホ教室等
の実施箇所を増加させるということを、来年度引き続き行うということをお聞きしております。 また、関係市町村とも情報共有していく中で、このデジタルデバイド対策という
のが、まだデジタル化という
のが急遽始まったということもありまして、具体的なものが出てきておりませんけれども、市といたしましても、行政手続
のオンライン化を来年度から整備をしてまいりますので、こういった国・県
のデジタルデバイド対策
の動向も注視しながら、利用できる制度は利用しながら、市として対策についても講じてまいりたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(小出徳彦) 久保教育長。
◎教育長(久保良高) 大学誘致後
の中学生
のケアについてお答えする前に、大変申し訳ないです。先ほど安岡議員さんからご質問
のあったプログラミング教育ながですけれど、中学校
の技術科
の中でプログラムによる計測と制御というところを間違って計画・制御と言ましたので、訂正させていただきます。 大学誘致後
の中学生
のケアについてということですけど、まず判断というか、中学校を令和6年から中村中学校へ統合すると。ただ、2年間については、現在
の下田中学校1年生・2年生については、希望者がおれば下田小学校
のほうへ中学校を移設して、そこで2年間、下田中学校
の生徒として勉強・生活していただくっていう市長さん
の判断していただいたがですけれど、当時
の再編に賛成される方
の意見、また逆に再編に反対される方
の意見、また地域・保護者
のほうが賛成派・反対派に2つに分かれていると。そういう状況
の中で、PTA
の執行部
の方なんかも非常に苦慮されていたと。そこで、市長さんに判断を委ねたと。その上で
の市長さん
の判断という
のは、自分はやっぱり最適な判断だったと今も考えております。 それで、これから下田中学校に残られる10名
の生徒さんは、下田小学校
のほうに校舎を移して、そこで下田小学生と一緒に生活をしていただくわけですけれど、今でも自分たち教育
委員会としては、その10名
の中学生
の生徒さんが、来年度からできるだけ、小学校に併設ではありますけれど、やっぱり充実した2年間、また1年間
の中学校生活を送ってもらいたいと。何が自分たちとしてできるかということは、まだ今も教育
委員会
の中でも検討している途中です。 ただ言えることは、ハード面については、小学校
のほうに移設するわけですので、きちんと学習できる教室とか校長室、また職員室ですかね、そういうきちんとハード面では整備をする。それで、ソフト面については、やっぱり中学校
の生活だけじゃなしに、中学校卒業後
のこともありますので、これからも他
の中学校とタブレットとか使ってそういうことも交流できるようなことは、今からも続けていってもらいたいと考えていますし、またせっかく併設という形になりますので、小学生と
の交流とかも積極的にもやっていきながら、学習生活をしていってもらったらと思います。 また、もしもながですけれど、実際下田小学校
のほうに移設して、そこで中学校生活を送っている中で、やっぱり下田じゃなしに中村中学校
のほうに通いたいという、もしもそういう生徒さんが出てきた場合に、できるだけ速やかに自分たちも手続を取って、中村中学校
のほうに転校できることも考えていかないかんなと思います。 また、単純なことと言われるかもしれませんけれど、通常だったら下田中学校
の備品等を全部引っ越しをしていただかないかんがですけれど、そのあたりについてはPTA
の方とか先生方に迷惑をかけないように、できるだけ業者に委託して、先生方にあまり不自由というか、大変な重労働をさせないように、そういう配慮はしていこうと思います。 とにかく今からというか、来年度、下田中学校
の今
の1年生・2年生が下田小学校
の校舎
の中で本当に充実した2年間
の生活ができるように、自分たちも何とか配慮していこうと思います。 以上で答弁を終わります。
○議長(小出徳彦) 安岡 明議員。
◆15番(安岡明) いろいろ思い
の籠もった答弁もいただきました。これで最後となります、一般質問。これまで市長をはじめ執行部
の皆様には、いろいろきついことも言わせていただいたこともありますし、通告になかったようなこともあったかとも思います。ご協力いただきましたことを心から感謝を申し上げ、一般質問を終わりにいたします。お世話になりました。ありがとうございました。
○議長(小出徳彦) 以上で安岡 明議員
の質問を終わります。 15時40分まで休憩いたします。 午後3時25分 休憩 午後3時40分 再開
○議長(小出徳彦) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 白木一嘉議員。
◆19番(白木一嘉) 市民クラブ
の白木一嘉でございます。 今年度議会最後
の、また議員改選前最後
の、さらに私にとっては最後
の、まさに大トリ
の10番くじを引かせていただきました。誠に大変ラッキーな男だと感謝しております。 発言
のお許しを得ましたので、発言させていただきます。 一般質問
の定義は、一般質問とは、議会
の議員が地方公共団体
の一般事務について所見を求め疑義をただすこと、あるいは政策を提言することをいうとなっています。わざわざ発言と申しました
のは、私
の今回
の質問は、先ほど申しましたように私にとっては最後
の議会でありますので、本来
の一般質問
の形にはならないと思っているからであります。一括方式を選びました
のも、思い出も含め、私
の考えや要望に重きを置き、多く
の時間を私
の発言で占める予定でありますので、お許しをお願いいたします。 まず最初に、大項目
の1から始めさせていただきます。 全国
のモデルとなるまちへであります。 早速、思い出
の発言から入ります。私が議員になりました
のは2000年、平成12年です。8月
の補欠
選挙であります。その1か月後
の9月議会、初
の一般質問で、当時
の市長が掲げる全国
のモデルとなるまちづくりに関連して、私から3項目
の中
の2項目として、全国
のモデルとなる町へとして2点を掲げ、私
の考えや思い、そして夢を語り、提言をいたしました。 その2点とは、1点目は美化運動、2点目は挨拶運動であります。今回も同じ項目ではありますが、それぞれ「更なる」を加えた、更なる美化運動と更なるあいさつ運動であります。 「更なる」を加えたことを述べる前に、少し横にそれますが、少し関連しますので発言をお許しいただきたいとお願いします。 議員になって1年後
の2001年9月議会から、市町村合併に関する質問者が一気に出てまいりました。平成
の大合併であります。私もその年から合併まで
の3年半に、合併に関する質問を結構させていただきました。思い出深い
のは、2002年、平成14年6月議会で、まだ議員になって1年10か月
のときであります。その思い出深いことは、質問する日
の朝刊であります。私が質問する4、5日前、ある方から愛媛県側で四万十
の名乗り
のうわさを知っているかと聞かれ、知らないと答えたばかりでありました。その質問する日
の朝刊内容は、これは朝刊という
のは、もちろん高知新聞
の朝刊でございます。ここにコピーをしてまいっておりますので、これ裏表、議員
の皆様が見えます。これは原寸であります。このB4
のファイルに収まるのでいっぱいいっぱいで持ってきました。 「勃発、四万十町争奪戦」「合併後新名称、愛媛が名乗り
のうわさ」「全国ブランドを取られる」「愛媛側首長は否定」「状況証拠も本県側は警戒」と
の新聞
の見出しと、この活字
の大きさにはびっくりいたしました。 そして、朝一番
の質問に臨みまして、質問
の中で、当時4か市町村
の任意合併協議会が設立され、新設合併なら譲れない3つ
の条件
の主張が出ている頃であります。私は、新設合併
の方向で、3つ
の条件
のうちまず1つは譲ってみませんか、それは新しい市
の名称でございます。中村市という市
の名前が消えることは寂しい
のですが、他
の3町村も同じでございます。思い切って四万十市
の名称を提案いたしますが、いかがでしょうかと、いろいろその根拠を示し、また先ほど
の記事もコピーして、その内容も質問
の中で説明し、四万十市を提案いたしました。 翌日
の高知新聞には、前日
の執行部答弁
のタイトルとして、「新市名は住民投票で」「四万十市など選択肢」と大きめ
のタイトルで掲載されました。そのタイトルを見たときに、ひょっとして四万十市になる
のではと、新聞
の力は大きいと感じたことであります。その後、3市町村で
の合併はなくなりましたが、四万十市と決定されるまで
の1㎝ぐらい
の小さな一石を投じた
のかなと勝手に思っております。 四万十町争奪戦
の記事にありますように、四万十
の名前が持つ絶大な知名度で経済的効果を期待した
のは事実でありました。しかし、ここでは四万十市になってから
の経済的効果について
の検証はいたしません。ここで言いたい
のは、長年祖先が守り継承してきた四万十川
の財産を引き継ぐだけではなく、子孫である我々市民が小さなことでも行動を起こし、努力して、川
の名前を自治体
の名前にした四万十市
の魅力をアップしなければならないと考えています。 合併をしてもうすぐ17年になりますが、今からでもいい、その魅力アップ
の行動が全国
のモデルとなるまちへ
の1点目は更なる美化運動、2点目は更なるあいさつ運動であります。 前段が長くなりましたけれども、まず1点目、更なる美化運動であります。 2000年当時でも、市民憲章推進協議会をはじめ種々団体・企業等
の活動でごみが減っている時代でありました。その証拠に、その頃から当市を訪れた県外
の首長や議員から、四万十市はごみが落ちていない、きれいなまちだと直接・間接、聞いたことがあります。特に市街地や市内観光スポット、赤鉄橋を渡る左岸・右岸
の河原、そして市内全域はごみがなく美しさを保っています。当初
の美化運動は、美観を保つため、ごみなどを除く活動
のことを申していましたが、現在では自然と一定
の運動が継続し、ごみ
のない状態が当たり前になったと思っています。 もともと美化とは、美しくすること、美しく変えることであります。今回
の更なる美化運動は、まちを美しくする運動であります。ごみ
のない状態が続いている中で、もう一段上を目指す更なる美化運動
の一つが、以前から考えていましたまちを美しくする一つ
の方法が花いっぱい運動を進めることであると思っています。 今までも道路脇等で花を植える取組がなされてきています。また、四万十川には四季を通じて様々な花が咲き誇り、今四万十川花紀行、入田ヤナギ林
の菜の花まつりが行われています。ちなみに平成22年頃でしたか、日経新聞で春を満喫できる水辺
の名所として、奥入瀬渓流に次いで菜の花
の四万十川が第2位に選ばれ、私はその2年後、議長をさせていただきましたときから2年間、県外
の方には随分自慢をさせていただきました。 さて、花いっぱい運動
のきっかけは、本年も1月下旬に中村小学校卒業生
の花
のプランター設置
のお願いがあり、私
の事務所
の前にも置かせていただいたことから始まります。この活動
の趣旨は、本年度
の卒業生がプランターに花を植え、今までお世話になった地域
の皆さん
の元へ届け、多く
の花を咲かせて、今まで
の感謝を少しでも伝えたい、ありがとう地域に花を
の事業であります。そして、花が終わりましたら回収に来られることになっています。 私は、この取組から大切なヒントをいただきました。それは、卒業生
の皆さんに地域を元気づけてもらったお礼に、こちらからも感謝
の気持ちを込めてお返しすることができないか。その答えが、花が終わって回収後も寂しくない、花がそこにある花いっぱい運動に取り組むべきと
の考えであります。 そこで、早速要望いたします。市長はじめ
管理職
の皆さんに、1箱
のプランターに花を植えて感謝を伝える花いっぱい運動に取り組んでいただきたい。市長
のお考えをお聞きいたします。 次に、2点目
の更なるあいさつ運動であります。 2000年
の質問
の趣旨は、家庭・職場・地域を明るくするあいさつ運動を進めることによって、当市を訪れる観光客が驚くぐらい明るい元気な全国
のモデルとなるまちを目指すべきだ。そして、あいさつ運動をどのようにするか、私には名案がないので、取りあえずあいさつをしながら名案を探している。市長はじめ皆さんも取りあえずあいさつをしながら、あいさつ運動
の名案を考えてくださいと
の内容でありました。 その後、2018年、住民と議会
の懇談会で、市庁舎内で
の挨拶について市民から勇気ある提言がありましたので、職場で
の挨拶運動
のお手本として、庁舎内で挨拶運動に取り組んでもらいたい旨、提言しました。この中で、たまたま別
の案件で福岡県みやま市に視察に訪問しましたとき、市役所
の看板から、みやま市があいさつ日本一宣言都市であることを知り、後ほど調べた内容も紹介させていただきました。 今回も過去
の質問
のときと同じく、当市民
のあいさつがよくないとは申していません。大項目に示していますように、全国
のモデルとなるまちへが目的であります。また、先ほど更なる美化運動で花いっぱい運動を提言いたしました。更なる美化運動と更なるあいさつ運動を提言いたします
のは、ともに地域を明るくし、ともにぬくもりを感じる相通ずるところがあるからであります。 私が最初
の2000年
の質問で、交通事故に遭わないように黄色い旗を持って街頭指導をしていますときに、小学生に「おはよう」とあいさつしますと、以前よりは元気よく返ってきますが、中学生や高校生になりますと、こっち
のあいさつにも返答がない場合があると申しました。その後
の2018年
の質問
のときには、既に子供たち
のあいさつは随分よくなったと発言しています。少なくとも、こちら
のあいさつに返答しない中学生はほとんどいなくなりました。ところが、私が街頭でない別
の場所で黄色い旗を持たないときに、あいさつ
のない中学生がちょくちょくいます。 昨年
の12月議会、安岡 明議員
の質問中、生きる力を育む教育
の推進で、教育長が道徳的実践
の一つとして、四万十市
の全て
の小中学校で、学校内または地域
の中で元気なあいさつ
のできる子供にしようということを確認しましたと
の発言がありました。引き続きあいさつ運動へ
の更なる取組について教育長に質問いたします。 次に、2000年
の質問で、どうして小学生
のときにあいさつした子供が、あいさつをしない中学生に変身する
のかと発言しましたが、今はあいさつ運動
の取組からそのようなことはほとんどありません。しかし、せっかくあいさつ運動で元気なあいさつができる小中学生が、大人になってあいさつをしない大人にならないよう、以前
の質問で、新入社員がある会社に研修に出て戻ってきたら、あいさつをしない人間になっていたと申しましたが、小中学生が大人になって市役所に入ったときにそのようにならないように、市役所は大人
の手本であると
の認識を持っていただきたいと思っています。先ほど申しましたあいさつ日本一宣言都市
のみやま市は、あいさつ
のモデルは市役所からということで取り組んでいます。大人
の手本として、庁舎内
のあいさつ運動
の取組についてお伺いいたします。 次に、南海トラフ地震
の備えについてであります。 昨年
の12月15日
の高知新聞に、ここで先に見せますが、これは昨年12月15日
の高知新聞、「南海トラフ2038年
の真意は。尾池静岡県立大学長に聞く。昭和から75年、備え確実に」
の記事が目に入りました。尾池先生は、ご存じ、高知県出身
の地震学者で、元京都大学総長、2015年に「2038年」という刺激的なタイトル
の著作を出版し、この趣旨を変えないかんなというデータは今
のところ出てきていないと、今も38年説を説いていらっしゃいます。 その根拠は、室戸市
の室津港
の隆起量を基にした時間予測モデルと、2番
の西日本で活発化した地震活動
の2つであります。先ほど見せましたように、図1・図2・図3で分かりやすく解説されています。 私が2003年、地震対策
の一般質問をした議事録を見ますと、2001年
の政府
の地震調査
委員会が、次回
の南海地震
の発生確率は10%以内から始まりますが、その部分は省略しまして、40年以内は60%となり、2050年までには80%
の確率で発生するという予想結果でありました。 当時を思い起こしますと、2050年はそのときは約半世紀先で、私が生きている時代ではないと思っていました。ところが、2038年は今から16年後であります。すると、私は90を超えますが、まだ生きているつもりでおりますので、とても身近に感じ、今後、南海地震対応や対処に真剣に向き合っていかなくてはいけないと
の考えに変わってきました。 そこで、市長に質問をいたします。この南海トラフ2038年をどう受け止められているかお伺いいたします。 私
の2003年、地震対策
の一般質問
の中で、過去
の教訓が生かされた2つ
の例として、2000年10月、震度6強
の強烈な鳥取県西部地震は、1995年
の阪神・淡路大震災とほぼ規模は同じであったにもかかわらず、犠牲者はゼロだった。それは、南海地震
の3年前、1943年
の鳥取地震で1,000人を超える死者
の教訓が生かされた。もう一つは、現在
のように地震について
の科学的知識
のなかった時代に、多く
の人命を救った和歌山県広川町
の濱口梧陵
のお話を時間をかけて説明をさせていただきました。 また反対に、教訓が生かされなかった例として、この安政
の大地震
の後1年後に、和歌山とは別
の大阪で、犠牲者
の供養塔に子孫へ
の警告として、前回
の地震
の教訓を生かせず多く
の死者を出したことが悔しい、子孫よ、地震
のときは必ず津波が来ることを心得、後世に残してほしいと
の紹介もしています。 これら
のことを前置きして、中村市はさき
の南海地震で大きな被害を受けている。過去
の教訓を生かさなければならない。そのため、防災意識を高めるため
の質問をさせていただきました。そして、その後、観測史上最大
のマグニチュード9.0、最大震度7、宮城県栗原市
の2011年東日本大震災であります。明日がその日に当たります。 その年
の8月下旬に、花巻市、奥州市
の行政視察後、知人を頼って宮城県気仙沼港へ。その悲惨な地獄
のような情景に度肝を抜かれ、その後、北隣
の岩手県陸前高田市
の奇跡
の一本松も遠くから眺め、翌日、大川小学校にも立ち寄らせていただき、静かに手を合わせてきました。 また、翌年11月上旬に防災対策特別
委員会
の視察に参加しまして、宮城県南三陸町議会で、津波で娘さんを亡くされた議員から胸
の痛むお話をお聞きしました。翌日、岩手県釜石市を訪問。釜石
の奇跡を生んだ防災教育
の研修、鵜住居地区
の現地へもお伺いし、多く
のことを学ばせていただきました。 それから何年間か後、とある方から国土交通省東北地方整備局発行「東日本大震災
の実体験に基づく災害初動期指揮心得」という本をいただいております。この本をめくりますと、この本です、備えていたことしか役には立たなかった、備えていただけでは十分ではなかった、この大きな字で2列
の文章が書かれています。今までに経験したこと
のない対応に取り組んだ東北地方整備局
の非常に重い言葉であります。 ここで、最初
の1列、備えていたことしか役には立たなかったに着目いたします。備えていたことしか役に立たなかった。 ここで、市長に質問いたします。行政
のトップとしてではなく、家庭
の中
の一員として備えていると言えるものは、ご自身では合格点な
のかどうか、お伺いいたします。 この質問は、実は私に問いかけている
のだと承知しています。また、市長に質問しましたが、
管理職
の皆さんも質問されている
のだと思ってください。 次に、備えていたことしか役には立たなかった。備えていただけでは十分ではなかった。 ここで、質問いたします。この言葉をどう受け止めているか、また今後、また今も実施中と思いますが、今後この言葉をさらなる防災対策に生かしていくか、お聞かせください。 最後に、四万十市表彰条例
の功労表彰についてに移ります。 本市
の政治・経済・文化、その他各般にわたり市勢振興に寄与された方々を表彰する第5回四万十市表彰式典が3月26日に挙行されることになっています。市民表彰・功労表彰・善行表彰を受賞される皆様、誠におめでとうございます。心からお喜び申し上げます。 この表彰は、四万十市表彰条例に定めがありまして、その中
の功労表彰について取り上げてみたいと考えています。 まず、申し上げておきますが、この功労表彰を過去に受賞された、また今回受賞される先輩・同僚議員
の皆様は、全て表彰条例に適合された立派な受賞者であります。 功労表彰については、条例
の第4条にありまして、第1号に市長
の職にあっては8年以上在職した者、第2号に市議会議員にあっては12年以上在籍した者、他に3号から5号がございますが、省略させていただきます。そして、各号に該当する者
のうち、功績顕著な者に対して行うとなっています。 ご存じ
のように、私は今回引退をいたします。当条例がそのままであれば、3、4年後
の表彰にもし推薦を受けましたなら、12年以上が私一人であれば前向きに考えますが、次回は複数になりますので、私には功績顕著な部分が非常に気になり、前向きにはなれません。このことと関係ないと思いますが、過去表彰を辞退された先輩議員もいらっしゃるようであります。 また、我々議員は、全国市議会議長会・四国市議会議長会それぞれ
の表彰規程から、数多く
の表彰があります。まず、議員として、このように表現します
のは、ほかにも正副議長としてという
のがありますけれども、ここでは省略いたします。全国市議会議長会ですと、10年以上議員
の職にある者またはあった者から始まり、数多く
の種類
の賞があります。最近では、引退予定組に限れば、私が20年表彰を受賞しました。また、議員として、四国市議会議長会ですと、8年以上から始まり、全国市議会議長会と同じく数多く
の賞がありまして、同じく引退予定組では宮本幸輝議員が24年表彰を受賞されています。このような場合には、条例第16条
の規定を類し適用できるような条項
の検討などもあると考えます。 また、読んでいる中で、少し横にそれますが、私は3号
の副市長
の12年以上とあります
のは長過ぎると思っております。 また、そもそも条例
の中
の市議会議員にあっては
の明記は必要な
のか。これについては県内11市
の条例を調べてみました。その中で、市議会議員にあってはと明記されている市が6市で、明記
のない市が5市であります。明記されているところは、ほぼ市長等にあってはと明記されています。来年度以降、執行部側にも検討する部分があると思いますので、議会と協議
の場を持っていただきたいと提言いたします。一言答弁をお願いします。 以上で1回目
の質問を終わります。
○議長(小出徳彦) 中平市長。
◎市長(中平正宏) それでは、白木議員
のご質問にご答弁申し上げます。 平成12年に旧中村市市会議員以降、中村市政、そして現在
の四万十市政にわたりますまで、市政推進につきましていろいろな面でご尽力、またご協力を賜り、本当にありがとうございました。長い間大変お疲れさまでございます。 また、先ほどは新聞もいろいろ出していただきまして、大変自分も昔
のこと思い出したところでございます。 と申します
のは、愛媛県と合併かという記事があったと思いますけれども、実は当時、私は議会議長か村長
のときかちょっと定かではないわけですけれども、三月に一回ぐらい隣
の松野町とは意見交換を兼ねていろいろな勉強会をしておりました。そのときにたしか新聞社が取材に来て、そのときにその記事が出まして、今思いますと、当時西土佐村は、県会議員が十和村、大正町、佐賀町、大方町、そして西土佐村
の枠組みでございましたので、山本広明県議から電話がかかってまいりまして、これは無理ぞという話があって、私といたしましても愛媛県と合併するつもりは全くありませんでしたので、もう笑い話になったような記憶がありましたけれども、先ほど議員がその新聞を出していただきましたので、昔
のことをちょっと思い出したところでございます。 また同時に、当時、私が副市長になった当時には、議員さんが36名いたと思います。当時、旧市政、そして村政、それから現在
の四万十市政に携わっている
のは、宮本幸輝議員、そして白木一嘉議員、そして西土佐地区
の川村一朗議員、この3名であろうと思います。当時36名で私より年下は黒石栄一議員たった一人で、あとは全て上でございました。また当然、
管理職
の方々も全て上でございましたので、それから思いますと大変時間がたったなという思いをしているところでございます。 それでは、更なる美化運動から始めましてご答弁を申し上げたいと思います。 まず、美化運動につながる取組といたしましては、減量化につながるごみ
の適正処理をはじめ犬
のふん害
の防止活動や、また清流美化活動や不法投棄
の撲滅で取組等がございますが、議員がご提言されました花いっぱい運動につきましても、市民憲章推進協議会
の事業
の中で各地区と連携して行っているところであります。 平成22年12月議会において、議員より花いっぱい運動へ
の挑戦としたご質問・ご提案をいただき、行政としても一緒に考え、検討してまいりたいとご答弁させていただいた経過もあると伺っております。今回、更なる美化運動といたしまして、私や
管理職によるプランターを1鉢植える運動へ
の取組をご提言いただきました。 市といたしましては、総務課長を中心に
管理職が庁内へ
の花植えを行うよう活動を行いたいと考えておりますけれども、やはりこれは執行部だけではインパクトが足りませんので、ぜひ議員
の皆さんも一緒になった中で、執行部、そして議会が一緒になって、四万十市
の花いっぱい
の美しいまちとして認知されていくような取組を今後模索してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。 次に、南海トラフ地震
の備えについてですけれども、尾池先生
の著書につきましては全て読ませていただきました。また、新聞記事についても大変興味深く読ませていただきました。特に、過去
の南海トラフ地震
の発生前には、その数十年から西日本
の内陸部で大きな地震が相次ぎ発生していた傾向があることが示されておりまして、ここ近年
の状況といたしましても、阪神・淡路大震災が1995年、鳥取西部地震が2000年、福岡県西方沖地震が2005年、そして記憶に新しい熊本地震が2016年といった大きな地震が度々発生しておりますので、次
の南海トラフ
の発生前
の活動期に入っている
のではないかなと私も感じております。 また、尾池先生も言っておられますけれども、大事な
のはやはり2030年に起きる・起きないではなく、近い将来必ず起こるということ、そしてはっきりと予測することは難しいからといって、備えを怠ってはいけない。このことは私は全く同じ考えでありますので、今後もこれまでと同様にスピード感を持って、そして確実に各種防災対策を進めてまいりたいと思います。 そして、自分
の家庭がどういう形になっている
のかという質問もあったと思います。 実は今、自分
のほうは桜町と、そして旧西土佐村
の藪ヶ市、2つ
の家がありますので、まず桜町
のほうからご答弁申し上げたいと思います。 これにつきましては、2リットル
のペットボトル
の水を常時何本か備付けをしておりますし、何かあったときにも、3日間ぐらい
の食料につきましては全て賄うような形で、僅かではございますけれども、体制は取ってしっかりとできております。 旧西土佐村につきましては、ご存じ
のように山
の中でございますので、もし地震が起こったとしても、食料や、またまき、そしてその他
の心配はございませんので、特に大きな備えはしておりません。ただ、母親がもう高齢で一人でおりますので、その家については転倒防止であるとか、また1リットル
のペットボトル等々につきましては十分留意をして、何かあったときに3日間分ぐらい
の水分であるとか、そういう形
の補給はいつでもできるような形で備えはしておりますけれども、まだまだ備えとしては不十分であろうと考えております。 そして、備えていたことしか役に立たなかった、また備えていただけでは十分ではなかったということでございますけれども、私は全くそのとおりであろうと思います。やはり震災に備えるということは大事なことでありますが、備えていただけでは、なかなかそれを十二分に活用するということは難しい
のではないかなと。常日頃より、やはりそれに対するいろいろなシミュレーションをやり、そこ
の中で事前にいろいろな計画を立てやっていくことが大事であろうと思いますけれども、なかなかそこまでは進んでいなかったということでございますので、今回大変よい言葉をお教えをいただきましたので、今後地震対策を進める上で、しっかりと肝に銘じて進めてまいりたいと思います。 そして、四万十市
の表彰条例についてでございますけれども、本市
の表彰条例に制定されている表彰
の種類につきましては、市民表彰・功労表彰・善行表彰・市制施行周年記念表彰
の4種でありまして、この中で功労表彰につきましては、先ほども議員が申されましたように、市長
の職にあっては8年以上在職した者、市議会議員にあっては12年以上在職した者、また本市
の政治・産業もしくは経済
の振興または文化
の向上に著しい貢献をした者などいずれかに該当する者
のうち、功績顕著な者に対して行うこととなっております。 議員からご質問
のありました功労表彰
の表彰基準につきましては、本市
のように市長・市議会議員等を対象者としているところもあれば、高知県内でもそうでないところもあるなど、県下
の他市においても様々でございます。 この功労表彰
の表彰基準につきましては、平成20年3月に条例制定後、一度も見直し
の検討を行っておらず、既に14年が経過していることから、議員から
のご提言とおり、次回
の表彰時までには、今
の時代にふさわしい表彰基準であるかどうかについて、議会と協議
の場を持つことも踏まえ検討してまいりたいと考えております。 残り
のこのことにつきましては、担当課長よりご答弁申し上げます。
○議長(小出徳彦) 久保教育長。
◎教育長(久保良高) 小中学校
のあいさつ運動についてお答えしたいと思います。 教育
委員会として、学校
の中、また学校を出て地域
の中でもあいさつ
のできる児童生徒
の育成を校長会と連携して取り組んでいます。各学校においては、児童会や生徒会を中心にあいさつ運動に取り組んだり、学校
のスローガンとして取り組んだりするなど、それぞれ
の学校で創意工夫をしながら取組を進めており、それら
の取組は各学校で定着し、継続的な取組になっていると考えています。 あいさつをされて嫌がる人もいないし、あいさつはお金は要りません。あいさつは周り
の人とコミュニケーションを取り、つながりながら、よりよく生きていくために大変重要であると考えています。そのためには、今
の子供たちが学校内だけでなく、外に出たとき、また大人になったときも自ら進んであいさつができるように、今後一層取組
の充実を図ることが必要と考えています。 具体的な手だてとして、例えばあいさつに関する標語を募集し、優秀なものについては横断幕にするとか、またあいさつをしてうれしかった経験、またあいさつをされてうれしかった経験などを作文に書いていただき紹介し合うとか、各学校において今後もあいさつ
の大切さや意義・重要性を子供たちと確認しながら、あいさつ
の輪を広げていきたいと思います。 以上で終わります。
○議長(小出徳彦) 武内総務課長補佐。
◎総務課長補佐(武内俊治) それでは私
のほうからは、市役所におけます更なるあいさつ運動
の取組についてご答弁させていただきます。 会話はあいさつから始まるもので、あいさつを行うことによって相手と
のコミュニケーションが図られ、人間関係につながるものと考えております。市といたしましても、あいさつ運動は接遇
の基本であり、市役所に対するイメージアップにもつながるものと考えております。 これまでにもご答弁させていただいておりますが、職員へ
のあいさつ
の励行につきましては、まずは
管理職が率先して取り組み、日々
の業務
の中から促していくことを基本に、次に新規採用職員に対する職員研修
の一環として取り組み、職員
の自覚を促していきたいと考えております。 市役所を利用される市民
の方々や市
の業務に関連し来庁された事業者
の方々が、気持ちよく利用いただけますよう、市
のあいさつ運動が他
の職場にも広がり手本となることができますよう、更なるあいさつ運動
の推進に努めてまいります。
○議長(小出徳彦) 山本地震防災課長。
◎地震防災課長(山本聡) 私
のほうからは、南海トラフ地震
の備えについて、備えていたことしか役には立たなかった、備えていただけでは十分でなかったという東日本大震災
の教訓を踏まえて、今後
の防災対策にどう生かしていくかというご質問に対しましてお答えさせていただきます。 書籍「東日本大震災
の実体験に基づく災害初動期指揮心得」、私も今回
のご質問を機に初めて拝見をさせていただきましたけれども、東日本大震災時
の対応を基に明らかとなりました様々な教訓・指針が数多く示されておりまして、大変勉強になったところでございます。 国土交通省で
の事例に基づくものではありますけれども、初動
の遅れはそのまま全体
の遅れにつながりかねない、また状況が不確実なときには最悪を想定し、まずは早く大きく構えると、あるいは大規模災害では情報が上がっていないことも貴重な情報であると、そういった市に置き換えてみましても大変参考となる教訓にはっとさせられたというところでございました。 備えていただけでは十分でなかったと、この言葉も私
の心にずしりと重く残っております。全てに備えることはできない、想定外
の事態に遭遇した場合には、臨機応変な対応が必要不可欠であると、まさにこのことでございまして、ハード・ソフト、いかなる対策を進めたといたしましても、想定外
の対応を求められた際には、臨機な判断、そしてその対応を行う
のは人でございますので、そのためには職員研修
の実施・訓練
の反復、そういった職員
の災害対応力を高めていくということがいかに重要であるか、改めて肝に銘じたところでございます。 また、東日本大震災など過去
の大規模災害
の実相にとらわれ過ぎることは禁物であること、過去
の大規模災害を教訓にしながらも、これを超越して超えて自由自在に応用していくと、こういったことこそ南海トラフ地震
のような大規模災害に対応できる力ではないか、こういった貴重な気づきを与えていただきました白木議員に感謝を申し上げまして、私
の答弁とさせていただきます。
○議長(小出徳彦) 白木一嘉議員。
◆19番(白木一嘉) それでは、2回目
の発言をさせていただきます。質問じゃなくて、発言をさせていただきます。 まず、1点目
の更なる美化運動であります。 市長から答弁をいただきました。先ほど
の中で、私ちょっとあらっと思った、私が平成22年12月、ちょっと忘れておりました。 それから、市長も言われたように、執行部だけじゃなくて議会もということ、これも十分分かります。今日は執行部に対する質問ということでさせてもらいましたが、まず取り組むということについて
の方向性、これはもう了とさせてもらいます。 ちょっと補足的に、私
のほうから2回目
の発言としてさせてもらいます。 私
のこの花いっぱい運動は、もう随分前になります。この話もひょっとしたらさっき
の平成22年に話したかもしれませんが、2009年、平成21年4月に、私たち会派は北海道
の花
の町恵庭市に視察に参りました。この花
のまち恵庭は、1963年ですから、もう60年近く前、定時制高校
の温室から始まったと言われております。私たちが訪問しました前年に開催された洞爺湖サミットでは恵庭産
の花
の苗が使用され、札幌大通公園花壇
の約8割に使用されていると、いろんな話をお聞きしまして、その後、ボランティア
の方たちにオープンガーデンを何件も案内していただいたときに、私は、将来は花はやるべきだということを心に決めたわけでございまして、今回
のこういうふうな運動へ
の取っかかりが、随分時間をかけて見つかったなと、こう思っております。 さっきも言いましたように、小学校からプランターが届くたびに、届くたびという
のはここ数年だと思いますが、やっぱりこれは恵庭
のことをせないかんという
のが、ここに結びついたわけでございます。 四万十川は、さっきも言いましたけど花
の似合う川でございます。さっきも言いましたけど、川
の名前をつけた四万十市は花
の似合うまちでもあります。でも、私どもは取りあえずご近所から、そして私
の区には健康福祉
委員会がございます。この間も電話でやろうと、取りあえず北海道も一緒です、恵庭市も、取りあえず自分たちでやろうと。そして、輪を徐々に広げていって、さっき市長が言われたように、それは議会も一緒になって、執行部も一緒になって、そういうふうな形ができればいいかなというように思っていますけども、ちょっとこれからも説明しますと、私はこのありがとう地域に花を
の事業はまねる運動になりますけれども、感謝
の気持ちを広げる運動であれば、まねをさせてもろうても許されるかなと思って、いつまで続くか知りませんけれども、私
の事務所
の横にはもう既にプランターを5つ並べています。三日坊主じゃなくて、もう1か月ぐらい続いていますが、いつまで続くか。これからは私、時間が幾らでもありますので、頑張れるだけ頑張ってみようと思っております。 さっきも言いましたけど、小さい運動がある程度大きくなったときに、初めて市から
のサポートをお願いすると。これが本当
のさっき
の恵庭市と同じようなパターンになればいいかなと思っています。まち
のグレードアップ
のためにも、美化運動
の一環として、この感謝を伝える花いっぱい運動でますます明るくぬくもりを感じる四万十市を目指すべきだと思っております。 これについては了といたしまして、次に、じゃあ南海トラフ
のほうをいきましょうか。 この「2038年」、このコピーは渡しておりまして、市長が感じられたことと全く一緒でございます。私も今日は本はここに置いていますけど、「2038年」、これも結構面白い本でして、読まさせてもろうています。 取りあえずこのメッセージに同感していただいたということで、これは了といたしまして、今後もスピード感を持って確実に防災対策を進めていくと
の答弁でございますので、よろしゅうございます。 尾池先生は、本に書いていらっしゃるように、もう2038年というふうに本にはそのように書いてあるんやね。そういうことで、私は2038年に、後で述べますけども、そうあってほしいというぐらいな感じを持っています。 それを前提に話を進めていきますと、2038年といいましたら、市長や田村副市長はまだ若いので80歳前後、
管理職
の皆さんは今
の私よりも若い年齢であります。さっき言いました、私が90前半でいるためには、そう簡単ではありませんので、お酒も程々にして体をいたわらなければと思っております。 この序文という
のは、他人が書いた序文もありますし、本人が書いた序文ですけども、さっきを繰り返しますけど、尾池先生が書いてるんですね。2038年頃になると予想されていると。尾池先生は小学校入学する前から、小中、そして高校を卒業するまで高知で過ごされたということで、この高知新聞
の中で土佐弁で説明されています。今ならマグニチュード6クラスがちっくと大きい地震で済むと。5年後に7クラス
の、マグニチュードは除きますけど、超大きい地震になり、さらに5年たつと8クラス
のまっこと大きい地震、2040年頃なら9クラスのこじゃんと大きい地震になると。そうすると、次
の地震は必ず来るんですから、同じ来るなら2038年より早いほうがいいと思っております。手前
のほうがマグニチュードが小さいということでございますから。 それから、関連しますけど、南海地震として知られている最大と言われる宝永地震と、その後に発生した安政南海地震
の間は147年である
のに対して、宝永地震より規模
の小さかった安政南海地震と、その後に発生した昭和南海地震と
の時間間隔は92年であります。これは、次
の大地震が発生するまで
の期間が、前
の地震
の規模に比例するという考えが成り立つことを意味していると
のことであります。 2038年まであと16年、安政・昭和
の間隔
の92年にはあと17年であります。この間隔であれば、こじゃんと大きな地震にはならないと言われている
のではないかと思っております。2038年説を重く受け取って、今後対処していく、できればその手前でもと言えるぐらい
の備えをしておくべきだと考えています。同じ来るなら、早め
のマグニチュード7クラス
の超大きい地震であってほしいと願っております。 それから、市長に備えはということ、最終的には不十分と思うというふうに。実は私も、かなり自分では防災対策をやってると思ってました。これはあまり人はやってないなというようなこともやっていましたけれども、やはり十分ではないということはたくさんあります。 例えば玄関へ入りましたらパイプL型、バールかな、あれなんかは置いてるんですけど、しばらく見てないからどこに置いたかといったら、かなり奥
のほうにあったり、防災袋は2つありますけども、やっぱり奥
のほうにあったり。それから、場所がよくない。転倒防止はかなりやってるとは思いますけども、やっぱり十分ではないというようなことを今回さらに気づきがありまして、これからはもっともっとやっていかないかんなと、そういうことで、私に対する厳しい質問だったと思っております。 でも私は、この質問は、家庭で
の備えを怠って、南海地震が来る前
の手前
の震度5程度
の地震でけがをしては駄目だと。また、家族にけが人を出してはいけない。情けない
のは、自分がけがをすることなんですね。元気な自分がけがをしたら、人を助けることができません。もっと大きなけがをすると、支援する人に助けてもらわなければなりません。支援する人を真に助けなければならない人を、自分
のほうに奪っちゃいけないと。ということで、やはり地震対策・対応は、そういった観点で私は取り組んでこれからいきたいと思っておるんです。この質問についても了とさせてもらいます。 それから、ついでにこの地震
のほうですけど、備えていたことしか役には立たなかった、備えていただけでは十分ではなかった。これについても本当に最後に貴重な気づきを与えていただいたと、私
の名前までいただきましてありがとうございました。これを生かして、今生かされておりますけども、続けて取り組んでいってもらいたいと思います。 これちょっと早口で読んでみますけど、この備えていたことしか役に立たなかったということ
の一つ
の例として、この本
の213ページにこういうことが書いてあります。 防災ヘリコプターみちのく号をクルーだけで迅速に飛ばした行動も、巷間、防災課長
の機転と伝わっていますが、実際は緻密な備え
の結果でした。チリ中部沿岸
の地震による津波
の経験から、職員
の搭乗を待たずクルーだけで飛行するオペレーションを考案し、委託会社と
の緊急時
の専用回線を新設し、いざというとき
のためにみちのく号を常に格納庫
の一番前列に格納しておく手はずまで取り決めておくなど、周到に準備された備えが、あの非常時にヘリ
の離陸を可能にした
のです。防災課長
の褒められるべきは、機転ではなく、災害がなければ誰にも知られることすらなかった長年にわたる備え
の努力だと思います。過去
の災害を研究し、考案し、訓練したことだけしか、実際
の役には立ちませんでした。という
のが、ここにちょっとコピーしたものを読まさせてもらいました。 あいさつ運動につきましても、市
の運動がほかにも広がるようにつなげていくということで、了とさせてもらいます。 それから、教育長、ちょっと密になってまして、時間が。あいさつを標語としていくとか、それから作文としていくとか、やっぱりみんなであいさつを広げていく運動。 実は昨日、議会から降りていって玄関で中学生
の女の子に、お互いにこんにちはというような話をしたときに、あ、私自身もやっぱりあいさつをもっと上手にならないかんなというふうに反省しております。 最後に表彰条例。表彰条例は協議
の場を持ってもらう、これだけを私、一石を投じるということが今回
の目的でございますので、将来そういう形で持っていただければ、私
の今日
の目的はオッケーでございます。 そしたら、最後になりました。あと28秒。私は今回引退いたしますが、先ほど申しましたように2038年
の南海トラフ地震まで元気に防災対策を重ねながら、花に水をやりながら、地域
の子供たちに元気なあいさつができる高齢者として充実した人生を送っていきたいと思っております。 執行部
の皆さん、議員
の皆さん、大変お世話になりました。ありがとうございました。 そして、退職される田村副市長
のほか皆さん、大変ご苦労さまでした。皆さん
のご健康、ご多幸、そして来年
選挙に出られる議員さん
のご健闘をお祈りし、私
の質問を終わります。
○議長(小出徳彦) 以上で白木一嘉議員
の質問を終わります。 これにて一般質問を終了いたします。 小休にいたします。 午後4時37分 小休 午後4時38分 正会
○議長(小出徳彦) 正会にいたします。 ただいま「第48号議案、令和3年度四万十市一般会計補正予算(第13号)について」、「第49号議案、副市長
の選任について」、「議員提出議案第1号、四万十市廃棄物
の減量及び適正処理等に関する条例
の一部を改正する条例」及び「議員提出議案第2号、四万十市議会
委員会条例
の一部を改正する条例」が提出されました。 お諮りいたします。 「第48号議案」、「第49号議案」、「議員提出議案第1号」及び「議員提出議案第2号」を日程に追加し、一括議題といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小出徳彦) ご異議なしと認めます。よって、「第48号議案」、「第49号議案」、「議員提出議案第1号」及び「議員提出議案第2号」を日程に追加し、一括議題とすることに決しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(小出徳彦) 直ちに提案理由
の説明を求めます。 中平市長。
◎市長(中平正宏) それでは、本日追加提案いたしました議案
の提案理由を説明させていただきます。議案提出が本日となりましたことをお許し願いたいと存じます。 まず、「第48号議案、令和3年度四万十市一般会計補正予算(第13号)」でございます。 一般会計補正予算書をお願いいたします。 今回追加で補正予算をお願いいたしました
のは、職員
の退職手当でございます。今議会開会後に、職員から
の退職
の申出を承認したことによるものでございます。 1ページをお開き願います。 歳入歳出予算
の補正でございますが、1,668万2,000円を追加し、歳入歳出予算
の総額を252億7,547万4,000円とするものでございます。 9ページをお開き願います。 歳出でございます。 2款総務費では、先ほど申し上げました職員
の退職手当を計上しております。 8ページ
の歳入は、11款地方交付税について歳出に見合う額を計上しておりますので、ご参照願います。 次に、追加議案書3ページをお開き願います。 「第49号議案、副市長
の選任について」でございます。 現副市長
の田村周治氏より本年3月31日付で退職
の申出があり、これを承認いたしましたので、後任
の副市長
の選任について、地方自治法第162条
の規定によりまして議会
の同意を求めるものでございます。 田村副市長には、約4年間にわたり、豊富な経験と行財政実務など優れた知識・能力をもって市政
の発展に手腕を発揮していただくとともに、庁内
の調整役及び私
の補佐役として、「人が輝き 夢が生まれる 悠久と躍動
のまち 四万十市」
の実現に向けご尽力いただきました。この場をお借りいたしまして厚く御礼申し上げます。本当にご苦労さまでした。ありがとうございました。 後任
の副市長として同意を求めます者は、田能浩二氏でございます。同氏は、昭和63年4月に旧中村市
の職員に採用され、企画広報課長や財政課長を歴任され、長年にわたり非常に広い視点で業務に取り組まれており、行政全般に関しても優れた識見を有しており、副市長として適任者であると考えております。 なお、同氏
の経歴につきましては、参考資料として議案に添付しておりますので、ご参照願います。 以上で提案理由
の説明を終わります。ご審議
のほどよろしくお願いをいたします。
○議長(小出徳彦) 以上で市長
の提案理由
の説明を終わります。 続いて、上岡 正議員。
◆13番(上岡正) それでは私から、「議員提出議案第1号」について提案理由
の説明をさせていただきます。 「四万十市廃棄物
の減量及び適正処理等に関する条例
の一部を改正する条例」でございます。 その条例
の第22条第1号ア
の中
の「60円」を「40円」に改め、同号イ
の中
の「50円」を「30円」に改め、同号ウ
の中
の「30円」を「20円」に改めるものでございます。 内容といたしましては、私は、コロナ禍
の中で、市民生活はいろいろな業種にわたって非常に苦しい市民生活がある方がおられるし、多く
の方がやっぱり厳しい状態になっています。そして、近年は少し物価も上がりぎみでございます。特にガソリンを中心に食料品等々あります。 そういう中で、私、このごみ袋代という
のは、過去
の質問にも何回かしましたが、一番私は今回提案した中
の一番
の理由は、県下
の中で一番高い、一番高いから下げるべきやと一方的に思っとるわけではないですが、先ほども言ったようにコロナ
の中、そしてやはり公共料金が高いという
のは、県下11市
の中で一番高いという
のは、やはりイメージ的にもよくないと。移住対策にしてもよくないというふうに思っております。 そして、当然下げるわけですので収入が減るわけです。入が減るわけです。入
の減り方は、聞いてみますと約2,800万円ほどになるというふうにお聞きしておりますが、しかし市民みんなに平等に恩恵は受けるわけです。その部分に他
の部分から継ぎ足しをしても、私は税
の公平な使い方としてもあまり問題はないんじゃないろうかと、そういう思いをしております。 議員各位
のいろいろな考えがあると思います。下がった場合には、ごみ
のまっとええ袋が作れるんじゃないかとか、いろいろな思い
の議員さんがおります。安くなればごみ
の減量化に反するんじゃないろうかと、いろいろな思いがある議員さんもおります。私はやはり市民
の声を聞いてみますと、県下で一番高いという
のは、高いじゃないかと言われたときに、それは高いけんどという説明もなかなかようしなかったわけでございますが、この今回
の60円を40円にという
のは、どうして40円かという中
のもう一つ
の理由は、県下
のよく行政が使う横並びというか、ちょうど高知市をのけて、高知市と四万十市をのけて残り
の9市
の平均でございます。そして、資料にも書いておりますが、この条例がもし可決されるなら、4月1日からです。ちょうど南国市が45円から30円にこの4月1日から施行すると。下げ幅は南国市に倣っとるわけでございます。それがたまたま平均
の額になったということでございます。 どうか議員各位
のご賛同を心からお願いして、提案理由
の説明とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(小出徳彦) 続いて、安岡 明議員。
◆15番(安岡明) それでは、「議員提出議案第2号、四万十市議会
委員会条例
の一部を改正する条例」につきまして提案理由
の説明を行います。 今回
の「四万十市議会
委員会条例
の一部を改正する条例」
の改正理由といたしましては、12月定例会で可決されました四万十市行政組織条例
の一部改正に基づき、令和4年4月1日から収納対策課及び保健課が統合・再編されるため、総務常任
委員会及び教育民生常任
委員会
の所管より削除するもので、施行日も四万十市行政組織条例
の一部改正に合わせ、令和4年4月1日とするものであります。 以上で提案理由
の説明を終わります。
○議長(小出徳彦) 以上で提案理由
の説明を終わります。 以上で本日
の日程は全て終了いたしました。 明日11日は、提出議案等に対する質疑、
委員会付託であります。 本日はこれにて散会いたします。 どうもご苦労さまでございました。 午後4時49分 散会...