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  1. 埼玉県議会 2022-02-01
    02月17日-01号


    取得元: 埼玉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-06
    令和 4年  2月 定例会        ◯招集告示埼玉県告示第百二号 埼玉県議会令和四年二月定例会を二月十七日に招集する。  令和四年二月十日                     埼玉県知事   大野元裕        ◯応招・不応招議員令和四年二月定例会 会期 二月十七日 三月二十五日  三十七日間 応招議員    八十八名  二月十七日   八十六名        二番  金野桃子議員        三番  岡村ゆり子議員        六番  小川直志議員        七番  杉田茂実議員        八番  阿左美健司議員        九番  深谷顕史議員       十二番  秋山もえ議員       十三番  平松大佑議員       十四番  柿沼貴志議員       十五番  八子朋弘議員       十六番  中川 浩議員       十七番  高橋稔裕議員       十八番  逢澤圭一郎議員       十九番  山口京子議員       二十番  千葉達也議員      二十一番  渡辺 大議員      二十二番  松井 弘議員      二十三番  高木功介議員      二十四番  橋詰昌児議員      二十五番  白根大輔議員      二十六番  町田皇介議員      二十七番  守屋裕子議員      二十八番  江原久美子議員      二十九番  松坂喜浩議員       三十番  並木正年議員      三十一番  宮崎吾一議員      三十二番  関根信明議員      三十三番  木下博信議員      三十四番  藤井健志議員      三十五番  美田宗亮議員      三十六番  吉良英敏議員      三十七番  松澤 正議員      三十八番  浅井 明議員      三十九番  飯塚俊彦議員       四十番  安藤友貴議員      四十一番  辻 浩司議員      四十二番  山根史子議員      四十三番  前原かづえ議員      四十四番  浅野目義英議員      四十五番  石川忠義議員      四十六番  井上 航議員      四十七番  岡 重夫議員      四十八番  横川雅也議員      四十九番  内沼博史議員       五十番  岡田静佳議員      五十一番  細田善則議員      五十二番  永瀬秀樹議員      五十三番  日下部伸三議員      五十四番  小久保憲一議員      五十五番  新井 豪議員      五十六番  荒木裕介議員      五十八番  萩原一寿議員      五十九番  水村篤弘議員       六十番  秋山文和議員      六十一番  村岡正嗣議員      六十二番  醍醐 清議員      六十三番  鈴木正人議員      六十四番  岡地 優議員      六十五番  白土幸仁議員      六十六番  小川真一郎議員      六十七番  齊藤邦明議員      六十八番  武内政文議員       七十番  新井一徳議員      七十一番  梅澤佳一議員      七十二番  宇田川幸夫議員      七十三番  立石泰広議員      七十四番  塩野正行議員      七十五番  蒲生徳明議員      七十六番  高木真理議員      七十七番  山本正乃議員      七十八番  柳下礼子議員      七十九番  中屋敷慎一議員       八十番  諸井真英議員      八十一番  神尾高善議員      八十二番  高橋政雄議員      八十三番  田村琢実議員      八十四番  本木 茂議員      八十五番  宮崎栄治郎議員      八十六番  齊藤正明議員      八十七番  小島信昭議員      八十八番  小谷野五雄議員      八十九番  長峰宏芳議員       九十番  石渡 豊議員      九十一番  西山淳次議員      九十二番  木村勇夫議員      九十三番  田並尚明議員  二月二十四日   一名      六十九番  須賀敬史議員  二月二十八日   一名      五十七番  権守幸男議員          ---------------- 不応招議員     なし          ----------------二月定例会  第一日(二月十七日)令和四年二月十七日(木曜日)第一日 議事日程 一 開会  午前十時 二 開議 三 議席の決定の報告 四 新議員の紹介    西第十区選出  小川直志議員 五 新任者の紹介    小林あゆみ 教育委員会委員    中村達也  収用委員会委員 六 会議録署名議員の指名    四十八番  横川雅也議員    四十九番  内沼博史議員 七 会期の決定    二月十七日から三月二十五日までの三十七日間 八 諸報告  (1) 常任委員の選任  (2) 特別委員の選任  (3) 十二月定例会において可決した意見書・決議の処理結果  (4) 地方自治法第百八十条第二項の規定に基づく専決処分  (5) 現金出納検査結果(令和三年十一月分及び十二月分)  (6) 地方自治法第百二十一条第一項の規定に基づく説明者 九 知事提出議案の報告    第一号議案~第六十三号議案 十 第一号議案~第六十三号議案一括上程 十一 知事の提案説明 十二 次会日程報告     二月十八日(金)、二十一日(月) 予算説明会     二月十八日(金)、二十一日(月)、二十二日(火) 議案調査     二月十九日(土)、二十日(日)、二十三日(水) 休日休会     二月二十四日(木) 午前十時開議、知事提出議案に対する質疑並びに県政に対する質問(代表) 十三 散会          ----------------本日の出席議員    八十六名         二番  金野桃子議員         三番  岡村ゆり子議員         六番  小川直志議員         七番  杉田茂実議員         八番  阿左美健司議員         九番  深谷顕史議員        十二番  秋山もえ議員        十三番  平松大佑議員        十四番  柿沼貴志議員        十五番  八子朋弘議員        十六番  中川 浩議員        十七番  高橋稔裕議員        十八番  逢澤圭一郎議員        十九番  山口京子議員        二十番  千葉達也議員       二十一番  渡辺 大議員       二十二番  松井 弘議員       二十三番  高木功介議員       二十四番  橋詰昌児議員       二十五番  白根大輔議員       二十六番  町田皇介議員       二十七番  守屋裕子議員       二十八番  江原久美子議員       二十九番  松坂喜浩議員        三十番  並木正年議員       三十一番  宮崎吾一議員       三十二番  関根信明議員       三十三番  木下博信議員       三十四番  藤井健志議員       三十五番  美田宗亮議員       三十六番  吉良英敏議員       三十七番  松澤 正議員       三十八番  浅井 明議員       三十九番  飯塚俊彦議員        四十番  安藤友貴議員       四十一番  辻 浩司議員       四十二番  山根史子議員       四十三番  前原かづえ議員       四十四番  浅野目義英議員       四十五番  石川忠義議員       四十六番  井上 航議員       四十七番  岡 重夫議員       四十八番  横川雅也議員       四十九番  内沼博史議員        五十番  岡田静佳議員       五十一番  細田善則議員       五十二番  永瀬秀樹議員       五十三番  日下部伸三議員       五十四番  小久保憲一議員       五十五番  新井 豪議員       五十六番  荒木裕介議員       五十八番  萩原一寿議員       五十九番  水村篤弘議員        六十番  秋山文和議員       六十一番  村岡正嗣議員       六十二番  醍醐 清議員       六十三番  鈴木正人議員       六十四番  岡地 優議員       六十五番  白土幸仁議員       六十六番  小川真一郎議員       六十七番  齊藤邦明議員       六十八番  武内政文議員        七十番  新井一徳議員       七十一番  梅澤佳一議員       七十二番  宇田川幸夫議員       七十三番  立石泰広議員       七十四番  塩野正行議員       七十五番  蒲生徳明議員       七十六番  高木真理議員       七十七番  山本正乃議員       七十八番  柳下礼子議員       七十九番  中屋敷慎一議員        八十番  諸井真英議員       八十一番  神尾高善議員       八十二番  高橋政雄議員       八十三番  田村琢実議員       八十四番  本木 茂議員       八十五番  宮崎栄治郎議員       八十六番  齊藤正明議員       八十七番  小島信昭議員       八十八番  小谷野五雄議員       八十九番  長峰宏芳議員        九十番  石渡 豊議員       九十一番  西山淳次議員       九十二番  木村勇夫議員       九十三番  田並尚明議員   欠席議員    二名       五十七番  権守幸男議員       六十九番  須賀敬史議員地方自治法第百二十一条第一項の規定により説明のため出席した人   大野元裕  知事   砂川裕紀  副知事   橋本雅道  副知事   高柳三郎  副知事   堀光敦史  企画財政部長   小野寺 亘 総務部長   真砂和敏  県民生活部長   安藤 宏  危機管理防災部長   小池要子  環境部長   山崎達也  福祉部長   関本建二  保健医療部長   板東博之  産業労働部長   強瀬道男  農林部長   北田健夫  県土整備部長   村田暁俊  都市整備部長   宍戸佳子  会計管理者   北島通次  公営企業管理者   今成貞昭  下水道事業管理者   高田直芳  教育長   加村啓二  公安委員会委員長   原 和也  警察本部長午前十時六分開会  出席議員    八十六名     二番    三番    六番    七番     八番    九番   十二番   十三番    十四番   十五番   十六番   十七番    十八番   十九番   二十番  二十一番   二十二番  二十三番  二十四番  二十五番   二十六番  二十七番  二十八番  二十九番    三十番  三十一番  三十二番  三十三番   三十四番  三十五番  三十六番  三十七番   三十八番  三十九番   四十番  四十一番   四十二番  四十三番  四十四番  四十五番   四十六番  四十七番  四十八番  四十九番    五十番  五十一番  五十二番  五十三番   五十四番  五十五番  五十六番  五十八番   五十九番   六十番  六十一番  六十二番   六十三番  六十四番  六十五番  六十六番   六十七番  六十八番   七十番  七十一番   七十二番  七十三番  七十四番  七十五番   七十六番  七十七番  七十八番  七十九番    八十番  八十一番  八十二番  八十三番   八十四番  八十五番  八十六番  八十七番   八十八番  八十九番   九十番  九十一番   九十二番  九十三番  欠席議員    二名   五十七番  六十九番  地方自治法第百二十一条第一項の規定により説明のため出席した人   知事       副知事(砂川)  副知事(橋本)   副知事(高柳)  企画財政部長   総務部長   県民生活部長   危機管理防災部長 環境部長   福祉部長     保健医療部長   産業労働部長   農林部長     県土整備部長   都市整備部長   会計管理者    公営企業管理者   下水道事業管理者 教育長      公安委員会委員長   警察本部長 △開会と開議の宣告 ○梅澤佳一議長 ただ今から、令和四年二月定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。          ---------------- △議席の決定の報告 ○梅澤佳一議長 まず、新議員の選出に伴い、去る二月十日付けで小川直志議員の議席を六番に決定いたしましたので、報告いたします。          ---------------- △新議員の紹介 ○梅澤佳一議長 この際、過日の補欠選挙において当選されました議員を紹介いたします。 西第十区選出 小川直志議員       〔六番 小川直志議員登壇〕 ◆六番(小川直志議員) ただ今、御紹介いただきました西第十区県議会議員補欠選挙で坂戸市から選出をいただきました小川直志でございます。 志半ばで御逝去されました木下前議長の遺志を継ぎ、地元坂戸市はもとより埼玉県政発展のために微力でございますが、一生懸命取り組んでまいります。皆様の御指導、御べんたつを心からお願い申し上げます。どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手起こる)          ----------------新任者の紹介 ○梅澤佳一議長 次に、新任又は再任の行政委員会委員を紹介いたします。 小林あゆみ教育委員会委員       〔小林あゆみ教育委員会委員登壇〕 ◎小林あゆみ教育委員会委員 去る十二月二十六日付けをもちまして、教育委員会委員を拝命いたしました小林あゆみでございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手起こる) ○梅澤佳一議長 中村達也収用委員会委員       〔中村達也収用委員会委員登壇〕 ◎中村達也収用委員会委員 去る十二月二十六日付けをもちまして、収用委員会委員を拝命いたしました中村達也でございます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手起こる)          ----------------会議録署名議員の指名 ○梅澤佳一議長 次に、会議録署名議員を指名いたします。 四十八番  横川雅也議員 四十九番  内沼博史議員 以上、二名の方にお願いいたします。          ---------------- △会期の決定 ○梅澤佳一議長 次に、会期についてお諮りいたします。 本定例会の会期は、本日から三月二十五日までの三十七日間といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。       〔「異議なし」と言う人あり〕 ○梅澤佳一議長 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。          ---------------- △諸報告 △常任委員の選任
    梅澤佳一議長 この際、諸般の報告をいたします。 まず、去る二月十日付けで、六番 小川直志議員企画財政委員に選任いたしましたので、報告いたします。          ----------------特別委員の選任 ○梅澤佳一議長 次に、同日付けで、六番 小川直志議員を経済・雇用対策特別委員に選任いたしましたので、報告いたします。          ---------------- △十二月定例会において可決した意見書・決議の処理結果 ○梅澤佳一議長 次に、去る十二月定例会において可決された「動物の適正な飼養確保に関する意見書」ほか六件の意見書・決議につきましては、衆議院議長参議院議長及び内閣総理大臣をはじめ関係行政庁に提出しておきましたので、御了承願います。          ----------------地方自治法第百八十条第二項の規定に基づく専決処分梅澤佳一議長 次に、知事から、専決処分の報告がありましたので、配布しておきましたから、御了承願います。〔参照-(四四一)ページ〕          ----------------現金出納検査結果(令和三年十一月分及び十二月分) ○梅澤佳一議長 次に、監査委員から、令和三年十一月分及び十二月分に係る現金出納検査結果の報告がありましたので、お手元に配布しておきましたから、御了承願います。          ----------------地方自治法第百二十一条第一項の規定に基づく説明者梅澤佳一議長 次に、本定例会説明者として出席する者の職氏名を一覧表として、お手元に配布しておきましたので、御了承願います。〔参照-(四五一)ページ〕          ----------------知事提出議案の報告 ○梅澤佳一議長 知事から議案の提出がありましたので、報告いたします。 議事課長に朗読させます。       〔議事課長朗読〕 財第七百七号  令和四年二月十七日 埼玉県議会議長  梅澤佳一様                        埼玉県知事  大野元裕        県議会付議議案について 本議会に付議する議案を次のとおり提出いたします。 第一号議案 令和四年度埼玉県一般会計予算 第二号議案 令和四年度埼玉県公債費特別会計予算 第三号議案 令和四年度埼玉県証紙特別会計予算 第四号議案 令和四年度埼玉県市町村振興事業特別会計予算 第五号議案 令和四年度埼玉県災害救助事業特別会計予算 第六号議案 令和四年度埼玉県母子父子寡婦福祉資金特別会計予算 第七号議案 令和四年度地方独立行政法人埼玉県立病院機構貸付金事業等特別会計予算 第八号議案 令和四年度埼玉県国民健康保険事業特別会計予算 第九号議案 令和四年度埼玉県中小企業高度化資金特別会計予算 第十号議案 令和四年度埼玉県就農支援資金貸付事業特別会計予算 第十一号議案 令和四年度埼玉県林業・木材産業改善資金特別会計予算 第十二号議案 令和四年度本多静六博士育英事業特別会計予算 第十三号議案 令和四年度埼玉県用地事業特別会計予算 第十四号議案 令和四年度埼玉県県営住宅事業特別会計予算 第十五号議案 令和四年度埼玉県高等学校等奨学金事業特別会計予算 第十六号議案 令和四年度埼玉県公営競技事業特別会計予算 第十七号議案 令和四年度埼玉県総合リハビリテーションセンター病院事業会計予算 第十八号議案 令和四年度埼玉県工業用水道事業会計予算 第十九号議案 令和四年度埼玉県水道用水供給事業会計予算 第二十号議案 令和四年度埼玉県地域整備事業会計予算 第二十一号議案 令和四年度埼玉県流域下水道事業会計予算 第二十二号議案 埼玉県手数料条例の一部を改正する条例 第二十三号議案 埼玉県職員定数条例の一部を改正する条例 第二十四号議案 埼玉県個人番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例 第二十五号議案 職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例 第二十六号議案 知事の期末手当の特例に関する条例の一部を改正する条例 第二十七号議案 埼玉県吏員恩給条例等の一部を改正する条例 第二十八号議案 埼玉県指定特定営利活動法人を指定する条例の一部を改正する条例 第二十九号議案 埼玉県青少年健全育成条例の一部を改正する条例 第三十号議案 埼玉県消費者行政活性化基金条例を廃止する条例 第三十一号議案 埼玉県生活環境保全条例の一部を改正する条例 第三十二号議案 埼玉県民生委員の定数を定める条例の一部を改正する条例 第三十三号議案 埼玉県国民健康保険財政安定化基金条例の一部を改正する条例 第三十四号議案 旅館業法施行条例の一部を改正する条例 第三十五号議案 公衆浴場法施行条例の一部を改正する条例 第三十六号議案 埼玉県ふぐの取扱い等に関する条例の一部を改正する条例 第三十七号議案 埼玉県産業技術総合センター条例の一部を改正する条例 第三十八号議案 埼玉県新型コロナウイルス感染症対策推進基金条例の一部を改正する条例 第三十九号議案 埼玉県特別県営住宅条例の一部を改正する条例 第四十号議案 埼玉県教育委員会事務局職員定数条例の一部を改正する条例 第四十一号議案 埼玉県学校職員定数条例の一部を改正する条例 第四十二号議案 警察署の名称、位置及び管轄区域に関する条例の一部を改正する条例 第四十三号議案 工事請負契約の締結について 第四十四号議案 包括外部監査契約の締結について 第四十五号議案 県営土地改良事業に要する経費の関係市町負担額について 第四十六号議案 農道整備事業等に要する経費の関係市町負担額について 第四十七号議案 埼玉県道路公社基本財産の額の増加に係る定款の変更の同意について 第四十八号議案 急傾斜地崩壊対策事業に要する経費の関係町村負担額について 第四十九号議案 第二期埼玉県まち・ひと・しごと創生総合戦略の変更について 第五十号議案 埼玉県多文化共生推進プランの策定について 第五十一号議案 埼玉県男女共同参画基本計画の策定について 第五十二号議案 埼玉県消費生活基本計画の策定について 第五十三号議案 埼玉県地域強靱化計画の変更について 第五十四号議案 埼玉県環境基本計画の策定について 第五十五号議案 埼玉県子育て応援行動計画の変更について 第五十六号議案 埼玉県地域保健医療計画の変更について 第五十七号議案 埼玉県産業元気・雇用アップ戦略の策定について 第五十八号議案 埼玉県科学技術イノベーション基本計画の策定について 第五十九号議案 第十一次埼玉県職業能力開発計画の策定について 第六十号議案 令和三年度埼玉県一般会計補正予算(第十四号) 第六十一号議案 令和三年度埼玉県母子父子寡婦福祉資金特別会計補正予算(第一号) 第六十二号議案 令和三年度埼玉県国民健康保険事業特別会計補正予算(第二号) 第六十三号議案 急傾斜地崩壊対策事業に要する経費の関係市町負担額について ○梅澤佳一議長 ただ今報告いたしました議案は、配布しておきましたので、御了承願います。〔参照-(四〇)ページ〕          ---------------- △第一号議案~第六十三号議案一括上程梅澤佳一議長 知事から提出された第一号議案ないし第六十三号議案を一括して議題といたします。          ---------------- △知事の提案説明梅澤佳一議長 知事の説明を求めます。 大野元裕知事       〔大野元裕知事登壇〕 ◎大野元裕知事 本日ここに令和四年当初の定例県議会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれましては御参会を賜り、令和四年度の予算案をはじめ、県政の重要課題について御審議をいただきますことに、心から感謝を申し上げます。 それでは、諸議案の説明に先立ちまして、令和四年度の県政運営及び予算編成に関する基本的な考え方を御説明申し上げます。 一昨年来続く新型コロナウイルス感染症対策については、当初は未知のウイルスゆえに確立した治療法がない中、模索しながらも、これまで様々な取組を進めてまいりました。 ワクチン接種が進みデルタ株の脅威による第五波を乗り越えたものの、年明け以降、感染力の強いオミクロン株の全国的な拡大により、本県においても一日当たり七千人を超える過去最多の新規陽性者数を記録しました。 こうした状況を踏まえ、本県では一月二十一日から三月六日までの期間、まん延防止等重点措置に基づく各種対策を講じております。 県民、事業者の皆様には、感染拡大防止に格別の御理解と御協力をいただいていることに改めて御礼を申し上げます。 また、医療関係者をはじめエッセンシャルワーカーの皆様のこれまでの奮闘に対し、深く敬意を表するとともに、心から感謝を申し上げます。 現在のような感染拡大の状況が続くと、医療提供体制のひっ迫を招くおそれもあることから、引き続き、強い危機感と緊張感をもって対応していかなければなりません。 また、新型コロナウイルスは絶えず変異しており、今後も新たな変異株による感染再拡大という最悪の事態を想定しておく必要があります。 そこで、ウィズコロナ、さらには、ポストコロナを見据え、感染防止対策と社会経済活動の両立を図りながら、県内経済への影響を最小限に抑え、感染症と共存できる強い埼玉県経済を構築していかなければなりません。 そのための鍵となるのがデジタル技術の活用です。コロナ禍を契機とし日常生活に浸透したデジタル技術を今後更に活用していくことで、産業構造、働き方・暮らし方に大きな変革をもたらす社会全体のデジタルトランスフォーメーションの実現へとつなげることが重要です。 また、今後本県を取り巻く環境は、人口減少社会の到来や異次元の高齢化、さらには、自然災害の激甚化・頻発化など大きな変革期を迎え、混とんとした時代を切り開いていく必要があります。 去る令和三年十二月定例県議会では、県政運営の基礎となる新たな埼玉県5か年計画について御議決をいただきました。 本県が抱える中長期的な課題を解決するとともに、目指すべき三つの将来像である「安心・安全の追究」「誰もが輝く社会」「持続可能な成長」の実現に向けて、この計画を着実に実行に移してまいります。 その上で、令和四年度は、次の二つの考えに基づいた施策を中心に取り組んでまいります。 第一に、「直面する危機からの脱却」に関する施策であり、大きく二つの柱がございます。 一つ目の柱は、「新型コロナウイルス感染症の拡大防止」です。 検査・医療提供体制の確保やワクチン接種を着実に進めるとともに、感染症専門人材の育成など今後の感染再拡大への備えを万全にいたします。 二つ目の柱は、「社会全体のDXの推進とウィズコロナ下での経済回復・成長」です。 デジタル化によるビジネスモデルの転換やデジタル人材の育成・確保を支援するとともに、県民の利便性向上につながる行政手続のオンライン化を強力に推進するなど、社会全体のDXの実現に向けた取組を加速します。 第二に、「日本一暮らしやすい埼玉に向けた将来像の実現」です。 令和四年度から始まる新たな5か年計画では、人口構造が大きく変化する二〇四〇年を見据えて本県が進むべき方向性として三つの将来像を掲げました。 「安心・安全の追究」では、危機管理・防災体制の再構築などにより災害・危機に強い埼玉を築くとともに、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるように、介護・医療体制や地域の見守り体制の充実・強化を図ります。 「誰もが輝く社会」では、きめ細やかな少子化対策や子育て支援の充実を進めるほか、高齢者や女性、障害者の活躍を積極的に支援するなど、年齢・性別を問わず、誰もが生き生きと活躍できる社会づくりを進めてまいります。 「持続可能な成長」では、未来を見据えた社会基盤づくりとして「埼玉版スーパー・シティプロジェクト」や「あと数マイルプロジェクト」を進めるとともに、脱炭素社会の実現や人材確保に向けた中小企業への支援などにより、持続的な経済成長や雇用の実現を目指します。 埼玉県は昨年、誕生して百五十周年を迎えましたが、今年は新たな百五十年に向けた挑戦の年としなければなりません。 計画実行に向けた強い信念を持ち、あらゆる人に居場所があり、活躍でき、安心して暮らせる「日本一暮らしやすい埼玉」の実現を目指してまいります。 令和四年度当初予算案につきましては、ただ今申し上げました基本的な考え方に沿って編成を行いました。 その結果、令和四年度の予算案の規模は、一般会計では二兆二千二百八十四億五千九百万円、対前年度伸び率では五・一パーセントの増となっております。 また、特別会計では一兆二千三百二十五億五千九百四十万一千円、対前年度伸び率では二・八パーセントの増、企業会計では一千八百四十五億三千四百八十万円、対前年度伸び率では〇・二パーセントの増となっております。 さらに、国の補正予算に伴い、公共事業の追加等を内容とした補正予算案を編成し、防災・減災対策などを充実することといたしました。 次に、令和四年度予算案の主な内容について、御説明申し上げます。 まず、歳入についてです。 歳入の中心である県税につきましては、法人二税の増収などが見込まれることから、前年度を四百六十七億円上回る八千十八億円を計上いたしました。 また、地方財政対策を踏まえ、地方交付税は前年度を三百二十五億円上回る二千四百九十二億円、臨時財政対策債は前年度を一千三百五十億円下回る七百億円を計上し、実質的な地方交付税は前年度を一千二十五億円下回る三千百九十二億円を計上いたしました。 県債につきましては、臨時財政対策債の発行額が減少することなどにより、前年度を一千百九十八億円下回る二千一億円を計上いたしました。 また、財源調整のための基金につきましては、財源不足を補填するため、七百三十億円を取り崩すことといたしました。 続いて、令和四年度当初予算案における主要施策の構成ごとに、歳出の主な内容につきまして御説明いたします。 まず、「直面する危機からの脱却」に向けた施策として、一つ目の柱である「新型コロナウイルス感染症の拡大防止」です。 感染動向を踏まえ、検査体制の確保や医療提供体制の強化、クラスター対策などに万全を期すとともに、入院協力金について重症患者の受入れ負担を踏まえた補助単価を新たに設定するなど、医療機関の更なる負担軽減を図ってまいります。 また、新たな変異株などによる感染急増に備え、自宅療養者の健康観察体制を拡充するなど、感染者のフォローアップや軽症者等の療養体制を確保してまいります。 さらに、ワクチン接種医療機関等への支援を行うとともに、県ワクチン接種センターを県内四か所体制に拡充するなど追加接種を加速いたします。 加えて、新型コロナウイルス感染症のほか、将来の未知の感染症発生時の感染拡大防止を図るため、入院医療機関においてリーダーとなる感染症専門人材を育成してまいります。 二つ目の柱は、「社会全体のDXの推進とウィズコロナ下での経済回復・成長」です。 まず、国や経済団体、金融機関、支援機関が相互に連携した「DX推進支援ネットワーク」による各種支援を通じて、埼玉県全体が一体となって県内企業のDXを推進してまいります。 また、中小企業のデジタル化を支援するため、新たに企業ニーズに対応したデジタル分野における人材育成の取組を進めます。 行政サービスのワンストップ・ワンスオンリー化を実現するため、手続・業務のデジタル化や、県が保有するデータを国などと相互に連携する基盤整備に向け取り組んでまいります。 加えて、電子申請システムにクレジットカード決済機能を追加するなど、公金収納のキャッシュレス化を推進していきます。 さらに、本県の経済回復と成長に向けて、県内経済を支える中小企業の支援にも積極的に取り組みます。 資金繰り支援の拡充により企業の成長を後押しするとともに、経営環境の変化に対応できるよう、国の事業再構築補助金の活用やデジタル技術に係る経営革新計画の実行に向けた取組を支援してまいります。 また、観光需要の回復・創出に向けた取組として、大河ドラマで本県ゆかりの人物が二年連続で取り上げられるチャンスを生かし、埼玉県の魅力を県内外に広く発信することで一層の誘客を図るなど、地域経済の活性化につなげてまいります。 次に、「日本一暮らしやすい埼玉に向けた将来像の実現」として、5か年計画における三つの将来像、十二の針路に基づく主要な施策について御説明いたします。 まず、「災害・危機に強い埼玉の構築」についてです。 災害や危機など有事の際に対処すべき具体的なシナリオを作成し、図上訓練を繰り返すことで、専門的な知識を有する様々な機関を連結し、県の災害対応力の強化を図ります。 また、災害時における県民の生命・財産を守るため、防災行政無線の再整備等により通信手段の機能を強化するとともに、三機体制で運航する防災ヘリコプターのうち一機の更新に向けた手続を進めてまいります。 さらに、災害に強い県土づくりとして、ハード整備とソフト対策を併せて、防災力と減災力を高める「埼玉版流域治水対策」を推進してまいります。 次に、「県民の暮らしの安心確保」についてです。 交通安全対策の推進として、通学路安全総点検を踏まえて策定した埼玉県通学路整備計画に基づき、ガードレールの整備等の緊急対策を実施いたします。 また、ケアラーやヤングケアラーの支援のため、SNS等で相談できる体制の整備や相談支援員等の人材育成のほか、地域におけるヤングケアラー支援体制の構築を図ります。 さらに、河川の水質異常や水質の急激な変化等に対し、安全な水を安定して供給するため、県営浄水場に高度浄水処理施設を整備いたします。 次に、「介護・医療体制の充実」についてです。 妊産婦の遠隔モニタリングによる支援体制を整備するため、一般産科に入院している妊婦の分娩監視装置を基幹病院とオンラインで接続し、母体管理のリスクや搬送の必要性の判断を支援します。 また、救急搬送時に妊婦に装着できるモバイル分娩監視装置を整備し、受入医療機関の迅速な処置等に役立てます。 さらに、介護人材の確保・定着に向けて、新たにオンラインを活用した就労支援や離職防止のためのキャリアカウンセラーによる相談・再就職の支援を実施してまいります。 次に、「子育てに希望が持てる社会の実現」についてです。 若者一千人を対象に、AIを活用して婚活を支援するとともに、県民の結婚・子育て等への支援ニーズに係る調査を行い、効果的な少子化対策の実施につなげてまいります。 また、子供を望む方の不妊症、不育症の支援として、新たに当事者への心理的ケアを実施するとともに、不妊治療が保険適用となる令和四年度も引き続き、若い夫婦の初回の不妊治療や、不妊検査、不育症検査への助成を行ってまいります。 さらに、増加傾向にある児童虐待通告に対応し、児童相談所の体制強化を図るため、熊谷児童相談所と一時保護所を一体的に整備するとともに、朝霞市内に一時保護所を併設した児童相談所を新設するための設計を行います。 次に、「未来を創る子供たちの育成」についてです。 県立特別支援学校の児童生徒数の増加に対応するため、新たな特別支援学校や高校内分校などを整備してまいります。 また、不登校やいじめなど、児童生徒の様々な課題に対応するため、スクールソーシャルワーカーの配置を拡充するとともに、新たにオンライン相談を導入し、相談体制を充実します。 さらに、教員の指導用端末の整備や「GIGAスクール運営支援センター」の開設などにより、学校における学習環境のデジタル化の推進に取り組んでまいります。 次に、「人生百年を見据えたシニア活躍の推進」についてであります。 埼玉県セカンドキャリアセンター内に専門チームを新設してシニア求人を開拓し、働きたいシニア一人一人の希望に添った就職につなげてまいります。 また、生涯にわたる学びを推進するため、デジタル化の進展などに対応したサービスの実現を目指し、新しい県立図書館の整備に向けた検討を進めてまいります。 次に、「誰もが活躍し共に生きる社会の実現」についてです。 LGBTQへの支援として、企業のLGBTQに関する取組内容を見える化する指標制度を導入し、働きやすい職場づくりなどにつなげるとともに、LGBTQ当事者の悩み解消や企業の取組を支援するため専門相談窓口を設置します。 また、女性活躍の推進に向けて、子育てなどで長期間離職している方などを対象に、オンラインで受講できるデジタル人材育成講座を実施してまいります。 次に、「支え合い魅力あふれる地域社会の構築」についてです。 グローバル化が進展する中、多文化共生を推進するに当たり、市町村等と連携した研修などを実施し、身近な外国人を支援するボランティア人材を育成してまいります。 また、特色ある県営公園の整備として、県民や民間企業等との協働による大宮公園の修景池の水質改善や水辺に親しめる桟橋の整備などを進めます。 さらに、屋内五十メートル水泳場の整備について、PFI事業実施に向けたアドバイザリー業務委託の実施や、スポーツ科学拠点施設の事業手法や整備範囲の検討を行うなど、スポーツ振興の面からも魅力あふれる地域社会の構築を図ってまいります。 次に、「未来を見据えた社会基盤の創造」についてです。 「埼玉版スーパー・シティプロジェクト」の事業化に向けた取組を実施する市町村を支援するなど、超少子高齢社会を見据えたまちづくりを着実に進めてまいります。 また、「あと数マイルプロジェクト」の推進として、埼玉高速鉄道線の延伸に関し、鉄道事業者への要請に向け、さいたま市との共同調査を行うとともに、直轄国道の整備と連携した県管理道路の整備を重点的に行うなど、公共交通や道路網の更なる利便性向上を図ってまいります。 次に、「豊かな自然と共生する社会の実現」についてであります。 「SAITAMAリバーサポーターズプロジェクト」の拡充により、民間企業と連携した川の保全・共生の取組を通じて県民の参画を更に促進します。 また、脱炭素社会の実現に向けて、中小企業等の計画的な省エネ設備の導入を支援してまいります。 さらに、企業や観光協会などと連携し民間のアイデアやノウハウを活用した水辺空間の利活用を促進するため、河川等を活用した小水力発電をモデル的に実施します。 次に、「稼げる力の向上」についてです。 次世代産業や先端産業などの成長産業を集積するため、農大跡地南側産業用地への立地企業の選定を進めてまいります。 また、「SAITAMAロボティクスセンター(仮称)」の整備に向けて、基本設計の策定などを行うとともに、ロボット開発への参入を目指す中小企業等を支援します。 さらに、地域の振興や新たな雇用の創出を図るため、産業団地の整備を六地区で継続するとともに、新たに久喜高柳地区の整備を進めてまいります。 最後に、「儲かる農林業の推進」についてです。 狭山茶の生産性の向上に向け、ICTを活用した適正管理モデル構築に向けた試験研究を茶業研究所において実施します。 また、収益性の高い果樹産地を育成するため、品質の高いシャインマスカットの安定生産に必要な雨よけ施設を生産者が共同で導入する取組を支援いたします。 次に、その他の議案のうち、主なものについて、御説明申し上げます。 第二十三号議案「埼玉県職員定数条例の一部を改正する条例」は、新型コロナウイルス感染症への対応及び児童虐待防止対策の体制を強化するため、知事部局の職員定数を八十四人増員するものでございます。 第二十六号議案「知事の期末手当の特例に関する条例の一部を改正する条例」は、知事の期末手当を支給しない期間を令和五年三月三十一日まで延長するものでございます。 第三十九号議案「埼玉県特別県営住宅条例の一部を改正する条例」は、シラコバト住宅の建替えを踏まえ、特別県営住宅の家賃を定額家賃から応能応益家賃及び近傍家賃相当額に改めるものなどでございます。 その他の議案につきましては、提案理由等により御了承をいただきたいと存じます。 続きまして、第六十号議案「令和三年度埼玉県一般会計補正予算(第十四号)」について、御説明いたします。 この補正予算案は、国の「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」に基づく補正予算に対応し、「防災・減災、国土強靱化のための五か年加速化対策」に係る公共事業の追加や、県立学校及び社会福祉施設等の老朽化対策、災害時の情報伝達・収集体制の強化等に要する経費を計上しております。 この結果、令和三年度一般会計の補正予算額は五百四十九億三千五百六十四万三千円となり、既定予算との累計額は二兆六千九百二十四億九千四百四十一万九千円となります。 また、第六十一号議案及び第六十二号議案につきましては、母子父子寡婦福祉資金特別会計や国民健康保険事業特別会計を補正するものでございます。 これらの補正予算案につきましては、公共事業等に早期に着手し、令和四年度当初予算と一体的に事業執行することで、県内経済を持続的に活性化させることにつながります。 また、事業の性質上、早期の事業執行が必要なことから、他の案件に先立って御審議いただきますよう特段の御配慮をお願いするものでございます。 以上で私の説明を終わりますが、何とぞ慎重審議の上、御議決を賜りますようお願い申し上げます。          ----------------次会日程報告梅澤佳一議長 以上で、本日の日程は終了いたしました。 明十八日及び二十一日は、予算説明会を開催いたします。 十八日、二十一日及び二十二日は、議案調査のため本会議は開きません。 十九日、二十日及び二十三日は、休日につき休会といたします。 来る二十四日は、午前十時から本会議を開き、知事提出議案に対する質疑並びに県政に対する質問を行います。          ---------------- △散会の宣告 ○梅澤佳一議長 本日は、これにて散会いたします。午前十時四十三分散会          ----------------...