(討論あり)議案第59号 令和5年度備前市
一般会計補正予算(第1号)原案可決
(討論あり)議案第60号 令和5年度備前市
飲料水供給事業特別会計補正予算(第1号)原案可決議案第61号 令和5年度備前市
水道事業会計補正予算(第1号)原案可決請願第5号
マイナンバーカードの有無による教育の機会均等を妨げる施策をやめ、未来の備前市を支える全ての子どもに平等な教育支援を求める請願不採択
(討論あり)5議員発議案上程
・提案説明
・質疑・採決発議第2号
備前市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について原案可決6委員会付託決定第1号 閉会中の
常任委員会継続調査事件の付託について付託
△
委員会付託案件表 付託委員会議案番号付託案件総務産業議案第60号令和5年度備前市
飲料水供給事業特別会計補正予算(第1号)議案第61号令和5年度備前市
水道事業会計補正予算(第1号)
予算決算審査議案第59号令和5年度備前市
一般会計補正予算(第1号) 午前9時30分 開議
○議長(守井秀龍君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席は16名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 議事に先立ち、1件御報告いたします。 教育委員会から地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条の規定に基づき提出のありました令和3年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価に係る結果報告書をお手元に配付しておりますので、御覧願います。 以上で報告を終わります。 これより議事日程に入ります。
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○議長(守井秀龍君) 日程1、本日市長より追加送付されております議案第59号から議案第61号までを上程し、市長から提案理由の説明を願います。 吉村市長。 〔市長 吉村武司君 登壇〕
◎市長(吉村武司君) 皆さん、おはようございます。 それでは、提案理由の説明をいたします。 別冊のとおり調製しております議案第59号から第61号までの令和5年度補正予算について申し上げます。 議案第59号令和5年度備前市
一般会計補正予算(第1号)についてでありますが、
デジタル田園都市国家構想交付金について、非常に厳しい補助申請の要件である
マイナンバーカードの申請率を、市民の皆様の多大なる御協力により満たすことができ、令和5年3月10日付で国の内示を受けたことから、令和5年度において速やかに事業に着手するとともに、事業期間を十分に確保するため、交付金及び事業費などの補正をお願いするものであります。 本交付金事業では、他の地域等で既に確立されている優良なモデル及びサービスを活用する事業として、
デジタル実装タイプ(TYPE1)、
マイナンバーカードの普及率の高い自治体において、全国へ展開するモデルとなる先行事例を創出するための事業として、
デジタル実装タイプ(
マイナンバーカード利用横展開事例創出型)に取り組むこととしております。補正額は、歳入歳出それぞれ2億8,474万9,000円を追加し、予算総額で219億9,674万9,000円としたものであります。 次に、議案第60号令和5年度備前市
飲料水供給事業特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、
デジタル田園都市国家構想交付金の内示を受けたことから、令和5年度において速やかに事業に着手するとともに、事業期間を十分に確保するため、繰入金及び事業費などの補正をお願いするものであります。補正額は、歳入歳出それぞれ377万円を追加し、予算総額で2,864万4,000円としたものであります。 次に、議案第61号令和5年度備前市
水道事業会計補正予算(第1号)についてでありますが、
デジタル田園都市国家構想交付金の内示を受けたことから、令和5年度において速やかに事業に着手するとともに、事業期間を十分に確保するため、繰入金及び事業費などの補正をお願いするものであります。補正額は、収益的支出5,571万8,000円を追加し、資本的支出1億3,081万3,000円を追加し、支出総額で24億1,530万6,000円としたものであります。 以上、簡単に御説明いたしましたが、詳細につきましては細部説明書を御覧いただき、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 私のほうから以上であります。
○議長(守井秀龍君) 提案理由の説明が終わりました。
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○議長(守井秀龍君) 日程2、ただいま上程されました追加議案の質疑を行います。 まず、議案第59号については、議会の申合せにより質疑を終結いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第59号についての質疑を終結いたします。
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○議長(守井秀龍君) 次に、議案第60号及び議案第61号については質疑通告がありません。 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第60号及び議案第61号についての質疑を終結いたします。 以上で追加議案に対する質疑は終わりました。
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○議長(守井秀龍君) これより議案の委員会付託を行います。 お手元に配付いたしております
委員会付託案件表を御覧願います。 本日上程されております各議案は、
委員会付託案件表に記載のとおり、各常任委員会に付託することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、
委員会付託案件表のとおり付託いたします。 それでは、委員会開催のため、暫時休憩いたします。 午前9時38分 休憩 午後1時40分 再開
○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
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○議長(守井秀龍君) 日程3、委員長報告を行います。 まず、総務産業委員長の報告を願います。
山本総務産業委員長。 〔総務産業委員長 山本 成君 登壇〕
◆総務産業委員長(山本成君) それでは、総務産業委員会の審査結果を御報告いたします。 3月6日に本委員会に付託されました議案31件を審査するため、8日と10日の2日間本委員会を開催し、説明員の出席を求め、慎重に審査をいたしました。出席委員、欠席委員、説明員は付記のとおりでございます。 審査の結果、議案第13号を除く30議案は全会一致で原案のとおり可決いたしました。 議案第13号令和5年度備前市
水道事業会計予算につきましては、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決いたしました。 また、先ほど本委員会に付託されました議案第60号及び議案第61号を審査するため、本会議休憩中に委員会を開催し、説明員の出席を求め、慎重に審査いたしました。出席委員、説明員等は付記のとおりであります。 審査の結果、議案第60号は全会一致で原案のとおり可決いたしました。 また、議案第61号令和5年度備前市
水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決いたしました。 以上で総務産業委員会の委員長報告を終わります。
○議長(守井秀龍君) 委員長の報告が終わりました。 これより委員長に対する質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、委員長報告に対する質疑を終結いたします。 以上で総務産業委員長の報告を終わります。
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○議長(守井秀龍君) 次に、厚生文教委員長の報告を願います。
西上厚生文教委員長。 〔厚生文教委員長 西上徳一君 登壇〕
◆厚生文教委員長(西上徳一君) それでは、厚生文教委員会の審査結果を御報告いたします。 3月6日に本委員会に付託されました議案19件及び請願1件を審査するため、3月7日、9日に本委員会を開催し、説明員の出席を求め、慎重に審査いたしました。審査月日、出席委員、説明員は付記のとおりであります。 審査の結果、議案第34号、議案第44号、議案第45号を除く全ての議案を全会一致で原案のとおり可決といたしました。 保育料、給食費、学用品費に関わる議案第34号、議案第44号、議案第45号の3議案は、挙手による採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決といたしました。 本3議案については、それぞれ少数意見が留保されております。 次に、請願第5
号マイナンバーカードの有無による教育の機会均等を妨げる施策をやめ、未来の備前市を支える全ての子どもに平等な教育支援を求める請願については、委員より採択とする意見と不採択とする意見が出たため、挙手により採決を行った結果、賛成少数で不採択といたしました。なお、少数意見が留保されております。 最後に、閉会中の継続調査事件として、令和4年6月30日に本委員会に付託されました交通安全・防犯対策についての調査研究については、令和5年4月1日からの市の機構改革により、当該調査研究事項について所管の異動が生じるため、本委員会での調査を終了しましたので、併せて御報告いたします。 以上で厚生文教委員会の委員長報告を終わります。
○議長(守井秀龍君) 委員長の報告が終わりました。 これより委員長に対する質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、委員長報告に対する質疑を終結いたします。 以上で厚生文教委員長の報告を終わります。
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○議長(守井秀龍君) 次に、委員会において少数意見が留保されておりますので、少数意見の報告を願います。 まず、立川議員の報告を願います。 12番立川議員。 〔12番 立川 茂君 登壇〕
◆12番(立川茂君) 失礼をいたします。それでは、少数意見の報告をさせていただきます。 3月9日の厚生文教委員会において留保した少数意見を会議規則第108条第2項の規定により報告をいたします。 提案者は私、立川、賛成者は中西議員、青山議員であります。 なお、議案第44号、議案第45号についても、同じように少数意見の報告をさせていただきます。 議案第34
号備前市立保育園設置条例及び備前市
認定こども園設置条例の一部を改正する条例の制定について。 意見の要旨であります。 財源が確保されているのであれば、保育料を減額または免除することに異を唱えるものではありません。 教育のまちを標榜し、子育てに優しく誇れるまちづくりを目指す備前市としては、
マイナンバーカードの取得にインセンティブを付与することなく、園児の保育料について平等で温かな支援があるべきと思考し、意見を留保いたします。 続きまして、議案第44号についてでございます。 議案第44
号備前市立小学校及び中学校並びに保育園及び認定こども園における給食費の管理に関する条例の制定についてであります。 意見の要旨。 財源が確保されているのであれば、給食費を減額または免除することに異を唱えるものではありません。 教育のまちを標榜し、子育てに優しく誇れるまちづくりを目指す備前市としては、
マイナンバーカードの取得にインセンティブを付与することなく、園児や児童・生徒の給食費について平等で温かな支援があるべきと思考し、意見を留保いたします。 続きまして、議案第45
号備前市立小学校及び中学校並びに認定こども園における学用品費の管理に関する条例の制定についてであります。 意見の要旨。 財源が確保されているのであれば、学用品費を減額または免除することに異を唱えるものではありません。 教育のまちを標榜し、子育てに優しく誇れるまちづくりを目指す備前市としては、
マイナンバーカードの取得にインセンティブを付与することなく、園児や児童・生徒の学用品費について平等で温かな支援があるべきと思考し、意見を留保いたします。 以上でございます。
○議長(守井秀龍君) 少数意見の報告は終わりました。 これより少数意見者に対する質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、少数意見者に対する質疑を終結いたします。
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○議長(守井秀龍君) 次に、青山議員の報告を願います。 7番青山議員。 〔7番 青山孝樹君 登壇〕
◆7番(青山孝樹君) それでは、3月9日の厚生文教委員会において留保した少数意見を、下記のとおり会議規則第108条第2項の規定により報告いたします。
備前市議会議長守井秀龍様、
厚生文教委員青山孝樹、賛成者中西裕康、立川茂。 請願第5
号マイナンバーカードの有無による教育の機会均等を妨げる施策をやめ、未来の備前市を支える全ての子どもに平等な教育支援を求める請願。 意見の趣旨。 子育てに優しいまち、教育のまち備前を標榜する備前市にとって、園児の保育料、児童・生徒の給食費や学用品費の無償化は、誇るべき平等な教育支援であり、少子化対策でもあります。 このことに鑑み、
マイナンバーカード取得の有無にかかわらず、平等な教育を受けられるよう願います。 以上です。
○議長(守井秀龍君) 青山議員、意見の趣旨とおっしゃって、要旨です。もう一遍それをお願いします。
◆7番(青山孝樹君) 失礼しました。2番のところ、意見の趣旨と申しましたが、意見の要旨であります。
○議長(守井秀龍君) 少数意見の報告が終わりました。 これより少数意見者に対する質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、少数意見者に対する質疑を終結いたします。
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○議長(守井秀龍君) 次に、
予算決算審査委員長の報告を願います。
森本予算決算審査委員長。 〔
予算決算審査委員長 森本洋子君 登 壇〕
◆
予算決算審査委員長(森本洋子君) それでは、
予算決算審査委員会の審査結果を御報告いたします。 3月6日に本委員会に付託されました議案第1号令和5年度備前市一般会計予算、議案第16号令和4年度備前市
一般会計補正予算(第12号)、報告第1号専決処分(専決第6号令和4年度備前市
一般会計補正予算(第11号))の承認を求めることについて、議案第57号令和4年度備前市
一般会計補正予算(第13号)及び本日本委員会に付託されました議案第59号令和5年度備前市
一般会計補正予算(第1号)を審査するため、3月14日から20日までの5日間及び本日の本会議休憩中に本委員会を開催し、説明員の出席を求め、慎重に審査いたしました。審査月日、出席委員、欠席委員、説明員は付記のとおりであります。 まず、議案第1号については、尾川委員より、2款総務費、1項総務管理費、7目支所及び出張所費中、
屋根つき多目的広場(吉永)に関する予算9,800万円を減額、7款商工費、1項商工費、3目観光費中、
伊部東休憩所整備事業に関する予算5,000万円を減額、観光船(北前船)建造に関する予算1億500万円の減額、10款教育費、1項教育総務費、2目事務局費中、IB教育事業に関する予算4,121万4,000円を減額、休日の小・中学生の昼食代に関する無償化事業に関する予算1億200万円を減額、10款教育費、6項社会教育費、1目社会教育総務費中、備前市
文化芸術振興財団設立運営事業に関する予算1億467万3,000円を減額する修正案が提出されました。 次に、立川委員より、先ほど述べました尾川委員提出の修正案に加え、2款総務費、1項総務管理費、6目企画費中、スマートフォン配布事業に関する予算1億1,143万5,000円を減額、7款商工費、1項商工費、3目観光費中、南大窯跡周辺用地取得事業に関する予算1,800万円を減額する修正案が提出されました。 採決の結果、両委員提出の修正案については、賛成少数で否決されたため、原案について諮った結果、賛成多数で原案のとおり可決されました。なお、少数意見が留保されています。 次に、議案第16号については、賛成多数で原案のとおり可決されました。なお、少数意見が留保されております。 次に、報告第1号については、賛成多数で承認されました。なお、少数意見が留保されております。 次に、議案第57号については、賛成多数で原案のとおり可決されました。なお、少数意見が留保されております。 次に、議案第59号については、賛成多数で原案のとおり可決されました。なお、少数意見が留保されております。 以上で
予算決算審査委員会の委員長報告を終わります。
○議長(守井秀龍君) 委員長の報告が終わりました。 これより委員長に対する質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、委員長報告に対する質疑を終結いたします。 以上で
予算決算審査委員長の報告を終わります。
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○議長(守井秀龍君) 次に、委員会において少数意見が留保されておりますので、少数意見の報告を願います。 まず、石原議員の御報告を願います。 10番石原議員。 〔10番 石原和人君 登壇〕
◆10番(石原和人君) それでは、3月20日の
予算決算審査委員会において留保した少数意見を規定により御報告申し上げます。 提案者は私、賛成者は中西、立川、青山、藪内、松本各委員でございます。 議案第1号令和5年度備前市一般会計予算。 意見の要旨。 修正案の各事業については、その事業の目的、根拠、提案に至る検討経緯、また今後の見通しについて、さらに事業によっては、その内容についての説明が不十分であり、事業の必要性の理解に至らず、到底納得できない。また、今後の財政状況悪化への懸念があまりにも大き過ぎる。本市の行政、特に文化、観光、備前焼振興、子育て支援、市民生活向上とはどうあるべきか、地に足をつけての再考を真に望むところである。 以上で少数意見の御報告とさせていただきます。
○議長(守井秀龍君) 少数意見の報告が終わりました。 これより少数意見者に対する質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、少数意見者に対する質疑を終結いたします。
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○議長(守井秀龍君) 次に、中西議員の報告を願います。 15番中西議員。 〔15番 中西裕康君 登壇〕
◆15番(中西裕康君) 少数意見報告書。 令和5年3月20日、
備前市議会議長守井秀龍様、予算決算審査委員中西裕康、賛成者松本仁。 3月20日の
予算決算審査委員会において留保した少数意見を、下記のとおり会議規則第108条第2項の規定により報告します。 議案第16号令和4年度備前市
一般会計補正予算(第12号)。 意見の要旨。 繰越明許費補正の中に、旧アルファビゼン跡地活用事業、畠田公園用地取得事業、新型コロナウイルス感染症抗体検査研究事業助成金、電子ポイント取扱助成金が入っているので、認められません。 以上です。
○議長(守井秀龍君) 少数意見の報告を続けてお願いいたします。
◆15番(中西裕康君) 少数意見報告書。 令和5年3月20日、
備前市議会議長守井秀龍様、予算決算審査委員中西裕康、賛成者松本仁。 3月20日の
予算決算審査委員会において留保した少数意見を、下記のとおり会議規則第108条第2項の規定により報告します。 報告第1号専決処分(専決第6号令和4年度備前市
一般会計補正予算(第11号))の承認を求めることについて。 意見の要旨。
マイナンバーカードをひもづけることについては、反対である。 少数意見報告書。 令和5年3月20日、
備前市議会議長守井秀龍様、予算決算審査委員中西裕康、賛成者松本仁。 3月20日の
予算決算審査委員会において留保した少数意見を、下記のとおり会議規則第108条第2項の規定により報告します。 議案第57号令和4年度備前市
一般会計補正予算(第13号)。 意見の要旨。 国の
マイナンバーカードのひもづけがされている予算であり、認められない。 少数意見報告書。 令和5年3月23日、
備前市議会議長守井秀龍様、予算決算審査委員中西裕康、賛成者松本仁。 3月23日の
予算決算審査委員会において留保した少数意見を、下記のとおり会議規則第108条第2項の規定により報告します。 議案第59号令和5年度備前市
一般会計補正予算(第1号)。 意見の要旨。
マイナンバーカードを市民カード化することに反対である。 以上です。
○議長(守井秀龍君) 少数意見の報告が終わりました。 これより少数意見者に対する質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、少数意見者に対する質疑を終結いたします。
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○議長(守井秀龍君) 次に、議案第1号令和5年度備前市一般会計予算に対しては、立川議員外1名から修正の動議が提出されました。 修正の動議提出者の説明を求めます。 12番立川議員。 〔12番 立川 茂君 登壇〕
◆12番(立川茂君) それでは、議案第1号令和5年度備前市一般会計予算修正案を提出をさせていただきます。 本来備前市の事業ということで、いろいろ審議を重ねましたが、やはりどう考えても計画性、効率性、大変疑問の残るところでございます。ここだけ、とてもバブリーな風が吹いているような気がして、先行取得の名の下の不動産の購入、世の中の各自治体も本当に大変公共施設の整備等々、人口減の対応をしておられるときに、いろんな箱物、本当に昭和の時代のような箱物、このままの財政状態、いろいろ考えていきますと不安の残るところでございます。いま一度立ち止まり、今後の備前市を考えていく機会を持てればなと思いまして、今回修正を提出させていただいております。どうぞ審議のほどよろしくお願いを申し上げます。
○議長(守井秀龍君) 立川議員、この修正動議の文面のところを読んでいただけたらと思います。
◆12番(立川茂君) 御覧のとおりなんですが。 御指示がございましたので、それぞれ修正の部分的なことを申し上げます。
○議長(守井秀龍君) すいません、1枚目だけで結構です。
◆12番(立川茂君) 付記のとおりでいいですか。
○議長(守井秀龍君) これ1枚目のこれ。
◆12番(立川茂君) 失礼をいたしました。修正動議、議案第1号令和5年度備前市一般会計予算、議案第1号令和5年度備前市一般会計予算に対する修正案を別紙のとおり提出をさせていただきます。提出者立川、同意者石原和人。 以上でございます。
○議長(守井秀龍君) 修正の動議提出者の説明が終わりました。 これより修正の動議提出者に対する質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、修正の動議提出者に対する質疑を終結いたします。 以上で委員長報告を終わります。
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○議長(守井秀龍君) 日程4、討論・採決を行います。 まず、議案第1号令和5年度備前市一般会計予算につきましては、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 なお、討論の順序は、まず原案に賛成の方、次に原案にも修正動議にも反対の方、最後に修正動議に賛成の方の順に行います。 まず、原案に賛成の方の発言を求めます。 4番内田議員。 〔4番 内田敏憲君 登壇〕
◆4番(内田敏憲君) 議案第1号令和5年度一般会計予算原案に賛成の立場で、2点討論させていただきます。 1点目、2款総務費、1項総務管理費、7目支所及び出張所費、15節工事請負費9,800万円についてでありますが、この
屋根つき多目的広場建設事業は、吉永地域の拠点化を進める上で必要な身近な生活環境を改善するための一つの施策であり、高齢者から若者までこの地域に住みたい、住み続けたいまちづくりを目指し、一人でも多くの方が元気な高齢者となるための施設として、また吉永地域では子供が気軽に遊べる公園がないことから、子供の遊び場として整備するものであります。 屋根を設置することで、雨の日や日差しが強い日でも利用できることから、この施設の活用範囲は大幅に広がり、グラウンドゴルフなどのスポーツ広場としてだけでなく、子供の遊び場、スポーツ団体等の活動の場として、またフリーマーケットなどの催物の開催や文化祭等のイベント時の利用など、幅広く利活用できる施設となります。 災害時には、資材置場や仮設の救護施設、避難所として利用できることから、災害対応型ベンチも設置するものであります。 また、このことに関しましては、吉永地区長協議会をはじめ吉永ソフトボールスポーツ少年団、吉永サッカースポーツ少年団、備前市消防団吉永方面隊からも要望が提出されているものであります。 次に2点目、7款商工費、1項商工費、3目観光費、13節委託料500万円並びに15節工事請負費1億円についてでありますが、観光船北前船建造事業は2025年に大阪市で開催予定の大阪万博を見据えての事業であり、海外から大阪への誘客が多く見込まれています。そのお客様をぜひ備前市へという考えであります。 そのような中で、当備前市は、日本遺産北前船寄港地・船主集落の追加認定されたことを受け、島嶼部の史跡や多島美景観を有効活用し、北前船の寄港ルートを再現した歴史ツアーや、同じく日本遺産である近代教育遺産の旧閑谷学校や焼き物の六古窯の一つである備前焼を中心とした当市でしか味わえない魅力ある観光ルートを市民の英知を結集して開設することにより、さらなる地域の観光振興を図ることが期待できると考えます。 目の前のチャンスというのはそうあるものではありません。 また、昨年10月には、フランス・パリで開催された北前船寄港地フォーラムに市長や職員並びに備前焼作家が参加し、備前焼の販路拡大や国際文化交流も図られ、引き続き今年の1月もフランス等の美術館との交流、フランス料理やイタリア料理などの器に備前焼を使ってもらう働きかけをしているところであり、備前市を前に進めていく上で観光船北前船の建造は大きなインパクトがあり、備前市の観光発展に対して起爆剤になり得ると考えます。そのようなことから原案に賛成します。皆様の御賛同のほどよろしくお願いします。
○議長(守井秀龍君) 次に、原案にも修正動議にも反対の方の発言を求めます。 15番中西議員。 〔15番 中西裕康君 登壇〕
◆15番(中西裕康君) それでは、私は議案第1号令和5年度一般会計予算に対する反対討論を行います。 私は、当初予算を計る物差しの一つは、国の政治がどうあろうと、備前市は市民の生活に立脚し、市民生活をしっかり守り、市民生活向上を求めること。2番目に、限られた予算の中にあっても、市民の皆さんを励まし、夢と希望、勇気を与えられることが大切だと考えています。3番目に、そして市民の税金が必要で、無駄のない、効果的な活用に努めていくこと。第4に、市民の皆さんの立場に立ち、市民の皆さんが備前市に住んでいて、今後とも幸せを感じることができる、温かい政治が大切だと考えています。 私はその点で、財政問題で無駄遣いを指摘したいと思います。
屋根つき多目的広場9,800万円、
伊部東休憩所整備事業5,000万円、観光船北前船1億500万円、備前市文化芸術振興財団設立事業1億467万3,000円、バカロレア教育事業4,121万4,000円、小・中学生の昼食代に関する無償事業1億200万円、南大窯跡周辺用地取得事業1,800万円、スマートフォン配布事業1億1,143万5,000円、瀬戸内市との連携事業、地域商社設立運営支援事業4,200万円、旧アルファビゼン跡地活用事業7億2,560万円は、当面はまちづくり応援基金を繰入れなどでしのげても、今後の財政負担を増やすことが大きく予想されます。 また、飲んでもいない苫田ダムの水に4万円、備前緑陽高校入学生への支度補助金4,200万円があります。 計画性の問題では、石原議員から
マイナンバーカードのひもづけ予算の一覧の提出を執行部に求めていましたが、今議会最終日になっても資料は出てまいりません。今日議員に配られました資料は、
マイナンバーカードの取得によるインセンティブの事業の考え方というものであります。事業一覧は出てないのが実情であります。 また、私が産業建設委員会関係の予算委員会審議の中で、
マイナンバーカードのひもつき予算を聞くと、検討中、3月末頃には決まるとのことでした。今予算の中で、
マイナンバーカードのひもつきで今分かっているのは、スマートフォン配布委託事業1億1,143万5,000円、デマンド交通運転委託料4,000万円、生活交通利用補助金840万円、離島住民定期船利用補助金450万円、人材派遣事業委託料1,747万2,000円、
マイナンバーカード申請業務委託料459万4,000円、諸島地区高齢者等介護支援渡航費補助金7万6,000円、寺山地区高齢者等通院交通補助金6万円、家庭育児応援金9,000万円、生ごみ処理容器購入補助金42万4,000円、ゼロカーボンシティ促進補助金1,000万円、出店補助金1,000万円、電子ポイント取扱補助金5,260万円、備前焼窯改築補助金1,000万円、若年者新築住宅補助金1,500万円、保育園・こども園給食費5,581万1,000円、小・中学校の昼食代2億931万5,000円、小・中学校の学用品4,142万3,000円、新入学生通学かばん支給事業304万9,000円、家庭育児応援事業9,000万円、備前緑陽高校サポート事業への4,200万円があります。 検討中は、若者家賃補助金1,800万円、移住調査宿泊費補助金400万円、結婚新婚生活支援事業補助金900万円であります。 昨年度から制度設計していたものもあるようですが、予算編成後、慌ててつけたものもあるように見受けられます。驚くことに、検討中も、現在でもあり、予算議決後に決めるとのことであります。まさに無計画のそしりは免れません。 様々な違法性も指摘されながらの予算に賛成するわけにはまいりません。 以上です。
○議長(守井秀龍君) 次に、修正動議に賛成の方の発言を求めます。 7番青山議員。 〔7番 青山孝樹君 登壇〕
◆7番(青山孝樹君) それでは、議案第1号令和5年度備前市一般会計予算の修正動議に賛成の立場で討論をさせていただきます。 私からは、吉永地区に
屋根つき多目的広場を建設と
伊部東休憩所整備事業についてを述べさせていただきます。 まず、吉永地区に
屋根つき多目的広場を9,800万円で建設するという提案です。 この提案は、令和3年6月議会より6度目の提案で、過去5度否決されたものです。 この件については、議論が尽くされたものと思いますが、このたび新たな要望書を基に提案がなされています。 最初の提案時に否決された理由が、そもそもグラウンドゴルフ場に屋根が必要か、市内全てのグラウンドゴルフ場に設置する費用をどうするのか、費用対効果はどうなのか、災害時の資材置場や仮設の救護所、避難所としてふさわしいか、グラウンドゴルフ関係からの要望があったようですが、地区住民からの要望書も上がっておらず、9,800万円という多額の税金を使うには、十分な市民の理解は得られていないのではなどが否決の理由でした。 このたび、使用団体からの要望書は提出されており、理解を示したいところですが、地区民の方の中には、そのようなことにお金を使うより、今ある施設の修繕や有効な活用に目を向けてほしいとの声もお聞きします。 当初も、市のスポーツ施設の在り方、広くグラウンドゴルフ愛好者の意見も聴取すべきだとの議員の意見もありました。その後に、市として十分な説明や意見交換がなされたのか疑問が残ります。 また、この事業の目的を果たせる周辺施設の整備事業を行うべきであると考えます。 以上、必要性、費用対効果、住民への十分な説明がなされているのか疑問である、このようなことから修正すべきと考えます。 次に、5,000万円で伊部地区に休憩所を整備する
伊部東休憩所整備事業ですが、新規事業シートでは、伊部地内の用地を取得し、観光客や地域の住民が利用できる休憩所を整備するとされています。 現在ある伊部西休憩所の利用状況が思わしくないこと、また予定地に近い伊部小学校の移転計画に伴う校舎の利活用で休憩所、トイレ使用が可能になるのではということ、何よりも通りに面した店舗にベンチを設置して休憩していただいたり、トイレの借用をお願いすることにより、にぎわいや備前焼の販売に貢献できるのではないか、備前焼関係者や地区民と知恵を出し合えば、工夫の余地があるのではないかと思います。 必要性に疑問が残り、東西2つの休憩所の管理、多額の資金を要することなどから修正すべきと考えます。議員の皆様には御賛同賜りますよう、何とぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(守井秀龍君) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。 14番土器議員。 〔14番 土器 豊君 登壇〕
◆14番(土器豊君) 議案第1号令和5年度一般会計予算原案に賛成の立場で、2点討論させていただきます。 1つ目、伊部東休憩所、ただこれに関しては、伊部西休憩所が関係しますんで、そちらでちょっと話をさせていただきます。 平成26年11月末に市のほうから私、市役所へ来てくれと言われて行きました。 伊部西休憩所を区会、自治会で管理してもらえんかという話があったんですね。市のほうが陶友会に言ったら、断られたんですね。そういうことで、伊部の自治会、私は当時、自治会の会長と、それから本区の区長と、それから東の区長をしていました。ですから、話をして、あそこは本区になるんで、本区の三役が集まって、せっかくいい建物ができたから、本区で管理しようという形、開け閉めの管理、掃除の管理ですよ、しようという形で受けました。ただ、地区に説明していないんですね。そういうことで、12月末に地区の人に集まってもらって、こうこうこうです、この建物を話しました。ただ、市の職員に悪顔させるわけにはいかんので、私が連絡するのを忘れとったんですというて謝って、本区長として、鍵、掃除等を約1年間しました。その後、地域おこし協力隊員に手伝ってもらって、1年間、そしてあそこは西区になるんで、本区の中の、西区の区会に管理と掃除等を、開け閉めと掃除等を西区にお願いしました。今現在、西区会が管理をしています。 ただ、コロナの関係で、今、同僚議員が言われましたけどね、多分利用が悪いんではなかろうかと思います。 それから、私が管理しとるとき、多分、何回か、二、三回は忘れたんじゃろうと思うんですが、議員さんにお叱りを受けました。鍵が開いてなかったということでお叱りを受けました。 休憩所なんですが、観光客には駐車場と空調設備があって大変喜ばれました。夏暑いときにそこへ自由におれますから、喜ばれました。 それから、近くの店は売上げが伸びました。休憩所があって、それから駐車場があって、売上げが伸びました。 それから、休憩所は子供のたまり場になったんですね。それで、私、気になって隣近所に聞いてみたんです。そうしたら、地区の方が別に構わんと、子供がおってもね。じゃから、そっから居場所になったんですが、構わないという了解を取りましたから、子供の居場所にしました。時々行って、ここは観光客が来たときには出ていってくださいよという形の話をしました。 それから、トイレなんですが、なかなか初めトイレは閉める予定じゃった。だから、あそこは朝9時から6時までだったんですね。それで、トイレも閉めにゃおえなんだんですが、ちょっと初めのうちは閉めよったんじゃけども、途中からやめて、どんなかなあと思うてやめても、別に悪さも何もせなんだからずっとトイレを開けるようにしました。 通りょうたときに、ちょっとトイレへ行きたかったら大変便利がいいんですね。じゃから、朝散歩なんかしょうる人たちには、喜ばれると思います。 それで、これで元へ戻るんですが、私、平成27年3月末にこれ市長ですね、前の市長のときに2点要望しました。これは本区長としてという形になるんですが、中休憩所と伊部つながり、東休憩所をつくってくださいということを、そこで2か所を要望しました。そうすると、皆さんは元気だからいいんですけど、年取るとトイレが近くなります。そうすると、ところどころへトイレができるところがあったらいいんですね。そういうことで2か所、すぐ簡単に行けるところ、できれば夜も開いとるほうがいいんですね。そういう形の2か所、市長のほうへ要望いたしました。 次、2点目なんですが、南大窯跡地周辺用地の取得についてなんですが、これも古い話になるんですが、平成7年から8年にかけて伊部のまちづくりという委員会が立ち上がっています。委員は、その当時の企画課長、それから議員さん、これ私ではありません。商工会議所の方、それから陶友会、それぞれ何人かおったんですが、そこで3点決まります。これから、伊部をこういう形で持っていこうよと、1つは茶花公園ですね、それから2番目が伊部の駅前道路の整備、それから3点目が南大窯跡地の周辺の整備という形で、3点をその委員会で決められました。 そして、2点目の伊部駅前道路の整備なんですが、これは平成14年に整備ができました。これ皆さん、見られて一つ違うところが気がつかれると思うんですが、この整備する前にですね、当時の西の区長さんが沿線の住民を集めて、こういう話をしたんですね。これから整備するのに家を道に合わせてくださいよと。つまり、今市役所のところを見たら段がついとるでしょう、歩道なんか。そうじゃなしに、家のほうを道路に合わせてくださいよという形をしました。ですから、ポールを取ったら、広い広場になるはずなんです、イベントなんかするときに。そういう形で見ていただけたらよく分かるんですが、そういう形でその1点目はできました。 それから、3点目の南大窯周辺用地の取得についてなんですが、これは平成10年2月に当時のおった議員さん、それから区長さん、それから市の職員ですね、その中で話をして、南大窯の跡の周辺を整備、伐採しようという形で話がまとまり、周辺、あそこは当時、地権者が3人におってですね、20ヘクタールほどなんですね、あるからそこを借りて、10年間借りて整備をしていきました。じゃから、南大窯跡地の周辺の整備、じゃから木を伐採していったんですね、ずうっと。 11月から3月までの毎週土曜日の9時から3時まで伐採してきました。その結果、窯跡が多く出たんですね、だから、今この30年に東大窯ですね、買われたんも、そこも木を伐採したから出てきたんですね。そういう形で整備をしていったということです。 そして、平成17年に多く窯なんかが出とんで、窯跡が出とんでということで、区有林があそこは20ヘクタールですね、3人の地権者から分けてもらいました。ただ、その3人の地権者のところは筆界未定になっとんですね。じゃから、土地を買うんと、それから測量、筆界未定をなくするのに、大体、当時のお金で1,600万円かけています。その結果、じゃから東窯ですね、平成30年、備前陶器窯跡史跡買上げ事業ですね、そこを買い上げてもらいました。だから、そういう形で、何年も、何十年も前から地区としてまちおこしのために南大窯の周辺をしてきたということです。 そういうことで、今回このようなことで、原案の立場で賛成をいたします。ですから、地区も努力してきているんですね、まちおこしのということを理解していただけたらと思います。皆さん方の賛同のほどよろしくお願いいたします。
○議長(守井秀龍君) 次に、原案にも修正動議にも反対の方の発言を求めます。 (発言要求者なし) 次に、修正動議に賛成の方の発言を求めます。 10番石原議員。 〔10番 石原和人君 登壇〕
◆10番(石原和人君) それでは、議案第1号令和5年度備前市一般会計予算に対する修正動議に賛成の立場で、その中から私は急遽予定変更になりましたけれども、4つの事業につきまして討論させていただきたいと思います。 まず、総額で2億5,500万円となる観光船建造事業についてでございますが、こちらはさきの
予算決算審査委員会での審査においても、船に関する資料を何ら提示されず、ただ現在運航中のNORINAHALLEと同等規模の船を、北前船を模して建造するといった説明のみで、それだけでよろしかろうと判断できるものではないと考えます。 アフターコロナや大阪万博を見据えた事業とされておりますけれども、単市で観光船を建造すべきものなのかと疑問を大きく抱いております。 また、完成後の運航管理面の説明も不十分であり、今後の財政負担を考えるとき、安易に賛同はいたしかねます。民間事業者との連携も含め、検討されるべき事業と考えます。 次に2点目、備前市
文化芸術振興財団設立運営事業、こちら1億467万3,000円の事業でございますけれども、文化芸術振興に資する事業、また市民の自主的な文化活動の促進、備前焼振興などなど意義のある事業とも思いますけれども、財団への出捐金、ここで5,000万円、また運営費補助金5,281万円、設立のための負担金154万7,000円と大きな財政出動を伴う事業であります。 財源には、まちづくり振興基金がその多くに繰入れられておりますけれども、設立後には、毎年多額の運営費が必要となるでしょう。目的は幾らか理解できるところもございますけれども、備前市が公金と人材をつぎ込んでまで、今すべきことなのか、大いに疑問を感じております。 3点目、スマートフォン配布事業でございますが、こちらは事業費1億1,143万5,000円の事業でございます。 その事業目的として、デジタル社会を推進するとともに、情報格差解消と生活インフラ支援とされています。 スマートフォンの利便性については、皆様方も日頃より大いに実感されているところでありましょう。しかし、毎年、1億円以上の財政負担を伴う今後5年間の事業であります。 また、2万台とされる配布台数や配布対象の根拠も曖昧であります。いま一度立ち止まって、生活インフラ支援の在り方の再構築を強く求めるところでございます。 続いて、4点目の事業、事業費1億200万円の休日及び長期休暇等における昼食費補助事業について思いを述べさせていただきます。 新規事業の資料では、その背景、目的として、子育て支援、保護者の負担軽減のさらなる充実に加え、国の進めるデジタル田園都市構想に呼応する形で本市のデジタル化とキャッシュレス化を進めるため、必要となる
マイナンバーカードの取得を推進するため、世帯全員の
マイナンバーカード取得を要件として、365日の昼食代を電子地域ポイントで支給するとされています。その財源にはふるさと納税寄附金を積み立てているまちづくり応援基金からの繰入金が充てられています。 また、事業の内容は、365日の昼食代として、小学生1食300円分、中学生1食350円分の電子地域ポイントを付与し、休日のお昼御飯代の支払いにも充てていただくというものです。このうち給食のない日、年間約170日分の給食の補助についての部分について、そこについてこれは子育て支援とはいえ、あまりにも過剰過ぎるものではないかとの思いで捉えております。 この捉えの背景には、現役子育て世代の市民の皆さんとの対話も一つの根拠となっています。 彼らからは、ありがたいに違いはないが、億単位の費用をかけての休日の昼食代の補助は、あまりにも行き過ぎているのではないか。備前市の財政は大丈夫なんだろうかといった冷静にこの事業を分析する意見が相次ぎました。真剣にこの町のことを考えてくださっていると、心強く感じ、この場で、議員としての覚悟を持って意思表示をさせていただくことを誓いました。 所得や子供さんの人数の規定もなく、一律に休日の昼食費補助にまで踏み込むことが、どのような検討経緯をもって提案に至ったのか、執行部の説明を聞く限り理解に苦しみます。 このような休日に関する補助にまで一旦踏み込んでしまえば、いずれ朝食や夕食代なども含め、ありとあらゆる過剰な補助導入につながり、本市の財政を圧迫し続け、ひいてはある一時期恩恵を受けた世代の将来負担につながりかねないとの懸念を強く抱いております。 そしてまた、このような保護者の負担軽減事業を拡充し続ければ、保護者の皆さん方の感覚が麻痺してしまい、慢性的な補助依存体質に陥ることを大いに危惧いたします。そのような考察を持って休日の昼食費までも補助するこの事業、その経費として必要とされる1億円余りの予算について、安易に認めるべきではないとの判断をもって、以上4点、修正動議への賛成の討論とさせていただきます。議員の皆様には御賛同方、何とぞよろしくお願いいたします。
○議長(守井秀龍君) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。 11番西上議員。 〔11番 西上徳一君 登壇〕
◆11番(西上徳一君) 議案第1号令和5年度備前市一般会計予算原案賛成の立場で討論いたします。 賛成趣旨。 まず、IB教育事業ですが、予算額4,121万4,000円、令和5年度から取り組もうとしているIB、国際バカロレア教育では、子供たちの探究学習の充実を図っていきたいという説明でありました。また、学習指導要綱の改訂でも重視されているもので、これまでの教える授業から自ら探求するスタイルに変わるものだと理解しています。 私たちが子供の頃に学んできた授業スタイルとは異なるものでございます。先生に教えてもらうから児童・生徒が自ら学ぶ授業に変わることで、先生が変わる、学校が変わる、児童・生徒が変わる、地域が変わるという先行例も拝見し、ぜひ備前市でも取り組み、児童・生徒や学校が変わっていくことを願い、賛成討論といたします。 次に、スマートフォン配布事業ですが、事業費1億1,143万5,000円、社会のDX化、デジタルトランスフォーメーションにより住民の暮らしを便利で豊かにするには、住民一人一人にオンラインへのタッチポイントが必要でございます。これには、スマートフォンが最適だと考えます。 スマートフォンを使い、各自で必要な情報を取得するようになると、これまでのような画一的な自治体サービスが不要になってきます。それによって、その財源を別の必要な有効活用にしていくことが可能になってきます。 また、キャッシュレス決済、備前市地域ポイント、びぜんnavi等、市民にとって利便性の高いサービスが得られます。 スマートフォン配布事業によって、自治体と市民の皆さんと関わり合いが変化し、より高め合えるようになることを期待しております。私たちも力合わせ、全力で御支援いたします。 以上で賛成討論といたします。御賛同のほどよろしくお願いいたします。
○議長(守井秀龍君) 次に、原案にも修正動議にも反対の方の発言を求めます。 (発言要求者なし) 次に、修正動議に賛成の方の発言を求めます。 6番藪内議員。 〔6番 藪内 靖君 登壇〕
◆6番(藪内靖君) 議案第1号令和5年度備前市一般会計予算に対して、立川議員提出の修正動議に賛成の立場から討論させていただきます。 そのうち、2つの事業について述べさせていただきます。 まず1点目、IB教育事業予算4,121万4,000円について。 子供たちには無限の可能性があり、伸ばせるものがあれば、可能な限り伸ばしてあげたいものであります。ただ、何事にも許容範囲、限度というものがあります。ましてや、備前市立の公立学校であり、自由度の広い私学とは明らかに事情が異なるわけであります。 IB教育プログラムの説明を読んでおりますと、すばらしい点も多くあるのですが、毎年必要となります2,000万円以上の登録費用や多忙な先生方の時間的制約、研修費用、替わることが少ない私学に比べ定期的に行われる転任に関する問題などがあると思います。 また、説明によりますと、学習指導要領に準ずる、その延長線上にあるとのことらしいのですが、であるならば、それはそれで採用する根拠に乏しいのではと感じました。うがった見方をいたしますと、今現在申請、登録している公立学校が少ないということは、クリアしなければならない課題が多いからなのではなどと考えてしまいます。 IBの教育プログラムの説明に、「人が持つ違いを違いとして理解し、自分と異なる考えの人々にも、それぞれの正しさがあり得ると認めることのできる人として、積極的に、そして共感する心を持って、生涯にわたって学び続けるよう働きかけています」とありました。すばらしいお考えだと思います。 ただ、備前市立の小・中学校15校に絶対に必要なのかと考えましたとき、前述のことなどから、私はそうではないと感じました。この事業については、時期尚早ではないかと考え、削除を希望いたします。 続きまして2点目、南大窯跡周辺用地取得事業予算1,800万円についてであります。 伊部南大窯跡周辺の用地を取得し、土ひねりできる場所などを整備するという事業で、六古窯の一つであります信楽焼の滋賀県立陶芸の森をイメージされているとのお話でした。 私も訪ねさせていただきましたが、県立ということもあってか、広大な敷地内にいろいろな施設が建っており、それは見事なものでした。 ただ、単市が担うには、非常に厳しいものなのかなとも感じました。 今、伊部地区に計画中、進行中のプロジェクトが幾つありますでしょう。新備前焼ミュージアム、休憩所、1億円からの土地を購入しての憩いの場、公園づくり、第三の居場所づくり、道の駅、ヨーロッパへの備前焼販路拡大計画などなどであります。それらは大部分が非常に近い地区にあり、内容的にもかぶっている部分が少なくなく、整理するともっと集約できるのではないかと思います。 道の駅をお考えでしたら、駐車場や休憩のスペースができ、動線も変わるわけですから、各施設の連携、有効利用を広く深く考えていきたいです。 土ひねり体験場所も、伝統産業会館内や新備前焼ミュージアム内、検討中の道の駅敷地内に考えられるのではないでしょうか。特に新備前焼ミュージアムにつきましては、5つの基本コンセプト中に、見て触れてであるとか、体験できる環境とかが入っております。この中に設置するのが一番よろしいのではないかと考えたりもいたします。 ではありますが、窯元など民間も体験メニュー等、たくさん用意されているので、民業圧迫とならないよう気をつけなければならないと考えます。 いろいろと調整しなければならない部分も多いため、時間をかけて整理整頓すべきではないでしょうか。よって、本事業についても時期尚早だと考え、削除を希望いたします。 以上で修正動議に賛成の討論を終わります。御賛同のほどよろしくお願いいたします。
○議長(守井秀龍君) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第1号を採決いたします。 なお、採決につきましては、まず修正動議について採決を行い、その修正動議が可決された場合は、続いて修正部分を除く残りの原案について採決を行います。修正動議が否決された場合は、原案について採決を行います。 再度申し上げます。 採決につきましては、まず修正動議について採決を行い、その修正動議が可決された場合は、続いて修正部分を除く残りの原案について採決を行います。修正動議が否決された場合は、原案について採決を行います。 それではまず、修正動議について採決いたします。 本修正動議に賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 起立少数であります。よって、修正動議は否決されました。 修正動議が否決されましたので、原案について採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。 午後2時58分 休憩 午後3時10分 再開
○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
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○議長(守井秀龍君) 次に、議案第2号から議案第12号までの11件を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告はいずれも原案可決であります。 お諮りいたします。 本案は討論を省略し、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第2号から議案第12号までの11件はいずれも原案のとおり可決されました。
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○議長(守井秀龍君) 次に、議案第13号令和5年度備前市
水道事業会計予算につきましては、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 まず、原案に反対の方の発言を求めます。 15番中西議員。 〔15番 中西裕康君 登壇〕
◆15番(中西裕康君) それでは、私は議案第13号令和5年度備前市
水道事業会計予算に対する反対討論を行います。 令和5年度備前市
水道事業会計予算説明書、収益的収入及び支出、予算書25ページ、水道事業費、営業費用、原水及び浄水費、負担金、岡山県広域水道企業団負担金58万6,000円、また岡山県広域水道企業団苫田ダム管理費等負担金917万3,000円は、もう皆さん御存じのように、備前市が買ってもいない水、備前市市民が飲んでもいない水に支出することは無駄遣いこの上ないものであります。 備前市の給水能力は、ほかのところから買う必要のないことは、予算書を見れば、誰でも明らかであります。よって、議案第13号令和5年度備前市
水道事業会計予算には反対いたします。どうぞ御賛同のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(守井秀龍君) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。 (発言要求者なし) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第13号を採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、議案第13号は、原案のとおり可決されました。
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○議長(守井秀龍君) 次に、議案第14号及び議案第15号の2件を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告はいずれも原案可決であります。 お諮りいたします。 本案は討論を省略し、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第14号及び議案第15号の2件はいずれも原案のとおり可決されました。
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○議長(守井秀龍君) 次に、議案第16号令和4年度備前市
一般会計補正予算(第12号)につきましては、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 まず、原案に賛成の方の発言を求めます。 (発言要求者なし) 次に、原案に反対の方の発言を求めます。 15番中西議員。 〔15番 中西裕康君 登壇〕
◆15番(中西裕康君) それでは、私は議案第16号令和4年度備前市
一般会計補正予算(第12号)に反対の立場から討論を行います。 議案第16号令和4年度備前市
一般会計補正予算(第12号)は、最終補正予算であり、減額の予算であります。しかし、第3表繰越明許費補正において、予算上程時に反対したものがあります。総務管理費、旧アルファビゼン跡地活用事業3,130万7,000円については、私たちは減築ではなく、全て取り壊し、更地からの計画を求めています。 児童福祉費、畠田公園用地取得事業2,700万円については、JR赤穂線西鶴山駅は不要、そして田畑を宅地並みで購入には反対であります。 保健衛生費、新型コロナウイルス感染症抗体検査研究事業助成金3,500万円については、岡山大学になぜ備前市が1億円もの支出をするのか、いまだに意味が不明であります。 商工費、電子ポイント取扱助成金3,437万5,000円は、
マイナンバーカードのひもつきには反対するものであります。よって、議案第16号令和4年度備前市
一般会計補正予算(第12号)には反対をいたします。
○議長(守井秀龍君) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第16号を採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、議案第16号は原案のとおり可決されました。
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○議長(守井秀龍君) 次に、議案第17号から議案第27号までの11件を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告はいずれも原案可決であります。 お諮りいたします。 本案は討論を省略し、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第17号から議案第27号までの11件はいずれも原案のとおり可決されました。
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○議長(守井秀龍君) 次に、議案第29号
備前市営バス運行事業に関する条例の一部を改正する条例の制定については、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 まず、原案に反対の方の発言を求めます。 15番中西議員。 〔15番 中西裕康君 登壇〕
◆15番(中西裕康君) それでは、私は議案第29号
備前市営バス運行事業に関する条例の一部を改正する条例の制定について、反対討論を行います。 条例は、市営バス料金200円、100円が、
マイナンバーカードを降車時に提出すると料金が無料となるよう改正するものであります。 これは3月8日までの委員会での執行部の説明であります。 今日の予算決算委員会の中では、QRコードをもって読み取りをするということになりました。 その前に、なぜQRコードにするのか説明がありましたけども、
マイナンバーカードを読み取り、そのときには暗証番号12桁の番号を打たないと機能しない。降車時にそのことができないので、QRコードになるということでありました。私の反対討論が今日の朝になって変更されるわけであります。 これは本当に、当初の予算、計画性のないものがまさに露呈されたものだというふうに思っています。 そして、バスの運行とこの
マイナンバーカードを持つことがどう関係しているのか、バスの運行経費だけ増加してきます。 デマンド交通でも述べますが、デマンドタクシーを運行することで、市営バスの乗客の減員が見込まれ、減便が実施予定であります。 元に戻り、市営バス料金と
マイナンバーカードには関連性がありません。持ったからといって乗客が増えるわけではないわけであります。 それを結ぼうとすることは、私は権限の不当連結になると考えます。ある目的のために、他の目的のためにつくられた法律や制度を使ってはならないとされています。それをすれば、権限の濫用と言われています。 また、安全性の担保されることが大切であります。このバス降車時のQRコードの問題や、カードの問題、またどのように変化してくのか、二転三転、今度は四転があるかも分かりません。 利用者が高齢者を予測すれば、
マイナンバーカードの紛失の危険性は大きいものであります。 そもそも政府は、当初は持ち歩くものではなく、慎重に保管していくものとしていたではありませんか。 さらに、この無料にする期間について、施行日から令和7年3月31日と定めています。このことは、
マイナンバーカード取得を促すときを選定して、強制しているものであります。 こんなややこしい手続を踏むことなく、利便性向上ならば、全ての方を無料とすべきではないでしょうか。 以上、
マイナンバーカードの使用の違法性を指摘し、私の反対討論といたします。
○議長(守井秀龍君) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。 (発言要求者なし) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第29号を採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、議案第29号は原案のとおり可決されました。
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○議長(守井秀龍君) 次に、議案第30号公益的法人等への備前市職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例の制定については、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 まず、原案に反対の方の発言を求めます。 15番中西議員。 〔15番 中西裕康君 登壇〕
◆15番(中西裕康君) それでは、私は議案第30号公益的法人等への備前市職員の派遣に関する条例の一部を改正する条例の制定について、反対討論を行います。 この条例は、文化活動の振興と備前焼等の伝統工芸の振興を目的とした新たな財団の設立と運営を行うことを目的としたもので、出資金5,000万円を含め1億467万3,000円の経費を一般会計で計上しています。 また、5名程度の職員も派遣する予定であります。 財団に、文化事業を移行することにより、備前市、この本庁舎の中に文化事業の蓄積がなくなること、また備前市程度の財政規模の財団設立は極めて珍しく、今後の運営の中での赤字となれば、補填が求められてまいります。 事は慎重に期さなければなりません。より深い検討が必要の立場から反対をいたします。 以上です。
○議長(守井秀龍君) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。 (発言要求者なし) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第30号を採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、議案第30号は原案のとおり可決されました。
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○議長(守井秀龍君) 次に、議案第31号備前市職員の給与に関する条例及び備前市
職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例の制定については、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 まず、原案に反対の方の発言を求めます。 15番中西議員。 〔15番 中西裕康君 登壇〕
◆15番(中西裕康君) それでは、私は議案第31号備前市職員の給与に関する条例及び備前市
職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例の制定について、反対討論を行います。 この条例は、議案第41号備前市外国の地方公共団体の機関に派遣される職員の処遇等に関する条例の制定と議案第42号備前市職員の配偶者同行休業に関する条例の制定についてとは一体のものであります。 議案第1号令和5年度一般会計予算の反対でも述べましたが、備前焼をヨーロッパで販売するために、備前刀を持つ瀬戸内市と連携して、伝統工芸美術品の魅力を発信し、認知度の向上や販路拡大、販売を行う地域商社の設立に係るものであります。 備前市、瀬戸内市、それぞれ4,200万円ずつ出資しパリに備前市、瀬戸内市からそれぞれ職員1人を出向、赴任するための条例整備であります。 目的はなかなか立派そうではありますが、自治体の本来の仕事は、私は地方自治法に書かれてある、第1条第2では、「地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとする」と記載されていることを思い出します。 ここには備前焼の販売を行ったり、フランスのパリまで出かけていく必要性は述べられておりません。それよりも福祉の増進を図ること、また地域の行政に責任を持つことが明記されています。 これは民間企業で行う事業ではないでしょうか。また、その失敗したならば大きなリスクを負うことも検討されなければなりません。到底賛成できるものではありません。 優秀な職員は、備前市の市民のために働いていただくのが筋だと私は思っています。 以上であります。
○議長(守井秀龍君) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。 (発言要求者なし) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第31号を採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、議案第31号は原案のとおり可決されました。
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○議長(守井秀龍君) 次に、議案第32号及び議案第33号の2件を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告はいずれも原案可決であります。 お諮りいたします。 本案は討論を省略し、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第32号及び議案第33号の2件はいずれも原案のとおり可決されました。
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○議長(守井秀龍君) 次に、議案第34
号備前市立保育園設置条例及び
備前市立認定こども園設置条例の一部を改正する条例の制定については、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 まず、原案に賛成の方の発言を求めます。 2番丸山議員。 〔2番 丸山昭則君 登壇〕
◆2番(丸山昭則君) 議案第34
号備前市立保育園設置条例及び
備前市立認定こども園設置条例の一部を改正する条例の制定について、原案賛成の立場で討論いたします。 この条例は保育料減額または免除する条例となっております。
マイナンバーカードの全市民への取得を促すことは、政府の目指している施策であり、備前市としてもできるだけの協力を図らなければなりません。 子育て支援のさらなる充実に加え、国の進めるデジタル田園都市国家構想に呼応する形で、本市のデジタル化を進める必要があります。 備前市では、平成29年度より保育料の無償化事業を施策として実施してきました。
マイナンバーカードの取得が条件ではありますが、免除規定も設けられており、十分市民の事情を聞くことになっております。両事業の推進を図るため、市の施策であると考えます。よって、事業の推進のため条例に賛成いたします。御賛同、よろしくお願いいたします。
○議長(守井秀龍君) 次に、原案に反対の方の発言を求めます。 6番藪内議員。 〔6番 藪内 靖君 登壇〕
◆6番(藪内靖君) 議案第34
号備前市立保育園設置条例及び
備前市立認定こども園設置条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場から討論させていただきます。 目的とする、保育料無償化と手段としての
マイナンバーカードの取得に合理性は存在するのでしょうか。自治体として、公金を使っての保育料無償化事業であるならば、
マイナンバーカードの取得条件は正当な理由と言えるのでしょうか。また、直接的な関係者である園児と保護者だけでなく、家族全員分が対象であること、これらをもって判断、区別することに疑念を感じるところであります。 福島県内のこども園などを視察した自民党茂木幹事長は、子育て支援策の一つとして、公立の小・中学校で給食費の無償化を目指す考えを明らかにし、政府に申し入れる方針とありました。 こちらは給食費の無償化に関する例ではありますが、社会全体が無償化拡大の方向にある。2月末時点での
マイナンバーカードの申請率84.12%、取得率78.17%と、
デジタル田園都市国家構想交付金の要件も満たしている。また、事実上の
マイナンバーカード取得の義務化とも言える健康保険証の廃止、マイナ保険証に統一する方針であること。以上のような状況の下で、今あえて
マイナンバーカード取得を条件となさらずとも、ここはいま一度立ち止まって再考すべきではないかと考えます。 以上で討論を終わります。御賛同よろしくお願いいたします。
○議長(守井秀龍君) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。 (発言要求者なし) 次に、原案に反対の方の発言を求めます。 15番中西議員。 〔15番 中西裕康君 登壇〕
◆15番(中西裕康君) 私は、議案第34
号備前市立保育園設置条例及び
備前市立認定こども園設置条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場から討論を行います。 備前市教育庁が昨年12月16日に園児及びその世帯員が
マイナンバーカードを取得している場合、申請により保育料が納付免除となりますとした通知文書を保護者に送り、厚生文教委員会にも当日報告をしました。 目的は、
マイナンバーカードはオンライン上で安全かつ確実に本人であることを証明できることから、デジタル社会の構築に必要なツールであり、市においても
マイナンバーカードを全市民が取得することを目指しているためとしていました。 今回の改正は、減免規定を「特に市長が認めるとき」を追加しています。そして、規則で
マイナンバーカードを世帯全員が取得している場合は、減免を行うと説明をしています。 12月16日とは変わって、
マイナンバーカードを持っている方には保育料無料、インセンティブを付与しますと理由が変わってきました。苦しい言い訳にはなりましたが、本質は変わりません。つまり
マイナンバーカードを持っている人と、持たない人の差別の問題があります。 1つは、カードをつくるかつくらないか、親の思想信条による差別の問題があります。もう一つは、児童間でカードを持っているかいないかで受けるサービスの差をつける問題であります。この差別に合理的理由があるかどうかが問われるわけであります。カードを持つかどうかは、
マイナンバーカードは任意であります。ですから、差別する合理的理由はありません。 特にカード保有者に特典をつけ優遇するというより、減免しないという不利益を課すわけですから、特に強い合理的理由が必要になります。それが
マイナンバーカードを取得するということになるのかといえば、ならないというのが私の結論であります。 また片一方、手続面で問題があります。日本共産党の宮本岳志衆議院議員のやり取りで、国は自治体にお任せと責任逃れをしていますが、それでも住民の意見、議会の意見を聞くなどの手続が必要と言っています。 事前に住民の意見を聞く、保護者への説明会もしていないことは、委員会審議で明らかになったことであります。 また、委員会には、通知を出した後、問合せがあった。施設に入っている、入院している、県外にいて取れない、どうすればいいのかとの声があった。つまり、そういった
マイナンバーカードのひもづけができない不利益を被る人たちへの予想を全くしていなかったことも明らかとなりました。 議会には報告だけで終わるものか、重大な問題で慎重に検討すべき、この点では議会軽視は甚だしいと言わざるを得ません。 その点で、私は国の方針に反していることで、国としても指導、要請をする責任があると思います。 私は本会議で、子どもの権利条約、教育基本法、子育て支援法でうたう平等に違反していることを指摘してまいりましたが、市長は違反はしていないとの御返事でありました。 私はここでは、地方自治法を取り上げたいと思います。地方自治法第2章住民、第10条第2項、「住民は、法律の定めるところにより、その属する普通公共団体の役務の提供をひとしく受ける権利を有し、その負担を分任する義務を負う」と定められています。 また、16項では「地方公共団体は、法令に違反してその事務を処理してはならない。なお、市町村及び特別区は、当該都道府県の条例に違反してその事務を処理してはならない」、そして17項では「前項の規定に違反して行った地方公共団体の行為は、これを無効とする」と述べられています。 岡山弁護士会は、先般3月13日、
マイナンバーカード取得を保育料、学用品費及び給食費等の免除の要件とする岡山県備前市の施策について再考を求める会長声明を発表されました。 その一部分を紹介したいと思います。 「備前市の本施策は、本来、公平でなければならない教育や行政サービスに対して、世帯全員が
マイナンバーカードを取得している園児、児童・生徒及びその保護者とそうでない園児、児童・生徒及びその保護者との間に合理的理由のない差別を持ち込むことになり、憲法14条の平等原則に反するものである」と述べていることを御紹介し、私の反対討論とさせていただきます。
○議長(守井秀龍君) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。 (発言要求者なし) 次に、原案に反対の方の発言を求めます。 (発言要求者なし) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第34号を採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、議案第34号は原案のとおり可決されました。
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○議長(守井秀龍君) 次に、議案第35号から議案第39号までの5件を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告はいずれも原案可決であります。 お諮りいたします。 本案は討論を省略し、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第35号から議案第39号までの5件はいずれも原案のとおり可決されました。
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○議長(守井秀龍君) 次に、議案第40号備前市
デマンド型乗合タクシーに関する条例の制定については、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 まず、原案に反対の方の発言を求めます。 15番中西議員。 〔15番 中西裕康君 登壇〕
◆15番(中西裕康君) 私は、議案第40号備前市
デマンド型乗合タクシーに関する条例の制定について、反対の立場から討論を行います。 私は、
デマンド型乗合タクシーそのものについて、反対の立場ではありません。しかし、この条例は、高齢者をはじめ交通弱者の交通手段の確保、地域内交流の利便性の促進に伴う地域の活性化等を図ることを目的として、
デマンド型乗合タクシーを運行するための条例制定であります。 問題は、タクシー降車時に
マイナンバーカードを提示すれば無料となる、このことはさきに述べましたが権限の不当連結並びに行政権の濫用、行政の平等性にも反するものであります。 また、降車時の
マイナンバーカードの提示は、紛失の可能性が大で、安全性の担保ができないことによりかどうかは分かりませんが、ここはQRコードに変わったようであります。これでも、私は問題は大きいと思っていますが、車も電気自動車に限定し、国産車の生産が間に合わないとして、外国のSUV車を使用するわけですが、座席が高く、高齢者の乗降には向かない車であります。 さらに、問題なことは、運行範囲が小学校区内しか運行しないことです。 例えば、寒河地区の方は日生地区の日生病院には直接行くことができません。西鶴山地区のタクシーは特例で、香登駅に行き、伊部、片上で買物をしてくださいとのこと、日常生活は瀬戸内市で買物をしているのに、異なる生活を強いることは、この
マイナンバーカードの私は危険性があるというふうに思っています。 また、吉永地区は動線が長く、1台のタクシーでは無理で、私は本当は2台必要なんではないかというふうに考えるものであります。 同時に、デマンドタクシーを運行することで、市営バスの乗客の減員が見込まれ、減便が実施予定であります。違法性を秘め、無計画な運行計画ですが、委員会での地域住民との懇談を図るべきとの意見に耳を傾け、住民からため息と苦情が出ることが分かりながらも、説明会を実施したことは、担当課の勇気とその謙虚さには、教育庁のように通知を出しながら、保護者への説明を行わなかった姿勢と比べれば、高く評価されるものであります。 以上です。
○議長(守井秀龍君) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。 (発言要求者なし) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第40号を採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、議案第40号は原案のとおり可決されました。
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○議長(守井秀龍君) 次に、議案第41号備前市外国の地方公共団体の機関等に派遣される職員の処遇等に関する条例の制定については、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 まず、原案に反対の方の発言を求めます。 15番中西議員。 〔15番 中西裕康君 登壇〕
◆15番(中西裕康君) それでは、私は議案第41号備前市外国の地方公共団体の機関等に派遣される職員の処遇等に関する条例の制定について、反対の立場から討論を行います。 この条例は、さきも述べましたが議案第31号備前市職員の給与に関する条例及び備前市
職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例の制定について、そして議案第42号備前市職員の配偶者同行休業に関する条例の制定についてとは一体のものであります。 議案第1号令和5年度一般会計予算の反対でも述べましたが、備前焼をヨーロッパで販売するため、備前刀を持つ瀬戸内市と連携して、伝統工芸美術品の魅力を発信し、認知度の向上や販路拡大、販売を行う地域商社の設立に関わるものです。 備前市、瀬戸内市、それぞれ4,200万円出資し、パリに備前市、瀬戸内市からそれぞれ職員1名を出向、赴任させるための条例整備であります。 目的は、立派そうに見えますが、自治体の本来の仕事は地方自治法第1条にて、こう書かれてあります。「地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うもの」とされています。 ここには、備前焼の販売を行ったり、フランスのパリまで出かけていく必要性は述べられていません。それよりも福祉の増進を図ること、また地域の行政に責任を持つことが明記されています。民間企業で行う事業ではないでしょうか。また、失敗したならば大きなリスクは誰が負うのか検討されていません。到底賛成できるものではありません。 優秀な職員は、備前市の市民のために働いてくださることを私は切に願うものであります。 以上です。
○議長(守井秀龍君) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。 (発言要求者なし) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第41号を採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、議案第41号は原案のとおり可決されました。
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○議長(守井秀龍君) 次に、議案第42号備前市職員の配偶者同行休業に関する条例の制定については、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 まず、原案に反対の方の発言を求めます。 15番中西議員。 〔15番 中西裕康君 登壇〕
◆15番(中西裕康君) 議案第42号備前市職員の配偶者同行休業に関する条例の制定について、反対の立場から討論を行います。 先ほども述べましたが、この条例は議案第31号備前市職員の給与に関する条例及び備前市
職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例の制定について、また議案第41号備前市外国の地方公共団体の機関等に派遣される職員の処遇等に関する条例の制定についてと一体のものであります。 議案第1号令和5年度一般会計予算の反対でも述べましたが、備前焼をヨーロッパで販売するため、備前刀を持つ瀬戸内市と連携して伝統工芸美術品の魅力を発信し、認知度の向上や販路拡大、販売を行う地域商社の設立に係るものであります。 備前市、瀬戸内市、それぞれ4,200万円出資し、パリに備前市、瀬戸内市からそれぞれ職員1人を出向、赴任するための条例整備であります。 目的は、立派そうに見えますが、私は自治体の本来の仕事は、地方自治法第1条2項で書かれてある、「地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとする」とされていることが、私は思い起こされます。 ここには、備前焼の販売を行ったり、フランスのパリまで出かけていく必要性が述べられていません。それよりも福祉の増進を図ること、また地域の行政に責任を持つことが明記されています。これは、民間企業で行う事業ではないでしょうか。また、失敗したならば、その大きなリスクは誰が背負うのか、このことも検討されていません。到底賛成できるものではありません。 優秀な職員は、フランスのパリに送らず、備前市で市民のために働いていただきたいと切に願うものであります。 以上です。
○議長(守井秀龍君) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。 (発言要求者なし) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第42号を採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、議案第42号は原案のとおり可決されました。
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○議長(守井秀龍君) 次に、議案第43号を採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 お諮りいたします。 本案は討論を省略し、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第43号は原案のとおり可決されました。
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○議長(守井秀龍君) 次に、議案第44号備前市立小学校及び中学校並びに保育園及び認定こども園における給食費の管理に関する条例の制定については、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 まず、原案に賛成の方の発言を求めます。 8番山本議員。 〔8番 山本 成君 登壇〕
◆8番(山本成君) 議案第44
号備前市立小学校及び中学校並びに保育園及び認定こども園における給食費の管理に関する条例の制定について、賛成の立場で討論させていただきます。 国政府は、全国民が
マイナンバーカードを取得することを目指しています。備前市の
マイナンバーカードの取得率向上の施策は、国の方針に誠実に対応したものであります。 あわせて、DX時代に向けて全市民への取得を進めなければなりません。 一方、子育て支援策として、備前市では平成28年度まで小・中学校給食費有料であったものを、平成29年度より順次軽減し、令和4年度では全員無償化としています。備前市の政策として無償化を図ってまいりました。 令和5年度における両事業の一層の推進を図るため、
マイナンバーカード取得を条件として、この給食費の無償化事業を行うことは、市の事業を進めるため執行権の範囲であると考えます。 条例の中に、「特に市長が認めるときは、規則で定めるところにより給食費を減額し、また免除することができる」とあり、免除規定も設けられております。十分、市民の事情を聞くこととなっています。 以上のことから事業の推進のため条例に賛成いたします。御賛同のほどよろしくお願いします。
○議長(守井秀龍君) 次に、原案に反対の方の発言を求めます。 12番立川議員。 〔12番 立川 茂君 登壇〕
◆12番(立川茂君) それでは、議案第44
号備前市立小学校及び中学校並びに保育園及び認定こども園における給食費の管理に関する条例の制定について、反対の立場での討論をさせていただきます。 条例案の第2条で、「給食費を徴収する」と規定をし、第4条では「市長は、特に必要があると認めるときは、規則で定めるところにより給食費を減額し、または免除することができる」と規定をされております。 つまり、全国的に大きな流れとなっている、給食費の無償化の流れに逆らう有償化の条例制定の面と、
マイナンバーカード取得を条件とする減免条項の制定という2つの論点が存在していると考えます。 まず、給食費の有償化は、学校給食法にうたわれてはおりますが、備前市では子育て支援策として無償化を実施しておりますので、無償化することにつきましては、殊さら有償化条例制定の必然性を感じないところであります。 次に、規則で定めるところにつきましては、
マイナンバーカードの取得条件を掲げての提案がなされております。 そもそも給食費等を無償化とするならば、例外条項としての規則には、教育の機会均等のために必要であることが担保されるべきと考えます。 しかるに、目的とする給食費無償化と、手段としての
マイナンバーカードの取得に合理性の欠如が存在するように思えてなりません。 自治体として、公金を使っての給食費無償化事業であれば、
マイナンバーカードの取得条件は、正当な理由と言えるのか疑念の残るところでもあり、これをもって対象者を区別することにも疑念を感じるところであります。よって、この条例の制定を再考し、いま一度議論を尽くすべきであると思います。 以上で討論を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。
○議長(守井秀龍君) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。 (発言要求者なし) 次に、原案に反対の方の発言を求めます。 15番中西議員。 〔15番 中西裕康君 登壇〕
◆15番(中西裕康君) それでは、私は議案第44
号備前市立小学校及び中学校並びに保育園及び認定こども園における給食費の管理に関する条例の制定について、反対の立場から討論いたします。 自民党の茂木幹事長は20日、家庭の事情に関係なく支援していく観点から、給食費の無料化をぜひ実現したいとの報道がありました。まさにこの備前市に向けて発信したものと私は受け止めました。 日本共産党が長年主張してきましたことに、やっと自民党も同意をしていただいたことに感無量であります。 同時に、さすがに自民党の茂木幹事長、述べた中身が「家庭の事情に関係なく支援」、これはやはり茂木幹事長は教育基本法を御存じの上での発言だと、私は読ませていただきました。 まず、今回の条例制定は、条例の全くないことからつくり減免規定を定める、ある意味では真っ当な条例の制定方法であることは私も承知しています。 そして、この条例で減免規定をうたわなければ、
マイナンバーカードをひもづけることができないというのが、今回の条例制定の狙いであります。 ところが、この申請の際に
マイナンバーカードの取得を申請の条件とする第4条、「市長が特に必要があると認めるときは」と、ここに
マイナンバーカードを結びつけるところに大きな法的、政策的問題を生じてしまったわけであります。 これまでの賛成討論を聞いてましても、
マイナンバーカードを推進するために必要なんだという論議であります。 ところが、私はこれまでも述べてきましたが、その事業と
マイナンバーカードは何ら関係のない事業であります。 ここで給食費の無料化を
マイナンバーカードに結びつけるというのは、やはり教育の機会均等、教育基本法に私は触れるものであるというふうに思います。 教育の機会均等をうたった第4条は、「全て国民は、ひとしく、その能力に応じた教育を受ける機会を与えられなければならず、人権、信条、性別、社会的身分、経済的地位または門地によって、教育上差別されない」とうたっています。 市長が特に必要と認める基準は、この教育基本法にのっとらなければなりません。 冒頭で述べましたが、自民党の幹事長が給食費の無料化を述べるように、全国的に無料化が進んできています。そして、この一斉地方選挙、自民党も言わざるを得なくなったというのが状況であります。 備前市が有償を原則とするならば、例外を認めることが教育の機会均等に寄与するための合理的な理由が必要となってまいります。
マイナンバーカードは、あくまで任意のものであり、ここで全く関係のないもの、教育基本法に反してきているわけであります。 デジタル化の推進が目的としているが、給食費の無料化は手段としての
マイナンバーカードの取得とは何ら関係のないものであります。 公金を支出しての事業ですから、対象者を恣意的に扱うことは、やはり平等の原則に反する、こういった任意の
マイナンバーカードで差別し、市民をコントロールすることに、私は大変な恐怖と違和感を持つものであります。 2023年3月13日、
マイナンバーカード取得を、保育料、学用品費及び給食費の免除の要件とする岡山県備前市の政策について再考を求める会長声明は、こう述べています。「よって、当会は、備前市に対し、世帯員全員の
マイナンバーカード取得を保育料、学用品費等の免除の要件とする備前市の本施策について再考を求める」ことを私は重く受け止めていただきたいと思います。 最後に市民の福祉や教育を受ける権利を、社会管理の手段に転嫁させしめることを、私は許してはならないということを申し上げて、私の反対討論といたします。 以上です。
○議長(守井秀龍君) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。 (発言要求者なし) 次に、原案に反対の方の発言を求めます。 (発言要求者なし) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第44号を採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、議案第44号は原案のとおり可決されました。
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○議長(守井秀龍君) 次に、議案第45号備前市立小学校及び中学校並びに認定こども園における学用品費の管理に関する条例の制定については、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 まず、原案に賛成の方の発言を求めます。 8番山本議員。 〔8番 山本 成君 登壇〕
◆8番(山本成君) 議案第45
号備前市立小学校及び中学校並びに認定こども園における学用品費の管理に関する条例の制定について、賛成の立場で討論を行います。 この条例の趣旨は、令和5年度において子育て支援のさらなる充実に加え、国の進めるデジタル田園都市構想に呼応する形で、本市のデジタル化とキャッシュレス化を進めるため、必要となる
マイナンバーカードの取得を推進するため、世帯全員の
マイナンバーカード取得を要件として学用品費の無償化を行うものであります。 世帯全員の
マイナンバーカードの取得を要件にすることについては、賛否両論ありますが、デジタル化の推進、子育て支援、電子ポイントによる地域活性化などで、令和5年度の事業の一層の推進を図るためのものである。新規事業等の概要に、「特別な事情により
マイナンバーカードの取得が困難である場合については、例外として取得したものとみなして取り扱う」と述べていますので、以上のことから事業の推進のため条例に賛成です。御賛同のほどよろしくお願いします。
○議長(守井秀龍君) 次に、原案に反対の方の発言を求めます。 10番石原議員。 〔10番 石原和人君 登壇〕
◆10番(石原和人君) それでは、議案第45
号備前市立小学校及び中学校並びに認定こども園における学用品費の管理に関する条例の制定について、反対の立場で討論を行います。 先ほどまでの保育料に関する条例改正案、また給食費に関する条例制定案でもございましたが、こちらの条例案でも、今年度既に条例なくとも実施されている小・中学校の学用品費の無償化補助事業に加え、令和5年度から認定こども園における1号認定の園児の学用品費の取扱いについて、その第2条で、「一旦費用を徴収する」とした上で、第4条で、「市長が特に必要と認めるときは、規則の定めるところにより減額し、または免除することができる」規定を整えるものであります。そして、大きな反響を呼んでる要因が、その市長が特に必要と認める要件が、世帯全員の
マイナンバーカード取得とされているところであります。 国が進める
マイナンバーカード取得推進を、市として取り組むことについては、ある程度理解するところではありますが、このような保護者の判断一つでほぼ全ての子供たちの教育に関する費用の負担が大きく左右されてしまうことに大いなる違和感を覚えます。 また、このようなことが、突然条件として付加されることで、これまで本市が他自治体に先駆け推進をしてきた子育て支援、特に保護者の負担軽減施策そのものの目的が大きく揺らいでしまうと感じます。 巨額の費用をかけてのこれまでの子育て支援とは、一体何のためなのか、その思いを強く抱きます。 また、先日の一般質問で、同僚議員とのやり取りをお聞きし、市長の政治姿勢についても大いに問題あると感じております。 この
マイナンバーカード取得条件について、異を唱える方々に対して、そのような方々と幾らお話をしても建設的な意見交換はできないと、まさに切り捨てるような発言は、議会に提案をされ、予算を調製、執行する権限を持つ行政のトップとしての態度としては、全く誠意に欠けるものと恐ろしくも感じました。 理解を得られない方がいればこそ、丁寧に、その方針や政策について説明をし、少しでも理解を得る努力を最大限続けていくのが首長のあるべき姿ではないでしょうか。そのような思いを持って、ここでわざわざ全く無関係の条件を付加した、無償化事業を進めるための条例制定を安易に認めることはできず、この条例制定案に反対の意思表示とさせていただきます。御賛同方よろしくお願い申し上げます。
○議長(守井秀龍君) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。 (発言要求者なし) 次に、原案に反対の方の発言を求めます。 15番中西議員。 〔15番 中西裕康君 登壇〕
◆15番(中西裕康君) それでは、私は議案第45
号備前市立小学校及び中学校並びに認定こども園における学用品費の管理に関する条例の制定について、反対の立場から討論を行います。 備前市教育庁が昨年12月16日に、原則的には、集金、市による納付が必要となりますが、児童・生徒及びその世帯員が
マイナンバーカードを取得している場合、申請により納付免除となりますとした通知文を保護者に送り、厚生文教委員会にも当日報告がありました。 目的は、
マイナンバーカードは、オンライン上で安全かつ確実に本人であることを証明できることから、デジタル社会の構築に必要なツールであり、市においても
マイナンバーカードを全市民が取得することを目指しているためとしていました。 今回の場合も、備前市にはない条例でありましたから、新たに条例制定をします。 条例制定をしなければ減免規定をつくることができない。その減免規定の中に
マイナンバーカードの必要性を説く。つまり、前も申し上げましたが、ここでも問題になるのは、
マイナンバーカードを持っている人と持たない人の差別の問題、中に2つの問題があります。 1つはカードをつくるかつくらないか、親の思想信条による差別の問題、もう一つは児童間でカードを持っているか持っていないかで受けるサービスの差をつける。この差別に合理的理由があるかどうかというふうに問われるわけであります。 これまでの討論で、賛成討論は、
マイナンバーカードはデジタル社会には必要なツールなんだということを述べておられますが、このカードを持つことは、任意ですから差別する合理的な理由、何らかの理由が必要なわけですが、特にカード保有者に特典をつけ優遇するというより、減免しないという不利益を課すわけ。だから、強い何らかの理由が必要になってきますが、なかなかその理由が出てきません。これを不当連結と行政法では言うようであります。また、このことを行うことを、権限の濫用とされています。 私は、先ほども申しましたが、手続面でも日本共産党の宮本岳志議員のやり取りで、国は住民の意見、議会の意見を聞くなどしているはずだ、するはずだと、こういうふうに述べてるんですが、そうはなっていないことは、もう皆さんよく御存じのとおりだと思います。 この通知を出した後、教育委員会には、施設に入っている、入院している、県外にいて取れない、どうすればいいのか、こういった
マイナンバーカードのひもづけができない、不利益を被る人たちの予想を教育委員会は──教育庁は全くしていなかったというのが委員会の質疑で明らかになりました。 その点では、やはり国の述べていることとも、多少やっぱり違うのではないでしょうか。私は、本会議で子どもの権利条約、教育基本法、子育て支援法でうたう平等に反していることを指摘しましたが、市長は違反はしていないとの御返事でした。私は地方自治法の第2章住民、第10条2項、「住民は、法律の定めるところにより、その属する地方公共団体の役務の提供をひとしく受ける権利を有し、その負担を分任する義務を負う」と、このことを指摘をしてまいりました。 岡山弁護士会は、3月13日、
マイナンバーカード取得を、保育料、学用品費、給食費の免除の要件とする岡山県備前市の施策について再考を求める会長声明を発表しています。 その一部分を紹介したいと思います。 「備前市の本施策は、世帯員全員
マイナンバーカードを取得している場合に、申請により保育料、学用品費等の納付を免除するというものであり、世帯を同じくする園児、児童・生徒の保育料、学用品費等の納付免除と引換えに、保護者ら世帯員全員の
マイナンバーカード取得を事実上強制する効果を持つことは明白である。憲法13条に基づく自己情報コントロール権の下、
マイナンバーカードに情報が集約されるのを拒否する自由もまた尊重されるべきである」と述べていることを御紹介し、私の反対討論とさせていただきます。
○議長(守井秀龍君) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。 (発言要求者なし) 次に、原案に反対の方の発言を求めます。 (発言要求者なし) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第45号を採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、議案第45号は原案のとおり可決されました。 会議中途ですが、暫時休憩いたします。 午後4時23分 休憩 午後4時40分 再開
○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 この際、会議時間の延長についてお諮りいたします。 長時間でお疲れのことと思いますが、本日予定しております議事日程を全て議了いたしたいと思います。つきましては、日程を議了するまで会議時間の延長をいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本日の日程を議了するまでの間、会議時間を延長いたします。
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○議長(守井秀龍君) 次に、議案第46号から議案第52号までの7件を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告はいずれも原案可決であります。 お諮りいたします。 本案は討論を省略し、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第46号から議案第52号までの7件はいずれも原案のとおり可決されました。
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○議長(守井秀龍君) 次に、報告第1号専決処分(専決第6号令和4年度備前市
一般会計補正予算(第11号))については、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 まず、承認することに賛成の方の発言を求めます。 (発言要求者なし) 次に、承認することに反対の方の発言を求めます。 15番中西議員。 〔15番 中西裕康君 登壇〕
◆15番(中西裕康君) 報告第1号専決処分(専決第6号令和4年度備前市
一般会計補正予算(第11号))の承認を求めることについて、反対の立場から討論を行います。 この専決は、地方自治法第179条第1項の規定に基づいて専決を行ったものであります。 179条は、「普通地方公共団体の議会が成立しないとき、第113条ただし書の場合において、なお会議を開くことができないとき、普通地方公共団体の長において議会の議決すべき事件について、特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認めるとき、または議会において議決すべき事件を議決しないときは、当該普通地方公共団体の長は、その議決すべき事件を処分することができる」、このように書いてあるわけです。つまり、179条で述べられているのは、何しろ緊急の事態で会議を、議会を開くことができないとき、このことで専決処分しますということになっています。ところが、111条、招集及び会期のところは、このように書いてあります。 111条第7項「招集は、開会の日前、都道府県及び市にあっては7日、町村にあっては3日までにこれを告示しなければならない」、こう書いてあるんです。 普通、私たち今日も令和5年の補正がありましたけども、7日前に告示がされている。ところが、この111条の7項の終わりに、こう書いているんです。「緊急を要する場合は、この限りでない」。つまり、3日前であっても4日前であっても別に構わないという書き方がこの招集及び会期であります。つまり、招集を私はできたというふうに思います。 しかも平成16年4月2日以降に生まれた対象者3,750人、5,000ポイント上乗せ電子ポイントであり、明らかに12月段階で準備をしてきたものであることは明らかであります。 この専決処分、私は1月にやられていますが、1月12日だったと思いますが、十分、議会も開かれることができたんではないかということであります。 違法な専決処分と平等性に欠ける
マイナンバーカードの取扱いが認められない立場から反対をさせていただきます。 以上です。
○議長(守井秀龍君) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより報告第1号を採決いたします。 本案は承認することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、報告第1号は承認されました。
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○議長(守井秀龍君) 次に、議案第57号令和4年度備前市
一般会計補正予算(第13号)については、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 まず、原案に賛成の方の発言を求めます。 (発言要求者なし) 次に、原案に反対の方の発言を求めます。 15番中西議員。 〔15番 中西裕康君 登壇〕
◆15番(中西裕康君) それでは、私は議案第57号令和4年度備前市
一般会計補正予算(第13号)の反対の立場から討論を行います。 この条例は、
マイナンバーカードを活用した消費活性化対策事業と若年者新築住宅補助金の繰越明許補正を行うもので、行政の守るべき平等性に欠けることから反対をいたします。 以上です。
○議長(守井秀龍君) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第57号を採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、議案第57号は原案のとおり可決されました。
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○議長(守井秀龍君) 次に、議案第58号財産の取得については、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 まず、原案に反対の方の発言を求めます。 15番中西議員。 〔15番 中西裕康君 登壇〕
◆15番(中西裕康君) 議案第58号財産の取得についての反対の立場から討論を行います。 この条例は、備前中学校、伊部認定こども園に近接した公園、こども広場を整備するため、1万466.91平方メートルを1億990万2,555円で取得するものです。さきに土地特別会計でのときに申しましたが、近接に大きな公園もあり、無駄な支出との意見を述べてまいりました。至るところに公園土地を購入し、今後の財政上から反対をいたします。 以上です。
○議長(守井秀龍君) 次に、原案に賛成の方の発言を求めます。 (発言要求者なし) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第58号を採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、議案第58号は原案のとおり可決されました。
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○議長(守井秀龍君) 次に、議案第59号令和5年度備前市
一般会計補正予算(第1号)については、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 まず、原案に賛成の方の発言を求めます。 (発言要求者なし) 次に、原案に反対の方の発言を求めます。 15番中西議員。 〔15番 中西裕康君 登壇〕
◆15番(中西裕康君) それでは、私は議案第59号令和5年度備前市
一般会計補正予算(第1号)について、反対の立場から討論を行います。 カードは任意のものであります。それを市民カードとする表現が適正ではないというふうに私は思っています。カード取得者でなければ備前市民ではないのかの質問には、執行部は返答を拒みました。任意のカードを市民が取得し、市民カード化する表現については、今後検討するという御答弁でしたが、他市でも同じ表現をしているなどとの答弁でありました。全くカードのアナログ、デジタル利用者が共存する社会についての認識が私は欠けているのではないかというふうに思います。 また、市バス、タクシーの降車時にカードを提示するとこれまで述べていたことが、今回初めてQRコードを配布して、QRコードを読み取って無料とするというふうに変更になりました。 その理由は、
マイナンバーカードを読み取る、そのときには12桁の暗証番号を入力する必要があるという説明でした。何と話が二転三転してきて、今定例会の中でこれだけの変遷があるわけであります。もっとしっかり制度設計を組み立てていただきたいというふうに思います。 また、図書の貸出しについても、カードを使うということでありましたが、この24時間本の予約、そして夜間休日には貸出ロッカーで本の受渡しができると、可能とされています。 この制度設計につきましては、やはり図書館運営審議会に諮っていく必要があると私は思うわけです。ところが、お伺いをしましたところ、図書館運営審議会には一切お話をしていないということでありました。 また、担当者からは、これまでの図書カードを持っている人の利便性が損なわれないようにとの意見もあったということであります。 私は、この
マイナンバーカードを活用した事業、このタクシー、バスには50台のQRコードの読み込み機械が要るようでありますが、1台9万円、450万円の経費がかかることが明らかになりました。
マイナンバーカードをひもづけると、差別化だけではなくて、こういった経費もたくさんかかってくるということが、今回の補正予算審議の中で明らかになったことをお伝えし、反対討論とさせていただきます。 以上です。
○議長(守井秀龍君) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第59号を採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、議案第59号は原案のとおり可決されました。
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○議長(守井秀龍君) 次に、議案第60号及び議案第61号の2件を一括して採決いたします。 本案に対する委員長の報告はいずれも原案可決であります。 お諮りいたします。 本案は討論を省略し委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第60号及び議案第61号の2件はいずれも原案のとおり可決されました。
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○議長(守井秀龍君) 次に、請願第5
号マイナンバーカードの有無による教育の機会均等を妨げる施策をやめ、未来の備前市を支える全ての子どもに平等な教育支援を求める請願については、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 まず、採択に反対の方の発言を求めます。 1番草加議員。 〔1番 草加忠弘君 登壇〕
◆1番(草加忠弘君) 請願第5
号マイナンバーカードの有無による教育の機会均等を妨げる施策をやめ、未来の備前市を支える全ての子どもに平等な教育支援を求める請願について、不採択の立場で討論させていただきます。 請願の趣旨が妥当であるかについて精査したところ、2点気になる主張がありましたので検討させていただきます。 まず1点目、趣旨中、
マイナンバーカードを取得していなければ、納付(有償)ということになります。
マイナンバーカード取得している者と取得していないもので、納付免除に差があるということが教育基本法第4条、教育の機会均等に反し、新たな差別を生み出すことになると主張されています。 そこで、教育基本法第4条を確認すると、第2項は障害のある方、第3項は経済的理由によって就学が困難な方に対しての規定であり、本件に該当しないため、第1項に違反するのかが問題となります。 第1項には、「全て国民は、ひとしく、その能力に応じた教育を受ける機会を与えられなければならず、人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位または門地によって教育上差別されない」と規定されています。 請願者は、
マイナンバーカードを取得したくないという信条を持つ者は教育上差別されない、つまり、カードを取得しないことで給食費等が有償となることが差別に当たるため、違反だという解釈をなされているのだろうと私は思います。私も子育て世代であり、子供を養育していますが、
マイナンバーカードを取得したことで国からインセンティブとしてポイントが付与され、大変生活の助けになっています。ですから、市長が先日の一般質問の答弁で述べられたように、本件も同様にインセンティブであると私は考えています。 元来、給食費等は有償です。
マイナンバーカードを取得し、インセンティブを得て給食費等を無償化にするのか、
マイナンバーカードを取得しないで、給食費等を有償とするのかは、保護者の判断に委ねられているので、教育上の差別には当たらないと私は考えます。よって、教育基本法第4条には違反していないと考えます。 2点目、趣旨中、任意取得である
マイナンバーカードの世帯全員の取得を要件とすることは、市民の人権を無視し、かつ不平等な施策となっていますとの主張ですが、この主張の解釈に当たり、私は市民のどのような人権を無視しているのか理解できなかったので、私なりに給食費等の支払いが難しい世帯にとって、
マイナンバーカードを取得しなければ、給食費等が有償となるため、カードの取得を強要されると解釈させていただきました。 実際に、そのような世帯にとっても、一律に
マイナンバーカードの取得が無償化の要件になるのか、担当課に確認したところ、今回の施策により、国の免除制度に基づく要保護、準要保護児童への就学援助の対象となる方は対象外であるとのことでした。 つまり、経済的に厳しい世帯は、
マイナンバーカードの取得の有無にかかわらず、4月以降も給食費等は無償であるとのことです。 ですから、先ほど述べた教育基本法第4条には違反していないという考え方と同様に、就学支援の対象外の保護者は、本来負担すべき給食費等を
マイナンバーカード取得するかどうかについて自ら判断することができるため、機会の平等は保障されていると私は考えます。 その結果として、児童・生徒が平等に教育を受ける機会についても、直接影響はないと考えます。よって、市民の人権を無視し、かつ不平等な施策となっているとは言えないと考えます。 以上のことから請願の趣旨について賛同できないため、請願事項についても認めることができません。 以上。
○議長(守井秀龍君) 次に、採択に賛成の方の発言を求めます。 5番松本議員。 〔5番 松本 仁君 登壇〕
◆5番(松本仁君)
備前市議会議長守井秀龍殿、請願者、備前市日生町日生2090-3、子ども達への平等な教育・保育を求める実行委員会代表松下香、紹介議員松本仁。 請願書。 請願の要旨……。
○議長(守井秀龍君) 松本議員、討論をしてください。それは前読んで済んでおりますので、討論をしてください。
◆5番(松本仁君) はい、それではやります。 今、草加さんが言われたようなことで、私は一般的には公開討論会をしたいと思いますが、それはやめます。 それで、今日は私の請願の趣旨だけ述べたいと思います。 まず、
マイナンバーカードについてですが、カードの取得は義務ではなく、あくまで任意です。任意なんです。利便性がある反面、個人情報の漏えい、システムの機能構築過程における実務、費用対効果、保険証、銀行口座など、次々とひもづけられる個人情報に対し、漏えいに対する責任は誰が持つのか、個人の情報保護に関する法整備など、安心・安全な
マイナンバーカードづくりのシステムづくりにおいて、まだまだ国において煮詰めるべき課題が依然多く残っています。 こういう中で、日本弁護士会は、昨年ですが、会長声明で個人情報漏えい対策など、
マイナンバーカードの危険性と扱いについて、政府に対して警告を発しております。 総額2兆円以上の国家予算をかけて、2万ポイントの特典をつけたり、その取得率によって地方交付税の交付金に差をつけるなど、カードの取得を誘導する政府のやり方について疑問や批判を持っている国民が多くいることも、ぜひ知ってほしいと思うんです。このことを強く皆さん方に認識してほしいんです。
マイナンバーカード取得の保育料、学用品及び給食費の免除の要件とする備前市の施策においては、もういろいろな方が述べてきましたが、もう一回、岡山県弁護士会の次のような再考を求める会長声明について述べたいと思います。 市町村が小・中学校に通学する児童・生徒の保育料及び学用品等の納税を免除することは、その保護者の経済的負担を軽減し、園児及び児童・生徒の教育を受ける権利を保障する上で有効であり、歓迎すべきことである。歓迎すべきことである。しかし、しかし園児、児童・生徒の全世帯員が
マイナンバーカードを取得しているか否かは、保育料、学用品等の納付免除という保護者の経済的負担軽減措置の目的とは何の関係もない事項なんです。 したがって、保育料、学用品等の納付免除を受けるために、全世帯員の
マイナンバーカード取得という無関係な事項を要件とする備前市の本施策には、本来公平であらねばならない教育や行政サービスに対して、合理的理由のない差別を持ち込むことになるんです。憲法14条の平等原則に違反することになるんです。 この議会でも、この件に対していろいろ議論してきましたが、法律の専門家である県弁護士会も、法律に照らして備前市に対して、もう一回考え直すよう要請しているんです。 次に、今保育料、学校給食費の無償化が全国で広がっております。給食費は全国1,600の自治体の3割が無償化しております。 3月20日には、茂木自民党幹事長が政府に無償化のことを要請すると述べております。 しかし、皆さん、今提出されている、私が読んでいるこの請願は、
マイナンバーカードの持つ功罪に関しての請願ではないんです。関係ないんです。 備前市は他市と比べ、誇るべき子育ての支援、教育がなされてきました。引き続き、この全国の流れに沿って
マイナンバーカードを取得していてもしていなくても、差別なく今までどおり園児の保育料、園児・生徒の学校給食、学用品、
マイナンバーカードの取得にかかわらず、ぜひ無料を続けてほしいということなんです。交付金をたくさんもらいたいとか、得たいとか、そういうこともありましょうけど、それ以上に教育は大切なんです。教育の機会均等を破ってまで──破ってまでと言ったらいけませんけど、抵触するこういう法案に対して、やっぱり平等にしてほしいという請願なんです。 全国のマイナンバー取得申請数は、全国では70%以上、備前市では84%を超えました。子ども達への平等な教育・保育を求める実行委員会をつくっていますが、この実行委員会は園児や生徒の保護者や元学校の教員の方々を中心としてつくられた実行委員会なんです。会は……。
○議長(守井秀龍君) 松本議員、簡潔にお願いします。
◆5番(松本仁君) 非常に今大切なことを話しとんですよ。 会は生徒の保護者、この請願に多くの人の賛同を得るために署名活動をやってきましたが、この会は一番多くの人と対話してきたんです。市民と対話してきたんです。 その中で、署名数が備前市内では三千少し、岡山県下を中心に9,000、全国的には4万を超える、合計5万7,795筆ですか、これが集まっていますけど、これに賛同してくれた方、特に備前市内の人たちと対話した中で、その方々の多くはここまでやらなくてもいいのに、ここまでするのか、こういう意見が多いんです。多くの方は
マイナンバーカードを取っています。取っている人たちが、ここまでするんか、ここまでやるんかということに対して署名に賛同してくれているんです。 以上、そのことを訴えると同時に、中にはこんなやり方をすると、余計
マイナンバーカードを申請したくなくなる人が増えてしまう、それをも言うんです。私も取ったけど、こういう問題があるんなら、考え直すとは言いませんけど、そうですか、そういう問題があるんですか、そういうふうに答えてくれるんです。 だから、多くの人は、
マイナンバーカードを取る取らんじゃないんです。引き続き、今まで続けてきた無料を続けてほしいと、そういう願いの中で
マイナンバーカードを取っているけど、ぜひ続けてほしいと、そういう意見が圧倒的なんです。 この意見を皆さん、全議員がちょっと酌み取ってほしいと思うんです。備前市はこの問題で有名になりました。多くのマスコミも関心を持って取り上げてくれています。備前市民でなく、岡山県の他の自治体、全国の多くの人たちが、自分たちの町も備前市と同じようなことになるんじゃないか、広がっていくんじゃないんかと心配して全国が注目しております。 もちろん、備前市民は今日23日の採決でどうなるか、多くの方が注目しています。テレビ局も来ています。この請願に対し、ぜひ全議員の賛同を期待いたしまして、私の紹介とさせていただきます。終わります。
○議長(守井秀龍君) 次に、採択に反対の方の発言を求めます。 8番山本議員。 〔8番 山本 成君 登壇〕
◆8番(山本成君) 請願第5
号マイナンバーカードの有無による教育の機会均等を妨げる施策をやめ、未来の備前市を支える全ての子どもに平等な教育支援を求める請願に対して、採択に反対の立場で討論させていただきます。 政府は、2023年3月末までにほとんどの国民が
マイナンバーカードを取得していることという政府目標を掲げられております。 政府は、
マイナンバーカードの普及を急ぐのは、行政のサービスの効率化、迅速化の取組の多くが
マイナンバーカードの利用を前提にしているためです。 住民の方々によりよいサービスを提供するためには、どうしても
マイナンバーカードの普及が必要となるのです。
マイナンバーカードが100%普及した場合の財政的な貢献度は大きいでしょう。本市独自の助成事業として、給食費及び学用品費、保育料等の無償化を行っていますが、それに
マイナンバーカードの世帯全員取得を条件に加え、納付免除することは備前市の政策として行うものであります。 保育料及び給食費並びに学用品費の無償化という本市独自の施策として実施しているものを対象としています。 今回の備前市の方針が、児童・生徒が平等に教育を受ける機会に対して直接影響することは考え難いです。
マイナンバーカードの取得を条件として、給食費、学用品費の無償化事業を行うことは、市の事業を進めるため執行権の範囲であると考えます。 今回、定例会で上程された条例の中に、「特に市長が認めるときは、規則で定めるところにより給食費を減額し、または免除することができる」とあり、免除規定も設けられております。十分市民の事情を聞くことになっています。 以上のことから請願の願意には沿い難く、採択に反対であります。御賛同のほどよろしくお願いいたします。
○議長(守井秀龍君) 次に、採択に賛成の方の発言を求めます。 7番青山議員。 〔7番 青山孝樹君 登壇〕
◆7番(青山孝樹君) 私は、請願第5
号マイナンバーカードの有無による教育の機会均等を妨げる施策をやめ、未来の備前市を支える全ての子どもに平等な教育支援を求める請願の採択に賛成の立場で討論を行わさせていただきます。
マイナンバーカード自体の普及については、これは社会の情勢の中で自然に整っていくものというふうに考えておりますが、この
マイナンバーカードの普及を教育の場に持っていくべきではないと私は思います。 令和4年度当初予算の新規シートで、小・中学校の給食費、学用品費無償化事業について、子育て世帯への支援を強化し、義務教育について市が責任を持って学びの環境を提供し、子供の環境を整えることを目的に、給食費及び教材について全額補助するものです。 さらに、補助制度の充実を通じて移住・定住する子育て世代の増加につなげたいと考えておりますとの目的で保護者が負担した給食費及び学用品費を補助金を支給して支援することとなりました。 また、同年11月議会における同僚議員の一般質問において、吉村市長は次年度も継続するとはっきり述べられ、備前市は子育て、教育に手厚い町であることを明言されました。 これまで備前市は、保育料の無償化を他の自治体に先駆けて行い、本年度実現した給食費、学用品の無償化も備前市の誇るべき少子化対策であり、市民も大変歓迎しており、その子育て支援制度を知って移住された新しい住民の方も大勢おられます。 請願では
マイナンバーカードを取得していなければ納付、すなわち有償となり、
マイナンバーカードを取得している者としていない者で納付免除に差があるのは、教育基本法第4条の教育の機会均等に反し、新たな差別を生み出すことになる。また、任意取得である
マイナンバーカードの世帯全員の取得を要件とすることは、市民の人権を無視し、かつ不平等な施策である。
マイナンバーカードあるなしによる教育の経済的差別、政策方針を撤回し、備前市民である全ての子供に差別のない平等な教育支援を求めた、市内あるいは市外5万795名の署名を集めて訴えられております。 教育基本法の上位法に当たる憲法については、先ほど来、数々の方が述べられておりますが、私のところにも3月13日に送ってこられました、岡山弁護士会近藤剛会長の声明文があります。 繰り返しになるかもしれませんけど、読ませていただきます。 市町村が、市町村立保育園等に通園する園児及び市町村立小・中学校に通学する児童・生徒の保育料及び学用品費等の納付を免除することは、その保護者の経済的負担を軽減し、園児及び児童・生徒の教育を受ける権利を保障する上で有効であり歓迎すべき政策である。しかし、園児、児童・生徒の世帯員が
マイナンバーカードを取得しているか否か、これは保育料、学用品費等の納付免除という保護者の経済的負担軽減措置の目的とは何の関係もない事項である。したがって、保育料、学用品費等の納付免除を受けるために世帯員全員の
マイナンバーカード取得という無関係な事項を要件とする備前市の本施策は、本来、公平でなければならない教育や行政サービスに対して、世帯全員が
マイナンバーカードを取得している園児、児童・生徒及びその保護者とそうでない園児、児童・生徒及びその保護者との間に合理的理由のない差別を持ち込むことになり、憲法第14条の平等原則に反するものである……。
○議長(守井秀龍君) 青山議員、ちょっとお待ちください。静粛にお願いいたします。 引き続きお願いします。
◆7番(青山孝樹君) また、備前市の本施策は、世帯員全員が
マイナンバーカードを取得している場合に、申請により、保育料、学用品費等の納付を免除するというものであり、世代を同じくする園児、児童・生徒の保育料、学用品費等の納付免除と引き換えに、保護者ら世帯員全員の
マイナンバーカード取得を事実上強制する効果を持つことは明白である。憲法第13条に基づく自己情報コントロール権の下、
マイナンバーカードに情報が集約されているのを拒否する自由もまた尊重されるべきである。よって、当会は、備前市に対し、世帯員全員の
マイナンバーカード取得を保育料、学用品費等の免除の要件とする備前市の本施策について再考を求める。令和5年3月13日、岡山弁護士会会長近藤剛、このような文書が参っております。これは各議員の皆さん、あるいは市のほうにも入っていると思います。 私は法律の専門ではありませんので、細かいところというところまではよく分かりませんが、このように弁護士会の会長さんが述べられていること、このことからも、本来、市長及び市の職員は条例制定においては、上位法にのっとって策定されなければならず、議会への提案も慎重に行うべきであります。 我々議員もこの点は、執行部からの提案について、しっかりチェックを行う責任があります。 全てのことのチェックはできないにしろ、弁護士会からの指摘は重く受け止めなければならない。5万795署名の声、弁護士会からの指摘は、議会全体の良識が問われているとは思いませんか。 論語の一節に、「過ちて改めざるこれを過ちという」とあります。間違っていたら直しましょう。賢明な議員の皆さんには、良識のある御判断をいただき、
マイナンバーカードを取得していても取得していなくても、園児の保育料、児童・生徒の給食費、学用品費について平等な支援を求める請願採択に御賛同いただきますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(守井秀龍君) 次に、採択に反対の方の発言を求めます。 (発言要求者なし) 次に、採択に賛成の方の発言を求めます。 10番石原議員。 〔10番 石原和人君 登壇〕
◆10番(石原和人君) それでは、請願第5号の採択に賛成の立場で討論をさせていただきます。 まずもって申し上げますが、先ほどまでの討論をお聞きする中で、
マイナンバーカードそのものについても、議員間の間でかなり認識の違いあるのかなということも感じております。私は、
マイナンバーカードそのものについて否定的なところではございません。 また、この請願の趣旨の中でも問題視をされている、先ほど来もございましたけれども、教育基本法の下での教育の機会均等に反し、差別を生むというような表現の部分については、先ほどの弁護士会の会長さんの声明もございますけれども、最終的には司法判断にもよるところでしょうから、この場での断定は避けたいと思います。 その点は請願者の方々と幾らかニュアンスの違いもあるかもしれません。その上でこの請願事項に対し判断をさせていただきたいと存じます。 先日の一般質問でも申し上げましたが、このたびの備前市の
マイナンバーカードをめぐる方針について、まずは直接関わる備前市で子育てをされている現役世代の皆さんの御意見を重視し、意見交換をさせていただきました。当然いろんなお考えはあろうかと思います。しかし、私がお聞きした彼らのおおむねの意見としては、「驚きはあったが、やむを得ないのかなあ。既にもうカードを取得しているし」などの比較的穏当な御意見でした。 また一方で、御年配の方々からは、かなり否定的な御意見が圧倒的に多く、世代によって認識の隔たりを大いに感じます。それらあらゆる御意見を今かみしめております。 そして、報道等で伝えられておりますが、反対する署名が数万人規模で寄せられていることもあり、大きな反響となっております。しかし、私は署名の人数が仮に数十万人、数百万人であっても、逆に数百人、数十人であっても、その思いは真摯に受け止めた上で、議員として冷静に判断せねばならないと感じております。 また、本請願の最も重要な部分、3の請願事項の中で、保育料や給食費、学用品費について平等な支援を求めるとされており、この点についても思いをめぐらせました。 過去には、本市においても、例えば給食費については、子供さんの人数に応じて大きく補助内容に差異を生じた制度があったり、国の制度下においても、世帯の所得に応じた教育への助成制度があったりと、全ての場面で平等かといえば、そうではないケースも種々存在しています。 しかし、恐らくそれらの条件は、多くの市民や国民が納得し得る根拠に基づいたものであると感じております。 しかしながら、本請願の請願事項の冒頭で述べられている、
マイナンバーカードを取得していても、取得していなくてもという部分には大いに賛同し得るところであります。 根拠の曖昧な
マイナンバーカード取得条件によって、大きく教育に係る支援に差異が生じることは容認、理解できるものではありません。 また、このことが方針に掲げられていることを法的にどうこう以前に、備前市民の一人として恥ずかしい、そのことを強く申し述べ、私の本請願採択への賛成討論とさせていただきます。御賛同方よろしくお願いいたします。
○議長(守井秀龍君) 討論を終結いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより採決を行いますが、採決方法について申し上げます。 本請願の委員長報告は不採択でありますが、採決は会議規則第70条の規定により本請願を採択することに賛成の方の起立を求めますから、表決に当たってはお間違えのないようお願いいたします。 採決方法についていま一度申し上げます。 本請願の委員長報告は不採択でありますが、採決は会議規則第70条の規定により本請願を採択することに賛成の方の起立を求めますから、表決に当たってはお間違いのないようにお願いいたします。 それでは、請願第5号を採決いたします。 本請願は採択することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 起立少数であります。よって、請願第5号は不採択と決しました。
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○議長(守井秀龍君) 日程5、発議第2号
備前市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。 提出者の提案理由の説明を願います。 尾川議会運営委員長。 〔議会運営委員長 尾川直行君 登壇〕
◆議会運営委員長(尾川直行君) それでは、発議第2号
備前市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について、提出者である議会運営委員会を代表して提案理由の説明をさせていただきます。 本案は、令和5年4月1日から実施される市の機構改革に合わせた議会常任委員会の所管事項を変更したいので提案するものであります。御賛同のほどよろしくお願いいたします。
○議長(守井秀龍君) 提案理由の説明が終わりました。 これより提出者に対する質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、提出者に対する質疑を終結いたします。 これより発議第2号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案は討論を省略し、原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、発議第2号は原案のとおり可決されました。
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○議長(守井秀龍君) 日程6、決定第1号閉会中の
常任委員会継続調査事件の付託についてを議題といたします。 会期中に開催されました総務産業委員会において、その所管事務調査のうち、閉会中もなお継続して調査研究すべき追加事件が協議されました。 この際、お諮りいたします。 総務産業委員会に対し、閉会中の継続調査事件としてお手元に配付いたしております閉会中の継続調査事件付託表のとおり、追加して付託し、いずれも調査終了まで継続することといたしまして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、調査終了まで継続調査することに決定いたしました。 以上で本定例会に付議されました案件の審議は全て終了いたしました。
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○議長(守井秀龍君) この際、市長から御挨拶の申出がありますので、お受けいたします。 吉村市長。 〔市長 吉村武司君 登壇〕
◎市長(吉村武司君) 議長から発言のお許しをいただきましたので、閉会に当たりまして御報告並びに御挨拶をさせていただきます。 最初に、諸般の御報告をさせていただきます。 まず、
デジタル田園都市国家構想交付金について改めて御報告いたします。 内閣府へ申請しておりました
デジタル田園都市国家構想交付金の
マイナンバーカード利用横展開事例創出型で1事業、TYPE1で2事業の合計3事業が令和5年3月10日付で採択されました。 採択に当たっては、市民の皆様の
マイナンバーカード取得への多大なる御協力により1月末時点の申請率が70%を超えたことが大きな要因となりました。この場をお借りいたしまして、お礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。 この交付金は、
マイナンバーカードやデジタル技術を活用することで、市民の皆様がより便利で快適な生活を送ることができる取組を推進するものであります。 具体的な事業についてでありますが、まず
マイナンバーカード利用横展開事例創出型の
マイナンバーカードの備前市民カード化によるデジタル活用推進事業では、現在市役所の窓口で申請していただいている住民票や税証明、各種補助金など100以上の申請をスマートフォンやパソコンを使い自宅などで申請することができる、来なくていい窓口や
マイナンバーカードをかざすだけで基本的な情報の記入が不要になる、書かない窓口などのスマート窓口サービスを目指します。 また、
マイナンバーカードを市営バスの乗車、図書館での図書の貸出し、各種給付の受け取りなどに活用することで、利便性の向上を図るスマート交通サービス、スマート図書館利用サービス、スマート給付サービスなどの取組を進めてまいります。 次に、TYPE1の備前市鳥獣対策DX実装プロジェクトでは、わなの監視装置の導入などデジタルやクラウド技術を活用し、農作物への鳥獣被害の削減や職員の報告書作成業務等の効率化を進めてまいります。 同じく、TYPE1の水道検針業務の自動化と見守り事業では、離島や過疎集落などに遠隔で確認できる水道スマートメーターを設置し、検針業務の自動化や漏水などの早期発見、対応が可能となるとともに、利用者の水の使用量の変化などから在宅状況、安否状況を遠隔で確認することも可能となり、より安心して過ごせるまちづくりを進めてまいります。 このように、
デジタル田園都市国家構想交付金を通じた取組を行うことなどで、市民の皆様のライフスタイルや生活環境が大きく改善され、都市部に負けない利便性を備えた魅力あふれるまちづくりを進めてまいります。 特に特別交付税についてでありますが、本市の予算額10億5,000万円に対し、11億599万8,000円の交付決定をいただき、前年度比1,063万5,000円の増額となる見込みでございます。御報告いたします。 本年度は鳥インフルエンザへの対応や、日本海側を中心に除雪の費用がかさんだため、減額の不安もございましたが、本市には特段の配慮をいただいたものと感謝いたしております。 次に、卒業式、卒園式についてでありますが、3月2日の片上高校をはじめ11日には中学校、16日にはこども園と保育園、22日には小学校でそれぞれ執り行われました。議員各位にはお忙しい中、御臨席を賜り、ありがとうございました。 さて、2月20日に開会いたしました第1回定例会では、冒頭私の今後の施政方針をお示しさせていただきました。 令和5年度は、これらの取組を確実に実施し、よりよい備前市の未来を実現すべく、市政運営に努めてまいります。 また、令和5年度当初予算をはじめとする重要議案につきまして、慎重に御審議いただきましたことに厚く御礼を申し上げます。 議員各位からいただきました御意見、御提言につきましては、今後の市政運営の参考とさせていただきたいと考えております。 次に、例年のことではありますが、この年度末をもって長年公務に携わってまいりました職員や職務に精励した者がその任を終えることとなります。それぞれ先輩諸氏からの叱咤激励を受け、議員をはじめ多くの市民の御理解と御協力を得ながら今日まで職務に尽力してきたことと思います。 一人一人その仕事への情熱、責任感、達成感など、万感の思いを胸に去来させているところだと思います。 市民を代表し、私からそれらの業績をたたえるとともに、今までの御労苦に感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。 以上、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(守井秀龍君) 市長の御挨拶が終わりました。
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○議長(守井秀龍君) 閉会を前に、私からも一言御挨拶を申し上げます。 議員の皆様には、2月定例会が2月20日に開会して以来、32日間にわたり提案されました当初予算をはじめとする多数の案件につきまして、終始慎重なる御審議をいただき、また円滑なる議会運営に御協力をいただき最終日を迎えることができました。心から厚くお礼申し上げます。 執行部の皆様には、今後とも適正な行財政の運営の下、さらなる市民福祉の向上を期して一層の御努力をお願い申し上げます。 また、今月末で退職されます職員の皆様におかれましては、厳しい財政状況の中、市民福祉の向上と市政発展に御尽力いただきましたことに対し、心から敬意と感謝の意を表する次第であります。 今後とも、市政の応援団として見守り、励ましをいただきますようお願い申し上げますとともに、末永く御自愛いただきますことをお祈り申し上げ、甚だ簡単ではございますが、御挨拶とさせていただきます。
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○議長(守井秀龍君) それでは、これをもちまして令和5年2月第1回定例会を閉会いたします。 皆さん、長期間にわたり御苦労さまでした。 午後5時46分 閉会 上記地方自治法第123条第2項の規定により下記に署名する。 備前市議会議長 守 井 秀 龍 備前市議会議員 土 器 豊 備前市議会議員 中 西 裕 康 備前市議会議員 草 加 忠 弘...