• 万博(/)
ツイート シェア
  1. 八王子市議会 2020-02-26
    文教経済委員会(2月26日) 本文 2020-02-26


    取得元: 八王子市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-11
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                     〔午前10時00分開議〕 ◎西本和也委員長 ただいまから文教経済委員会を開会します。  本日の進行については、お手元に配付しました日程及び審査順序・方法をお目通し願います。  以上の方法により進行することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 2 ◎西本和也委員長 御異議なしと認め、そのように進行します。  これより議案の審査に入ります。   ──────────────────────────────────────────  第16号議案 令和元年度八王子一般会計補正予算(第4号)について-文教経済委員会所管分-  第27号議案 八王子市立学校設置条例等の一部を改正する条例設定について   ────────────────────────────────────────── 3 ◎西本和也委員長 まず、第16号議案、令和元年度八王子一般会計補正予算(第4号)についてのうち、本委員会所管分及び第27号議案、八王子市立学校設置条例等の一部を改正する条例設定についての2件を一括議題とします。  本件について、市側から説明願います。 4 ◎丸山産業政策課長 それでは、第16号議案、令和元年度八王子一般会計補正予算(第4号)についてのうち、産業振興部所管分につきまして御説明いたします。  費目順に御説明し、元年度事業執行実績に伴う整理分については、最後にまとめて御説明をさせていただきます。  最初に、補正予算説明書31ページをお開きください。補正予算の概要は8ページの下段になります。  予算説明書、説明欄の上のほう、前ページから続いております2款総務費、1項総務管理費、7目財産管理費のうち、企業支援課所管の4、企業立地支援奨励金交付準備基金積立金につきまして、2年度交付予定額が確定したため、2,901万円を増額いたしております。  続きまして、補正予算説明書の47ページ、補正予算の概要は16ページをお開きください。  6款農林業費の1項農業費、3目農業振興費農林課所管の2、農業環境の整備につきまして、令和元年10月に発生した台風第19号により被災した農地、農業用施設の復旧に要する経費で2億9,718万円を減額しております。これは、国及び都の災害復旧事業費補助の対象外となる施設について、市独自に支援する災害復旧支援金1,000万円を予算化するとともに、国及び都の災害復旧事業費補助金について、事業対象箇所の決定による整理分として3億718万円を減額したものです。  このうち、国及び都の支援対象事業につきましては、事業費の減に伴う都支出金の減と合わせ、災害復旧債を見込み、財源更正を行っております。
     なお、市独自分、国都補助対象分ともに年度内に執行が不可能なことから、補正予算説明書の72、73ページ、概要では30ページにございますように、繰越明許費を設定しております。  お手数ですが、もう一度補正予算説明書の47ページをお開きください。補正予算の概要は17ページになります。  6款農林業費の2項林業費、1目林業振興費農林課所管の1、民有林振興につきまして、台風第19号により被災した林道の復旧に要する経費として5,001万円を増額しております。本事業の財源につきましては、都支出金4,500万円、併せて市債230万円を計上しております。  なお、本事業につきましては、年度内に執行が不可能なことから、補正予算書の74、75ページ、概要では31ページにございますように、繰越明許費を設定しております。  続きまして、補正予算説明書の61ページをお開きください。  11款災害復旧費の1項災害復旧費、4目商工施設災害復旧費観光課所管の観光施設の復旧事業につきまして、都補助金及び市債を充当し、財源更正を行っております。  なお、本事業につきましては、関係機関との協議に時日を要し、年度内での事業完了が不可能となったことから、補正予算説明書の82、83ページ、概要では35ページにございますように、繰越明許費を設定しております。  続いて、事業執行実績に伴う整理分でございます。  お手数ですが、もう一度補正予算説明書の47ページをお開きください。補正予算の概要は39ページになります。  初めに、6款農林業費の1項農業費、3目農業振興費農林課所管遊休農地活用支援事業につきまして、青年就農給付金の実績に基づき300万円を減額しております。これに伴い、事業の特定財源であります都支出金300万円を減額しております。  続きまして、同じく予算説明書の47ページの一番下にあります7款商工費、1項商工費、1目商工振興費のうち、産業政策課所管の2、プレミアム付商品券事業について、実績見込みにより1億8,492万円を減額しております。これにつきましても、特定財源として国庫支出金1億8,492万円を減額いたしております。 5 ◎橋本学校教育政策課長 続きまして、第16号議案、令和元年度八王子一般会計補正予算(第4号)のうち、学校教育部所管分について一括して御説明いたします。  恐れ入りますが、補正予算説明書54、55ページをお開き願います。補正予算の概要は22ページとなります。  第10款教育費、第2項学校運営費、第1目小学校費、右側の説明欄2情報教育の基盤整備及び、1枚おめくりいただきまして、次の56、57ページの上段、第2目中学校費、説明欄2情報教育の基盤整備に合わせて27億3,234万円を計上しております。これは、国が推進するGIGAスクール構想の実現に向けて、国の補正予算を活用し、全児童・生徒が1人1台コンピュータを持ち、十分に活用できる環境の実現を目指す上で必要な高速大容量のネットワーク環境の整備を推進するものであります。  なお、補正予算説明書78、79ページにあるとおり、年度内執行が不可能なことから、繰越明許費を設定して事業費を翌年度に繰り越すこととしております。  次に、補正予算説明書54、55ページにお戻りください。予算の概要は25ページとなります。  第2項学校運営費、第1目小学校費の右側下段の説明欄4学校施設の営繕工事と、56、57ページ、第2目中学校費の説明欄4学校施設の営繕工事に合わせて7億8,340万円を計上しております。これは、学校施設の改修について国庫補助金が追加交付されることから、外壁改修工事及び校舎天井材等改修工事の事業費を年度内に前倒しして予算化するとともに、トイレ改修等について契約実績により減額補正するものであります。  なお、これにつきましても、補正予算説明書78、79ページのとおり、年度内執行が不可能なことから、繰越明許費を設定して事業費を翌年度に繰り越すこととしております。  補正予算説明書、1枚おめくりいただきまして、80、81ページをごらんください。補正予算の概要は23、24ページとなります。いずみの森小中学校整備であります。  いずみの森小中学校整備工事につきましては、台風等自然災害に伴う建築部材の供給及び躯体工事への影響に伴う工事遅延のため、年度内での事業完了が不可能となったことから、繰越明許費を設定し、整備工事費や初度調弁費など39億8,098万円の事業費を翌年度に繰り越そうとするものであります。  また、補正予算説明書は86、87ページとなりますが、工期延長に伴い、分離型校舎による学校運営経費が必要となるため、債務負担行為の追加及び変更をしております。内容は、仮設校舎の賃貸借を初め、給食調理業務委託など、各校舎の運営に必要な経費及び新築工事に係る管理費等の経費などであります。  これに関連しまして、第27号議案、八王子市立学校設置条例等の一部を改正する条例設定についてを御提案しておりますので、ここで御説明させていただきます。  議案書の75ページをお開き願います。  本件は、令和元年第3回市議会定例会において、第六小学校及び第三中学校を廃止し、いずみの森義務教育学校を設置する改正条例を御承認いただいたところでありますが、工期延長によりいずみの森義務教育学校を現在の第六小学校の校舎及び第三中学校の仮設校舎を使用して、令和2年4月1日に開校することとしたため、学校の位置を第六小学校の位置に改め、さらに新校舎の使用開始時には新校舎の位置に改めようとするものであります。  改正内容ですが、まず第1条では、令和元年第3回市議会定例会において御承認いただいた八王子市立学校設置条例の一部を改正する条例、すなわち令和元年八王子市条例第17号でありますけれども、これにおいて規定した新校舎の位置である子安町二丁目18番1号を、現在の第六小学校の校舎の位置である子安町二丁目19番1号に改めております。  次に、第2条において、新校舎の供用開始に合わせて再びいずみの森義務教育学校の位置を子安町二丁目18番1号に改めるものであります。  最後に、施行日ですが、第2条の規定については、新校舎の供用開始日、すなわち2学期の開始日が確定していないため、教育委員会規則で定める日から施行することとしております。  補正予算説明書にお戻りください。  補正予算説明書、60、61ページをお開きください。補正予算の概要は28ページになります。  第11款災害復旧費、第1項災害復旧費、第2目教育施設災害復旧費、説明欄1学校施設の復旧事業に1億9,800万円計上しております。これは、令和元年10月に発生した台風第19号により被災した城山小学校南側斜面地の復旧に要する経費を予算化するものであります。  また、補正予算説明書82、83ページにあるとおり、ここで計上した城山小学校南側斜面地復旧と、令和元年10月補正で予算化した恩方中学校土砂撤去及びテニスコート復旧工事について、年度内での事業完了が不可能なことから、繰越明許費を設定して事業費を翌年度に繰り越すこととしております。  最後に、整理分でございます。  補正予算説明書は54ページからとなります。予算の概要は40ページから41ページとなります。  まず、54、55ページ上段の第2目教育指導費の説明欄1教育指導、中段の第2項学校運営費、第1目小学校費、右側説明欄3スクール・サポート・スタッフ配置、56、57ページ、第2目中学校費の説明欄3スクール・サポート・スタッフ配置、第3目給食費の説明欄1小学校給食及び説明欄2中学校給食、58、59ページの第3項学校整備費、第1目小学校費及び第2目中学校費のそれぞれ説明欄1のいずみの森小中学校整備及び説明欄2の第二小学校・第四中学校改築、さらに60、61ページの第11款災害復旧費、第2目教育施設災害復旧費の説明欄1学校施設の復旧事業、これらの各事業につきましては、執行実績に伴う減額補正あるいは国都支出金及び市債の増減に伴う財源更正をするものであります。 6 ◎安達生涯学習政策課長 では、続きまして、生涯学習スポーツ部所管分について御説明いたします。こちらは、不用額の整理補正と財源更正でございます。  補正予算説明書の58ページをお開きください。補正予算の概要では41ページの上のほうとなります。  第5項保健体育費、第2目体育施設費でございます。右側59ページの説明欄1の屋外運動施設の管理運営でございます。屋外運動施設管理事務費に計上しています個別施設ごと長寿命化計画の策定につきまして、事業手法の見直しにより475万円減額するものでございます。  続きまして、補正予算書の60ページをお開きください。補正予算の概要では41ページになります。  第1項災害復旧費、第2目教育施設災害復旧費でございます。右側61ページの説明欄2の社会教育施設の復旧事業でございますが、令和元年台風第19号で被害を受けました八王子城跡の復旧事業を対象に市債借入れを行うことに伴い、財源更正をするものでございます。 7 ◎西本和也委員長 市側の説明は終わりました。  御質疑を願います。  望月委員。 8 ◎望月翔平委員 昨日の代表質疑の中でも取り上げさせていただきましたけれども、まず補正予算の関連で、情報教育の基盤整備について伺ってまいります。  やはり心配となるところがランニングコストの問題でして、昨日の代表質疑の中においては、市においては来年度中にこのランニングコストを確保していく、ランニングコストの確保も含めて検討していくということでございましたけれども、実際にこのランニングコストについて具体的な費用というものは試算段階でもできているんでしょうか。 9 ◎渡邊教育総務課長 GIGAスクール構想そのものが12月5日に閣議決定をされた後、1月に入って説明会並びに通知を頂いたところであります。  最終的には、令和5年度までに1人1台の端末を整備するという中で今後整備を急ぐという形になりますが、ネットワーク環境に関しましては、今回ここで質疑をさせていただくんですけれども、端末の整備についてはまだ全く具体的に示されている部分がございません。QアンドAなどでは、ランニングコストに関してはいわゆる今後の検討課題であるといっておりますので、現時点では国の動向を注視しながら適正な計画を立案したいと考えております。 10 ◎望月翔平委員 端末の整備についてはこれからということで、国でも1台約4.5万円の補助をつけるようなことは基準として示していますけれども、今心配になっているのは、まずこのネットワーク整備だけで、いわゆる無線アクセスポイントをつけるだけじゃなくて、それをつけた以上は運用保守というのは、ネットワーク回線トラブル等も発生する可能性もありますので、そういったところも含めて費用というのを見ていかないといけないんだろうというふうに思います。1人1台タブレットを配備する前に、もうネットワークは来年度中に整備するということですから、そこからもう既にランニングコストというのはもう考えていかないといけないだろうというところにおいては、そこのネットワーク整備、これだけもう108校、普通教室と特別支援教室、体育館、武道場にそれぞれつけていくわけですから、かなりそれだけでも膨大なランニングコストになるというふうに思っています。  導入費用については、今、半分国が見てくれますけれども、今後については、それこそ今御答弁にあったように検討中ということですから、それを最悪の場合、市がそのランニングコストを見ていかないといけないというふうになると、当然予算として逼迫していくというのは容易に予想がつくわけですから、そこについては非常に懸念を持っていますし、例えば学校体育館へのエアコン設置というものを我が会派として求めているわけですけれども、そのときには構造上の問題だけじゃなくて、そういったランニングコストもかかるんですよということで非常に困難だというふうに言われていますけれども、このネットワーク整備についてはランニングコストは今後検討していくという、まだ未定の段階でこれだけ早く手を挙げて進めていくという理由は何になるんでしょうか。 11 ◎渡邊教育総務課長 御質問の趣旨がよく分かりました。いわゆるネットワークの整備に関するランニングコストに関しましては、通常、リース契約は耐用年数と対応してその期間を定められております。  今回のネットワーク整備に関しては買取りになりますけれども、通常の耐用年数の中で償却する中での故障などというのはこれまでの想定の範囲内と考えますと、端末などと比してそれほど故障などというのは考えにくい部分がございますので、そこも含めて財政措置を講じていきたいと考えております。  それから、もう一点、委員がおっしゃったやるべきことに比して、なぜネットワーク整備を今回やらなければならないかというところでございますけれども、端を発したのは国際学力調査でありまして、文科省は日本の読解力が前回8位から15位に下がったとしておりまして、その原因が情報活用能力に求められる問題であるというふうに説明をしております。児童・生徒1人1台の端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備いたしますと、例えばでございますけれども、ひとりひとり模造紙に書いて、いろいろな子どもが書いたものを貼り付けて時間をかけて発表するという部分がリアルタイムに共有することができて、かつ双方向に意見交換をする協同的な学びが実現します。もしくは、研修などでは遠隔教育、研修のみならず教育に関してもリアルタイムで対応できるという利点がございます。  いわゆる新学習指導要領プログラミング教育ですとか、英語教育というのが入りましたので、その狙いの実現に必要な子どもたちひとりひとりの個別最適化と創造性を育む教育環境が実現するということを狙って、いわゆるネットワーク整備をしたいと考えております。 12 ◎望月翔平委員 先ほど、いわゆるリース期間も含めて耐用年数とあまり相違がないからそんなに壊れないだろうということもおっしゃっていましたけれども、私自身、前職でネットワーク整備と保守もやっていましたけれども、かなり大規模なシステムの中で、人が使うと、もう毎日のようにネットワークのトラブルというのが起きているんです。  ですから、学校がそのままのとおりになるとは言わないんですけれども、ただいわゆる最悪の場合は毎日のようにネットワーク回線トラブル等が発生をする可能性だって、当然そういう経験からするとあり得るんだろうということは指摘させていただきたいというふうに思いますし、あとは工事期間についてですけれども、補助金については来年度中に整備を完了させないといけないということで、今この例えば補正予算の概要で入っているのは整備工事ということで、2020年度中にというふうにしか書いていないんですけども、具体的にその事業者の選定とか、そこから実際に工事に入っていくという具体的なスケジュール感というのは決まっているんでしょうか。 13 ◎渡邊教育総務課長 教育総務課としては、仕様書を現在作成をしております。4月1日に契約して、4月いっぱい設計委託期間と定めたいと考えておりまして、5月上旬に完成図書を作成し、下旬までに業者の選定委員会を終え、7月に選定作業を終えるということを目途としておりまして、業者決定、仮契約、9月の議会で上程をして、可決されれば本契約として半年間で整備を進めるというスケジュールを組んでおります。 14 ◎望月翔平委員 実質的に工事が始められるのは夏ぐらいということで、工事期間も半年ぐらいということですけれども、108校全てにそれだけの機器をつけるということで、半年で間に合うのかなというのもありますし、そもそもそれだけの規模をこの半年間で工事できる業者というのはそんなに多くはないというふうに思っていますので、そういったところについても非常に懸念をしているところです。  やはり児童・生徒への影響というのも考えていかなければいけないわけですけれども、昨日の代表質疑の中で教育長にも御答弁いただきましたけれども、1人1台の端末を整備するということは、誰一人取り残すことのない学びの実現を目指すものということで言われていますけれども、私からも指摘させていただいたように、専門家からは、それぞれのタブレットを使うということで、いわゆる学習意欲の高い生徒はどんどん進められると。ただし、意欲のない子というのはどんどん置いていかれてしまうんだというようなことも、いわゆる学びの分断というものも指摘をされているところですので、やはりそういった部分についても丁寧に、まさに児童・生徒ひとりひとりに教員がタブレットを通してではなくて、面と向かってじっくりとしっかりと見ることができる必要があるというふうに思うんですけれども、いわゆるタブレットではなくて、そういう今まさに教育現場の中で言われている学校の先生を増やしてほしいとか、そういった優先順位といいますか、長年言われている部分について取り組んでいくという考えにはならないのかというのを教育長に伺いたいと思います。 15 ◎安間教育長 かつて、四国のお母さんたちが我が子に学習の機会を与えてくれと運動を起こしまして、それが全国的に広がって、今現在の教科書の無償化が始まっています。  私は、今回の1人1台の端末を配備するということは、それに次ぐ大きな義務教育の国としての責任を持つための施策だろうというふうに考えております。  昨日も御答弁させていただいたように、これを機会に子どもたちが自分に合った学びをして、必要最低限の力をつけて義務教育を終えていく、そんな教育を実現したいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 16 ◎望月翔平委員 残念ながら理解はできないんですけれども、非常にさまざまな指摘がされている中、かつ教育現場だけでも優先順位が、私どもとしてはもっと優先順位があるんだろう、高いものがあるんだろうというふうに思っているわけですけども、今回総額27億円という予算、市債でも約13億円という大きな額をつぎ込む理由というのは、そんなに拙速に進める理由というのはどこにあるんだろうということは非常に理解できないということは指摘をさせていただきたいと思います。  以上です。 17 ◎西本和也委員長 他に御発言はございませんか。  木田委員。 18 ◎木田彩委員 情報教育の基盤整備のところなんですけれども、アクセスポイントが1教室に1つと増えて、それでパソコンなど、それがさくさく動くようになるということなんですけれども、そうすると電磁波がすごく強くなるんじゃないかなということを懸念しているんですけれども、以前、アクセスポイントから発する電磁波は、WHOによると健康に悪影響を生じるという科学的根拠はないという答弁が以前あったんですけれども、それを受け取るタブレットとかパソコンの電磁波については体への影響はどうなのかということを伺います。 19 ◎渡邊教育総務課長 世界保健機構の見解でございますけれども、電磁波による健康影響について全世界で多くの研究が行われているが、それらの研究の結果と総合的に判断して、身の回りの電磁波で小児白血病に関連する証拠など因果関係とみなせるほど強いものではないと。その他疾病はさらに証拠が弱いという見解が出ております。  特にパーソナルコンピュータに関しては研究が進んでおりまして、いわゆる校内LAN整備、アクセスポイントも含めたところで健康には悪影響を生じないという見解が出ていると理解しております。 20 ◎木田彩委員 まだ未発達の成長段階の子どもが長時間使い続けるということに対して、検証はされているんでしょうか。 21 ◎渡邊教育総務課長 機械的にいわゆる電源のオン・オフなどを一括管理できるような機能を今機械のほうで付与しております。今後もいわゆる整備に関してはそういった機能を付与することで、研究というのは、私ども医療の専門家ではございませんので、負の研究結果を確認しながら整備を進めていくこととなりますけれども、長時間、電磁波の影響が出ないような環境整備は行っておりますし、行ってまいりたいと考えます。 22 ◎木田彩委員 小中学校へのそういう情報機器の配備というのがこれから始まるので、長時間授業で使うということに対する体や脳への影響についてしっかりと検証してほしいなと思いますけれども、言葉は悪いんですけれども、これから八王子の子どもたちを使って人体実験をするみたいなふうに私は捉えてしまうんですけれども、何かそういうふうに子どもを使ってほしくないなと思います。そういうしっかりとした検証が取れなくて配備する、急に事を進めなくていいのではないかなというふうに考えますけれども、いかがでしょうか。 23 ◎渡邊教育総務課長 1人1台いわゆるタブレット端末を整備するという目的というのは、先ほど申し上げたとおりでございますけれども、今回もう一つ、令和2年度末までに整備を前提として国庫補助が示されております。併せて、国庫補助の上限額はいわゆる行政が手を挙げたところから重ねていって、それを超えた場合にもう出ないというふうにされておりますので、基本的には1人1台のタブレットコンピュータの配備を目途としてネットワーク構想も手を挙げたという事情でございます。 24 ◎木田彩委員 今、スマホが中心で読書をしなくなって、新聞も読まなくなることによって読書率、読書力が下がるということも言われています。パソコンよりも紙の情報のほうがしっかりと読み取る力がつくというふうに言われているんですけれども、まずは読書力をつけることが優先と思いますけれども、いかがでしょうか。 25 ◎渡邊教育総務課長 整備の観点からちょっと今の質疑に関して答弁させていただきたいんですけれども、いわゆる例えば習得目標問題ですとか、八王子市のホームページに掲載されている「えいごでどういうの?」というような教材は、その子ども、子どもの発達状況といいますか、学習の進捗状況に応じて繰り返し繰り返し学習することで効果を得ることができます。こういう教材の活用に当たっては、これまで先生方、相当な労力と時間をかけてやっておられたことがいわゆるIT環境を整備、活用することで相当効率的に学習効果が図られると。その時間を教員が授業を準備する時間に充てられるということを目指して整備していると考えております。 26 ◎木田彩委員 あと、子どもの視力のことも気になっていまして、昨年0.1以下の視力の子どもが過去最多となったということがあって、それはスマホとかそういう電子機器が影響しているということが強いと思うんですけれども、その子どもの視力についてはいかがお考えですか。 27 ◎渡邊教育総務課長 現在、IT機器を学校のみならず仕事で利用する場合にでも、例えば45分見たら15分休憩をするですとか、そういうスケールが根拠に基づいて導入をされておりますので、今後、おっしゃるとおり、ICTを活用した学習というのは整備が進められる中で、そういった部分に関しても情報を収集して、子どもに悪影響のないようなカリキュラムをつくりたいと考えます。 28 ◎木田彩委員 子どもは新しいものを使いこなす力というのはすごく十分にあると思いますし、先ほどプログラミングという言葉が出ましたけれども、小さいころからプログラミングをやらなくても、やりたいと思ったときから始めても十分力がつくと思いますし、私自身、学校で必修科目でプログラミングがあって、やって、勉強して資格も取ったんですけれども、全く興味がなくて、今すっかり忘れていて、全く役に立たないんです。一律にみんな使えるようになったほうがいいということで公教育の中に組み込んでいくということよりも、やはり学びたいものを、情報の分野だけではなくて、しっかりとその学びたい環境をつくっていくというほうが大事だと思います。  以上です。 29 ◎西本和也委員長 他に御発言はありませんか。  岸田委員。 30 ◎岸田功典委員 すみません、今のお二人の発言、ちょっと私もお伺いしたかったことがあったんですが、ちょっともう質問出ていたんですが、やはり視力の問題だとか、そういうところは懸念されるところではあると思うんですね、長時間使うことによって。  ただし、やはり今これからの時代、やはりパソコンとかタブレットを使うというのはもう必須のことでありますし、ずっとそれを使って授業をするということではないということをちょっと僕確認させていただきたいと思います。  何時間、何時間とその配分はこれから考えていかないといけないと思うんですが、子どもが孤立化してしまうとか、そういう懸念もさっき上がっていましたけど、そういうことではなくて、やはり先生と生徒、ひとりひとり接しながらも、やはり授業をより円滑化を図るためにタブレットを導入する、そういうことと僕は解釈しているんですが、見解聞かせていただけますか。 31 ◎渡邊教育総務課長 今、岸田委員がおっしゃったとおり、私もこのICTの活用に関して学校にどのような活用状況か、もしくはどういう活用がいいのかを見にいったときに、本当におっしゃったとおり、タブレットで例えば子どもがハードルを跳ぶ、もしくは子どもが跳び箱を跳ぶという姿を撮って、その場で子どもたちと指導者が確認をなされていらっしゃいまして、子どもも自分の姿を客体化して見ると、自分のどこが悪いゆえにハードルが跳べなかったかというのが理解できると。それで本当にその後、ハードルを跳んで、とても素敵な笑顔を浮かべる子どもを拝見しますと、そういったところ、いわゆる子どもの教育ですとか活動というのは従来どおりあって、その効果を出すために効率化を図るというものがICT機器だと思っておりますので、委員がおっしゃるとおりだと考えます。 32 ◎岸田功典委員 今おっしゃった跳び箱の話ですが、今スポーツ業界でやはりそういうのを導入されていて、プレイごとに止めて自分の悪いところ、フォームチェックとか、ゴルフの練習とかでもされている方もいらっしゃいますけど、そういう何か新しいいろいろな視点での教育もできると考えております。  先ほど教育長おっしゃっていましたけど、このタブレット導入というのは僕は大英断だと思いますし、これからの教育の在り方、また先生方、少なくなってきているという現状もありますので、いろいろな教育の仕方、また変わってくると思いますので、僕は全面的に応援させていただきたいと思います。  ただ、やはり健康のこと、先ほども意見上がっていましたけど、そこが第一ですので、そこは十分配慮した上で行っていただけたらと思います。  以上です。 33 ◎西本和也委員長 他に御発言はありませんか。  西山委員。 34 ◎西山賢委員 私からも何点か御質問をさせていただきたいと思います。  今回の補正予算で27億円ほどの予算をつけたこの情報教育の基盤整備でございますけれども、そもそも今回のGIGAスクール構想の整備に向けての総予算、総コストはどのぐらいかかるのかお聞かせいただきたいと思います。 35 ◎渡邊教育総務課長 恐れ入ります、GIGAスクール構想に対しての総予算ということで考えますと、先ほどちょっと答弁させていただきましたネットワークに関しましては、少なくとも27億円の中で確実に収まるというふうに考えておりますけれども、いわゆる端末配備に関しましては、国のほうで1台当たり4.5万円の補助が出ている、その前段として、アメリカなどが出しております300ドルのいわゆるタブレット端末などを想定して標準仕様書をつくっているという説明を受けておりますので、令和2年度内に研究、検討、積算をして、早急に適正な価格を出したいと考えておりますけれども、持ち出しがないようにいろいろな事業者とも情報を取って進めてまいりたいと考えております。 36 ◎西山賢委員 ありがとうございます。  ネットワークにつきましてはおおむね予算は見えていますけど、端末に関してはそれぞれメーカーさんとかいろいろあるんで、上手に選定をしていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。  そして、やはり生徒数も多い、児童数も多い本市にとってみれば、ここでのこの決断というのは大きな予算を、これから八王子市の中で生み出していかなければならないわけでございますけれども、なぜ本市はGIGAスクールに踏み込んだのか、そのちょっと思いというか、熱意というか、それをまずちょっと担当から伺いたいと思います。 37 ◎渡邊教育総務課長 一つは、教育委員会内でよく話が出ます新学習指導要領の令和3年度の完全実施に向けて、いわゆるパソコンを使った学習というものが、新学習指導要領から見ても必要不可欠であろうという部分で、これは国のほうでも12月5日の閣議決定におきまして、全学年児童・生徒ひとりひとりがそれぞれ端末を持ち、十分に活用できる環境を目指す、その目的がITに代替されない創造性を育める学びの場を学校において実現するというふうに、まずは教育ありきという考え方が示されておりますので、これは本市の教育委員会の施策とも完全に一致しているというところで考えております。 38 ◎西山賢委員 あと、例えばそれ以外に、生徒にとってみれば、児童・生徒の皆さんにとってみればどんな恩恵を受けることができるかというのを想像されているのかお聞かせいただければと思います。 39 ◎上野統括指導主事 児童・生徒における恩恵というところなんですけれども、少し一つ具体の例を挙げて考えていただければと思うんですが、例えば小学校4年生で子どもたちは理科で月の学習というものをするんですけれども、例えば小学校の先生が月を見てきなさいといったときに、見て、次の日にどういうものを見てきたというときに、ある子はきれいだった、大きかった、ほかの子は満ち欠けがあるとかというときに、その恩恵といいますと、タブレットがあることによって、例えば満月の日であれば次は満月のことしか子どもたちは見られないわけですけれども、タブレットがあることによって月の周期を調べることができたり、実際に見ることができないものを見ることができたりというところでまず最低限のことができるかと思います。  それ以外に、進度が早いお子さんについては、さらに学びの深まりというところもありますので、例えば月の表しか見られないものを、月の裏側というのはふだん見ることができないんですが、その月の裏側はどうなっているんだろうとか調べたりするということで学びの深まりがあるかと思いますので、その子どもたちの学習の進度に合わせた学びがより一層できるというふうに私どもは考えております。 40 ◎西山賢委員 ありがとうございます。学習意欲の高い子にはより多い情報量をという感じですよね。
     先ほど、ほかの委員からもお話ございました。ちょっと学習意欲が少し弱い子どもたちに対しては、このGIGAスクールというのはどういうふうに効果を生んでいくのか、その辺りお聞かせいただきたいと思います。 41 ◎上野統括指導主事 今、御質問あったのは学習意欲の低いお子様ということですけれども、先ほどの例で申し上げると、例えば従来であれば満月だったということしかお伝えできない場合でも、実際周りのお子さんの意見を聞いたりして、子どもたちはああこういうこともあるんだと新たな発見があることによってさらに調べることができるかと思います。そうすることによって、従来獲得できたはずであろう学びより以上のものを、その子どもたちが実際に調べることによって、先ほどの言葉をお借りすれば情報活用能力というものになるんですけれども、そこを発揮することによって、さらに子どもたちにとって深い学びを得ることができるというところが、その学びの進度の遅いお子さんにとっても今まで以上のたくさんの知識の習得ですとか、ところができるというふうに私は考えております。 42 ◎西山賢委員 学習意欲の低いお子さんというか、私の勝手なイメージですけど、ちょっと諦めちゃっているところはあるかもしれないんですよね、本人自体が。それは、例えば学びの中であえて人には聞けないからとか、友達にも聞きにくいからというのもあるかもしれませんけど、そこってある意味そのタブレットの中でヒントを得られるような、情報が入ってくるような仕組みになっていれば、ここはここで学習の意欲につながっていくような印象を私は受けます。だからこそ、伸びる子はしっかり伸びていくでしょうし、少し頑張らなきゃいけない子にとってみても大いにチャンスは得られるのではないかというふうな印象を受けますので、どういう形で最終的に導入するか分かりませんけれども、大いに期待をしているところでもあります。  いろいろな御意見ありますけれども、今現状として、ちょっと1点だけ、1点だけといいますか、このGIGAスクール構想に向けて、何か今抱えている課題とか、その課題に向けてこういうふうに取り組んでいるよというようなこともあれば併せてお聞かせいただければと思います。 43 ◎渡邊教育総務課長 先ほどお話が出ました、やはり課題の一つは今後メンテナンス費用に関してどのように担保していくかというところが一点挙げられます。それから、資材の調達などの遅れ、今コロナウイルスなども発生しておりますので、それを見越した計画が必要だということで、今いわゆる検証を急いでおります。  それから、今後のタブレット1人1台の整備に関しては、やはりコストの削減という意味では、地元の例えば事業者さんですとか、いわゆるコンピュータの、文部科学省が仕様書に書いているようなコンピュータの調達も含めて多角的に早急に検証してまいります。 44 ◎西山賢委員 今、私ちょっと課題というふうに聞いたら整備やコスト面というふうにおっしゃっていましたけれども、その部分のみの課題であるならば少し安心しました。それはなぜかといえば、やはりこのGIGAスクールで最も大切なことは、先ほど教育長もおっしゃっていましたけれども、私は子どもへの投資だと思うんですね。その子どもへの投資というのは、人への投資以上に一番大きな投資、その中でも一番大きな投資だと思っていますので、より効果的な成果を出してもらえるようにお願いしたいと思います。  以上です。 45 ◎上野統括指導主事 少し補足させていただきます。  ハード面でなく、やはりソフト面の部分でも課題はあるかと思います。例えば、教員の指導力という部分はもちろん下げられない部分であるかと思いますが、従来であれば、各学校の先生方を集めた情報教育の研修というものは確実に行っておりました。  ただ、ここでGIGAスクールとなりますと、子どもたちがその情報を取り扱う量が大変多くなりますし、それを指導する教員の力量というものも求められます。ですので、次年度からはさらに外部人材を活用した研修ですとか、模範の授業というものももちろんございますし、あと指導力の養成研修というものも実施をしていく考えでございます。  また、こちらからもその指導の資料ですとか、そちらも紙ベースではなく、映像ですとか画像等を使ったものを活用しながら、先生方がよりイメージしやすい、デジタルコンテンツですとか、GIGAスクールに向けてイメージしやすいような環境を整えることで課題の改善に取り組んでいきたいというふうに考えております。 46 ◎西本和也委員長 他に御発言はありませんか。  星野委員。 47 ◎星野直美委員 それでは、私もこのGIGAスクールのところで質問させていただきたいと思うんですけれども、先ほど教育長からの四国のお母さんのお話、すごく感動いたしました。  私も心配だったのが、豊かな御家庭のお子さんはパソコンを御自宅でできるのに、そうじゃないお宅のお子さんはパソコンを使うこともできない、そういう子があってはいけないと思っておりましたので、1人1台無償で配付するというのは、まずその機会が均等になるということと、あとそれから世界に羽ばたいていく子どもを育成するということであれば、この構想というのは拙速ではなく遅いぐらいだなということも思っているところです。  それで、地元の中学校でICTの研究指定校をやっておりまして、かなり進んでいる様子を私も見てきました。先ほど課長からのお話で、体育の跳び箱を跳んだりとか、ああいうことも実際に体育の授業でやっていて、子どもたちがお互い助け合いながらその跳び箱を跳べるように、マットででんぐり返しができるようにとか、そういったことをやっていることを聞いて、本当にICTというものの活用というのは大人が教えるんじゃなくて、子どもがやっていくんだなということを感じているところでございます。  それで、地元の中学校のことなんですけれども、ICTを活用したその先をもう見ていて、彼らがやっているのは、職業体験をしてきたことをICTのこの機械を使って武道場にブースを設けて、自分たちがやってきたことを発表する、地域の人たちがそれを見にくる、それで商工会議所なんかも見にきていただける、そういうことでかなり広く使っています。私たちが大人でもあまり考えもしないようなことを上手に発表しているのを見ると、私たちが考えている以上に子どもたちに聞いたほうがいいんじゃないかなということを感じています。  それで、先ほど外部人材を投入するとかというお話もあったんですけれども、子どもたちのこの使い方は子どもたちが一番よく分かっているかと思いますし、セキュリティの問題も子どもたちが一番感じているところではないかと思いますので、子どものことは子どもに聞くということを、このコンピュータを導入することにもぜひ考えを入れていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 48 ◎上野統括指導主事 やはり子どもたちというのは生まれながらに情報機器の活用というのに長けているかと思います。こちらが、教員側が考えている以上の発想ですとか、技能を持っていろいろ調べたり、また情報交流をしたり、発表したりというところがあるかと思います。もちろん教員側が指導するというところもあるかと思いますが、子どもたちの発想がより授業の仕組みの中でよりよいものになるのであれば、そこは取り上げる形を取って、そこは、とある今学校の例があるかと思いますけど、そこは研修等でも取り上げながら、他校ではこういう取り組みをしていますというのを紹介する場面はつくっていきたいかと思います。  ただ、一点懸念されるのは、情報のモラルですとか、危機というところはありますが、そこはまた別の視点として各学校のほうには指導等もしていきたいというふうに考えております。 49 ◎星野直美委員 あと、パソコンを導入されていいのは、学校に来なくても勉強がここで発信ができるという、そういうこともあると思うんですね。  それで、eラーニングを導入して不登校の子どもに学問をというところも、多摩市ではそういうことを考えているようなんですけれども、この話を校長先生とお話をしましたら、そういうこともあっていいと。ただ、何をしなければいけないかといえば、やはり子どもたちの交流というものも必ずやらなければいけないということは学校としても認識をしていますし、置いていくこともなければ、その子だけ家でだけ勉強をする、そういうことを考えている先生は多分いらっしゃらないと思いますので、そういうこともちゃんと分けて考えていただければと思っています。  それで、質問を変えていきたいと思うんですが、ちょっと今御意見だけ。  24ページ、いずみの森小中学校整備のところで、この表があって、変更というところがあるんですけれども、いずみの森小中学校整備に伴う物品運搬業務委託とあるんですが、これ、減額補正されているんですけれども、どういうことを考えていて、この補正、減額になったのか、この事業の流れみたいなのを教えていただければと思います。 50 ◎高橋学校複合施設整備課長 補正予算の概要24ページの変更部分、いわゆる整備に伴う物品の運搬でございます。  こちらのほう、当初契約したものから工事延長により引っ越しの時期がずれまして、ここで契約変更を行うというものなんですけども、その移動する物品であったり、距離であったりというところがまた少し変更になりまして、そこの部分が減額をしているというところで、改めてその契約を結ぶときには、少し上がった状態なんですけど、契約差金のほうが大きかったのでこのマイナス分が出ているということです。 51 ◎星野直美委員 いずみの森小中学校に運ぶものは、今まで使っていた机とか、椅子とか、そういったものを運ぶということも聞いているんですけれども、これ、減額になったのは夏休みにいろいろと先生たちが出ていって手が足りているからという、そういうことではないですよね。 52 ◎高橋学校複合施設整備課長 先ほどの答弁がちょっと曖昧で申し訳ございません。  実際、物自体はしっかり精査をして、延期になった分、新たに購入したもの等もございますので物品量は増えていますので、増額の契約変更を行うんですけれども、それよりも当初の契約をしたときの契約差金がかなり大きかったため、その増額分よりも減額分が上回ったという御理解になります。 53 ◎星野直美委員 忙しい先生たちが出ていって品物を運ぶようなことがあるとちょっと大変だなと思ったんですが、そうではないということなので、ありがとうございます。  あともう一点、40ページの3番のところ、先ほどスクール・サポート・スタッフ配置のところで、都の支出金で実績見込みによるものということがあったんですけれども、このスクール・サポート・スタッフ配置が減額になっているというところ、これどうしてそうなったのか、ちょっと資料がよく分からないので、経過とかいろいろ教えていただきたいと思います。 54 ◎溝部教職員課長 スクール・サポート・スタッフにつきましては全学校で任用しているという実績がございます。しかしながら、予算上は週5日で取っているところ、3日とか4日の学校もございますので、その分の差額が今回返金という形になっているところでございます。 55 ◎星野直美委員 スクール・サポート・スタッフなんですが、足りないというところ、よく聞いているんですけれども、週5日のところを3日で足りているというお話も今初めてお伺いしまして、それで、これからも精査していただいて、しっかりと配置できるところ、それから余裕を見てというのは難しいと思いますけれども、きちんと授業がなされますようにきちんと配置をしていただければと思います。  以上です。 56 ◎西本和也委員長 他に御発言はありませんか。  吉本委員。 57 ◎吉本孝良委員 私もちょっとGIGAスクール構想のほうから入らせていただきたいというふうに思います。  昨日の代表質疑の中の答弁でもさまざまありましたけれども、私自身、GIGAスクール構想の中で、タブレットが1人1台配備されるというのは、ツールとして見て、それだけ幅が広がるんだという認識の中で物事を考えております。今まで情報量が紙ベースで少なかったところが非常に多くの情報量を得ることができる。先ほど課長のほうからも説明ありましたけれども、例えば体育の跳び箱の話にしてみても、そういうような今までにない指導方法だというようなことができるんだというふうに思っております。  今、スポーツの社会の中では、そういうような取り組みの中で、例えば高校生の高校野球なんかにしてみても、どうやって効率よく鍛えていくのか、またどういうふうにしていくのかなんていうのもタブレット等を使いながら、パソコンを使いながら恐らくやられているんだというふうに思っております。世界的に日本のスポーツ競技が上がってきているのも、そういうようなツールを上手に使いながら効率よく進めているからこそできるんだというふうな認識の中で、やはり教育のこの観点においてもここでそういうかじを切られたんだと。  教育長が先ほど述べられたように、ここが新たな、過渡期として見て新たなステージに突入するんだという気持ちの中で、やはり子どもたちの未来を考えて進めていくべきなんだというふうに私も思っております。  その中で、やはり他の委員からもありましたけれども、懸念材料というのは幾つかあろうかと思います。興味がなくて取り残されちゃった方というのは、今の教育現場においても興味がない子はどうしても置き去りになっちゃうのかなというようなことはありますけれども、そこは私は担任とか先生たちの腕の見せどころなんじゃないかというふうに思っております。  そういう意味では、昨日も質疑させていただきましたけれども、指導者のほうがどういうふうに進めていくのか、ここはやはり一番大事なんじゃないかなというふうに思っておりますので、改めてもう一度ソフト部分の指導について御質問させていただきたいと思います。 58 ◎上野統括指導主事 まずソフト面、まず現状ですけれども、学校の先生方は、もちろん御存じかと思いますけれども、教科書を使って1時間以上指導しております。過去であれば、教科書を使った黒板型の指導というところが多かったんですが、現在であれば実物投影機等を使いながら教科書に載っているものとまた別の資料を提示しながら授業等を進めていっております。  ただ、今後、それ以上のものをタブレットを使うことによって先生方が資料活用等をすることもございますので、やはり先生方が身につける研修というのも実施しますし、実際にこういう研修をしたら、こういう授業をしたらいいよという授業場面、そちらを各学校のほうに行っていただいて、全校に行って見ていただくことによって先生方がイメージしやすいところをつくるというのもソフト面の充実というところでは大事かなというふうに考えております。 59 ◎斉藤指導担当部長 昨日私のほうでも少しここを答弁させていただいたところではございますけれども、今でもそうですが、例えばスマホなんかだと、子どもたちのほうが教員よりもよっぽど使えているというような実態があります。タブレットも同様で、1人1台端末を準備したとしても、肝心の教員が使いこなせなければ話にならない。なので、これからは本市としても教員の習得目標、技能も設定していきたい。  それから、指導計画を立てるときにも、ノルマとして例えば1週間でこれだけの時間はタブレットを使うような授業を展開するだとか、そういったようなこともやりながら、教員の能力もやはり上げていく。教員ひとりひとりがその目標も意識して自己研さんにも励むし、1週間の授業の組立ても考えると、そういったようなことで考えていきたいというふうに思っております。 60 ◎吉本孝良委員 今、部長のほうから先生の在り方についても方向性が示されたのかなと。やはり学校全体を取り巻いている環境というのが大きく変わっていく。そして、今、部長の答弁の中でもありましたけれども、教員の皆さんがスキルアップをしていくに当たって、やはりこれもタブレットを使うことによって情報量が多くなるゆえに研さんもできるのかなというふうに思います。  そういう中で、子どものほうが今のスマートフォンの使い方なんかにしてみても器用だと、いろいろなことができるというのは、これ、スマートフォンだけじゃなくて、電気機器とかの使い方なんかにしてみても子どものほうがはるかに知っているんですよね。多分、学校なんかのエアコン、空調だとか、そういうようなのも、どうやると早く冷えるのかとか知っているのも実は子どもたちのほうがよく知っている、裏技として使っているんだと思うんですよね。  そういう意味では、今言われたように、一つのツールを使いながら、生徒と教員との垣根というわけではないけども、お互いにスキルアップできるような教育環境をつくっていただきたいと思うんですけど、それについてはどうでしょうか。 61 ◎上野統括指導主事 今お話があったように、子どもたちと先生とのコミュニケーションというのはやはり充実していかなければいけないかと思います。  今回、GIGAスクールの中でコンピュータを使ったやりとりですとか授業のところはもちろんですけれども、従来ある学級経営ですとか、そういうところでもさらに子どもたちの自尊感情等を高められるような取り組みを入れる中で、授業ももちろんですし、学級経営、ふだんの教育活動の中でも取り入れられるようにそこは充実していきたいというふうに考えております。 62 ◎吉本孝良委員 ぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。  ちょっと学校関係でGIGAスクールからちょっと外れまして、いずみの森小中学校整備の中で、昨日もちょっと質疑させていただきましたけど、プールの代替施設についてちょっとお聞きしたいんですけれども、こういった整備、今後少し考えていきながら進めていくというようなことも答弁で頂いたかというふうに思っております。  なかなか、今後の公共施設マネジメントの部分にも触れるのかもしれませんけれども、海老名市のほうでこういうような公共のプールを使いながら共有してやられているというようなこともありますけれども、実際にこういう使い方の評価としてみると、今八王子市側はどういうふうに考えているのかお示しを頂きたいと思います。 63 ◎高橋学校複合施設整備課長 昨日の代表質疑でも御答弁差し上げていますけれども、施設マネジメントの観点ということで、現在、学校教育部を中心にプールの在り方について検討しているところでございます。先ほどお出しいただいた海老名市の例も含めまして、いわゆる全国各地でそういったプールを廃止をしていくという動きがございます。  本市におきましても、いわゆる公共施設としてのあったかホールを初めとしたプール、あとは民間のいわゆるスイミングというところのプール施設等がございます。こちらのほうを活用を図っていくというところは非常に重要なことでありまして、全ての学校に現在プールを設置している状況の中ではありますけれども、例えば拠点校化をしていく、あとは民間のプールを利用させていただく際には指導員の方も一緒に委託をさせていただくことによって、いわゆる先生方の負担も軽減されるだろうと、さまざまな効果があることから、施設マネジメント、また学校教育というところの視点からもこの見直しというのは非常に必要なものというふうに現在認識をしておりまして、在り方について検討をしているところでございます。 64 ◎吉本孝良委員 ありがとうございます。  日本全国の中でスポーツ施設を使いながら、そういう代替施設として使われているというような認識が答弁でありましたけれども、実際に講師のほうも委託をしながら、働き方改革に少しつながっていくのかなとは思うんですけども、どういうような効果が得られているのか、もし分かるようでしたら教えていただければと思います。 65 ◎高橋学校複合施設整備課長 コストの面が一つ挙げられるかと思います。いわゆる年間のプールの維持費というのも水の入れ替え等に係りますと、いわゆる一つのプール分で水道代が約30万円ということでかかりますし、夏の期間しか使えないということもございます。そんなところから、いわゆるコストの削減、いずみの森小中学校であったかホールのプールを使用させていただいた際には、いわゆる途上のバス代とあったかホールの利用料ということで180万円程度で済んでいるというところがございます。  そんなところから考えますと、プールの建設コストから償却というところも比べますと、公共施設を利用するという形のほうが将来的にはコスト的には低くなってくるのかなというふうに考えております。 66 ◎吉本孝良委員 コストはこっちのほうが安いんだろうなというふうな認識は持っていたんですけども、かなり差があるものなんですね。こうやって考えていくならば、一つ一つ今後の少子高齢化の中で財源が減っていく中では、しっかりと議論していかなければいけないのかなというふうに思います。  また、ちょっとごめんなさい、質問の内容で、民間のスポーツ施設を使って講師をお願いした場合に、子どもたちが、今までの体育の教員が教えてくれる例えば水泳の授業というのと、プロの水泳の先生が教えるというのの効果の差というのはあるものなんですかね。 67 ◎野村統括指導主事 実際、私がいたところで、実際の水泳指導の現場というよりも、着衣水泳でどういうようなことで身を守ればいいのかという、それを実際に民間の方に来ていただいて指導してもらったことがございますが、やはりその専門の方なので、子どもたちに危険なこととか伝えたいことがしっかりと伝わり、やはり効果的だったということで、授業後の子どもたちもより学びが深まり、今後に生かしていこうという言葉が出ていたというのがありますので、それなりの効果はやはり当然あると思います。 68 ◎吉本孝良委員 やはり民間とのそういう連携を取りながら、やはり子どもの環境が少しでもよく、将来につながるような中では、そういう手法を積極的に使っていっていただきたいというふうに思います。  先ほどのGIGAスクールの中のタブレットの話もそうですけれども、やはりいろいろな可能性が広がる中で、子どもたちのために少しでもよくなる、そういうようなことを実現をしていただければなというふうに思います。  教育のほうの質問はちょっとそれだけにして、1個だけちょっと、観光施設の復旧事業についてちょっと1個教えてもらいたいんですけれども、今回、61ページのところに復旧事業として記載されていますけれども、これどういった観光施設なのか教えていただけますか。 69 ◎白石観光課長 今回、補正予算で計上しているものは、夕やけ小やけふれあいの里の施設内での川からの揚水ポンプ、これの復旧工事でございます。 70 ◎吉本孝良委員 あの地域、非常に災害が大きかったかというふうに思いますので、こういった予算がかかったんだなというふうには思うんですけれども、これにちょっと関連しまして、民有林のほうにちょっと質問を変えさせていただきたいんですけれども、今回整備としまして林道の復旧に要する経費が補正で上がっておりますが、復旧するのに今回やっておりますが、今までの台風だとか、そういうようなところで林道の整備としてみて幾つも費用をかけておりますけれども、この整備というのはおおむねどういったことをやっているのか、もう一度教えていただけますでしょうか。 71 ◎音村農林課長 日常的な管理として、例えば枝打ちとか草刈りですとか、通常の見回りで気づいたところだけ補修していくというようなところの作業でございます。 72 ◎吉本孝良委員 恐らく今までそういうふうな形で、ここ危ないんじゃないか、出ているんじゃないかというような作業でされてきたのかなというふうに思っております。  せんだって、テレビのニュースの中で、これはJRが今取り組んでいる事業として、線路に関わりそうなところの枝打ちというか、木を切っていくとかというようなことで、災害が、万が一木が倒れてしまっても鉄道の運休に支障を来さないような整備をしていくというような番組だったと思うんですけれども、恐らくこれ、民有地も含めてなのかな、民有林のところも含めてなんであれなんですが、そういうような整備もしっかりとしていったほうがいいんじゃないかなというふうに私自身思っております。  というのは、昨日のちょっと違う所管のあれですけれども、ふるさと納税の中で、例えばこういうようなクラウドファンディング的に目的を持ったふるさと納税をしたらどうだろうかというような中で、やはり問題視されているようなのは、この荒れている民有林をどういうふうにやっていくのかということが大事であって、そういうようなこともしっかり踏まえた中で整備をしていくことが今後を見据えた中で必要だと思うんですけれども、そういった整備についてはどういうふうにお考えでしょうか。 73 ◎音村農林課長 山の管理については基本的に都道府県の事務だったんですね。それが昨年4月に新しい法律、森林経営管理法ができまして市町村もできるようになりました。  今現在、山って単一の自治体だけで持つものじゃないので、地続きですから、山を持っている6市町村、声かけさせてもらいまして、東京都が中心になって一緒にやっていこうというところまで今来ています。まずは山を持っている方々の意向をまず聞いて、もう代も替わってしまって登記がそのまま放置されている状況もありますんで、所有者もきちんと確定していく中で整備の計画も立てて、きちんと事業を遂行していこうというふうに考えております。 74 ◎吉本孝良委員 この時期になると切に荒廃している山がどうにかならないかなというふうに思っているところでございますんで、積極的にその辺のところを踏まえた中で連携をして整備計画等を持っていただきたいというふうにお願いをして、質問を終わります。 75 ◎西本和也委員長 他に御発言はありませんか。  中島委員。 76 ◎中島正寿委員 私からも少しだけ。  今、他の委員から民有林振興ということでお話があったわけですけども、今、課長のほうから最後にお答えあったのが全てだろうと思うんです。森林のその計画がこれから立てられて、6市町村とも相談しながらということですから、それが全てなんだろうとは思うんですけども、私も恩方、特に上恩方、小津を歩いていてやはりショックだったのは、橋また護岸に流木がたまりにたまって、そして溢水、また護岸崩れが引き起こされたというところですね。昨日の代表質疑でもちょっとあったんですけど、異常な降水量ということもあるんですが、それ以上に私が肌感覚で感じたのは、やはりこの山の管理、森林管理というのは非常にこれから大事になってくるんだろうなと。  さまざま所管もお金が要るところで、あれもこれも言うなというふうに思われるかもしれないんですけど、一つは、今回この補正で5,000万円ついているわけですけども、この都支出金、市債、一般財源とかでつけていただいているところで、ぜひしっかりやっていただきたいなと思うんですけども、こういうふうな財源構成になったまず経緯、これをちょっと確認させてください。 77 ◎音村農林課長 現在、市が管理する林道は15路線ございます。そのうちここで状況が確認できたのが、年明けの1月末までで全地域壊滅的な状況でした。そのうち東京都と交渉している中で年度内に執行できるのが1路線ないしは2路線ということでした。今回、2路線を目標に予算計上したところでございます。今、実際に作業が書かれた設計ができたのがまだ1路線というのが現状でございます。 78 ◎中島正寿委員 素人的に歩いてみて、ああこういうところにたまりやすいんだな、またこういうところにもし林道があったら助かるんじゃないかなというような印象を素人なりには思うわけですけども、今後、作業道、いわゆる林道をつくるということは、今の話を聞くと何かすごく厳しく聞こえるんですが、そういう計画はあるんでしょうか。 79 ◎音村農林課長 林道は、そもそも山の木を切り出すために作業道としてつくったものが拡幅されたものでございます。ですので、現在はその機能は何もないという状況です。  ただ、実際には山の中に走っている道路ですんで、登山道あるいは観光道みたいにして使われているのが実情でございます。ですので、本当は林道として管理するのではなくて、そういう観光的な目的があるのでしたら、そういうところにきちんと所管替えして日常的な管理もやっていけるのが一番いい方向性かなというふうに考えております。  ただ、今後と申しますと、森林整備の計画もきちんと立てていく中で、ここに林道あるいは作業道をつくったほうがいいということがあれば、そういうことも計画の中に盛り込んでいければと思います。 80 ◎中島正寿委員 いわゆる、課長がおっしゃったように作業道としての林道の機能というのは、もう今、森林も持て余しているような状況でございますでしょうから、なかなか難しいのかな、観光になんていうお話も何か今ありましたけども。  要するに何が言いたいかというと、前にも課長にも御相談したことがあったかもしれません、市民相談で。伐採された木材がそのままに放置されて、そしてそれが流木として流れ出していくケースがあまりにも多いものですから、作業道から切り出して持っていってもらいたいというのが本音なんですけども、であれば、基本的にはそうした流木が出ない方策というのは、その作業道を使わないでもいいという方策がもしあれば、それを講じてもらいたいなという考えがあるんですけども、それについてはいかがですか。 81 ◎音村農林課長 今、委員から御紹介あったように、現在の施工の状況というのは、切った木をその場に置く横伏せの状況なんですね。ですので、それが今回みたいな大きな、大規模な雨が降ったときには流されるような状況があるのは現実問題だろうというふうには認識しています。  ただ、それを現在運ぶには、コストの問題あるいは技術が現在ない方が多くて運び出せないのが現状なんですね。ですから、そういう災害が裏に隠れていったとしても、現在の横伏せで置いて、現場に置くというような施工の方法しかないんだというのが実情だというところです。 82 ◎中島正寿委員 以前お話を聞いたときには、例えばそれが流れ出さないように下で受け止めるという体制もあるんだという話も聞いたことがあるんですが、ぜひ、作業道から取り出してというような、木材の搬出というのができないのであれば、ぜひ今回流木がたまりやすいところ、掃き出しやすいところというのはもう大体ポイントとして把握されたと思うので、ぜひそうした流出しない対策、川に流れ出さない対策というのも考えられないか、これはちょっと検討してもらえると有り難いなというふうに思っています。これは要望にとどめておきます。よろしくお願いします。  以上です。 83 ◎西本和也委員長 他に御発言はありませんか。  村松委員。 84 ◎村松徹委員 そうしましたら、まず台風の復旧の城山小の件で少しだけちょっとお伺いさせていただきたいんですが、今回、復旧の工事費がつきましたけれども、前の補正で予算づけして専決処分でしたけれども、設計費込みで城山小の擁壁修理に関する復旧費、総事業費というのは大体どのくらいの金額になるのか教えてください。 85 ◎松土施設管理課長 前回の設計の額と今回の工事、また改めて2期工事というものも予定しておりますので、全体として考えますと、やはり2億円は超えて3億円近くにはなるんじゃなかろうかと考えています。 86 ◎村松徹委員 2年前の加住小中学校の土砂崩れの際の調理室、プールの清掃のときの復旧費というのは大体幾らぐらいだったんですか。 87 ◎松土施設管理課長 ちょっと今手元に資料ないですけど、たしか2億5,000万円程度ではなかったかと思っています。 88 ◎村松徹委員 大体補正も2つに分けて、今回の城山小の復旧費が計上されて、やはりそのくらいの金額の工事になるんだろうなと。ただ、加住小中学校のときに比べると、見た目での被害の大きさというのは、城山小学校のほうがむしろそんなに大きい感じはしなかったんですけれども、金額は上回ると。  イエローゾーンにかかっていたというお話で聞いておりますけれども、何を言いたいかといいますと、2つ合わせて約5億円から6億円の間という金額になると思うんですね。イエローゾーン、レッドゾーンの指定がされた年に、レッドゾーンのかかっている学校の数もこの場でお伺いして、その危険度はどうなのかという質問をしたときに、民間のコンサルタントが入って調べましたというのが平成30年度。その中で、直ちに崩れる危険性はないという結論に至ったわけですけど、今回さんざん言われている降雨量があまりにも大変な量だったと、想定ができないぐらいの降雨量だったということが、民間のプロが見ても直ちに崩れないといったところが崩れてしまったという、そういう理由につながっていくんだと思うんですが、やはりちょっと金額の大きさを見たときに、何度も言っていることなんですけど、事前に防災上の手だてをしていく必要性というのは、想定以上の雨も降るし、これからはそういう前提で学校の耐震とか、対災害上の構造強化、こういったものがやっぱり必要になってくるという、そういう教訓になったと思うんですよね。
     それなので、改めてきちっと、特に子どもたちが学ぶ場でもありますし、雨の被害というのは、雨がやんでからしばらくして山水が出て崩れるという時間差が生じるわけなので、きっちりと対応してほしいと思うんですね。事前防災の取り組みをしてほしいと思っていますので、これについての取り組みはこれからどうされるのか、改めてちょっと聞かせてください。 89 ◎松土施設管理課長 今本当に御指摘がありましたように、2年前に加住小学校のほうで擁壁の崩壊ということがあって、本当に2年たたない中でこういったことが起きたと。そういったところでは、我々としましても、先ほどお話がありましたように、実際に点検のほうも入れたところではありますが、今後やはり想定し得ないものが十分起こり得るというところでは、さらなる予測というか、そういったことを続けていく中で、やはり子どもたちのためにしっかりと対策を練っていかなきゃいけないと思っております。ですから、そこは単純に修繕等を行うだけではなくて、何か計画的なものということも検討していかなきゃいけないと考えております。 90 ◎村松徹委員 ちょっと最後のほう、声小っちゃくなっちゃったんで、大体言わんとしているところは分かったし、はっきり言ってもらったので、きちんとこれは手だてをしていただきたいと思います。それは必要性は人命に関わる問題だし、特に学校なので、最も安全でなければいけない場所ですから、そこは気をつけていただきたい、具体的に取り組みをしていただきたいと改めて要望しておきます。  それで、GIGAスクール構想の件ではちょっと私も幾つか考えがあるんですけど、やっぱりこれは大事な投資だと私も思っております。  ちょっと私、海外に出張する機会が多かったんですね。その中でも30年ぐらい前にやたらシンガポールの取材が多かったんですね。シンガポールって人の教育に対して莫大なお金をかけている国なんですよ、小っちゃな国だけにね。30年前からパソコン教育、子どもたちも小学生からそういう教育していました。当時、日本はどうだったかというと、やっと職場にワープロが入っていた時代なんですよ。手書きからだんだんワープロで、公文書を公に会社の中でもつくっていくという時代にかなり普及していましたよね。  中国も20年前ぐらいから、上海なんかはもう大学卒業するお祝いにパソコンをプレゼントするという、その当時の中国の経済というのはまだまだ発展していなくて、日本人の大卒初任給の6分の1とかという給料の時代にすごい高額なパソコンを、人に対する投資というのはやはり物すごく考える国ですから、やっていた。  だから、一方で、八王子のこの情報教育の進展というのはどうかというと、去年もちょっと文科省でいろいろ教えていただいた資料に基づくと、八王子ってかなり1人当たりのパソコンの台数が少ないという、全国の中でも遅れているというのは、昨日も代表質疑で日下部議員のほうからも指摘させていただいたんですが、これを取り戻すということで、この1人1台パソコンという時代をしっかりと着実に進めていくという、それ以外の選択肢はないだろうって思っています。  ただ、パソコンを使う上でも、今までもいろいろな話ありましたけど、幾つかちょっと危惧するところは、学校におけるプログラミング教育だとか、ICT導入に伴って子どもたちのほうが圧倒的にスキルというのも物すごい勢いで伸びてきますし、そういう中で学校の先生が必修科目にダンスが入り、英語教育が入りでしょう。今回プログラミング教育、新しいものをどんどん取り込みながら教えていかなきゃいけないという環境は、外部の人が入ってくれるということですけれども、着実に先生の負担にもつながっていくわけだから、ここの解消をしながら、子どもたちのクリエイティビティというか、その想像力みたいなものを今回の情報教育のGIGAスクールの具体化の中で進めていっていただきたいと思うんですよね。その先生方の負担を減らしながら子どもたちを伸ばしていくという、その考え方というのを外部の先生、外部の専門家の力を生かしながらという話ですが、やっぱりちょっともう少し具体的に、どこまでその専門の人が入っていくのかということと、先生、特に担任の先生の極端な負担にならないようにということはやっぱりちょっと気になるところなので、そこはちょっと教えていただきたいと思います。 91 ◎上野統括指導主事 ただいまの御質問なんですけども、先生方のスキル、また専門性、負担というところですけれども、まず先生方の専門性を高めるために、次年度、小学校の先生方、各校、悉皆という形でするんですが、プログラミング教育の指導者養成研修というものを実施をして、全校に同じスキルを持った先生方の育成を図っていきたいというのがまず一つございます。  また、外部人材のところの具体的なところに関しましては、具体的にプログラミング教育、小学校5年生の算数、また6年生の理科というところで入ってまいりますので、その前段のところでまず企業の入ったプログラミングの模範の授業というところもございますし、また市内の大学等とも連携する中で、学習指導要領に示されている内容の模範になるような取り組みの実践をしてもらうこともございますし、あとはサポートで入ってもらうことを通して、先生方の指導の負担というところも減らしながら、実践的なそのスキルというものも見ながらその場で学んでいっていただくというところも考えることで、先生方の研修の時間とその授業というところを併せたような形のものも取る中で、時間の削減というところも、少しではありますが、実施をしていきたいというふうに考えております。 92 ◎村松徹委員 八王子の大学の中に情報工学の学部も結構ありますし、先生だとか学生さんをインターンみたいな感じで活用するというのもあると思いますので、今のお話を聞いてちょっと安心したんですが、よろしくお願いしたいと思います。  それから、今回、端末を1人1台配付する前のネットワークの環境整備ということで、ネットワークというのはやっぱりつながる話じゃないですか。端末1台の単独の使い方で全て完結する話じゃなくて、よそとつながる話ですよね、ネットワークというのはね。  その中で、私がちょっと気になるのは、やっぱりSNSの活用というのは、当然ながらネットワークといったってそういう話に子どもたちも考えていくでしょうし、インターネットとの接続、場合によってはハッキングなんていう行為も、場合によってはそちらの関心を持つような機会もあるのかもしれないと思うので、コンプライアンスの問題だとか、それからSNSの発信の仕方によっては人を傷つけることになるかもしれないという、こういう、さっきも端末の扱い方についての気をつけながらというお話も出ていましたけれども、SNSとかネットワークで外につながることに対して、これは今までみたいに教室の中で何かメモしたものをぽんと投げて回してみたいな話じゃなくなるわけじゃないですか。ネットでこの端末にばばばばっと物事が流れる、情報共有もすれば、人の中傷、批判も普通にその端末を使っていって流れる、このつながる環境ができるわけですよね。  そこについてはやはり気をつけていただきたいと思うんですけれども、SNSに関しては従来からいじめの問題にもつながっているということは言われてきているわけですし、ここに対しての対応というか、どういう配慮というか注意をしていくのかというのはちょっと教えていただきたいと思います。 93 ◎上野統括指導主事 今、委員がおっしゃったように、子どもたちがこれからGIGAスクール構想となってまいりますと、非常に多くの外部のサイトですとかデジタルコンテンツに触れることになるかと思います。そうなると、SNSに関する教育だけではなく、情報に関するモラルというものを身につけなければいけないかというふうに考えております。  その一点としまして、今回のいじめのほうの対策でも一つ出させていただきましたが、小学校6年生を対象とした情報機器会社によるメディアリテラシー教育というものを実施をすることによって、まず小学校6年生段階の全児童に対してその情報の活用について正しくお伝えをする形を取ります。  また、従来行っているセーフティ教室というものもございますので、そこも活用しながら、小学校の低学年から中学校の段階までの中でその危険性というところも触れながら、正しい活用についてさらに充実した取り組みを行っていきたいというふうに考えております。 94 ◎村松徹委員 ぜひそういう、気をつけなきゃいけないところは確かにあるということを認識していただいた上で、今の時代はもう英語、多言語の対応もこういう端末でできる時代になりましたし、就職の要件として、あとはIoTにどう対応できるかというそのスキルみたいなものも就職の要件になったりする時代ですし、そういう中で八王子の子どもたちが遅れちゃいけないし、どんどんやはり世界の中でも対等に戦っていけるというか、そういうふうになっていただきたいと思いますし、また一方では、こういう端末があって初めて聴覚障害の子どもさんも含めて、あと持っている潜在的な才能みたいなものを引き出せる機会にも当然なっていくわけなので、そういういい面を引き出していっていただけるように、学校現場、また教育委員会にお願いをいたしまして、終了します。 95 ◎西本和也委員長 ほかに御発言がなければ、質疑は終了します。  次に、意見がありましたら御発言願います。  望月委員。 96 ◎望月翔平委員 それでは、第16号議案、令和元年度八王子一般会計補正予算(第4号)について意見を申し上げます。  代表質疑やこれまでの質疑等でも指摘させていただきましたが、情報教育の基盤整備についてはさまざま問題があると思います。  一つは、費用面です。今回の補正予算では、国の補助も含めて総額約27億円が計上され、それだけ大規模なネットワーク整備が進められることとなります。しかし、現時点で決まっているのは導入に対しての補助だけで、今後の運用保守、ランニングコストについては検討段階で未定です。市としても来年度中に運用等を検討し、予算確保していくとのことでしたが、万が一国からの補助がランニングコスト等に支出されなかった場合には、設備はあるけれども、故障したときに保守費用が出ないと活用できない、運用や保守費用で市の財政が逼迫していくといったリスクも十分に考えられます。学校体育館エアコン設置についてはランニングコストを気にするのにも関わらず、ネットワーク整備についてはランニングコストも十分に検討されないまま導入を進めていく理由が分かりません。  また、最も懸念するのは、児童・生徒並びに教職員への影響です。教育長からは、1人1台の端末を配備することは誰一人取り残すことのない学びの実現を目指すものと昨日の代表質疑でも答弁がありましたけれども、機械で生徒を見るのではなく、教員がひとりひとりの児童・生徒をじっくり見られる学習環境の提供こそ必要ではないでしょうか。  また、インターネットの依存についても厚生労働省から以前発表されましたけれども、中学生においても5年間でそのインターネット依存症にかかっている児童は倍増しているといった情報も入ってきております。こうした健康面の不安も十分にまだ懸念として残っております。  また、教職員の負担についても、プログラミング教育でもいまだ混乱があるにも関わらず、さらに授業で端末を使うということに追いつけるでしょうか。先ほどの答弁の中で、教員に対しても習得技能、目標を設定するといったことも言われておりましたけれども、それも新たな教職員の負担となります。教育現場ではもっと優先するべき課題があります。学校司書の増員も本市においても進んでおりません。  教職員の負担軽減など、取り組むべき課題がほかに山積みのときに27億円もの予算を費やすことは理解ができないという指摘をさせていただいて、第16号議案、令和元年度八王子一般会計補正予算(第4号)について反対の意見といたします。  以上の理由から、第16号議案は、今、一括で議題となっております第27号議案と分離しての採決をお願いいたします。 97 ◎西本和也委員長 他に御発言はありませんか。  西山委員。 98 ◎西山賢委員 ただいま議題となっております令和元年度八王子一般会計補正予算につきまして、私なりの御意見、出させていただきたいと思います。  今お話にございました情報教育の基盤整備、これにつきましてはさまざまな委員がこの場で質疑等々をしていく中で、ある程度明確に見えてきたものはあったものと考えます。  まずその一つに、やっぱりこれをなぜ導入するかということを改めて考えなきゃいけないというふうに思っています。それにつきましては、教育長からもお話ございましたし、昨日のお話にもありましたけれども、やはり誰一人取り残すことのない個別最適化された学びの実現というのが何よりも大切であると。  その上で、このGIGAスクールというものを私なりに今日の質疑を通して感じたことをあえて申し上げると、八王子市の市側のほうで何を課題にしているのかというふうな質問をさせていただいたときに、やはりそこは整備面であったり、コスト面であったり、またはソフトの面でいえば教職員の研修であったり、そういうお話がありました。私がもし八王子市の学校教育部のほうで子どもたちに対しての不安、課題を抱えているんであれば、これはもう一度見直しをすべきだというふうに判断するところでありますけれども、そういった面におきましては特にカバー、しっかりと行っていけるという意欲をすごく感じましたし、そのハード面に関しては、これから、まだ煮詰まっていないところは当然あるわけですから、しっかりと煮詰めていただき、私たちにまたこの議会の場、委員会の報告の場でしっかりと伝えていただきたいというふうに思っております。  教職員についての研修につきましては、確かに大変かと思います。しかし、社会がどんどん変わっていく中で、同じような教育スタイル、当然のことながら同じような教員の在り方というのは私は今や違うと思っています。だからこそ、その時代に合った教育の指導であったり、教育者に対する研修制度もどんどん変わっていかなければならない。  また、子どもたちもこれから荒波にのまれていく社会に育っていくために教育、学びを受けていくことを考えれば、何もしないこの状態のまま子どもたちを世界に出すわけには私はいかないと思いますし、やはり国が、そして八王子市がやるべきだというふうに判断をする方針でしっかりと学んでいただいて、経験を積んでいただき、社会に、そして世界で戦える子どもを育成をしていただくという面では、このGIGAスクールをしっかりやっていただきたいというふうに思っております。  このGIGAスクールを通じて、私はこの未来の八王子の子どもたちに夢と希望を抱かせるような、そんな教育プログラムをしっかり組んでいただいて、そして、それとともに、それを支える大人たちがしっかり検証して取り組んでいただくことを大いに期待をするということで、今回のこの案件に関しては全て賛成というふうにさせていただきたいと思います。 99 ◎西本和也委員長 ほかに御発言がなければ、進行します。  これより採決します。  望月委員から、第16号議案については反対とのことで、他の議案と分離して採決してほしいとの御意見がありましたので、お諮りします。  第16号議案については、他の議案と分離して採決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 100 ◎西本和也委員長 御異議なしと認め、第16号議案については分離して採決することに決定しました。  まず、第16号議案を採決します。  第16号議案は、起立により採決します。  原案に賛成の方の起立を求めます。                    〔賛成者起立〕 101 ◎西本和也委員長 起立多数であります。したがって、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、第27号議案を採決します。  第27号議案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 102 ◎西本和也委員長 御異議なしと認め、原案のとおり可決すべきものと決定しました。   ──────────────────────────────────────────  第29号議案 学校給食センター元横山新築工事請負契約の締結について  第30号議案 学校給食センター元横山給排水衛生等設備工事請負契約の締結について  第31号議案 学校給食センター元横山空調換気等設備工事請負契約の締結について   ────────────────────────────────────────── 103 ◎西本和也委員長 次に、第29号議案、学校給食センター元横山新築工事請負契約の締結についてないし第31号議案、学校給食センター元横山空調換気等設備工事請負契約の締結についての3件を一括議題とします。  本件について、市側から説明願います。 104 ◎小林学校給食施設整備担当課長 それでは、第29号議案、学校給食センター元横山新築工事請負契約の締結についてないし第31号議案、学校給食センター元横山空調換気等設備工事請負契約の締結についての3議案につきまして、一括して御説明をいたします。  議案書では79ページから83ページまでとなります。  給食センター元横山につきましては、先行して整備をしております元八王子と南大沢に続く3施設目の施設として設計をしてまいりましたが、設計が終了いたしましたので、新築工事を行うものでございます。  今回の議案につきましては、給食センター元横山の新築工事並びにこれに関連する2件の設備工事の契約に当たり、工事の予定価格がそれぞれ2億円以上であることから、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定に基づきまして御審議を頂くものでございます。  1、各議案の契約の目的ですが、新築工事及びこれに関連する給排水衛生等設備工事並びに空調換気等設備工事を実施する内容で、工期は議決後から令和3年6月下旬までを予定しております。  2、契約金額及び3、契約先ですが、第29号議案、新築工事は契約金額8億300万円、契約先は市内元横山町一丁目29番12号、黒須・瀬沼特定建設工事共同企業体、構成員、代表者は、黒須建設株式会社、代表取締役、黒須光隆、ほかに構成員は瀬沼木材株式会社、代表取締役、瀬沼庄次郎です。  続きまして、第30号議案、給排水衛生等設備工事は、契約金額5億655万円、契約先は市内川口町1735番地2、木村・加藤特定建設工事共同企業体、構成員、代表者は木村設備株式会社、代表取締役、木村真悟、ほかに構成員は加藤設備工業株式会社、代表取締役、加藤雅明です。  次に、第31号議案、空調換気等設備工事は、契約金額3億2,450万円、契約先は市内長房町1529番地5、新和・フジ特定建設工事共同企業体、構成員、代表者は、株式会社新和、代表取締役、堤政三郎、ほかに構成員は株式会社フジ企画、代表取締役、加藤雅明でございます。 105 ◎西本和也委員長 市側の説明は終わりました。  御質疑を願います。  木田委員。 106 ◎木田彩委員 工事請負契約についてなんですけれども、落札率が99.98%と高い数字ですけれども、この理由を教えてください。 107 ◎小林学校給食施設整備担当課長 まず入札の手続についてでございますけれども、入札の手続につきましては事業所管は基本的に一切関わることができませんので、まず設計が終わりますと建築課のほうで見積りを行います。その後、予定価格が戻ってきましたら、今度は契約課のほうに全て契約手続をお願いをして、入札が終わって、審査が終わって決まるまで、一切私どもも知ることができませんので、まずそういった中で所管として考えているというところを御答弁させていただきますけれども、まずこの高い落札率というところですけれども、建築課のまず積算、見積りがかなり正確、精緻であったというふうに私どもは考えております。  また、現在、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会だったり大阪万博というものがございますので、今、建築業界がかなり潤っているというか、というところで、工事を選択できるような売手市場というところにあるのではないかというところで、しっかり利益を上げなければそれを取る意味もないというところで、そういうところで各会社が勝負してきているのかなというふうには考えております。 108 ◎木田彩委員 資料だけを見ますと、4件中3件が辞退で、残った1者が落札となっていて、何かこれだけ見ると、これって入札って言えるのかなというふうに思ってしまうんですけれども、何かこういう1者しか残らないような入札をするということは今後やめていただきたいと思います。  以上です。 109 ◎西本和也委員長 他に御発言はありませんか。  岸田委員。 110 ◎岸田功典委員 すみません、今のちょっと続きになりますが、数者辞退されていますよね。このいきさつ、理由について何か御存じであれば教えていただけたらと思います。 111 ◎小林学校給食施設整備担当課長 入札の経過でございますけれども、まず建築工事につきましては4者が参加の意思を示しました。この参加の意思というのが、一般競争入札の場合は告示をしてから図書を取りに、書類を取りにきた会社が4者あったと。それから、まず積算を各会社で始めますけれども、積算の途中でもう見積り、予定価格を超えてしまったというのが2者ございます。また、配置技術者が確保できないというのが1者ございまして、3者の辞退というふうになっております。  給排水につきましては、当初から1者のみというところでございまして、空調換気工事につきましては、協力業者、JVを含むんですけれども、協力業者の確保が難しいというところの理由でございます。 112 ◎西本和也委員長 他に御発言はありませんか。  西山委員。 113 ◎西山賢委員 ちょっと一、二点だけ確認させてください。  いずみの森でもございましたが、工期の問題というのはやはり私どもはすごく気にはなるというところでございますが、今回のこの契約につきましてのこの工期というのは十分に検討に検討を重ねた工期であるか、ちょっとその確認をお願いいたします。 114 ◎小林学校給食施設整備担当課長 工期についてでございますけれども、まず元八王子と南大沢、先行している2施設につきましては、昨年3月着工し、今年3月までということで、13か月の工期でございました。現在まだ進行中で予断を許さない状況ですが、何とか4月の稼働に向けましていけるというふうに考えております。  元横山につきましては、やはり周辺が狭隘の道路だったりいたしますので、かなりそういうところでは工事はやりにくいというところでございますけれども、元八王子は湧水が出たりというところで、本当に狭隘な道路があの周辺ありますし、そういうところから比べると、元横山はやはり工事がしやすい、また16か月弱の工期もしっかり取っておりますので、そういう点ではしっかりした工期を取っているというふうに考えております。 115 ◎西山賢委員 ぜひしっかりとチェックをしていただきまして、万が一がないようにお願いしたいというふうに思っておりますが、あともう一点だけですけれども、通常、民間との契約をする際に工期的なところでの、今まではなかったと思うんですが、守られました、守られませんというときの、守られなかった場合のその何か約束ごとみたいなのはあるんですか。 116 ◎小林学校給食施設整備担当課長 守ることを前提に契約をしておりますので、何も、例えば自然災害等の問題がなく工期が遅れた場合につきましては、違約金等の請求をさせていただくような措置を取るというふうに考えております。 117 ◎西本和也委員長 ほかに御発言がなければ、質疑は終了します。  次に、意見がありましたら御発言願います。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 118 ◎西本和也委員長 御発言もないようでありますので、進行します。  これより採決します。  第29号議案ないし第31号議案の3件は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 119 ◎西本和也委員長 御異議なしと認め、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上で、本委員会に付託されました議案の審査は終了しました。  なお、本委員会の審査報告については、正副委員長において取りまとめたいと思いますが、御一任願えますか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    120 ◎西本和也委員長 御異議なしと認め、そのように御了承願います。  進行します。  次に、令和元年度行政視察の中止について、お諮りします。  10月に実施を予定しておりました本委員会の行政視察については、令和元年台風第19号の影響により延期となったことから、改めて視察先や日程についてさまざま調整を行ってまいりましたが、年度内の実施が困難となったことから、今年度の行政視察については中止にしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 121 ◎西本和也委員長 御異議なしと認め、そのように決定しました。  進行します。  次に、特定事件継続調査申出についてお諮りします。  特定事件調査事項につきましては、閉会中の継続調査の申出をしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 122 ◎西本和也委員長 御異議なしと認め、そのように決定しました。  以上をもちまして、文教経済委員会を散会します。                                     〔午前11時58分散会〕 © Hachioji City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...