備前市議会 2023-03-03
03月03日-04号
病院総括事務長
(再質問あり)135番
松本 仁1 備前市
市民センターなどの役割分担について市長
総合政策部長
(再質問あり)2
備前市立図書館等整備計画について教育長3
日生総合支所耐震工事後の利用計画と
日生市民会館などの改修について市長
(再質問あり)4
日本遺産北前船を模した観光船の建造及び巡航計画について市長
(再質問あり)5
マイナンバーカード取得率による地方交付税の上乗せについて市長
(再質問あり)147番
青山孝樹1 令和5年度施政方針について
① 給食費・学用品費・保育料の無償化と
マイナンバーカード取得の紐づけについて
② 備前市
子育て生活支援特別給付金について
③ 家庭育児応援事業について
④ 障害のある人への福祉の充実について
⑤ ICTを活用した新たな鳥獣被害対策の取組について
⑥ 観光推進とまちの賑わいに必要不可欠な道の駅設置について
⑦ 廃棄物の減量化・再資源化・適正処理の推進について市長
総合政策部長
市民生活部長
保健福祉部長
(再質問あり)2 部活動の地域移行と今後の
スポーツ振興について
① 進捗状況とロードマップについて
② 今後の
スポーツ振興における
文化スポーツ部の役割について教育長3 真魚市の整備について
① 駐車場の舗装整備について
② 看板の設置について市長
産業部長
(再質問あり)1511番
西上徳一1 邑久古窯跡群について市長
教育長
社会教育部長
(再質問あり)2 備前市
オリジナル原付ナンバープレートについて市長
(再質問あり)3 備前市ジビエの普及と商品開発の取組について市長
(再質問あり)4 遺族会と平和教育について市長
教育振興部長
社会教育部長
(再質問あり)5 地区公民館について市長6 スポーツ・
レクリエーション活動の推進について
社会教育部長 午前9時30分 開議
○議長(守井秀龍君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席は16名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(守井秀龍君) 日程1、昨日に引き続きまして一般質問を行います。 なお、重複する質問は努めて排除していただきますようお願いいたします。 それでは、通告に従い、順次発言を許可いたします。 まず、中西議員の一般質問を願います。 15番中西議員。 〔15番 中西裕康君 登壇〕
◆15番(中西裕康君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 まず第1に、
マイナンバーカードによる差別を私は行ってはならない立場から市長に質問をさせていただきます。 子ども達への平等な教育・保育を求める実行委員会の声を市長はどのように受け止めておられるのかお伺いしたいと思います。 さて、2023年2月4日付の
山陽新聞ちまた欄に、このような投稿が載っていました。「子育てに優しい備前市に」、佐藤和美さんという方であります。備前市の方で主婦。「「
給食費無償化や保育料免除、
マイナカード取得者限定、備前市方針」という記事を見て驚いた。備前市は2023年度から市民の
マイナンバーカード取得を加速させるため、学校園の
給食費無料化の対象を
カード取得者に限定する方針を固めたという」、少し略しますが、「今まで保育料を一律に免除したりするなど、子育てを積極的に支援する備前市を誇らしく思っていた。それなのに、
マイナンバーカードを取得していないという理由で、これまで無償だったものが全額負担となる。今まで全ての子供が同じように支援されていたのに、どうしてこのような方針になったのか分からない。確かに
マイナンバーカードの普及促進という国や市の政策はあるのだろうが、そのことが子供たちの不利益になってはいけない。全ての子供たちが同じように守られ、育まれるように、全ての子育て世帯に今までどおりの支援がなされるようにしてほしい。そして、もっともっと子育てに優しい備前市になってほしい」、こういう投稿でありました。 私はこの文章を読みまして、子供にしっかり寄り添い、慈しみの声が素直に表現されたもので、子育て支援と叫ぶ無味乾燥な政治家との言葉とは対照的であります。 さて、署名は
マイナンバーカードの是非を問うものではありません。
マイナンバーカードを取得していることで、保育料、給食費、教材費がこれまでどおり無料とすること、取得していなければ有料となる、そのことは大きな差別であることに皆様怒りを持っているわけであります。
マイナンバーを取得されている方は、この備前市、多いわけであります。署名を取っていても、
マイナンバーカードを持っておられる方が快く署名をしてくださるとおっしゃっておられました。 また、近隣市町村の方は、「このようなことが広く認められ、私たちの町が備前市のようになったら困る。ここでやめてもらわなくては」との声であります。 また、全国から寄せられました声は、「信じられない。こんな理不尽な備前市の行為は許せない。教育に差別を持ち込むな」と至極もっともな御意見でありました。このネット上の
賛同コメント一覧がありますが、これを読み上げると、恐らく明日の朝までかかるのではないかと思うぐらいの量であります。 一つ御紹介しますが、例えばこのようなものもあります。「家族で転居を考えた時期もありましたが、残念です」。また、全国からですから、「これはあかんよ。息子が移住の候補地に挙げていて、物件も見に行ったけど、こんなんしたら移住候補地から外すね」と、こういった御意見がたくさんあります。こういった声に市長はいかがお考えか、明確な御見解をお聞かせ願いたいと思います。 続きまして、備前市の問題が国会で取り上げられたことを市長はどのように受け止めておられるのか、お伺いしたいと思います。 これは私どもの衆議院議員、日本共産党の
宮本岳志衆議院議員が令和5年2月14日、衆議院本会議で行った討論であります。「既に実現してきた保育料や給食費等の無料化を世帯全員がカードを取得していなければ受けられなくする方針を打ち出しました。
マイナンバーカードで子供たちを差別するのかと住民が立ち上がり、方針撤回を市に要請する署名が日増しに広がっています。総務大臣、政府がカードの普及率の引上げを自治体に迫ったことが、自治体と住民に大きな混乱を持ち込み、
子育て支援策の後退さえ生み出しかねない結果になっていることへの自覚はありますか」。総務大臣は、こう述べています。「カードを取得していない方に対して特定のサービスを停止するような自治体に要請したことはございませんが、
マイナンバーカードの普及促進に当たって、自治体が個別にどのような政策を展開するかについては、各自治体において住民の御意見や議会での議論など踏まえ、十分御検討の上、御判断いただきたいと考えております」。つまり、住民の皆さんや議会としっかり議論し、相談をしなさいということを総務大臣は述べているわけであります。 市長はこういった国会での取上げ、いかがお考えになっておられますでしょう。 3番目に、私は子どもの権利条約、教育基本法、子ども・
子育て支援法、教育の平等性に反するのではないかという立場からお伺いをさせていただきます。 まず、公平さに欠ける。教育基本法第4条では、「全て国民は、ひとしくその能力に応じた教育を受ける機会を与えられなければならず」と書かれています。また、子どもの権利条約第2条「差別なく」と書かれています。第2条「締約国は」略しますが、「いかなる差別もなしにこの条約に定める権利を尊重し、及び確保する」、このことが子どもの権利条約にはうたわれています。子ども・
子育て支援法でも、第2条の基本理念に反していないか。そして、市町村等の責務の第3条では、1項で、子どもの健やかな成長のため適切な環境がひとしく確保されるように、子ども及びその保護者に必要な子ども・
子育て支援給付及び地域子ども・
子育て支援事業を総合的かつ計画的に行うことがうたわれています。 市長はいかがお考えになっておられますでしょうか。 4番目に、私は今回の条例制定や進め方に重大な瑕疵、あるいは法令違反はないのかお尋ねをしておきたいと思います。 5番目に、今回の学用品費、保育料の無償化事業、給食費の無償化、それぞれの対象数、あるいは金額、これは文書にて御回答いただきたいと思います。 6番目に、教育委員会での御意見、御反対はないのか。教育長は教育の独立性をいかに保つのか、これは地方自治法第180条の8「教育委員会は、別に法律の定めるところにより、学校その他の教育機関を管理し、学校の組織編制、教育課程、教科書その他の教材の取扱い及び教職員の身分取扱いに関する事務を行い、並びに社会教育その他教育、学術及び文化に関する事務を管理し、及びこれを執行する」とされ、それを受け、
地方教育行政の組織及び運営に関する法律第1条では、この法律の趣旨を定め、「教育委員会の設置、学校その他の教育機関の職員の身分取扱い、その他
地方公共団体における教育行政の組織及び運営の基本を定めることを目的」とし、この第1条の2でもって「
地方公共団体における教育行政は、教育基本法の趣旨にのっとり、教育の機会均等、教育水準の維持向上及び地域の実績に応じた教育の振興が図られるよう、国との適切な役割分担及び相互の協力の下、公正かつ適正に行わなければならない」と定められています。こういう精神にのっとって教育長、大きな教育長の看板を掲げておられますが、どのようにこのことを大きく考えておられるのでしょうか、お聞かせ願いたいと思います。 8番目に、施政方針では6ページのところで、「保育料、給食費等の無料化により子育て世帯の負担軽減を図ってまいります」と書かれています。ところが、今議会に上程されました条例案は、有料化であります。そして、その中で減免規定が書かれている。この矛盾はどのように考えたらよろしいのか、私は市長にお聞かせ願いたいと思います。 これまで市長は、子育て支援を進めてきましたが、今回の事態は
マイナンバーカードによりサービスを低下させるという逆行になってしまいます。私はくどく申しませんが、これまでこの
子育て支援策を吉村市長が大きく進めてこられたことは、私は間違いないことだと思っています。しかしながら、今回の
マイナンバーカード、これはサービスが低下する。その低下する理由が示されないままの問題であります。これまでの市長の実績を覆してしまうのではないかと私は思っています。市長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。 さて、この
マイナンバーカードでの最後の質問でありますが、
マイナンバーカードの必要性についての再度私は吉村市長にお尋ねをさせていただきたいと思います。 吉村市長の
デジタル田園都市構想、これを私は読んでみまして、私の能力ではなかなか理解ができないので、重ねてお尋ねをさせていただきたいと思います。 2番目に、
吉村武司後援会による
選挙買収事件についてであります。 山陽新聞、読売新聞、NHKの報道によれば、
吉村武司市長の選挙運動を支援した運動員に現金を渡した記事が掲載され、報道されました。吉村市長は、この事実について、山陽新聞の取材に対し、これは2022年12月11日の記事でありますが、「意図的ではないと聞いているが、非常に残念という言葉に尽きる」と述べています。しかし、その後、読売新聞の取材、これは2022年12月13日であります。聞いていると、聞いていると報道で知ったことには雲泥の開きがあります。しかも、他人事のような話ですが、ここには市民におわびを申し上げるところではないでしょうか。私は今でもこういった現金による選挙違反が行われていることは、私は備前市の中で本当に恥ずかしい、残念なことだと思っています。市長の明快な御見解をお伺いをしたいと思います。 また、この会計担当者が渡したとされる現金、新聞報道では4人に計15万6,400円は、
吉村武司市長がお渡しになったものでしょうか、後援会がお渡しになったものでしょうか、はたまた会計担当者の方が自腹を切ってお支払いになったものでしょうか、明快な答弁をいただきたいと思います。 また、罰金、追徴金、会計担当者が罰金50万円、4人がそれぞれ罰金10万円から20万円、追徴金が2万2,000円から4万9,000円となっていますが、これらも
吉村武司市長が払われたのでしょうか、それとも後援会、それぞれ誰が払われたのか、お聞かせを願いたいと思います。 さて、公選法には連座制といった制度があります。候補者の総括主催者、あるいは出納責任者、地域主催者、あるいは父母、配偶者、兄弟、秘書等々の規定がありますが、連座制の手続の流れからしますと、有罪判決が言い渡される、有罪判決について控訴もしくは上告がなく、または控訴及び上告はされたが、上告が棄却されて、裁判手続が終了する、検察官が所定の通知を申し立てる等々あります。その中で、公選法254条の2第1項による通知は、市長ありましたでしょうか、通知があるならば、210条1項に基づき訴訟を起こされたのでしょうか、事によっては、備前市のかじ取りがいなくなることにもつながりかねないような大きな案件ですので、明快な御答弁をお願いをしたいと思います。 3番目に、備前市
社会福祉事業団についてお尋ねをしたいと思います。 私は、これまで備前市の
社会福祉事業団がこの東備の地域において福祉の分野での先進的な役割を担ってきておられることを高く評価するものであります。この事業団がつくられた当時、この近辺に
特別養護老人ホームが何軒あったでしょう。また、
養護老人ホームが何軒あったでしょう。
デイサービスもしかりであります。その先進的な備前市の取組であった、この事業団、大きくは
特別養護老人ホーム大ケ池荘、
デイサービス大ケ池荘、
養護老人ホーム蕃山荘といった3つの施設があるわけですが、経営面はしっかり私は今期見直しをしなければいけないというふうに思います。 先般、
厚生文教委員会の中で
西上厚生文教委員長のお取り計らいによって、この事業団との懇談会が設けられました。話をお伺いをしてみますと、なかなか経営状況は大変。毎年3,000万円ぐらいの赤字が出ている。私も長い間、この議会で福祉行政に携わってまいりましたが、この分野について私も十分勉強していなかったことに深く反省をしている立場であります。 その中で見てみますと、驚きましたのは、評議員と呼ばれる方の中に、入所しておられる、あるいは利用しておられる方の家族の方の参加がありません。かつて私も議会選出の評議員として、この評議員会に出席しておりましたが、その当時は評議員に家族の方が出ておられました。今情報公開とか住民参加の叫ばれる中で、どうして議会代表も入らなくなったのか、そして家族の代表も入らなくなったのか、まずこういったことを私はきちっとした透明性を確保していくことが大切だと思います。 2番目には、私はこの事業団の指定管理は4年、5年、6年と事業団が受けているわけであります。令和7年には、新しい指定管理が行われるわけでありますが、私は令和5年に当たって識者を含めた経営の検討委員会、この3つの施設をどうしていくのか、このことについて経営面、そして運営面、広く市民の方の知恵を集めて設置と意見の答申をしてもらう、このことが大切ではないかと思います。 収入面では、デイの利用者増、特養の利用者増、ここを考えるしか収入面での改善はありません。
養護老人ホーム蕃山荘では、これは本当に運営するのがいっぱいであります。支出面では、人員の配置と、そして事業のもう一回、再点検も必要かと思います。なかなか細かい作業になるということを考えれば、やはり検討委員会の設置が必要ではないかと思いますが、いかがお考えなのか、お聞かせを願いたいと思います。 4番目に、
コロナ感染症と公立病院の役割についてであります。 先般、岡山県議会の初日に当たり、
新型コロナウイルスとの向き合いを大きく政府が変えようとしています。感染法上の2類から5類へ、そして生活様式の変更もいろいろ提案がされておられます。論戦初日となった県議会22日には、代表質問から各会派がこのコロナ問題を取り上げたようであります。私もここでこの
コロナ感染症、議会で取上げをさせていただきますが、主に私は公立病院の役割について今回お聞かせ願いたいと考えています。 これまでコロナ禍の中で、市立3病院の役割、どうであったのか、病院管理者にお尋ねをしたいと思います。 私は、これまでのコロナ禍の中で、市立3病院、いろいろ御批判も多かったわけでありますが、しかし発熱外来やワクチンの接種、そしてPCR検査、そして備前病院においては、軽症者の入院の病床の確保を含めて、私は大変皆さん方はよくこの公立病院の使命を守って頑張ってこられたというふうに理解をしています。どうだったのか、これまでの経過を含めて管理者に、その御苦労と役割についてお聞かせ願いたいと思います。 2番目に、2類から5類への変更がなされますが、私は感染力の高い、このコロナ、今後の感染症、コロナだけではなくて、今後どのようなものが出てくるのか、不透明なところもありますが、感染症に対して市立3病院の課題は何なのか、病院管理者にお尋ねをしたいと思います。 かつて
新型インフルエンザが流行し、終息したときに、備前病院は建て替えがなされました。そのときに病院長は、いずれまた感染症の流行が見られる可能性があるので、感染症を診れる外来でのフロアの確保と、そして病棟でのベッドの確保をしたいということを申されました。お金は少しかかるんだけども、大丈夫かと。今の新しい病院を建て替えるときに、それはやっぱししておかなければいけないということでありました。私はそのとき御相談を受けまして、私は先生やっぱりやるべきではないでしょうかということで、その外来とベッドを確保していたわけであります。ここはやっぱし私は先見の明があったんではないかと思いますが、それが現実に使えるものであったかどうか、ここはなかなか難しいところであります。しかし、この感染症に対しての対策は、これからも私は必要だと思っています。ぜひこの点での病院管理者のお考えをお聞かせ願いたいと思います。 また、私はこの場をお借りしまして、このコロナ禍の中で3病院が大変御苦労をされてきた中にあっても、三石地区では開業医の先生が廃業される、こういう中で吉永病院が診療所を引き継ぐ、全国広しといえども、公立病院が地域医療の灯を消さず、地域の診療所を引き継いだというのが、このコロナ禍の中では、これが唯一だったのではないかと私は思っています。 このようなことこそ、私は国会で取り上げてほしいなと、
マイナンバーのような話ではなくて、備前市が誇れるような話を私はぜひ国会で取り上げていただきたいなと思うわけであります。そのように奮闘してこられました3病院の病院管理者に重ねて質問をさせていただき、大変お忙しい中、この議会までおいでいただきましてありがとうございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。 〔市長 吉村武司君 登壇〕
◎市長(吉村武司君) 皆さん、おはようございます。 それでは、中西議員の質問に順次お答えをいたします。 1番1点目についてでありますが、一つの意見として受け止めております。 2点目、各自治体での判断とされていることからも問題はないと認識をしております。 3点目、法律等に違反しているとは考えておりません。 4点目、条例の制定や進め方についても同様であります。 5点目、対象数、金額については配付資料のとおりであります。 8点目、矛盾はないと考えております。 9点目、子育て支援については、小・中学生の昼食代の
電子地域ポイント付与をはじめ通学用のかばんの支給、保育園、
認定こども園での給食費等の無償化など、より一層の子育て支援とさらなる保護者負担の軽減を図っているところでございます。 10点目、
マイナンバーカードの必要性については、本市におけるデジタル化、
キャッシュレス化を中心とした
デジタル社会の構築に向けた施策展開には、
マイナンバーカードは必須であり、より多くの市民の皆様に取得していただくことが、相互の利益につながると考えております。 2番、非常に残念に思っております。また、本来は、市の行政一般について政策議論を交わすべき場である市議会の一般質問において、この件に関し、議論を交わすつもりはございません。 私のほうからは以上であります。
○議長(守井秀龍君) 杉浦副市長。 〔副市長 杉浦俊太郎君 登壇〕
◎副市長(杉浦俊太郎君) 私からは、3番についてお答えをいたします。 備前市
社会福祉事業団の経営状況が、近年非常に厳しい状況にあることから、現在、当法人が主体となって、例えば病院等の連携強化によるベッド稼働率増といったことなど、改善に取り組んでいるところであります。 市といたしましては、本法人を監督し、かつ本法人を市の施設の指定管理者として選定している立場であることから、法人の安定経営に向けた助言等を行っております。 引き続き、適切な対応に努めてまいりたいと思っております。 次に、入所者の家族につきましては、調べたところ、平成27年に見直しが行われて、それ以降、評議員に含まれない状況となっております。 評議員の選任は、法人の監事や外部委員等で構成する評議員選任・解任委員会というのが行う事項でありますので、どういった方を評議員とするかは、法人内で決められることとなっております。 指定管理者として選定している立場から、御意見を伝えたいというふうに思います。 また、今回の指定管理期間が令和7年3月31日までとなっておりますので、これは議員御指摘のとおり、市としても早急な改善計画を策定することが重要であると考えております。 法人による計画策定に市の立場から必要な助言等を行ってまいりたいと考えております。 私からは以上です。
○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。 〔教育長 松畑煕一君 登壇〕
◎教育長(松畑煕一君) それでは、私から中西議員の御質問にお答えします。 1番6点目、教育委員の御意見につきましては、反対意見はございませんでした。 7点目、教育の独立性につきましては、立川議員にお答えしたとおりでありまして、今後とも努めてまいりたいと思います。 私からは以上でございます。
○議長(守井秀龍君) 荻野
病院事業管理者。 〔
病院事業管理者 荻野健次君 登壇〕
◎
病院事業管理者(荻野健次君) 平素より病院事業に御理解、御協力を賜りまして、誠にありがとうございます。この場を借りて厚く御礼申し上げます。 それでは、私のほうから4番1点目、これまでのコロナ禍の中で、市立3病院の役割がどうだったのかということについてでありますが、
新型コロナウイルス感染症の流行が始まって以来、市立3病院では、発熱外来の設置、陽性者の入院受入れ、ワクチンの接種など、国や自治体の要請に応え、様々に対応してまいりました。 第2点目、5類の変更になされた後の感染症に対して、市立3病院の課題は何かという質問でございますが、これまで行ってきた感染症の対策の継続と通常の診療体制を確保していくことが課題だと考えております。 なお、新型
コロナ感染症は3年を超えて続いておりますが、市民の皆様の安心と健康を守る市立病院の役割を果たすため、引き続き感染防止に努めてまいりたいと思います。 以上です。
○議長(守井秀龍君) 答弁漏れがあれば議員のほうから指摘を願います。 よろしいですか。 中西議員。
◆15番(中西裕康君) 子ども達への平等な教育・保育を求める実行委員会に添え、一つの意見として……。
○議長(守井秀龍君) 中西議員、再質問に入りますか。再質問ですか。 ほんなら、再質問に入ります。 中西議員。
◆15番(中西裕康君) それでは、この声をどのように受け止めておられるかということでありますが、今の御返事だと、一つの意見として受け止めるということでありました。この中にはそれぞれたくさんの思いを込めた話があるわけであります。国会でも、松本総務大臣は、住民の皆さんとよく議論をし、議会での意見を聞くことということをしっかりうたわれています。 一つの意見として、一つの意見ではありますが、しかし大勢の意見でもあります。その中には、
マイナンバーに反対の方もおられるでしょう。あるいは、賛成の方もおられるでしょう。教育の機会均等を守れという声もあるでしょう。私はしっかり一つの意見を市長、受け止めていただきたいと、一つの意見としてまとめて、頭の隅のほうへやってしまうんではなくて、しっかり伺っていただきたいというふうに思うんですが、それはいかがでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 残念ながら、学校教育のことと学校給食法のことを、どうも同一に考えておられるように私は思います。似て非なるものであります。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。
◆15番(中西裕康君) この件に関しましては、実行委員会の皆さんは、市長に書面を出したいということで、面会を求めました。市長は公務で忙しいということで、5分という時間、そしてマスコミは入ってはならない、この2つの条件で午後1時に市長室へお伺いしましたところ、市長が公務でおられません。事前にその公務が入るんだったら、あらかじめ私たちにも教えていただいとってもいいんじゃないんかということを申し上げましたが、職員の方は何ら返答はされませんでした。 私は、いろんな意見があろうとも、市長は市長、備前市全体を統括する立場にある唯一の方であります。私はそういう点では、市長はそういう市長にとっては一つの意見かもしれませんが、やはりその意見に耳を傾けて、少なくとも5分でも、マスコミの方がいなくても、会うと約束した以上は会ってしかるべきだったのではないかと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 私の記憶では、約束はしておりません。また、間違った趣旨のことを私に言われても、私はそれに対しての間違ったものを考えておられるんですから、これはどういうふうな趣旨か、まだいまだもって分かりません。なぜならば、2月13日に初めて議会にこの令和5年度の予算とその趣旨を説明したわけでありますから、それ以前にどのように皆さん方がこういう内容やということを知る由もない方が、別の請願をこのようなものとして一緒にすることがどうかということは、私は考えておりません。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。
◆15番(中西裕康君) 少なくとも、私は昨年の12月16日、
厚生文教委員会の中で、教育庁の文書を、通知文を拝見しました。同時に、保護者の皆さんも、この12月16日に教育庁発の通知文を見ているわけであります。それを見ているわけですから、何ら私はおかしいことではないと思います。いかがでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 先ほども申しましたように、教育委員会が出した通知文と皆さん方が集められたものは、似て非なるものであります。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。
◆15番(中西裕康君) そういうふうにおっしゃるんなら、この会の皆さん、市長、一度お会いしてみられたらどうでしょう。市長のお話ですから、市長が1時間しゃべって、1時間懇談するぐらいのつもりで、ゆっくり構えられても私はいいんじゃないかと思うんですが、この署名を集められた方と今市長が言っているお話、聞かせてあげたらいかがですか。ぜひ市長に会う時間、取っていただけませんか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 学校の給食のことを、学校教育の法律とリンクされてごちゃごちゃに考えておられるんじゃないんでしょうか。そういう人と私は会っても、建設的な意見にはならんと思いますよ。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。
◆15番(中西裕康君) 市長、そういうふうにおっしゃられるんなら、建設的な話になるように市長のほうからいろいろ詳しく丁寧に説明してあげられたらいかがですか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 備前市民の方から市の教育委員会について、この給食費を
マイナンバーカードのコピーをもって申請を受付をすると、大変単純な話でございまして、学校教育という中身については、教育委員会に全てお任せしておるわけですから、これは議員が私に振り向けていること、そのものが議員がよくこの給食と学校教育法、こんがらがって考えておられることだと思いますので、あまり会っても建設的な意見は出ないと思います。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。
◆15番(中西裕康君) やっぱり市長、それは会わないということなんですか。市民の皆さんに会わないということなんですか。どうなんですか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 何回も申しますけども、私はこういうふうな議会で質問に全て答えております。また、学校教育のことについては、学校教育の関係である教育長のほうで全権をお任せをしております。それだけのことでありまして、いわゆるもともと学校給食は、保護者の方が支払うように、特別な法律で義務づけられておるわけでございます。それについて申請をされたら、365日、土曜日、日曜日あるいは休日、夏休み等の長期休暇を含めて365日分の昼御飯代を出しますという議案を今回この議会に出しておるわけであります。中西議員が言っておるのは、一つの全然違う発想で違うことを考えておられると思い、全くこの条例なり、今回の議会で私どもが丁寧に説明していることを理解されたら何も問題はないと思います。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。
◆15番(中西裕康君) 私はこの後にも触れますが、
マイナンバーカード取得については、大きなハードルがある。だから、このカードは取得が任意になっているわけです。私は今の時点で、さきの私は質問に残していますんで、今の時点で言いませんが、何しろ市長は意見の違う人には会わないというふうに私は理解をしてよろしいですか。 このことは、私どもの国会議員からしっかりと総務大臣には申し上げておきたいと思います。
○議長(守井秀龍君) 吉村市長。 〔「いや、私は質問していない」と15番中西議員発言する〕 よろしいか。
◆15番(中西裕康君) この問題については、いろいろ言われますが、これは2023年1月25日の毎日新聞、ここで教育評論家の尾木直樹さんは、市によるカード普及自体には理解を示しながら、「取得していないと行政サービスを受けられないのは、明らかに行き過ぎだ。市は勇み足を認めて撤回すべきだ」と。また、2月12日、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏は、日曜報道THE PRIMEで出演、「僕は反対です」と述べ、こう持論を展開した。「ある意味、制裁ですよ。保育料とかが無償が有料になる。給食費が無償のところが有償になるとかね、
マイナンバーカードと関係ない部分で人質というのは納得できないですね」、こういうのが全国的な批判なわけであります。市民の皆さんもそう思ってるわけであります。 続きまして、国会での論戦の中で総務大臣が返答しました各自治体において、住民の御意見や議会での議論などを踏まえ、ここをしっかりしなさいと、これは言っているんです。ところが、この議会が始まるまで何もなかったじゃありませんか。 私は、この備前市が住民の皆さんに何ら努力をしていない、このことが大きな問題だというふうに指摘をここでしておきたいと思います。 また、子どもの権利条約や基本法、子ども・
子育て支援法、教育の公平に違反していないと豪語されるわけでありますが、これは見解の分かれるところであります。 4番目に、条例制定や進め方に重大な瑕疵はなかったのかどうなのか。私は今回資料として総社市の個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例をここに提出しています。議員の皆さん、そして傍聴者の皆さんにも出しています。 これは総社市は、平成27年12月26日、そして1月1日施行だろうと思うわけであります。
マイナンバーカードに、これはいわゆる
マイナンバー法を受けてこういう条例を制定しているわけであります。 岡山県内、こういう条例はどのようになっているのか調べてみましたが、岡山市、津山市、玉野市、笠岡、井原、真庭、美作、ここまではこの条例をきちんと制定しています。井原はないか。井原、高梁、備前、瀬戸内、赤磐、浅口、それから新見がありません。
マイナンバー法に基づくこういう条例制定さえ備前市はしていないわけであります。これはどうしてなんでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 何か議員、大きな勘違い、間違いを犯しているんじゃないですか。備前市も他市と同じように、ちゃんと条例は制定しておりますよ。備前市の市会議員でしょう。備前市の条例がないとなぜ言えるんですか。ここにちゃんと条例制定している、条例文書を全部持っていますよ。なぜ備前市がないと言われるんですか、あなた。
○議長(守井秀龍君) 答弁だけでお願いします。 中西議員。
◆15番(中西裕康君) もし、私の見過ごしであれば、これは私ももう一回、その条例は確認をしてみたいと思います。 あと、それぞれの対象者数、金額は幾らかと、この文面で見ますと、これで影響額というのは総数を言うのか、あるいは
マイナンバーの対象の取得をしていない人はどうなっているのか、ここの表の見方はどう見たらいいのか、これを教えていただきたいと思います。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 梶藤
総合政策部長。
◎
総合政策部長(梶藤勲君) こちらにつきましては、小学校の対象人数が1,260人、中学校の対象人数が640人、こども園、保育園の人数が790人と200人となっております。 事業としては、給食費を無償にする、無償というか、それに充てる部分と、学用品に充てる部分と、それぞれ小学校、中学校なっております。金額につきましては、給食費に充てる部分が7,204万4,000円、学用品費の部分につきましては1,832万8,000円、中学校の部分につきましては、給食費部分につきましては3,623万6,000円、学用品費につきましては2,309万5,000円、こども園、保育園につきましては、給食費部分につきましては5,581万1,000円、教材費につきましては1,672万5,000円、保育料無償化につきましては1,500万円となっております。 そのほかの事業につきましては……。
○議長(守井秀龍君) 梶藤部長、取得者、非取得者はどうかという質問だったと思いますが、その点の答弁をお願いします。非取得者を換算しているかどうかということです。
◎
総合政策部長(梶藤勲君) こちらについては、総数を上げております。 以上です。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。
◆15番(中西裕康君) 私は
マイナンバーを取得していない人は、この中で幾らぐらいになるのか、もしこの中で出てこないのであれば、後で私は出していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 梶藤部長。
◎
総合政策部長(梶藤勲君) 取得をされていない方については、まだ今も取得を目指しておりますし、資料は出せないと考えております。 以上です。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。
◆15番(中西裕康君) であるとすれば、これは総額という、総額、全ての人数で、全ての額だということなわけですね。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 梶藤総合政策部。
◎
総合政策部長(梶藤勲君) 1年分で総額という形で計上させていただいております。 以上です。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。
◆15番(中西裕康君) また4月の時点でこれはお伺いをしたいと思います。 この8番目の施政方針では、「保育料、給食費等の無料化により子育て世帯の負担軽減を図ってまいります」、こう書いてありますが、しかし条例自身は有料化であります。減免は別にして、条例上は有料化、いわゆる今まで給食費、教材費も無料だったのが、今回有料になりますというものになっていますが、これは別に矛盾していないわけですか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 学校給食法で、原則は全部有料になっております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。
◆15番(中西裕康君) だとすれば、なぜ有料が無料にできたのかという疑問になってくるわけです。今回、新たに条例を起こさなければならなくなったのか、恐らく条例を起こす必要があったのは減免規定をつくるためであったんだろう思うんですが、どうですか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 先ほど、前の議員にも何回も説明しましたけども、365日の昼御飯代を給食にも差し引いて使うことができるということだけなんです。あまり勘違いしないようにしてもらいたい。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。
◆15番(中西裕康君) 議長、要らない言葉は省いてください。今の議事録の中から、私は文字を取っていただくようにお願いしたい。 続きまして、
マイナンバーカードの必要性でありますが、市長は
マイナンバーカードがなぜ任意になっているか、どのようにお考えになっているのかお聞かせ願いたいと思います。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 国がその方針であるからであります。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。
◆15番(中西裕康君) それは市長も私も知っているからであります。なぜ国は任意にしているのか、ここのところは市長はどのようにお考えになっておられますか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 我々は通知カードを全国民が既にもらっておるわけです。ですから、番号の知らない国民は基本的におらないわけであります。そして、その通知カードだけでは顔写真が入っていませんから認証ができないんです。運転免許証のように顔写真と住所が入っておれば、それは合うんです。それをたまたま顔写真を入れて、一つのカードで分かりやすいようにしようということと、これから国が考えます各種証明書等について、裏にあるICチップを使って合理化、デジタル化をしていこうという国の方針がこれから出てくるわけでありますから、我々はこれについて、まず顔写真が一つに入った
マイナンバーカードを持つ、そして次に議員御存じのように、ポイントをもらうもらわんは個人の意思なんです。そして、デジタル健康保険証にそれを使えるようにするか、それも個人の意思なんです。受け取り口座をつくるかつくらないも個人の意思なんです。そういうことを国は各国民に一つ一つ聞いて、それがよろしいという人には、それを活用したデジタル保険証や、将来、運転免許証や介護保険証や、そのもろもろがそれについていく、国の施策でやっていこうと、それがプッシュ式で早く国民の利益になると思っておられるから、国はこういう制度をつくったわけでありまして、備前市はそのコピーをいただきたいと、表紙をいただきたいというだけのことで、中身に触れておりません。
○議長(守井秀龍君) 中西議員。
◆15番(中西裕康君) 長々と言われたんですが、なぜ任意にしているのか、このことについては、この
マイナンバーの設計に関わった方が朝日新聞紙上のインタビューで答えておられます。それは昨年10月15日付の朝日新聞ですが、中央大学の石井教授がこう答えておられます。 「カードをつくるためには、本人確認のために行政の窓口に来てもらう必要があり、カードを必須にしませんでした。義務にしませんでした」と書いてある。ここがやっぱり大切なんです。 同時に、これをもしカードを義務づけしたらば、これは日本国憲法違反になるわけです。だから、それはできないわけです。それを強要するようなことがあってはならないというのが憲法であり、この
マイナンバーカードの制度設計に携わった人でさえ、そうもおっしゃっておられるんですよ。私はここのところを履き違えたら駄目だと思っています。 そこで、お伺いするんですが、市長のデジタル田園都市では、任意の方で
マイナンバーカードを持っていない方と
マイナンバーカード取得者では、差があってもよいとお考えかどうか、イエスかノーでお答えください。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 何回も申し上げますけども、私の今回の政策は、小学生の人、中学生の人に365日昼食代として小学生は300円、高校生は350円払うというのを応援基金から出しましょうということでありますから、それ以上何でもありません。
○議長(守井秀龍君) 質問に対する答弁だけでお願いします。 中西議員。
◆15番(中西裕康君) 私が聞いているのは、市長がうたうデジタル田園都市では、任意の方で
マイナンバーカードを持っていない方と持っている方の取得者で差があってよいと。つまり、行政は公平を基本にしているが、市長は市民の間に不公平があってもいいというふうに言っているのかどうなのか、ここを聞きたいんです。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 私はそういうこと言うているわけじゃなしに、申請をされた方にその申請に基づいて、いわゆる備前市が補助金を出そうということだけなんで、申請をされなくて、自ら給食費を払う方は、それはそれでいいんですよ。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。
◆15番(中西裕康君) よく分かりました。 やっぱり差が出てもいいんだというふうにお考えになっておられるというんがよく分かりました。私はあともう一つ、せっかくの機会ですから、市長は
マイナンバーカードのチップに何らかの備前市の政策を加えるお考えはあるんでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 今、国からそのようなことをしなさいという指示は全くございません。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。
◆15番(中西裕康君) あと、備前緑陽高校の新入生への様々な補助金については、
マイナンバーカードの取得要件はつけないんでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) つけるつもりでございます。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。
◆15番(中西裕康君) これもつけるんですか。というふうに今答弁されましたんで、ここの緑陽高校に通学される方は、市内、市外の方、特に割合でいえば、市外の方が多いんですけども、それでもおつけになられるんでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 当然だと思います。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。
◆15番(中西裕康君) これは面白いことをお伺いをしました。 私は、市長のこの構想は、
マイナンバーカードの取得と利便性、ここの一点に尽きる話であるというふうにお伺いをしました。 情報漏えいのリスクを検討していないこと、
マイナンバーカードを使っての市民コントロール、これが市長の田園都市構想であるというふうに私は理解をさせていただきました。大変恐ろしいカードの使い方であります。
選挙買収事件については、ここでは答えないという御答弁いただきまして、ますます疑惑は深まるばかりであります。これは疑惑を払拭するためにも明らかにすべき内容だというふうに思います。 この事業団についてですが、私は評議員の数をもう少し増やす、ここの評議員会というのは、評議員が7人いまして、3人までが市の職員、理事会というのは市長をはじめ6人いまして、3人が理事、これはこの理事は備前市の職員であります。 私は備前市出資の法人ではありますが、やはり今情報開示、あるいは住民参加も含めた中で、ここの評議員の数はお金には代え難いものとして、私は増やすべきだというふうに思いますが、いかがお考えでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 法律にのっとって運用しておりますので、問題は全くありません。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。
◆15番(中西裕康君) 組織の公開性を高め、そして経営改善の知恵をお借りする絶好の組織であります。私はぜひそういう知恵をたくさんの方からお借りをして、たった一つの意見として聞くというような姿勢ではなくて、広く意見を求める姿勢が今こそ求められているんだろうということを申し上げ、そしてこの
マイナンバーの問題については、日本国憲法を侵すことなくやっていかなければいけないということを私は申し上げて、私の一般質問を終わります。
○議長(守井秀龍君) 以上で中西議員の質問を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。 午前10時35分 休憩 午前10時50分 再開
○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、藪内議員の一般質問を願います。 6番藪内靖議員。 〔6番 藪内 靖君 登壇〕
◆6番(藪内靖君) おはようございます。 それでは、通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 大きな1点目、公共交通に関しまして。 超高齢化が進む社会において、増加傾向にあります運転免許証の返納などにより、その必要性、重要性が増している公共交通でありますが、先日行われました公共交通会議においてどのような話合いがなされ、どのような方針が決められたのでしょうか。また、デマンドタクシー導入(実証実験)によりJRや市バス、タクシー、定期船との連携がどのようになるのか大いに期待するところであります。方針、連携のポイントをお教え願えますでしょうか。よろしくお願いいたします。 もう一点、定期船の運航時刻に関しまして。 この問題が非常に難しいことは承知しておりますが、生活に関係する待ったなしの内容でありますので、再々度質問させていただきます。 7時台の船が日生町鴻島に着くようになりますと、現状9時過ぎ着の便しかないために遅くなっている仕事開始が早くできるので助かるとのことです。 また、10時半の船が鴻島に着きますと病院や買物に行くなど、島民の生活や観光客の行動が一変いたします。御検討よろしくお願いいたします。 また、デマンドタクシーの10小学校区での実証実験がスタートいたしますと、八塔寺など、奥へ奥へと広がっている吉永地区などは非常に便利になるのではないかと思います。 しかし、直接病院に行けない小学校区での運行は、少々不便であり、今後の課題になると思いますが、こちらは昨日、土器議員への答弁の中に、無理であるとの旨ありましたので、実証実験終了後に再考願いたいと思います。前向きな検討をよろしくお願いいたします。 2点目、北前船に関しまして。 大部分を同僚議員が質問されましたので、私は北前船を取り巻く背景、環境について質問させていただきます。 以前にも取り上げさせていただきましたが、日生町の駅周辺や諸島部、特に大多府島の風景や環境を整えることが重要ではないかと思います。 大多府加子番所周辺の整備であるとか、日生が起源である坪網漁を保存し、美しい景色の一つとするなどであります。 先月17日と19日の2日間、海ごみの清掃活動に参加させていただきました。あまりのごみの多さに驚かされました。清掃の回数を増やすであるとか、ポスターを貼るなどしてPR活動、啓発活動をし、環境を整え、お客様を迎える準備をすることが必要なのではないでしょうか。 また、かなり目立っております空き家の対策を御検討いただけましたらとも思います。いかがでしょうか、お考えをお聞かせください。 3点目、こども園、保育園施策に関しまして。 備前市の未来を担う子供たちに対しては、いろいろな面から全方位的に補助、サービスがなされていると思います。ありがとうございます。 お隣の瀬戸内市でも、子育て分野に焦点を当てた施策に重点配分しているようであります。これらは、少子化対策として、移住・定住対策として検討中の方々にとりまして、すばらしい提案なのではないかと思います。 ただ1点、市長がよくおっしゃられます一丁目一番地、一番核となる部分が一部抜けており、不安材料となっているのではないかと思うわけであります。 今、お住まいの方々にとりましても、移住・定住をお考えの方々にとりましても、住みよい町かを判断する際の基準に、子育てしやすいか、働きやすいかが入っております。基本的に子供が小っちゃいうちは、親子で過ごすことが大切ではないかと考えられています。 しかし、今取り巻く環境の変化やそれぞれが持つ事情などから、子供をこども園、保育園などに預け、働くことを選択される御夫婦が多く見られるのです。子供が複数人おられる場合、まれにではありますが、別々の園に通わせなければならないケースが発生するようであります。これは子供にとりましても、連れていく親御さんにとりましても大変な負担なのではないかと思われます。 既に調査研究されているとは思いますが、つい先日、岸田総理が視察されました奈義町のいろいろなモデルを備前市流にアレンジしてみられてはどうでしょうか、お考えをお聞かせください。 4点目、地域医療に関しまして。 昨年末、地域医療政策セミナーと地方自治情報化推進フェア2022に参加させていただきました。その際に感じましたことを2点質問させていただきたいと思います。 1点目でお尋ねいたしました公共交通に関係することもありますが、よろしくお願いいたします。 まずは、電子カルテの統一についてお尋ねいたします。 以前より御指摘があったかと思いますが、どのタイミングでの統一をお考えでしょうか。あれはたしか来年の9月だったでしょうか、マイナ保険証に切り替わるタイミングでの統一をお考えでしょうか。本来あるべき姿は全国どこの端末を開いても、服薬、禁忌薬、既往症などの情報が瞬時に取り出せ、あとは血液検査や症状を見るぐらいで判断できるような状況ではないかと思うわけであります。 素人考えで大変申し訳ありませんが、このような形こそが理想に近いような気がいたします。 スピードと正確さが求められる現場において、これらの情報は強い味方、武器となるのではないでしょうか。 全国というのは、大げさ過ぎるといたしましても、せめて市立3病院間ぐらいは、連携・連動していないと効率が悪く、病院側にも、患者様の側にも負担が増えるのではないでしょうか。 次に、公共交通にも関係する内容でありますが、今運転免許証や車を持たない高齢者が病院に行こうとした場合に、一体どれぐらいの時間がかかるのでしょうか。バスの時間、待ち時間、診察時間、お薬を待つ時間に帰りのバスの時間と、一日仕事までは言わないにしても、3から4時間はかかるそうであります。病気でしんどい高齢者にとりまして、かなりの負担となるのではないでしょうか。デマンドタクシーの実証実験、タクシー、バスとの連携に大いに期待するところではありますが、その逆、スマートフォンやコンビニで完結する行かない窓口同様、行かない病院、移動しない方向にシフトすることも選択肢の一つとすべきかもしれません。 ちょうどスマートフォンの無償貸与が検討されているタイミングでもあります。ただ、初期段階においては、使い方を徹底的に御指導いただくボランティアや職員の方が必要にはなるでしょうが、デジタル化を推進する備前市にとって、これらの作業と人員の確保は最低限必要なことではないのでしょうか。 こちらの指導に関する部分は、昨日の山本議員への答弁の中に、12回以上スマホ教室を開かれる予定とのお答えがありましたので安心いたしました。 今後の展開として、全てをスマートフォンで、また緊急時にスマートフォンが命綱となり役立つとなれば、二度三度おいしい、すばらしい施策となるのではないでしょうか。リモート診療や訪問診療に切り替える、お薬も配達に切り替える、そのほうが時間を有効に使え、肉体的にも、精神的にも負担を軽減できるのではないでしょうか。高齢者にしにくい努力や無理を強いるよりも、我々動ける者、動きやすい者がもう少し頑張る、そのほうが社会全体が明るくなり、よろしいのではないでしょうか。 以上でございます。御答弁よろしくお願いいたします。
○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。 〔市長 吉村武司君 登壇〕
◎市長(吉村武司君) それでは、藪内議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、公共交通会議においての話合いについてでありますが、2月8日に開催いたしました公共交通会議では、令和5年度からの備前市デマンド交通運行計画案、備前市営バス運行路線案や市営バス料金案について協議を行いました。 連携のポイントでございますが、利用者が各公共交通機関の時間と照らし合わせてデマンドを予約することがポイントであると考えております。 次に、日生の離島航路についてでありますが、本航路は民間業者が航路認定を受け、国、県、市が赤字部分に対し補助する補助航路として運航しており、現状の運航数を増やすには、中国運輸局との協議が必要であり、毎日運航する航路の増便ではなく、時間の変更等でより利便性を広げていきたいと考えております。 2番、毎年県の海ごみ地域対策推進事業として、漁業関係者やボランティアによる海岸清掃を実施しております。今後につきましても、協力団体と連携し、海ごみの回収に取り組んでまいります。 また、海ごみの大多数は、陸地を発生源としていることから、陸地における発生抑制対策が効果的と考えており、ポイ捨てや不法投棄など、一人一人の取組が重要でありますので、引き続き啓発活動を実施してまいります。 大多府島には、日本遺産、北前船寄港地の構成文化財もあり、日本遺産のポスターなども掲示し、PR活動についても行っていきたいと思っております。 空き家につきましては、大多府島の多島美豊かな日生諸島の景観を保全していくために、空き家の利活用及び適正管理をお願いしたいと考えております。 空き家の利活用としては、空き家バンクへの登録や各種補助制度を御活用いただき、また老朽化した空き家については、解体費用を補助しておりますので、適正な管理をお願いしたいと考えております。 私のほうからは以上であります。
○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。 〔教育長 松畑煕一君 登壇〕
◎教育長(松畑煕一君) それでは、藪内議員の御質問にお答えをいたします。 3番、
認定こども園、保育園施策ですが、兄弟姉妹が同一の園に通えない場合については、できる限り入園に対する保護者の要望にお応えするため、入園申請時に通園の可能な範囲で希望園を第3希望までとして申込みをいただいています。 その際、兄弟姉妹が同一園への入園を優先をされるのか、別々の園でも入園できることを優先されるのかを選択していただきます。ゼロ歳児から2歳児は、入園が難しい園もあることから、別々の園であっても、入園を希望される場合もございます。 こういった状況を解決するためにも、丸山議員にも答弁を申し上げましておるとおり、保育士、保育教諭の確保策として様々な取組を進めることで、何とかしてでも確保に努めてまいりたいと思います。 また、議員から御紹介のありました奈義町の取組につきましては、市長のほうから立川議員にお答えしたとおり、教育長部局としても、子育て世代にとって魅力ある保育・教育施策の実施に努めてまいりたいと考えているところでございます。 私のほうからは以上でございます。
○議長(守井秀龍君) 荻野
病院事業管理者。 〔
病院事業管理者 荻野健次君 登壇〕
◎
病院事業管理者(荻野健次君) 先ほど申し上げましたとおり、皆さん方には日頃より御理解、御協力を賜りましてありがとうございます。 それでは、藪内議員の御質問から、まず4番1点目、備前市3病院の電子カルテの統一でありますが、まず、私どもの吉永病院は、電子カルテが老朽化したということで、新規に入れるということを発端にしまして、新しく備前病院も今年も2月から新しい電子カルテになりました。備前病院も電子カルテ、同じシステムです。導入予定で、来年度には日生病院、日生病院の電子カルテ、まだまだ使えるんですけども、3病院一緒にしようということで、同意を得られまして、来年中には同一カルテになることになっております。 しかしながら、カルテの共有化という問題に関しましては様々な課題があります。個人情報の漏えい、それからセキュリティーの問題、特に四国の病院がコンピューターウイルスが入りまして、電子カルテがシャットダウン1か月したということで、そういうふうなセキュリティーがありますので、なかなか問題がいっぱいあります。まず、業者を統一して、少しずつそういう問題に取り組んでいきたいと思っております。 2点目、病院に行きづらい人のためのリモート診療、訪問診療、薬の配達など考えられないかということであります。 リモート診療ということは、オンライン診療と解釈しておりますが、私どもの吉永病院もオンライン診療をデモンストレーションでやってみましたが、なかなか患者さんの器具の問題、それから単なるスマホでできるようなオンライン診療というのは認められておりません。それからまた、訪問診療でありますが、患者さんが遠いから、こちらから訪問診療するというのは、法律的には認められておりません。まず、介護保険が適用になっている、本当に歩けないような人、そういう人しか訪問診療してはいけないという法律的に決まっております。 そういう観点から、なかなか議員が言われるように、地域にいる患者さんの診療をどうするかということ、私らも頭を痛めておりますが、もう一つは、スマホが幾らできても、恐らくこの備前市にまだまだ電話がかからないところがあります。そうすると、そういうところがいっぱいあります。うちも電子カルテを変えました。変えて訪問診療に持っていきます。でも、その家からアクセスできません。そういう難しい問題がまだ山積みであります。 最後に、薬の配達でありますが、院外薬局に受注すると、院外薬局のほうから自宅に持っていっていただきます。そういうふうなシステムがありますので、それを活用していけれればいいと思います。 確かに議員さんが言われるように、地域におる患者さんが車、活動手段がない、それから高齢で認知症もある、それから病院に車で行けないと、免許を返納したというふうな大きな問題があります。これから市立3病院、そういうふうな問題に積極的に取り組んで、今後皆様方の信頼を得て、ちゃんとやっていくように努力します。質問ありがとうございました。
○議長(守井秀龍君) 答弁漏れがあれば議員から指摘していただきたいと思いますが、よろしいです。 再質問はありますか。 再質問に入ります。 藪内議員。
◆6番(藪内靖君) 1点目の公共交通に関しまして、私もこれは重々難しいことは承知しておるわけでありますが、どうしてもこれレジャーとか、そういうことでなく、やっぱり生きるということ、生活ということなので、例えばそれがこういう市役所の近くにお住まいであるとかであったら当然受けられるサービスが受けにくい、そして買物にしても、病院へ行くにしても、本当、今現状は朝早くに出て、そして昼、それからもしくは午後になる。その間、しんどいお年寄りが、私どものように車を持っていれば、そこで休むであるとかできるんですが、体を休める場所もなく、何時間も過ごすというのは、非常に苦痛であると思います。ですから、いろいろ国の施策等、関係することがあって難しいとは思いますが、少しずつでも、1便ずつでも何とか備前市のほうで対応いただけたらと思います。どうでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁をお願いします。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 離島と、そして橋でつながった鹿久居島と頭島は若干条件、状況が違うと思います。頭島までは定期船と市営バスが並行で乗り入れをもうしておりますので、これ7年目になろうかと思いますけども、令和5年から。このようにどちらも使ってもらって、そして俗に言う本土側に来ていただいて、病院なり買物をしていただく、あるいはお孫さんの家に寄って、ひとつ顔を見ていただくということができると思います。あとは、大多府島と鴻島であります。これは残念ながら橋がありませんので、離島航路だけでございます。 今現在、赤字部分の2分の1以上が国、そして4分の1、4分の1が県と備前市で補助を出しております。全国で離島航路はたくさんありまして、その中で備前市の補助率は最も高い補助率をいただいて、いつもありがたく思っておるところでございます。 この便数を増やすということは、中国運輸局の協議が必要でございまして、勝手に増やすわけにいかないわけであります。当然、それを増やしますと、赤字が増えていく、国の負担が増えていく、これが全国で相当数の離島航路があるわけでございますので、なかなか認可をしてもらえないというところは一つでありますが、必要最小限度は必ず市民の安全と安心を守るために私どもは努力していかなきゃならないと思っております。 常にそのような団体の協議には欠席することなく、備前市の立ち位置を各団体を通じて強くアピールをしておるところでございます。これからも、離島の皆さん方に御不便をかけないように、力いっぱい頑張っていこうと思っております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。
◆6番(藪内靖君) 前回、同じことを質問させていただきましたときも、市長があちらこちらと動いていただいたと、そういうこともお聞きしておりますし、本当にこれは難しい問題であると、デリケートな問題であることは、本当承知しておるんですが、やはりどうしても、何便かあるうちの1個、10時半の便が鴻島へ寄って日生に着くと着かないでは、本当に生活リズム、生活全体がもうごろっと変わるわけです。これだけは、じゃあほかの何を減していいのかということも聞いても、なかなか分かりませんが、今後も引き続き交渉、御検討をよろしくお願いいたします。
○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 先ほども答弁をいたしましたが、増便はそういうことで、なかなか難しいわけでありますが、時間の変更は、コスト的にはあまり変わらないことだと思っておりますので、これは中国運輸局のほうにぜひ私のほうも足を運んで、現状を御報告し、より早く島民の利活用がスムーズにできるようにこれからも進めてまいりたいと思います。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。
◆6番(藪内靖君) ありがとうございます。よろしくお願いします。
○議長(守井秀龍君) 藪内議員、マイクをちょっと手前に。
◆6番(藪内靖君) すいません。 あと北前船の環境につきましてですが、前にも言いましたけど、大多府に、船着場に販売機が一つあるだけ。そこをやはり今ある大多府加子番所跡であるとか、何かもう一つ、ちょっと今、名前を度忘れしましたが、施設がある。ああいうのをやっぱり有効利用して、なるべく私どももボランティアで参加したいと思いますが、草刈りであるとか、やはりよそから来られた方に、ああいいところだなあと、ああ気持ちいいなあと思って帰っていただけるようにしていただきたいと思います。空き家も、本当にもう島に着いたところから奥のほうまでかなりの数がありますので、その辺、私もいろいろリサーチしたいと思いますけれど、市のほうでも、担当課のほうでまた積極的に御指導いただきますよう、よろしくお願いいたします。どうでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 今年度6月1日に49番目の北前船寄港地として構成文化財がそろうたわけでございますので、取りあえず緊急的に浜辺の周辺だけを一部やりましたけども、次年度からは本当に県外、あるいは県内の人が北前船の寄港地として訪れても恥ずかしくないような施設整備を担当部署としていきたいと思っております。 やはり日生は観光で持つ、私は町と思うてます。そういう中で、ぜひとも日生駅周辺だけじゃなしに、やはり船に乗っていただいて、北前船でありますから、やはり頭島もそうでありますけども、大多府島が備前市の一番南側の有人島であります。津田永忠が造った堤も残っておるわけでございますので、その辺の観光地として恥ずかしくないようなことを、市としてもやっていかなきゃならないと思っておりますし、北前船機構もそのようなことで、ウエルカムだというふうに聞いておりますので、よく相談をしながら、国の補助金等ももらいながら、令和5年度少しずつでも進めていきたいと思っております。もうしばらくお待ちいただきたいと思います。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。
◆6番(藪内靖君) これは同僚議員、森本議員が質問された際に、今備前市が第49番目と言われますように、今後また50、51、52番目と増えていくようなので、全国に北前船のファンがおられると、この潜在的数をやはり何とか備前市日生町に足を運んでいただけるように、本当魅力あるまちづくりにしないといけないと思います。 そこで、今、観光地で──私のこれ私見ですけど──観光地で必要なのは、おいしい食事もそうですけれど、きれいなトイレ、トイレの汚いところはもう本当行く気もしないぐらいの私は考えを持っていまして、ですから幾らかあるんですが、トイレのほうも、それは八塔寺であるとか、伊部はありますけど、日生もちょっとトイレの整備をお願いしたいんですが、どうでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) もう全く同感でございまして、私も年ですから、和式ではなかなか使えない。そして、今いろんな決裁が上がってきておりますけども、もう本当にトイレの決裁が多うございまして、そのトイレにしても、少し先まで、ああいいトイレだと思うような、あまり簡易トイレではなしに、完全に水洗で、気持ちよく使えるようなことを職員には指示をしております。 そして、実は私から見たらトイレの単価が高いと思いますけども、まあそれはそれで地元の業者が一生懸命やってくれるわけですから、トイレは本当に観光政策では重要な施策だと思っておりますので、令和5年度もいろんなところ、また議員にも教えていただきながら、古いところは新しくする、あるいは全くないところに新しく設ける、そのような考えで、観光の町日生、日生だけじゃないんですよね。伊部のほうもそうですし、閑谷のほうもそうですし、八塔寺のほうもそうでございます。一つ一つ、気がついたところを早めに、トイレの水洗化と気持ちよい利用ができるように、令和5年度も職員を監督しまして進めていきたいと思っております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。
◆6番(藪内靖君) ありがとうございます。何分お金のかかることですから、一遍には無理かも分かりませんが、前向きによろしくお願いいたします。 それでは今度、こども園、保育園に関しまして、ちょっと追加でお伺いいたします。 なかなか保育士の確保が難しく、定員が増えないのは分かりますが、先ほども言いましたように、一番重要な部分、兄弟がいるのに別々のところへ、朝の気ぜわしいときに、ぐずる子を連れて一つの園、そしてまた離れた園へ連れていくというのは、本当に負担ではないかと思います。ですから、そこは先ほど教育長が説明されましたように、第1から第3希望まで書くけれど、その書いている方々は、それを書くとなかなかもう余計に一緒のところへは行けないような、そういう危惧を持っているわけです。ですから、何とか最低限そこのところをクリアできるように、そうでないと、備前市に住みたい、備前市で働きながら子育てをしたい、そういう考えに至らないと思うんです。そこをもう一度ちょっとよろしくお願いします。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原
教育振興部長。
◎
教育振興部長(石原史章君) 議員からの御指摘、ごもっともであるというふうに受け止めております。 昨日も丸山議員の質問の中でも御答弁申し上げましたとおり、それから本日も教育長からも、何としてでも確保に努めていくということで答弁をいただいております。 教育委員会といたしましても、非常に大きな課題であるという認識に立って、本当にあらゆる手段、手法を使って、これだけあれば必ず解消するということではないと思っております。 11月の定例会の委員会の中でも、所管である厚生文教委員の皆様方からも、いろいろなアイデア、考え方、お知恵をいただいております。新年度も、昨年度に比べれば改善傾向が見てとれるのではないかというふうに思っておりますけれども、やはり結果を出すように努めてまいりたいというふうに思っております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。
◆6番(藪内靖君) この人材の確保は、岡山市をはじめ、お隣、瀬戸内でも赤磐でも、いろんなところがもう少ないパイを狙っているので、なかなか難しいとは思いますが、本当これがやはり一番肝腎要のことなので、よろしくお願いいたします。 それでは、病院のことですが、電子カルテについて、今もう既に備前病院と吉永病院ではされていて、日生病院が来年度更新ということですが、この業者の選定はどのようにされましたでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 尾崎
病院総括事務長。
◎
病院総括事務長(尾崎嘉代君) 業者選定についてでありますが、プロポーザル方式で選定のほうさせていただいております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。
◆6番(藪内靖君) 3病院のうち、日生病院だけがなぜ来年度なのか、今お聞きした話で、まだ使えるものを無理やりという感があるので、そうなのかも分かりませんが、ちょっとお教え願えますでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 尾崎総括事務長。
◎
病院総括事務長(尾崎嘉代君) 日生病院がなぜ来年度にということなんですが、同じ業者の方にお願いしたところ、こちらのほうが決まったのが今年度の春に入って6月ぐらいだったんです。それから、3病院を一度に一つの業者の方が更新をしていくというのはちょっと無理があるというところと、その中で日生病院はまだ新しいほうなので、1病院だけ1年後にということで、このような形になっております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。
◆6番(藪内靖君) 今、管理者の説明で、リモート診療であるとか、訪問診療、いろいろな法的な規制があってなかなか難しいということなんですが、これからの病院経営を考える上で、訪問診療はやはり重要であると考えますが、私は勉強不足で日生病院しか知らなかったんですが、これ3病院とも行われているんでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 荻野
病院事業管理者。
◎
病院事業管理者(荻野健次君) 私の国保病院の観点、ちょっと長くなります。 私は昭和55年に吉永病院に来ました。国保病院、国保病院というのは昭和36年に国民健康保険が始まって、それで市町村に、保険はできたけれども、診療施設がないということで、全国で3,000、国保病院の国立診療所ができました。その集まりが国保診療協議会と、私が今から42年前に来まして、それから少したつうちにですかね、寝たきりゼロ作戦と、そういうふうな、当時山口先生という、広島のみつぎ病院におられた先生が、とにかく訪問診療、訪問リハビリ、そういう出前医療をしようということで、全国にそのキャンペーンを繰り広げました。私はとにかく先生の教えに、国保診療協議会の理念は、住み慣れた町で幸せに満足して亡くなられると、そういうようなまちづくりをしようというのが国保病院の理念です。そういうことで、私が赴任しまして、それから平成14年から訪問診療を始め、それから訪問リハビリを主にやっております。 私は木曜日の昼から出ていますけど、恐らく四、五十人は、施設もありますから、訪問診療をやっています。訪問診療をしようかということで、越智先生にも言って、日生病院も始めていただいています。備前病院にとっては、一応、光岡先生に訪問診療をするようにというふうに助言をして、彼もするという話であります。 以上です。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。
◆6番(藪内靖君) 最後になりますが、約3年間にわたるコロナ禍での厳しい業務への従事、お疲れさまでした。そして、まだまだ完全に終息したわけではありませんが、ひとまず5類への移行ということで、本当にありがとうございました。 令和5年度施政方針の、地域に密着した医療サービスの提供にも記述されていますが、備前病院、日生病院、吉永病院、備前さつき苑が連携して地域住民が安心して良心な医療を受けることができ、住み慣れた地域で自分らしい日常生活を送ることができますよう、よろしくお願いいたします。 以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(守井秀龍君) 以上で藪内議員の質問を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。 午前11時35分 休憩 午後1時01分 再開
○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、松本議員の一般質問を願います。 5番松本議員。 〔5番 松本 仁君 登壇〕
◆5番(松本仁君) それでは、発言していきたいと思います。 まず初めに、前議会でも質問しましたが、備前市
市民センター、アルファビゼン改築施設、歴史民俗資料館、備前焼ミュージアムなど施設間の機能分担の説明を求めましたが、納得いく説明がいまだなされていません。 特に備前市
市民センターの利用計画が優先的に考えられるべきだと思いますが、備前市
市民センターについてどういう計画があるのか、具体的にお示しください。 次に、備前市の新図書館建設についてですけど、1月25日、備前市で始める未来の図書館について、図書館整備・運営のコンサルタントなどをしている岡本誠氏の講演がありました。 いろいろ貴重な話があった中で、私は2つのことが印象に残っております。 1つは、備前市の図書館政策について、3つの町が合併したのですから、日生、吉永、備前、3地域を含めた全域サービスを考えること、3地区を視野に入れハード・ソフト一体での整備・運営を考えることが大切であると指摘されました。 2つ目は、その推進のために有能な図書館長、それを支える図書館司書などの人材確保、研修がその鍵を握ることを強調されたことです。 この2点に強く感銘を受けました。 その後、私は図書館についてのアンケート、令和2年と4年の2回にわたる図書館整備基本構想案、新しい図書館を創ろう会の議事録を読み返して、図書館の現状と課題については理解し、納得することも多くあります。 しかし、その理念と方針については幾つか疑問を持っています。以下、問題提起させていただきます。 まず初めに、1階部分を海と陸地の交差点として、様々な人が気軽に立ち寄り、繰り出すアクティビティーの拠点としてサイクリングステーション等の機能を備え、スポーツ文化、観光の拠点等の機能を整えること、また集会エリアとして300席程度のホールを造ることなど、どう考えても第2
市民センターを造るのかと思わざるを得ません。 サイクリングは、景色や爽やかな空気、自然を感じながら楽しむ趣味、スポーツです。消防署向かいのサイクリングセンター的広場で十分ではないでしょうか。わざわざサイクリングステーションがどうしても必要なんでしょうか。現場の風景、環境、周辺の景色を海と陸地の交差点としてとか、海の見えるなど、美しい言葉で表現することに私は非常にむなしさを感じます。 2番目に、備前、片上ですけど、中心のみの発想で、日生、吉永への目配りがみじんも感じられない計画案になっております。 令和元年に発表された図書館に関する450名が回答したアンケートですが、図書館利用者数は、利用したことがないが317人、年数回程度が100人、両者で93%を占めております。 施設については、新築案が94人、増改築でいいが169人、現状のままでいいが109人で、新築を願う人は25%です。 日生や吉永の人たちだけでアンケートを取れば、新図書館は必要ないという人がほとんどそう答えると思います。もともと多くの人が新築を望んでいなかったというアンケート結果です。 また、計画案に示されている蔵書冊数につきましても、令和3年と開設時の冊数は、新中央図書館で現在8万3,480冊から16万冊、倍増です。日生分館図書館におきましては、3万9,180から4万、吉永分館におきましては、1万8,140から2万冊となっています。微増です。 人口減少、高齢化が進む中、吉永や日生から何人の人が片上の図書館に本を借りに来るでしょうか。この数字を見て、日生や吉永の人たちはどう感じるでしょうか。日生や吉永の本の愛好家や子供のことなど眼中にないことがうかがえます。 3番目に、蔵書冊数についてですが、人口1人当たりの冊数は岡山市、倉敷市など人口が多い市を除けば、同規模の人口の市町村では最下位です。貸出数でも1人当たり2.2冊で、最下位となっております。 この低レベルの数字の原因にはいろいろあると思われますが、占有延べ床面積が他市町村に比べ極端に低いことも原因の一つであるかと思われますが、この改善に向けては、岡本氏が言うようにハード・ソフト一体で整備・運営を考える必要があります。短絡的に、新図書館の建設で改善できるとは思えません。 一般ですが、改革を進める組織は上からつくっていくと言われておるように、最優先にしなければならないことは、新しい図書館づくりを推進する図書館長、図書館司書、そして読みたい本の紹介人、相談員であるブックコンシェルジェの人材の確保、要請が最優先されるべきです。 基本方針でも提起されている、まちじゅうどこでも図書館構想を進めること、またそれを推進していくボランティアの組織化も、そのスタッフ中心に取り組んでいく体制が、まず急がれるのではないでしょうか。これをなくして図書館の利用者、貸出数の向上は進まないと思われます。 書庫のスペースに関してですが、書庫のスペースを含め、図書館の延べ床面積が限界に来ていると報告もありますが、まず考えるべきことは、置くべき本の取捨選択、処分、特に時代に合わない本を大胆に断捨離を敢行し、新しい本の積極的な購入など、ソフトの側面を優先的に考えるべきだと思います。 また、延べ床面積の拡張については、将来的には日生地区では、支所への図書館移転、備前地区においては、アルファビゼンの減築施設などへ移設も考えられるのではないでしょうか。 4番目、新しい図書館を創ろう会でどういう議論がなされているのか、議事録でしか推測できませんが、先の時代を見越した議論が必要だと思います。 備前市の人口減少と少子・高齢化は深刻です。中央図書館周辺の備前地区エリアの図書館利用ニーズも減少することが予想されます。西片上周辺も例外ではありません。 2023年4月現在、備前市の人口は3万2,348人です。出生率、転入と転出の差が現状のまま推移すると、予想人口は2030年、2万6,680人、2040年、2万1,391人と、17年後、約1万1,000人の人口減です。 65歳以上の高齢化人口比率も、20年が39.7%、2040年、17年後には49.1%と推計されております。 また、年少人口は2020年に2,931人、40年には1,823人で約1,000人減少すると推測されております。 人口減、年少人口減と高齢化率のアップは、図書館利用人口の減少と相関してきます。この現実を踏まえた議論も必要ではないでしょうか。 最後5番目、他の市町村の図書館を見ても、館内にカフェがある図書館はまれであります。特別景観のいい海辺ではありませんし、また採算が合うカフェなど期待できないのではないでしょうか。 以上、図書館政策の問題点について述べてまいりましたが、結論として、繰り返しますが、廃棄を含めた蔵書の整理、新刊書や新しい絵本など、時代に合った良書の選定と購入に2倍、3倍の予算を増やすこと、優秀なスタッフの確保と育成など、ソフトの充実に時間と予算を使うことが、まず実行、努力すべき課題だと思われます。 この課題を進める中でこそ、年間2.2冊という低い貸出数、図書館利用率をアップできるのではないでしょうか。 第2
市民センターのような中央図書館に予算を集中するのではなく、日生、吉永地区のエリアの図書館充実も考えてもらいたいと思います。 いい図書館は建物ではなく、蔵書の量と質です。市民が求めている本がどんなものか、在るべき本はどんなものか、中身の充実こそ最優先されるべきです。サロンのような新図書館建設は必要ないし、急ぐ必要も全然ないのではないでしょうか。 今日に至って、プロポーザルによる新図書館のイメージ図も示され、今さら何を言うのかと思われると思いますが、できるだけダウンサイジングをすること、将来を見越した身の丈に合った余分な施設を除き、本だけを中心とした図書館を考えてほしいと思います。 以上、私の意見ですが、御感想をお聞かせください。 大きい2番目として、日生支所の耐震工事後の支所の利用計画が曖昧になっております。 工事前から空きスペースが多いなど、支所全体の有効活用について、もっと考えたらいいんではと意見が日生地区住人の中にあります。日生支所については、狭い図書館の移転や瀬戸内市などに見られるように、教育委員会機能、保健課機能を本庁から支所に移転することも考えられます。また、
市民センター、予定されているアルファビゼンの減築案で考えられている施設の移転も含め、今ある備前市の現存施設を再利用し、経費削減を図ることも考えるべきだと思います。どう思われますか、御見解をお聞かせください。 また、日生には市民会館ホールの空調修理など、早くしてほしいという要望が出ています。また、浜山スポーツ公園のサウナ温浴施設の修繕・改良工事はどうなるのか、いろいろ意見が出ております。 浜山スポーツ公園内に子供、若者向けにスケボー場の建設が予定されておりますが、これを利用する子供や若者が日生や備前市にどれだけいるでしょうか。今ある施設の修理、改修を早くしてほしいという要求のほうが多くの日生住民の声です。これらの修理計画について具体的に示してください。 次に、
日本遺産北前船を模した観光船の建造、巡航計画について。 これについては、森本議員、藪内議員が触れましたから詳しく触れません。ただ、私が言いたいのは建造船の大きさ、この計画、財源は何を充てるのか、年間の目標、集客数が幾らなのか、ランニングコストなど、費用対効果について具体的に示してください。 ちなみに、日生諸島を今、運航している大生汽船の年間乗客数、過去3年の離島補助金の額について分かれば教えてください。 最後になりますが、
マイナンバーカード取得で学校給食、学用品、保育料の納付を免除する。取得しなければ徴収することについて。 この間、この案件について岡山県だけでなく全国的にマスコミで報道され、備前市は有名になっております。マスコミ報道は、備前市が
マイナンバー取得率で県内トップだとか、デジタル田園都市国家構想の実現に大きく貢献したとかの栄誉をたたえる報道は全くなく、これとは反対に、本来公平に行われるべき教育費、保育に関する公共政策に差別を持ち込んでまで取得率を上げようとしていることに対し、これでよいのかと問題提起している報道がほとんどでした。 群馬県知事、山本一太氏は、
マイナンバー取得率で地方交付税が増減することに対し、「これ恫喝じゃないですか」と話しております。 子供政策で人口増加して有名な明石市の泉市長などやマスコミの何人かのコメンテーター、識者の方々は、本来任意である
マイナンバーカードの取得いかんにより、学校給食、学用品費、保育料の有償、無償の差別をする備前市の施策に疑問、批判を投げかけております。 政府の
マイナンバー取得の旗振り役である河野大臣は、「
カード取得者にメリットを上げるのはいいが、取得しない人にデメリットを与えるのはよくない」と語っております。 行政の効率化、国民の手続負担の軽減など、
マイナンバーカードの利便性の側面は概念としてはうなずけるところも多くあります。しかし、取得していない人たちは何のために、なぜこんなに急ぐ必要があるのか、まだまだ理解できない方々も多くいるのが現状です。 2万円相当の特典をつけ繰り広げられたり、利便性のみを強調した取得キャンペーンだけが目につきます。 個人情報の漏えい、システム構築過程における実務、費用対効果、次々とひもづけされる個人情報とその漏えいに対する責任を誰が持つのか、個人情報に関する法整備など、安心・安全な
マイナンバーカードのシステムづくりにおいて、まだまだ煮詰める課題が依然多く残っております。 こういう事情もあり、政府も義務として強制できないし、あくまで任意取得となっているのが、この
マイナンバーカードです。 カード取得に際し、このような疑問に対し、納得のいく説明が不十分であるため、カードをつくりたくない人も多くいます。 いろいろな思いがあり、任意ですから、各人が自由に判断すればいいと私は思っています。 私は、この場で
マイナンバーカードの是非について議論していくつもりはありません。いろいろな思いがあることは承知しております。 取得に際し、国や市のポイントサービスや、備前市が計画しているデジタル田園都市国家構想推進に向けての各種ポイント付与についても、今、諸物価が値上がりで生活が大変になっている多くの市民に、その援助策、福祉援助策として評価できることも多くあります。 ただ、その施策をカード取得いかんにかかわらず、市民全体がひとしく享受できるようにしてほしいと思っているだけです。願っております。 差別なく、引き続き無償を続けてくださいと署名が繰り広げられていますが、署名に賛同される方々も取得の動機はいろいろありますが、カードを取得している方が多くおります。 私は、この署名活動におきまして、私は議員の中では一番多く市民と語ったと自負しております。その方々の多くの方々は、
マイナンバーカードの取得いかんでそんな差別までしなくてもいいのにという思いの方がほとんどです。これが一般市民感覚です。 私が皆さん方に訴えたいことは、本来平等が求められる教育・保育に関する施策に対し、
マイナンバーカード取得のインセンティブ、動機づけに学校給食、学用品、保育料の減免、無償を特典として称して使うこと、そして取得しない保護者に対しては、罰則として、今まで無償であったものを有償にするやり方は、いかに地方交付税に影響するといっても、市長はするべきでないと思います。 また、市長、首長から独立し、行政委員会の一つとして、首長への権限の集中を防止し、中立性、専門的な行政運営を担保されている教育委員会は、教育基本法4条で定められている精神に基づき、この教育上の差別に反対してほしいと思います。 4条にはいろいろありますが、信条によって今回はこの
マイナンバーカードを取得するかしたくないかという信条ですが、信条によって教育上差別してはならないのではないでしょうか。また、議員の皆さん方におきましては、憲法14条、教育基本法4条に違反していると思われる今回の条例案に賛同してほしくないと思います。 民主主義の観点から、市の条例が国の憲法や法律より優先されることがあってはならないと思います。 今回、この件に関する条例改正が提案されていますが、条例の中身の第4条の「市長は、特に必要があると認めるとき」云々の文言ですが、いろいろ解釈でき、当たり障りのない表現がされておりますが、その背後に隠されたものは、
マイナンバーカードをつくれば、給食費、学用品費、保育料減免、無償化、つくらなければ有償化するために、にわかに後づけされた条例ではないのかと多くの市民は思っております。こうかつなやり方で、詭弁としか思えない条例提案と思っております。
マイナンバーカードの取得率に応じて、政府は地方交付税に差をつけると言っています。市長も、このことも考慮に入れて、取得率アップに励んでいると思われますが、この際、地方交付税がどれぐらい、いつまで上乗せされるのか、どう予想されているのでしょうか、教えてください。 今、日本は大変な課題に直面しております。政府は、ロシアのウクライナ侵略、台湾をめぐっての米中対立の中、敵基地の基地攻撃など含めて、5年間で43兆円の防衛予算をどこから持ってくるのか、思案しております。 また、石油、天然ガスをはじめとする未曽有の諸物価の値上がり対策、次元の異なる子供対策など、財政的に窮しており、言葉だけでその具体策が出されていない状況です。 一過性の交付税の割増しがあっても、額も期限もあまり期待できないことになるのではないでしょうか。備前市は他市に比べ、誇るべき子育て支援、教育支援がなされております。
マイナンバーカード取得申請数は、全国は70%以上、備前市は80%を超えました。 保育料、保育園、学校での給食、学用品の有無、有償、無償の条例を執行しなくても、到達した高い取得率です。全国平均以上の成果ですから、国の進めるデジタル田園都市国家構想に関わる交付金のめどが立った現在、
マイナンバーカードを取得してもしなくても、園児の保育料、園児、生徒の学校給食費、学用品の無償化を全園児、生徒に続けていただくよう市長の英断と議員の良識に期待して、私の答弁を終わります。 以上です。
○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。 〔市長 吉村武司君 登壇〕
◎市長(吉村武司君) それでは、松本議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、備前市
市民センターなどの役割分担についてでありますが、
市民センターからは、現在、片上地区内で進行中の旧アルファビゼン跡地の建物に中央公民館と片上公民館が移転し、図書館は新しい中央図書館に移転いたします。 また、元の建物が築70年を超え、耐震機能のない歴史民俗資料館は、展示物については、民俗関係は旧アルファビゼンに、文学関係は新図書館に、備前焼に関するものは新しい備前焼ミュージアムにそれぞれ移転し、貴重な文化財の保護と活用を推進してまいります。
市民センターの今後につきましては、機能移転後の公共施設との調整も踏まえて検討してまいります。 3番、
日生総合支所耐震工事後の利用計画と
日生市民会館などの改修についてでありますが、
日生総合支所耐震工事後の1階部分については、引き続き利用することとしております。 2階建物西側部分は、サーバールーム、会議室及び改修前より利用されておりました日生寒河地区の老人クラブ様が利用されているところでございます。 残る建物2階の東部分については、フリーエリアとして間取りを広く取ったスペースとしております。 今後、この2階東側部分の活用については、市民及び観光客の利用等を含め、幅広く検討してまいります。 次に、
日生市民会館ホールの空調については、設計が完了しましたので、令和5年度早々に入札を行い、改修工事を進めてまいります。 また、旧ヘルスパ内、温浴施設のボイラー等の修繕・改修工事については、現在のところ予定はございません。 昨年度、2階にあるフローリングスタジオ及び研修室は、料金再設定の条例改正を行い、一般市民に利用していただいております。 4番、建造船の規模につきましては、総トン数20トン未満とし、旅客定員50名程度の規模を計画しており、財源につきましては、まちづくり応援基金を充当することとしております。 次に、年間の目標、集客数につきましては、年間100日程度の運航とし、約5,000人の集客を目標としております。 また、ランニングコストにつきましては、年間約2,000万円を見込んでおりますが、費用対効果に関しましては、乗船料金の設定が未設定であることなど、現段階でお示しすることはできませんが、観光船を活用しながら観光業者とも連携を図り、地域経済に貢献できるよう検討してまいります。 次に、日生の離島定期船航路の過去3年における年間乗客数と、市からの補助金についてでありますが、過去3年における年間乗客数については、令和元年度2万8,902名、令和2年度2万6,513名、令和3年度2万4,510名であります。 令和4年度につきましては、12月末時点で比較したところ、対前年度比11%増となっております。 次に、市からの補助金についてでありますが、日生本土と諸島地区を結ぶ定期航路については、国庫補助航路に認定されていることから、欠損額のうち、2分の1相当額が地域公共交通確保維持改善事業費補助金として国より補填されます。その残りについては、岡山県及び備前市が協調して補填することになっており、その実績額は、令和2年度381万994円、令和3年度350万5,155円、令和4年度544万2,411円であります。 5番、国が
マイナンバーカード利活用特別分として、地方交付税に配分されるのは、現時点では明らかにされておりません。いつまで上乗せが行われるかにつきましても、現時点では不明でございます。
マイナンバーカードの普及は、本市における
デジタル社会の構築に向けた施策展開には必須であると考えておりますので、御理解をお願いいたします。 私のほうからは以上であります。
○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。 〔教育長 松畑煕一君 登壇〕
◎教育長(松畑煕一君) それでは、私から松本議員の御質問にお答えいたします。 2番1点目、ホール機能やサイクリングステーション機能については、教育委員会会議で承認をいただいた図書館等整備基本計画においての基本理念として、市民が多様に使うサードプレイスとしての図書館と位置づけております。 パブリックコメントでは、観光拠点の視点を評価され、関係人口の増加が期待されている方もおられます。多様な観点から、しっかりと議論していきたいと考えております。 2点目につきましては、先日の岡本先生の研修でも御指摘があったように、日生や吉永地区へのサービスを充実する必要があるとの御指導をいただいております。御指導を真摯に受け止め、相互の図書館における蔵書の流動性を高めたり、各公共機関と図書館サービスのコラボなどを展開できるよう改善をしてまいります。 3点目、ハードとソフト一体での整備運営については、議員御指摘のとおり、蔵書計画などソフト面をも重視しながら、まずは開館に向け図書館長や図書館司書、ブックコンシェルジュなどの専門職の確保、あるいは育成、さらに推進体制づくりに取り組んでまいりたいと考えております。 4点目、人口減少を踏まえた議論につきましては、人口推計値を見ると、議員御指摘のように今のままでは人口は減少していきます。人口が減っても、社会教育を担う図書館の役割は続いていくものでございますが、誰もが使いやすい、居心地のよい場所であるならば、利用率も上がり、市民の中における図書館の存在価値を上げていけると考え、取り組んでおるところでございます。 5点目、カフェについてでありますが、子育て施設などでのお話を伺ったり、平素から様々な御意見をいただいたりする中で、カフェに対する期待度が非常に高いことを痛感しております。どのような提供方法がふさわしいのか、今後議論していきたいと考えております。 様々な問題提起をいただきまして、ありがとうございました。 私からは以上でございます。
○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 松本議員。
◆5番(松本仁君) それでは、順を追って、まず市民会館については分かりました。将来、ぶっちゃけた話、壊すということですね。ちょっと言葉が悪いですけど、70年たってもう使い道がないということで理解していいですか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 私が申し上げた70年というのは、歴史民俗資料館のことでございます。 〔「市民会館は何年ですか」と5番松本議員発言する〕
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 梶藤
総合政策部長。
◎
総合政策部長(梶藤勲君) 40年たっております。 〔「ならまだ使えますね」と5番松本議員発言する〕
○議長(守井秀龍君) 松本議員。
◆5番(松本仁君) 私、もともと市民会館の駐車場も含めてですけど、この件からいろいろな話が将来にわたってあったと思うんですけど、今何か図書館だとか、アルファだとか、いろんなことを何か逆転しているんじゃないかなということで、私こういう質問したんですけど、要は全体、まだまだ今、すみ分けの大体のことは前から聞いて分かっていましたけど、まだまだ詰めるべきことがいっぱいあると思うんですよ。そのことについてもう少し詳しくやっぱり出してほしいなと思って、私このことを言ったんです。これはいいですから、折々出してください。 それから2番目に、支所の問題ですけど、日生支所の問題ですけど、私この前、支所の──名前忘れました──支所長とちょっとこの件について話ししたんですけど、まだほとんど漠として具体的細かいこと、まだイメージないんだと、彼は言っていました。それは案はいろいろあると思うんですけどね。ただ、やっぱり日生の町民として今の支所を見るときに、もう広いにこしたことないんですよ、職員にとってね。だけど、庶民から見たらぜいたくなんですよ、広さが。例えば国際交流センターですか、あれなんかほとんど何も使っていないです、以前はですよ。今はごたごたしていろいろやっていますけどね。例えば空きスペース、それから実際はあそこでやっていることは、フロントの受付業務と建設のと、ほかちょっと在宅介護支援センターですか、その程度で、私はそんなに物すごう1階フロアが要るんかと思うんですけどね。その辺誰に聞いたらいいんですか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 1市2町が合併した現在、日生町としての総合支所としての機能は確かに広いと思います。ただ、あそこ全体の設計をされた方が、実は大変日本でも有名な方が設計されておりまして、今回の耐震化、増築等につきまして、その方の意図を残すといいますか、建設の歴史的遺物として残そうというところが一番でございましたので、それに基づいて耐震化、長寿命化をし、その中で市民の皆さん方に適した内容の間取りといいますか、そういうものをしていこうというところでございますので、その経過を御理解いただければ、この耐震化、長寿命化が御理解できると思います。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 松本議員。
◆5番(松本仁君) ただ、そういう感覚が日生の町民とマッチしていないんですよ。外観はいいですよ。歴史的な建物どうのこうのというのは、外の話でしょう、外観。中、確かに柱があんまり少ないとか、ないとか、そういうことは理解しているつもりです。ただ、中身を利用するのに、そんなに柱が少ないとかなんとかが関係あるんでしょうかね。そういうことがもうもったいないな、あんな広いところにあんだけしか仕事しょうらん。そういうことがもう要は言うちゃ悪いですけど、大体日生の市民は感じているんですよ。だから、そういうところをぜひ見て、私は昔から図書館は狭いと思っています、日生の会館にある。あれを何でこっちに移さんのかなと常に思っていました。やっぱりそういう発想もあっていいと思うんですよ。だから、ここ大げさに教育委員会を向こうへ持っていったらいいとか、提案しましたけど、そういうこともあってもいいと思うんですよ。だから、今ある既存の建物を有効利用するという観点、何も新しいものを建てることだけが、建てることだけがと言ったら言葉が悪いですけど、やっぱりそういうことだけじゃなしに、今ある施設をどう利用するんか、いかに経費が節約できるかということも含めて考えないと、私この前、財政の問題、いろいろ聞きましたけど、私、備前市の財政は非常に将来的には危惧しています。やっぱりそういうことを含めて、今からそういう既存のことはできるだけ利用する。特に日生なんかは、私は特に思うんです。 もう体育館があり、
市民センターがあり、支所があり、公民館は何か耐久年数過ぎているらしいですけど、そういうことをなぜ利用しないんかな。ずうっとほっとく、ほったかれると言うたらおかしいですけど、やっぱりそういうことを言いたくてこのことを提案したんです。その趣旨を酌んでよろしく対応してください。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 経緯をちょっとお話しいたします。 日生総合支所におられる方の大多数は、人事上も日生にお住まいをし、日生町に勤務していた人を日生には一番知っておられるだろうということで、向けておるわけです。その日生におられる、日生総合支所におられる職員の意見をお聞きをして、そして議会の賛同を得て今回の耐震化と長寿命化をしておるわけでございますので、広い狭いということは、あの建物がたまたまあの状況でありますので、あの中で必要なところの総合支所としての仕事と、それ以外に利活用できるところを、今総合支所及び市全体で長寿命化が終わった後、活用していこうというところでございますので、私どもは日生の町民及び日生町に勤務されておられた、日生総合支所におられる職員の意見を十分に取り入れた今回の政策であるということで、独断でしておるということじゃございませんので、そういう意見で、ぜひとも長寿命化、耐震化をしてもらいたいということで了解をし、その工事に入っておるわけで、ちょっと私どもの政策決定の基準をもう一度考えていただきましたら、なるほどなあと思われると思います。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 松本議員。
◆5番(松本仁君) いや、今、市長の言われたことを私同感ですよ。経過どうのこうの、どうのこうの問題にしているんじゃないです。これからの利用計画について、やっぱりもうちょっと煮詰めんといけんのんじゃないんかなということなんです。 それと、今、市の職員の方に、日生で、日生の人でどうのこうのと言いました。私はこの前、支所長と話ししたら、確かに坂本君、個人名を出したけど、彼を吉永の方ですか、後見人というか、アドバイザーみたいな形で置いているんでしょうけど、今彼は浦伊部から来ているんですね。この前も話ししたら、あんた日生のことを大体分かったかなと言ったら、「4月から赴任したばっかりで、ちょっともやっとしとります」といって率直に言っていましたわ。ましてや、日生の住民の気質といいますか、そういうことも含めて、本当に理解しようと思うたら、まだまだやっぱり難しいと思うんです。だからこそ、日生の町民の意見をもっと聞いてほしいという注文はしたんですけど。 それと、私、連合町内会、日生地区の、川向地区の一応責任者をやっておりますけど、日生の連合町内会の連中を、私、今度いつか集めて話ししたいなと、こういう庁舎の問題だとか、いろんな日生のことについて、もうちょっと町民の意見を反映できるような、やっぱり今、職員と町民というのは、語り合う場がないというのは、これは僕のあくまで思いを今語っているだけですけど、そういうことをやりながら、これから対応していきたいと考えています。
○議長(守井秀龍君) 松本議員、一問一答で質問をお願いいたします。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 今、名前が出ましたのはお間違いで、杉田君のことを議員は言うておられると思います。 私は、杉田君は3総合支所の管理職でございますんで、彼はもちろん3総合支所ですから、住まいは旧備前市に住んでおります。私が申し上げておりますのは、本来の総合支所を形成をしております職員は、そのほとんどが各地区の出身者を中心に充てて、住民の意見を聞きながら、我々は市政に反映しようということで、この耐震化が終わり、長寿命化が終わりましたら、いよいよ中身のいわゆる割り振りになってくるわけでございますので、それは決して無駄のないように、皆さんのお知恵を拝借して、日生町にお住まいの備前市民の方に安心していただけるような庁内の割り振りはしていきたいと思っております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 松本議員。
◆5番(松本仁君) 次に、北前船のこと、これはもう森本、藪内両議員が聞いたこともあると思いますけど、私ちょっとここで披露したいのは、ちょっと重複することもあるか分かりませんけど、全国でこういう、それこそ寄港地でいいんですけど、こういう観光船を走らせるところがあるでしょうか、まず1つ。分からなかったらいいです。 それから、やっぱりこういう北前船に興味を持っている方々というのは、陸から行ける場合は、船を使わずに陸でね、陸から名所は訪問するんですよ。わざわざ船を使って、例えば牛窓の寄港地であるとか、寄港地を回る人というのは、歴史に興味がある人は、なおさらであまり陸から行けるところは陸で行くと思う。大多府は行けませんけどね。 それから、私はいつも大多府の人とも話しするし、日生の人とも話しする。北前船の名所、波止場と井戸と灯籠ですね、あれが仮に大多府に来て本当に見る価値があるかなあと。いや歴史を知っている人は、ああそうかと、うなずく場合もありますけど、一般客であれを見て、おうよかったなと思う人は、私はほとんどいないと思うんです、率直な話。僕らは見慣れているから、余計に思うんかも分かりませんけど、あれがやっぱり、要は昔の田舎の風景があるというだけです。それから、波止場にいたしましても、確かにコンクリートじゃなしに、見たら、おう変わった防波堤というか、橋じゃなあと思う。やっぱり一見客は来て、ほんならまた行こうかとか、あの名所を、3つのところを見るためにですよ。私にはどうもそれは少ないように思うんです。 それから、日生の人で、そんな北前船というよりも……。
○議長(守井秀龍君) 松本議員、一問一答でお願いします。
◆5番(松本仁君) いや、これは大事なことですよ。やっぱり北前船をどう生かしていくかということで重要な日生町民とかの意見ですから。 それから、やっぱり町民とか、特に大多府の方々も、10軒や十何軒ありますけど、北前船よりわしらの後継者どうする、カキの後継者どうしてくれるんなら、そのほうが大事だとか、やっぱりみんな生活に根差した意見のほうが本当の要求なんですよ。観光で日生が潤うとかなんとかというのは、あまり感じていないです。それが町民の意見です。 それと、さっき大生汽船のことを聞いたのは、NORINAHALLEが巡航していますけど、あれがやっぱり私、採算が合うんかどうかということです。 それで、あれがどういう状態なんかということは、北前船のやっぱり巡航を反映すると思うんですよ。 だから、この件は非常に私、率直に言って無駄な出費になるんじゃないかなと、これで使うお金がありゃ、日生の例えば大多府のさっきいろいろ言われましたけど、空き家をどうするんかとか、やっぱり船で巡航するというのは、歴史を見ると同時に、自然を見ると思うんですよ。だから、そういう自然を生かした、そういうところに、例えばいっぱい手入れがなされていないところだとか、そういうことにお金を使ってほしいと思うんです。これはちょっと見解が違うかも分かりませんけど。 以上、北前船については終わります。 それから最後ですけど、ちょっと
マイナンバーカードでいろいろ出ましたけど、私、もう最後まで、いまだに疑問に思うのは、
マイナンバーカードそのものを、是非をどうのこうのと言うんじゃないんですよ。議論しようと、したらこれまた見解が違いますから、いろいろあると思うんです。だけど、私これを取らないと、取る取らんによって、何でここまで区別、差別するんかなということが不思議なんです。もし仮にですよ、このままいってですよ、お金を取ることになったらですよ、本当にこれいつまで続くんかなあと思ったときに、想像したときに、ああこの子はお金を払っている、この子はただじゃとか、それは子供の中でも話題になりますよ、なったりね。それから親がどう感じるかと、やっぱりこれはプラスのポイントならいいですよ。マイナスのポイント──ポイントと言ったらおかしいけど、やっぱりこういう要素を含んでいますからね、これは気をつけんといけんと思うんですよ。やっぱりこれはぜひ改めてほしいと思うんですよ。今まで無料だったのが、たったこの
マイナンバーどうのこうので、どうしても金払わんといけん。だから、
マイナンバーについては議論したり、いろいろありますけどね。だけど、取りたくないという人は、やっぱり信条としてあると思うんですよ。やっぱりそれはもう幾ら理屈つけようが、それぞれの思いというのがあると思うんですよ。それをどうしても是が非でも、これ言うこと聞かんと取る、これについては私、いまだ納得いかないんですよ。 それで、私さっきも言いましたけど、署名活動をやりましたよ、このことどうしても納得いかないから。それで、私いろんな人と話ししても、ほとんどの人が取っているんですよ、ほとんどの人は。それで、別に
マイナンバーそのものを、いろんな動機があると思うんですけど、悪いとは思わないという人もいっぱいおるんですよ。しかし、教育の場にこれを持ってきてええんかなあということに対する署名なんですよ。だから、そのことをしっかりと受け止めてほしいと思うんですよ。
○議長(守井秀龍君) 松本議員、端的に一問一答でお願いします。
◆5番(松本仁君) いや、どう思われますか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) まず、もう原則はよく御存じと思いますが、これは教育についてどうこうと市長部局が言うておることでないことは、もう御理解できておる。給食は、例えば備前市のように、共同調理場を造って、小・中学生全員に給食を作っております。そして、給食代は法律で保護者の負担ですから、もらっているわけです。今、今回の制度設計は、いわゆる地域おこしの応援基金を使って子供たちに365日、家庭的な経済環境の差はなく、少なくとも350円の昼御飯代を中学生にポイントで使ってもらおうということですから。 〔「分かりました。そのことは重々分かっています。もう時間がないですから、分かりました」と5番松本議員発言する〕
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 松本議員。
◆5番(松本仁君) 私、そういうふうに横展開ですか、いろんな形で
マイナンバー云々で、プラスのポイントをいわゆるつけていくことについては、私今、生活がこういう世の中ですから、市民にとっては非常にいいことだと思っています。率直に思っています。いろんな制度にいろいろ問題があるとしてもですよ。ただ、さっき市長この条例、私、条例を何回読んでも、やっぱりこの条例が、今、市長が言われるように、新たなポイントをつけるために、365日どうのこうの。私、それだったらなぜ12月16日ですか、ああいう通達を出して、あそこからこれ始まっていると思うんですよ、お金を徴収しますよ、しませんよいう話は。それが私、今回初めて議会で出されて、今の答弁を聞いて、ああそういう意味があったんかというのを初めて聞かされましたよ。 私、そうは思わないんですよ、率直に。12月16日にこういう通達が出るはず、出しているんなら、その意味でこういう市長のほうが思うことで、市長権限を載せていましたね、9条ですか。こういうことは今市長が言われたような理由じゃなしに、前からあったんじゃないんかなと疑わざるを得ないんですよ。そうじゃないんですか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君)
総合政策部長も、それから教育委員会の石原部長も言いましたように、この議会の最終日は3月23日なんです。これが通りましたら、それやったらという人は、4月1日から施行いたしますので、1週間しかないです。なお、いわゆる2万ポイントをもらうもらわんは、それは本人の自由意思でありますけど、当時、12月末だったんです。この議会が通らないとできないことですけども…… 〔「それは分かっています」と5番松本議員発言する〕 そういうところで、12月16日に先制を期して教育委員会から、取られるんであれば、この2万ポイントを希望される方は時間が迫っていますよということで、別に他意はないんです。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 松本議員。
◆5番(松本仁君) 分かりました。分かったことにしておきます。 だけど、私最後のお願いになるんですけど、やっぱり
マイナンバー取る取らんにかかわらず、このお金を取る取らん、給食費、保育料云々、これだけはどうしても、もう私、議員の全霊にかけてと言ったら大げさですけど、やっぱりしてほしくないんですよ。これは私が思うことは、何人か分かりませんけど、署名の数集まっていますけど、別に署名した人しない人にかかわらず、市民の感情というのは、やっぱり子供の世界にこんな金を取る取らんだとか、こんなことでもめてほしくないというのが、市民の心情だと思うんですよ。私、情に訴えたくはないけど、情に訴えたいですよ。やっぱりそのことを理解、最後に、私最後の言葉にしますけど、そのことをぜひ市長も市の幹部の方々も、これがもう本当に備前市のある意味では誇りだったんですよ、私も。別に思想等は超えて、私これは本当に備前市が誇るべきことだと思っていたんです。それで、周りの人も、備前市見てみいというふうに、ある意味では言っていたんですよ。それがやっぱりこういう形となるのは、非常に悲しいんですね。だから、そういうことも含めて、ぜひ間に合わんのなら、早めに無料化にやっぱりしますということを最後訴えて、終わります。 以上です。
○議長(守井秀龍君) 以上で松本議員の質問を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、感染症対策のため、この際、暫時休憩いたします。 午後2時05分 休憩 午後2時20分 再開
○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、青山議員の一般質問を願います。 7番青山議員。 〔7番 青山孝樹君 登壇〕
◆7番(青山孝樹君) それでは、通告に従い、一般質問をさせていただきます。 最初に、大きい1番として、令和5年度の施政方針についてお伺いします。 施政方針の冒頭で、市長は、「私は、愛する我が町、備前市を次の世代へ引き継いでいくため、最も取り組むべき課題が人口減対策であると考えております。この先送りできない課題に対して、私は市民が誰一人取り残されないという信念の下、心豊かな暮らしと持続可能な環境、社会、経済の実現を目指します」と述べられています。 このことを念頭に置いて幾つかお尋ねします。 1つ目ですが、多くの同僚議員が何遍か質問されておりますが、同じところもあるかもしれませんが、ちょっとそのことについてもお答えいただけたらと思います。 1点目です。給食費、学用品、保育料の無償化と
マイナンバーカード取得のひもづけについてお伺いします。 令和4年2月定例議会において、給食費、学用品、保育料の無償化が決まり、11月議会において同僚議員の一般質問において、次年度も継続すると答弁されましたが、なぜ本会議に有償化するとの条例案を上程されたのですか。 もともと国も有料と言っており、無償化のときには条例づくりがなかったと思いますが、この点についてお答えください。 また、
マイナンバーカード取得は任意であり、教育のまち、子育てに優しい備前市を看板に無償化をうたっているにもかかわらず、世帯全員の
マイナンバーカード取得を無償化の条件に上げ、取得できていない家庭は有料とするのは、教育の機会均等や子育て世帯の負担を軽減することの平等性に欠けるのではありませんか。 無条件の無償を看板に掲げ、移住者、定住者を呼び込み、住んでみたら条件付の無償になって、条件に合わなかったら有償とは、〇〇〇〇〇の行為であり、行政が行うべき行為ではないと考えますが、いかがでしょうか。 このことについて、約4万6,000人分の署名を集め改善を求める声があり、マスコミ等でも全国版で取り上げられていることについてどうお考えかお聞かせください。 次に2点目は、備前市子育て世帯生活支援特別給付金についてお伺いします。 支給の申請について、備前市内の就学前の子供を持つ子育て世帯に対し、子育ての一環として、就学前児童1人につき2万円の特別給付金が支給されたとのことですが、この支給の申請につきまして、児童手当を受給し、かつ
マイナンバーカードをお持ちの保護者は、特に申請手続は必要なし、同じ児童手当を受給していても、
マイナンバーカードをお持ちでない保護者のほうは、原則、申請が必要と記載された2種類の通知書が児童手当を受給される同じ備前市に居住する、同じ備前市の各児童の保護者宛てに
マイナンバーカードのあるなしで選別されて送付されたそうです。
マイナンバーカードは、公金受取口座の設定により、スムーズな受け取りが可能であるとのことでありますが、このたびはなぜその公金受取口座の利用を行うために
マイナンバーカードの取得の保護者の場合は、原則申請しなくてもよいのですか。 また、実際に公金受取口座に入金が行われたのですか、教えてください。 3点目は、家庭育児応援事業についてお伺いします。 子育て支援を充実するために、子育て短期支援事業や保育施設を利用せず、在宅で子供を育児している保護者に対する事業を実施するということについてお尋ねします。 私は、かねてから生後ゼロ歳から2歳までの乳幼児は、親元でしっかりとスキンシップのある育児が行われることが望ましいと考えています。そのための育児休暇であり、親子の触れ合いが児童虐待防止にもつながるのではないかと思っています。 もちろん、やむなく預けて働かなければならない事情もおありでしょうし、だからこそ周りのサポートも必要でありましょう。市としても、サポート体制をしっかりしていただいているものと感謝いたします。 そこで、家庭育児応援事業の目的と事業内容を教えてください。 4点目、障害のある人への福祉の充実についてお伺いします。 施政方針で「障害のある人の地域における社会参加と自立促進を図るため、関係機関との連携、相談支援体制の強化を図りつつ、利用状況に応じた支援の実施に努めます」と述べられています。 そこで、2つのことについてお尋ねします。 1つは、社会参加についてですが、地域の行事、イベントへの参加の方法、あるいは災害時の避難行動要支援者として地域が障害者を把握し、サポートする体制をどう構築されるのでしょう。 2つ目は、自立促進のため環境整備ですが、職業の選択肢や、また職場での様々な問題に、障害者の側に立って調整ができるジョブコーチ配置など、支援体制の実態把握はされているのでしょうか。現状を教えてください。これにつきましては、資料の提供、ありがとうございました。 5点目は、ICTを活用した新たな鳥獣被害対策の取組についてですが、害獣駆除班による駆除の努力や防止策による対策だけでは間に合わず、やむなく農業離れや耕作放棄地が増え、それが原因で鳥獣被害が増える悪循環が生じています。 ICTを活用した鳥獣被害対策とはどのような取組なのか教えてください。 6点目は、観光推進と町のにぎわいに必要不可欠な道の駅設置についてお伺いします。 魅力ある資源を生かした観光の推進につきましては、備前市には旧閑谷学校、備前焼、北前船寄港地の3つの日本遺産があり、このほかにも八塔寺ふるさと村、熊沢蕃山、柴田錬三郎などゆかりの地、ひなせうみラボ、まほろば、頭島など諸島、観光名所が多くあります。 現状では、点在している状況ですが、これらを結んで周遊型、体験型の観光コンテンツを生かした観光ルートの開発に取り組むとのことです。 コロナも収まりつつあり、インバウンドの増加も見込まれますし、備前市のにぎわい創出のためにも、観光推進には賛同するところです。 そのような観光ツアーを計画するには、観光バスを止めて昼食が取れ、休憩の後さらに足を延ばせる中継点となる場所としての道の駅が必要ではないでしょうか。 このことについては、市長もかねてからおっしゃっておられますし、このたびの施政方針でも明言されておられます。私も度々提案させていただいており、今でも片上大池の東側丘陵地が最適と思っております。 とにかく、選定には道の駅と名前がつきさえすればいいではなく、将来的に自然公園や人々の交流の場となるような複合型施設も設置可能な広さと、交通の要衝であり、地理的にも市民も利用しやすい場所を選んでいただきたいと思います。 今回当初予算にも、道の駅整備基本設計業務委託費が計上されていますが、適地選定の進捗状況を教えてください。 7点目は、廃棄物の減量化、再資源化、適正処理の推進についてお伺いします。 廃棄物の減量化、再資源化、適正処理の推進については、SDGs、持続可能な循環型社会の実現のこともあり、市民生活や環境問題においても、重要で継続しなければならない問題です。担当課はじめ市民の皆さんの御努力には敬意を表します。 一方で、最近目にするのは、道路脇、川や海のごみや産業廃棄物です。家庭ごみの分別回収や減量化はもちろん大切ですが、道路沿いのごみのポイ捨てがひどいと思いませんか。美観を損なうことはもちろんですが、用水路や川を伝い、池の樋を詰まらせる。また、海まで流れたごみがマイクロプラスチックになり、魚が食べ、人体に被害を及ぼす原因となっています。 自分の家やマイ車内でなければ、汚しても構わないというマナーの悪さに怒りしかありません。 先日も日本財団オーシャンズXの取組の下、みんなでびぜんが主管して鹿久居島周辺の海ごみ回収が行われました。地元の有志や大学生、ボランティア団体など約100名が参加し、雨天の中、約4トンのごみを回収されたそうです。 このような努力をしている一方で、平気でごみを捨てる、「おのれの欲せざるところ人に施すことなかれ」、論語でいう恕の心はどこに行ってしまったのでしょうか。一人一人の心がけ次第なのでしょうが、どうにかしませんか。少々罰則のある条例でもつくりませんか。お考えをお聞かせください。 次に、大きい2番目で、部活動の地域移行と今後の
スポーツ振興について、2点お伺いします。 1点目は、部活動地域移行の進捗状況とロードマップについてお尋ねします。 先日、2月18日に備前市スポーツ協会主催による研修会で、「地域スポーツを考える~部活動の休日地域移行~」と題し、環太平洋大学体育学科助教授の嘉門良亮氏の講演が行われました。 備前市スポーツ協会主催というのに、事務局だけで、協会の役員らしき人の出席もなく、2回目の意見交換というには、関係団体、種目、学校関係、地域関係者の参加もほとんどいなく、18名程度の参加であり、関心の薄さなのか、残念な思いがしました。 今回新たに分かったことは、スポーツ庁が令和5年から令和7年にかけ集中的に地域移行を行うから、早期に行うことを奨励するに方針が変わり、ややトーンダウンしたことでした。 その中でも収穫は、大学と連携できることが分かったことでした。いずれはやらなければならないことならば、準備は怠らないようにしたいものです。 そこで、現在の進捗状況と今後についてどのようにお考えか、聞かせてください。 2点目は、今後の
スポーツ振興における
文化スポーツ部の役割についてです。 私は、部活動地域移行の問題は、中学校の部活動改革だけの問題ではなく、地域はもちろん、競技団体やスポーツに関わる全ての年代のスポーツへの関わり方の問題であると考えています。なぜなら、受入れ体制がうまくいかなかったら、中学校年代のスポーツ離れが起こり、スポーツ人口が減少し、備前市のスポーツ自体が衰退するのではと危惧しています。そういった意味でも、今後の
スポーツ振興における行政の役割は大きいと言えます。 そこで、今回上程された
文化スポーツ部がなぜ教育委員会、教育庁から異動したのか、またその役割について教えてください。 最後に3番目、真魚市の整備についてお伺いします。 1点目は、駐車場の舗装整備についてです。 コロナ禍にあってもにぎわい、毎週ほとんど満車の駐車場でありますが、駐車場の約半分が舗装が行き届いていないため、雨天の際に足元がぬかるみ、利用が大変で、舗装していただけないかと、そういう声が届きます。私も利用して、なぜここだけが舗装していないのか、県有地とはいえ、備前市の観光やにぎわいづくりに貢献している真魚市なのにと素朴に疑問に思いました。 駐車場全面の舗装についてどうお考えでしょうか。 2点目は、看板の設置についてですが、ブルーライン、備前インターの降り口や国道2号伊里中交差点付近など、呼び込み看板の設置をしていただけないか、お考えをお聞かせください。 以上で一般質問を終わります。明快な御答弁をよろしくお願いいたします。
○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際、暫時休憩いたします。 午後2時41分 休憩 午後3時10分 再開
○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 青山議員より発言取消しの申出がありますので、この際、許可いたします。 7番青山議員。 〔7番 青山孝樹君 登壇〕
◆7番(青山孝樹君) 先ほどの私の一般質問において不適切な発言がございました。その部分につきまして、発言の取消しをさせていただきたいと存じますので、何とぞよろしくお願いいたします。誠に申し訳ありませんでした。
○議長(守井秀龍君) 青山議員の発言が終わりました。 この際、お諮りいたします。 ただいま青山議員から先ほどの一般質問において不適切な表現があり、該当部分の発言について、会議規則第65条の規定により、取り消したいとの旨の申出がありました。この申出のとおり許可することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、青山議員から申出の発言の取消しは許可されました。 なお、取り消す発言部分については、後刻会議録調製段階で精査の上行います。 続きまして、ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。 〔市長 吉村武司君 登壇〕
◎市長(吉村武司君) それでは、青山議員の質問に順次お答えいたします。 1番1点目については、森本議員、中西議員にお答えをしたとおりであります。コロナ対策給付金が財源であった令和4年度とそれが見込めない令和5年度は当然政策が違ってまいります。 2点目、本年度国の
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金を活用し、備前市独自に未就学児を養育する世帯に対し、児童1人につき2万円の給付を実施した事業であります。 物価高騰への生活支援に迅速に対応することが目的であることから、備前市からの児童手当受給者のうち、
マイナンバーカード取得者に対してはプッシュ方式で支給しました。 未取得者と備前市から児童手当を支給していない公務員等には、
マイナンバーカード取得推進のため、窓口申請方式で案内し、給付金の申請と併せて窓口で
マイナンバーカード申請をしていただきました。 また、
マイナンバーカードとひもづけている口座への振込については、国への申請が必要となり、手続に時間がかかることから、
マイナンバーカード取得者の児童手当の振込口座に振込をさせていただきました。 3点目、家庭育児応援事業については、石原議員にお答えしたとおりであります。 4点目、市では障害のある方を含めて、誰でもが社会参加できる福祉のまちづくりを進めており、障害のある方に対する外出支援や障害に対する理解促進のための啓発活動を行っているところであります。 また、地域の行事やイベントへの参加につきましては、市民ふれあい福祉まつりをはじめとする各種イベントでの福祉事業所を通じた支援を行っており、災害時の避難行動要支援者としてのサポート体制につきましては、地域での見守り活動や避難所への誘導などの支援を行っております。 次に、障害のある方の自立のための就労支援についてでありますが、雇用機会の拡大を図るため、ハローワークとこれまで数回協議を行っております。 また、障害のある方がスムーズに継続して働くことができるよう職場適応援助者、いわゆるジョブコーチ支援制度の導入についても、ハローワークと連携を取りながら働きかけを行っていきたいと考えております。 5点目、ICTを活用した新たな鳥獣被害対策の取組についてでありますが、わな監視システムを導入することで、わな作動時の駆除範囲へのメール通知による見回り作業の軽減や、わな設置状況、鳥獣捕獲情報及び防護柵設置状況の電子管理、AI、無線操縦式草刈り機の活用による耕作放棄地の解消などを計画しており、令和5年度デジタル田園都市国家構想交付金の採択を目指しているところであります。補助採択の暁には、補正予算を編成することになります。 6点目、本市の観光推進には必要な施設であると考えております。 現在行っている道の駅適地選定においては、市内の国道2号沿いの伊部地区を候補地として、周辺状況の調査、課題及び妥当性を検討しているところであります。 なお、議員御指摘の片上大池の東側丘陵地につきましては、立地条件や費用対効果等で難しいと考えております。 今後につきましては、国、県、警察、地元との協議が調えば、速やかに事業を実施するために、令和5年度に道の駅整備基本設計業務を当初予算において計上しております。 7点目、一部の心ない人によるポイ捨ては後を絶ちません。このことについては、誠に遺憾であり、何らかの対策が必要と考えております。 本市は備前市環境美化の促進に関する条例を制定しており、空き缶等の投棄による散乱を防止し、快適な生活環境の保持と環境美化の促進を図ることとしておりますが、罰則規定がないため、他の自治体の条例を参考に検討してまいりたいと思います。 また、美化意識におけるマナー、モラルを向上していただくため、市ホームページ、啓発看板の設置、周知広報活動等により環境美化行政に努めてまいります。 3番1点目、伊里漁協周辺の土地は県有地であります。平成25年に漁協の北側の駐車場が県事業として舗装されており、東側の舗装につきましては、漁協と協議し、対応してまいります。 2点目、看板の設置につきましては、既にブルーライン備前インターを下りた正面に観光案内看板として設置しております。 さらに、必要である場合には、市内全体の観光案内看板を見直す中で検討したいと考えております。 私のほうからは以上であります。
○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。 〔教育長 松畑煕一君 登壇〕
◎教育長(松畑煕一君) それでは、私から青山議員の御質問にお答えします。 2番1点目、部活動の地域移行の進捗状況とロードマップについてでありますが、学校長との意見交換及び岡山県の説明会を経て、昨年10月28日に岡山大学の高岡敦史教授を地域移行支援コーディネーターとしてお招きし、第1回部活動地域移行検討会議を開催をいたしました。この意見交換会を皮切りに、競技団体への受入れアンケート調査、PTAとの意見交換、スポーツ協会理事会における意見交換、スポーツ少年団本部委員会への概要説明を経て、2月18日には環太平洋大学の嘉門良亮先生をお招きして、第2回検討会議研修会を開催をいたしました。 この事業の目標は、部活の地域スポーツクラブ化であり、学校と地域の人たちが一体となって、子供たちを育てていくことであることの共通認識を深めました。 今後についてですが、学校や市内の関係団体等と随時、意見聴取を行いながら調整を進め、環境が整い次第、順次部活動の地域移行を進めてまいります。 令和5年度は、当初予算におきまして、地域スポーツクラブ講師謝礼及び地域スポーツ移行コーディネーター謝礼を要求をいたしております。 今後におきましても、検討委員会を開催し、受皿となる実施主体、あるいは指導人材予算の確保、保護者負担の増加などの課題を解消してまいります。 次に2点目、今後の
スポーツ振興における
文化スポーツ部の役割についてでありますが、スポーツ部門の課として、
スポーツ振興課と地域移行課があり、
スポーツ振興課はハード整備を中心とした施設係、教室や大会の開催等ソフト事業が中心の振興係の配備を予定をしております。 地域移行課は、スポーツ、文化、それぞれの部活動の地域移行を担当する係を配備し、スムーズな地域への移行を推進してまいります。 私からは以上でございます。
○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 青山議員。
◆7番(青山孝樹君) それでは、再質問させていただきます。 まず、給食費、学用品、保育料の無料化、
マイナンバーカード取得のひもづけについてですが、これは令和4年の2月議会において、新規事業シートの中で事業の背景、目的というふうなものが示されました。 その中で、市は少子化対策の一環として、多子世帯へ学校給食費補助金を支給し支援してきており、学用品についても、市長の公約にあるとおり、給食費に加え支援の拡充を模索してきました。 令和4年度当初予算は、子育て世帯の支援を強化し、義務教育について市が責任を持って学びの環境を提供し、子供の学習環境を整えることを目的に、給食及び教材について全額補助するものです。さらに、補助制度の拡充を通じて移住・定住する子育て世帯の増加につなげたいと考えておりますというふうに目的を述べられております。 この中で、この給食費及び教材費については、これは本当に教育のための費用ということで、先ほど同僚議員の質問に対して、教育と、それからこの給食費、学用品は違うんだというふうなニュアンスのことを言われたんですけど、その辺についてはいかがでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 先ほども述べましたように、財源として昨年活用した
新型コロナウイルス対応地方創生臨時交付金が活用できないために、地域おこし応援基金を使っておるわけでありますので、全くその制度設計が異なっております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。
◆7番(青山孝樹君) 制度設計の問題じゃなくて、これ教育の一環としてやられると、それに対して、市民あるいは移住者、定住者の方が、備前市はしっかりと教育、子育てについてやっているんで、そういうところに住みたい、移住したいというふうなことで来られた方もおられるようです。 ですから、これ全く違うと言われたんですけど、例えばこのときの財源につきましては、まちづくり応援基金繰入金ということで1億2,320万8,000円というふうな予算をつけられていますね。これが途中で変わったということなんですけども、もともとこういうまちづくり応援基金繰入金でできるものじゃないんでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 梶藤
総合政策部長。
◎
総合政策部長(梶藤勲君) 当初予算編成の折に新型コロナ対策交付金につきましては、まだ確定しておりませんでした。その面も含めまして、予算組みの際には、まちづくり応援基金を活用したということで、そちらの資料を作成しているということでございます。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。
◆7番(青山孝樹君) 私が聞きたいのは、このまちづくり応援基金繰入金が使えるという、教育とか使えるということに対してのくくりがあると思うんですけど、それが使えるんであれば、今回そういったようなものを使って、予算に上げるというふうなことになるんですか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) ですから、今回は応援基金を使いますということを申し上げておるわけでございます。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。
◆7番(青山孝樹君) それならば、この給食費、学用品については教育の一環ということで、別に違ったという形にはならないんじゃないかというふうに私は理解します。 その上で、先ほども申しましたけど、そういう手厚い支援をしていただける、そういうところで、越してこられた方がおられます。私もその方のお話も聞かせていただきました。越してきて、引っ越してきて、家も建てた。ただ、今回の
マイナンバーカードを世帯全員が取得しなければいけない。
マイナンバーカードについての不信感、あるいは今後どうなるかという不安もあり、取得ということはためらっておる。しかし、子育て、あるいは教育に手厚いという、そういうふうな中で引っ越してきたのが、それは受けられないというふうなことについて疑問を持たれ、またほかにも諸事情で
マイナンバーカードを取得できない方が有料になってしまう。そういうふうなことというのは、これ教育の一環なんで、要は差別に当たるんじゃないんかなあと、教育の機会均等というふうなことから逸脱するんじゃないんかなと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 給食費は、学校給食法で保護者が払うことが決められておるわけであります。よって、何回も申し上げておりますけども、この
マイナンバーカードを、皆さん方通知カードを持っておられるんです。それには写真が貼ってないんです。我々はそのコピーを添付していただいたらいいわけでして、信条、思想によってどうこうせえというような難しい話をお願いしているわけじゃないんです。 私どもは、いわゆる365日、子供たちがおなかがすかないように、一部ポイントで地域のお店で使えるようにすれば、お母さん、お父さんもこの厳しいときに助かるんじゃないだろうか。そして、いわゆる給食費を差し引くことができますよということだけなんです。申請主義なんです。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。
◆7番(青山孝樹君) もう何回も答弁されているんで、言われることについては分かります。ただ、やはり今まで無償であったものを、ここへ来て区別をしていくというふうなことについて、私はそれはおかしいんじゃないんかというふうに言っているんであって、その辺がもうかみ合わないところだと思うんですけど、もう同じような答弁になると思いますので、次に行かせていただきます。 次に、2点目ですが、備前市の子育て世帯、生活支援特別給付金についてということですが、この給付費については児童手当の受給者については、既に振込口座が登録されておるんじゃないかと思います。全ての児童手当受給者にスムーズに給付金が支給できるはずのところですが、この告示の第62号の第4条2項において出されましたその児童手当の受給資格を認定、市から受けた者のうち、市長が別に定めるものについては市長から支給の申込みを行うものというふうになっていますが、この別に定めるものというのが2種類の通知書を見る限り、
マイナンバーカードを取得している保護者に対しては、市長からは申込みを行って、そうじゃないものからは市長から申込みを行わないということが定められていると思うんですね。この
マイナンバーカードのあるなしによって受給対象者を選別したと受け取れるんですが、これについてはいかがでしょう。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 森
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長兼
福祉事務所長(森優君) 議員さんお尋ねの件なんですけれども、そこにつきましては、
マイナンバーカードの申請をぜひしていただきたいというところで、
マイナンバーカードを持っていない方につきましては、窓口申請ということにさせていただいております。 申請に来ていただくことによりまして、カードの有効性の説明の機会等が持てるんではないかというようなことも含めまして、
マイナンバーカード未取得者の方につきましては、窓口申請ということにさせていただきました。 以上でございます。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。
◆7番(青山孝樹君) その一手間を省くというのが、いわゆるインセンティブになるんかなというふうな感じがするんですけど、
マイナンバーカードの100%取得を目指す備前市としては、いろいろな策を講じて皆さんに入っていただくというようなことをやられていると思うんですけど、ちょっとこの
マイナンバーカードを、子育てとか、あるいは教育のほうにしわ寄せが来るような、そういうふうな状況というのは、改善していただきたいなと思うんですけど、いかがですか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 議員、何回も申し上げますけども、
マイナンバーカードの取得と教育は別であります。ぜひとも御理解願いたいと思います。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。
◆7番(青山孝樹君) 私も
マイナンバーカード自体の取得について、これについてとやかく言っているわけじゃないんです。今まで無償だったものが、急な変更で有償にならざるを得ない方がおられる。あるいは、不便を感じるという人がおられる。そういうことについて、もう少し市のほうで配慮をお願いしたいというふうに言っているわけなんです。もう答弁は結構です。 3点目ですが、家庭の育児応援事業についてということなんですが、待機児童問題、これも同僚議員が質問をしておりましたけど、その解決方法としてというふうな意味合いでやっておられる面があるんでしょうか、どんなでしょうか、これは。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 森
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長兼
福祉事務所長(森優君) 待機児童の対策も含めてですけれども、家庭で育児を頑張っている方で、保育施設等に預けられている方は、今無償化で幾らかの恩恵を受けておられます。ただ、家庭で育児を頑張っている方には、今のところ制度がないということもありまして、この制度のほうを、この事業のほうを実施したいと考えております。 以上です。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。
◆7番(青山孝樹君) いろんなことの手当て、そして今コロナ禍の中で、あるいは物価高騰の中で、困られている方に対して、援助のための、経済的な援助をしていくというふうなことは、ありがたいことだなというふうに思うんですが、もう一つ、経済的な支援だけじゃなくて、例えば同僚議員の中でもありましたけど、奈義町の子育て支援施設のなぎチャイルドホーム、みんなで育つ場所というふうなところで、子育てをしながら高齢者と触れ合って、高齢者の経験を通して子育ての不安を解消されたり、時として高齢者の方に子守をしていただいたりして、手が空いたりとかというふうな策で、そういったようなことも、しっかりサポートとしてやっていただきたいと思うんですけど、これについてはいかがですか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 私はたまたま事業所を、奈義町の周辺に持っておりますから、三十数年間、奈義町の動きも全て分かっております。奈義町がやっておるいいところ、それはまねをしたらええと思います。でも、保健福祉部の職員も地域の方も一生懸命しているんです。私はそれをぜひ議員の皆さん方、特に青山議員ですね、理解をしてもらいたい。私が見る限り、市の職員、あるいはボランティアの人、手を抜いている人はいない。だから、一つ一つ政策はつくっていかなきゃなりません。たまたま岸田総理大臣が視察したということと、備前市はそれが遅れるとは思うておりません。みんなで子育て、少子化対策、みんなで前向きに頑張っていくことじゃないでしょうか。一つの事例、私はよく分かっています。でも、一遍に富士山の頂上には上がれないんです。そこをぜひ御理解いただいて、市の職員及びそのボランティアの皆さん方、愛育委員の皆さん方、みんな一生懸命やっていただいております。その点の御理解をぜひとも賜りたい。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。
◆7番(青山孝樹君) 私も最初の質問の中で、市としてもサポート対策をしっかりしていただいているものと感謝いたしますということで、本当によくやっていただいているということですけど、一方で子育てをされる御家庭、お母さんにとっては、そういった一人で育てるということの不安や分からないことについて、何かやっていただけるようなものはないか。以前もそういう場所がないだろうかということで、駅の駅舎の利用というようなこともちょっと言わせていただいたんですけど、そういう集まれるようなところが欲しいなというふうな声もお聞きします。一遍にとか、全て同じようにしてほしいというわけじゃないんですけど、そういうふうなところも研究していただきたい、検討していただきたいというふうなお願いでございます。
○議長(守井秀龍君) 答弁要りますか。 答弁願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 駅舎で具体的に言いますと、伊部駅南側で委託事業で、子ども・子育て支援をお願いをしております。ほかの駅舎周辺といいますと、今思いつく駅はありませんけども、私は市の職員、愛育委員の皆さん方、一生懸命、備前市の子供たちを育てていただいております。放課後児童クラブにしてもそうであります。みんなで、足らないところはよくしていく、そしてそれには甘んずることなく、子供を産み育てることが、備前市ではよかったと思うこと、他市の事例も参考にしながら、予算と人材も考えながら、やっぱりステップアップしていくべきだと思っております。私が考えております、本当に備前市の少子化対策にとっては、これらの施策は一丁目一番地であるということ、私ども執行部も議員の皆さん方も、そして市民の皆さん方も同じ考えじゃないかと思っておりますから、御協力願います。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。
◆7番(青山孝樹君) 市長のお気持ちもよく分かります。目を配っていただきたいというふうな意味で申しました。 次ですが、障害者への福祉の充実ということですが、これも就労場所については、資料もいただいているんですが、A型、B型については、調べていただいて、載っけていただいております。 ただ、あと市内の企業様、企業のほうで、これは規模によりまして、障害者を何名雇わなければいけないというふうなこともあると思うんですけど、以前にもずっと質問させていただいたんですけど、これも本当に福祉課中心にいろんなことをやっていただいてる、相談窓口もあるということはよく存じておりますけど、職場の中で、その現場の中で何か困ったこと、コミュニケーション取れないこと、仕事がよく分からないこと、そうなると、起こったときに、そこで手を貸せるような、そういう制度がこのジョブコーチという制度のようなんですけど、もちろんこの備前市も市役所も職場ですから、障害者の方も勤務されていると思うんですけど、そういうふうな方について、配置状況とか、そういったようなものも把握していただいて、十分でないようなところには、指導していただくとか、お願いしたいと思うんですけど、いかがでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 森
保健福祉部長。
◎
保健福祉部長兼
福祉事務所長(森優君) ジョブコーチについてでございますが、まず備前市、市役所としての事業所といたしましては、担当の部署に経験豊富な職員がおりますので、市で雇っている、そのような方につきましては、アドバイス等を実施しております。 それから、岡山障害者職業センターというところが岡山にあります。ここは民間企業等からそういったジョブコーチ等の相談に乗っているような場所、センターでありますけれども、実際にどこの企業さんへ何回行ったとかというところは分かりませんけれども、それぞれいろんな事業所さんからの御相談には対応しているというようなことで聞いております。 以上でございます。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。
◆7番(青山孝樹君) ありがとうございました。 5点目のICTを使った鳥獣被害対策、いろいろと考えていただいていることはよく分かりました。 防衛省の自衛隊のほうが、何かそういう鳥獣被害対策への協力ができるようなことがあるというようなこともちょっと伺ったんですけど、例えば高齢者が多くて、柵を造るにもなかなかできないというようなときに、そういったようなところも使ってということを考えていただけたらというふうに思います。 6点目の道の駅については分かりました。ぜひいいようなところでできればいいなというふうに思います。 7点目についてのごみについては、これ本当に困ったものなんですけど、しっかり把握はしていただいておると思うんですけど、こういったような調査については、どのようにされておるんでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 濱山
市民生活部長。
◎
市民生活部長(濱山一泰君) 市民の方からお聞きした現場等を確認したり、あと環境衛生指導員の方から情報をいただいております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。
◆7番(青山孝樹君) いろんなところからの連絡ということもあると思うんですけど、何か以前お聞きしたときには、年に1回、見回りをされるというふうなことも聞いたんですけど、全部が一度にじゃない、時間を変えてやられると思うんですけど、これはまだやられているわけですよね。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 濱山
市民生活部長。
◎
市民生活部長(濱山一泰君) 行っております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。
◆7番(青山孝樹君) 行っていないと言われたんですか。
○議長(守井秀龍君) いるということです。
◆7番(青山孝樹君) すいません。 もう時間がないんですが、部活動の地域移行については、また委員会のほうでお聞きしたいと思います。 最後、真魚市の件なんですが、県有地ということで、なかなか市のほうで思うようにはいかないと思うんですけど、ぜひ舗装について、今後とも県との折衝のほうをよろしくお願いしたいと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 河井産業部長。
◎産業部長(河井健治君) 県有地につきましては、県のほうと、また漁協のほうとも、市長が答弁しましたとおり、協議のほうをしてまいりたいと思います。 以上でございます。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。
◆7番(青山孝樹君) 漁協のほうにも伺っていたら、やはり一番は駐車場の問題だというふうなことをおっしゃられておりました。舗装もさることながら、駐車スペースも、どこかあったらなというふうなことも言われていましたので、また相談に乗ってあげていただきたいと思います。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(守井秀龍君) 以上で青山議員の質問を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、感染症対策のため、この際暫時休憩いたします。 午後3時53分 休憩 午後4時05分 再開
○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 次に、西上議員の一般質問を願います。 11番西上議員。 〔11番 西上徳一君 登壇〕
◆11番(西上徳一君) それでは、通告に従いまして一般質問させていただきます。 大きな1点目、邑久古窯跡群についてお伺いいたします。 岡山理科大学考古学研究室は、瀬戸内、備前市に広がる中四国最大の須恵器産地、邑久古窯跡群、6世紀から12世紀の変遷をたどる発掘調査を長年続けてきました。 備前焼のルーツともされる遺跡群で、昨年秋までに実態がつかめていなかった8世紀から10世紀の窯跡計4基の発掘を行いました。 見えてきたのは、拠点を移しつつ、備前国周辺や都へ時代に応じた器を供給する公的な役割や備前焼へと変容していく過程だといいます。窯跡は、南北10キロ、東西8キロの範囲に約130基が確認されています。瀬戸内市長船町の木鍋山窯跡6世紀中期が最古とされ、南側に広がって国史跡、寒風古窯跡群、同市牛窓町、7世紀初めから8世紀初めを形成され、その後北東の備前方面へ中心が移っていきます。 最盛期だった寒風の後、備前焼が成立するまでの空白期に迫ろうと、岡山理科大の調査は2010年にスタートされ、瀬戸内市邑久町の庄田工田窯跡、8世紀前半、備前市西部の佐山東山窯跡、8世紀後半、佐山新池1号窯跡、8世紀後半、ついに佐山東山奥窯跡、10世紀を発掘いたしました。 北東へ生産拠点を移した佐山東山では、奈良時代最大の全長17.2メートルの窯跡が見つかり、公的な需要に応えるため大型化して量産を試みたのだろうと推測されています。 佐山東山奥は、初の10世紀の窯の発掘例で、備前焼の直接的なルーツになる可能性があります。平安時代の役所などで多く用いられた風字硯が出土したほか、胴が丸みを帯びた碗も確認し、後の備前焼につながる形だといいます。 調査を長年指揮し、昨年春定年退職した亀田修一名誉教授は、「律令国家の体制に組み込まれ、中央と関わりながら発達した邑久古窯跡群の歩みをたどれた」と説明されました。 備前焼との結びつきを出土物で裏づけられたことも、大きな成果です。 全国が誇った古代窯業の全容に迫るため、今後も未発掘の窯を地道に調べたいと話されています。 そこで、お伺いいたします。 1点目、岡山理科大学との連携はどうなんでしょうか。未発掘の窯跡等の支援はできないでしょうか。 2点目、瀬戸内市には須恵古代館があり、出土した多くの考古資料を展示しています。外観は古代の高床式建物をイメージしています。佐山地区でも日本遺産備前焼のルーツ、考古資料を展示する施設はできないでしょうか。 大きな2点目、備前市
オリジナル原付ナンバープレートについてお伺いいたします。 1点目、本市には旧閑谷学校、備前焼に加え、昨年7月に追加認定となった北前船寄港地が加わり、3つの日本遺産を有しております。3つの日本遺産に親しみを持って備前らしさを広くPRするため、また旧閑谷学校については、世界遺産登録の意を込め、走る広告塔と呼ばれる備前市限定
オリジナル原付ナンバープレートの作製をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 原動付自転車には、1種、白色、2種乙、黄色、2種甲、桃色と3種類あり、それぞれ閑谷学校、備前焼、北前船寄港地を充てればよいと考えます。 原動機付自転車の愛好家の方からも御要望がありますので、ぜひ製作していただきたいのですが、市長のお考えをお教えください。 2点目、SDGsの取組の一環として、環境に優しい電動バイクの新規登録者には、例えば希望する番号が選べるというような特典があればいいと思いますが、いかがでしょうか。 大きな3点目、備前市ジビエの普及と商品開発の取組についてお伺いいたします。 岡山県では、令和4年11月1日から令和5年1月31日まで、鳥獣被害対策の一環として、捕獲した鹿やイノシシの利活用を推進しており、このたび岡山ジビエの認知度向上と消費拡大を図るため、県内のジビエメニュー提供店やジビエ商品販売店を対象としたおかやまジビエスタンプラリーが開催されました。 ジビエメニュー提供店19店舗、ジビエ商品販売店14店舗、合計33店舗ですが、残念ながら備前市の店舗はありませんでした。 そこでジビエ、狩猟で得た天然野生鳥獣の食肉に関してお尋ねしたいと思います。 備前市では盛んに狩猟が行われていますが、私自身いまだ備前市内でジビエ料理を口にしたことはありません。 全国的にジビエが普及している中、備前市内で一般的に普及していない原因は、要因はどこにあるのでしょうか。 また今後、ジビエ料理として、あるいは加工品として需要の拡大を図ればよいと思います。 そこで1点目、商品開発と販売、流通を含むの取組についてどのように考えておられるのかをお伺いします。 2点目、捕獲鳥獣は専ら埋設や焼却処分等によって処理されている傍ら、捕獲鳥獣を地域の資源として有効活用している観点から、その食肉を活用する取組が全国的に増加傾向にあります。 そこで、本市でも捕獲技術や解体技術の伝承と加工処理施設等の整備はできないでしょうか。 大きな4点目、遺族会と平和教育についてお伺いいたします。 令和4年11月26日、岡山市立市民文化ホールにおいて岡山県遺族連盟創立75周年式典並びに岡山県戦没者遺族会代表者大会に参加してまいりました。 戦後77年が経過し、国民の9割近くが戦後生まれとなった今日、戦争の記憶は風化する一方で、世界ではロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって2月24日で丸1年たちました。いまだ激しい戦闘が続き、罪のない多くの命が失われ、遺族も生まれ続けています。世界中に大きな影響を与え、日本にとっても他人事ではありません。 戦争は、遠い過去の歴史的出来事ではなく、今も身近にあることを再認識し、恒久平和実現に向けて一層の努力を重ねていかなければなりません。 時代が移ろうとも、私たちは今日、我が国の平和と繁栄が御霊の尊い犠牲の上に築かれていることを決して忘れることなく、戦争の悲惨さと平和の尊さを次世代に確実に語り継いでいかなければなりません。 そこで、お尋ねいたします。 1点目、市内各地に建立されている忠魂碑は16基あります。所在地は、神社、寺院、学校、公園等様々でございます。今後、管理がされないままで放置されることが危惧されています。 忠魂碑等の建立の経緯に鑑み、国及び本市の公的管理が必要と思いますが、市長の御所見をお聞かせください。 2点目、茶臼山公園の遺族会の施設の充実について、今後の施設の在り方についてお考えをお聞かせください。 3点目、平和教育について。 私の妻は広島県出身で、小・中学生時代は毎年原爆等を題材にし、平和教育を受け、小学校低学年から戦争の歴史に触れていたといいます。私の小学校の頃はと尋ねられると、なかなか思い浮かびません。 広島県と岡山県は隣の県同士ですが、知識と意識に歴然とした差があると感じております。 文科省の第3次教育振興基本計画には、平和教育という文言はなく、市町村によって平和教育に言及するかしないかは異なっています。 また、各教科に戦争を扱う題材は含まれているが、それを扱い平和教育をするか否かは教師に委ねられているというのが現状のようでございます。 小学校6年間の平和教育の頻度が、ネットで検索してみますと出てきましたので御紹介いたします。 長崎県は5.93回、沖縄県では5.73回、広島県では5.72回、広島県を除く中国地方では2.63回ということです。半分以下の数字でございます。 一方、日本の加害の歴史の扱いは14.8%にとどまっています。 先ほども申しましたが、ロシアによるウクライナ侵攻で多くの命が失われています。感受性が豊かで平和に対する感性が育まれる小学生のとき受ける平和教育に地域差があってはならないと思います。 本市の平和教育の現状と今後をお教えください。 5点目、地区公民館についてお伺いします。 社会教育法第20条には、公民館の目的として、「公民館は、市町村そのほか一定区域内の住民のために、実際生活に即する教育、学術及び文化に関する各種の事業を行い、もって住民の教養の向上、健康の増進、情操の純化を図り、生活文化の振興、社会福祉の増進に寄与することを目的とする」とうたっております。 このことは、公民館は単なる貸し館的な施設ではなく、地域住民の日常生活に密着して、その課題解決を図るための総合的な社会教育施設であるということを示しております。 東鶴山地域の課題である市役所に遠い、コンビニもない、そこで各種証明書が発行できるサービス、東鶴山公民館でもできないでしょうか。 6点目、スポーツ・
レクリエーション活動の推進についてお伺いします。 親子が一緒に楽しむことができるスポーツにサイクリングがあります。興味はあるが、なかなか踏み切れない。遠出をする勇気がない方のために、少し背中を押してあげる。それはサイクリング体験教室でございます。旧片上鉄道廃線を利用したサイクリングロードの起点ターミナルには、レンタル自転車もあります。市長の施政方針でも、「アフターコロナの時代における創意工夫を凝らしたスポーツフェスティバルや各種スポーツ教室等、積極的に開催してまいります」とあります。 そこで、初心者に向けたサイクリング体験教室はいかがでしょうか。 2点目、地区公民館はサイクリングの休憩場所に適しております。 そこで、バイクラックや水道、工具の整備をお願いしたいがいかがでしょうか。 以上、御答弁よろしくお願いいたします。
○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。 〔市長 吉村武司君 登壇〕
◎市長(吉村武司君) それでは、西上議員の御質問に順次お答えいたします。 2番、備前市
オリジナル原付ナンバープレートについてでありますが、導入については、3つの日本遺産を有する備前市の特色を出したオリジナルのナンバープレートの導入に向け積極的に検討してまいります。 次に、電動バイクの希望するナンバープレートについては、原動機付自転車のナンバープレート発行は、窓口での即日交付であるため、希望する番号がない場合は選ぶことができない可能性がありますが、問題点を精査し、運用方法について検討してまいります。 3番、備前市ジビエの普及と商品開発の取組についてでありますが、過去にジビエの加工処理施設を検討した経緯はございますが、導入には至っておりません。 議員御指摘のとおり、捕獲個体を食肉等として利活用することは、狩猟者の所得、意欲向上につながるとともに、資源の適切な処理にもなります。 また、地域の特産品となれば、捕獲の促進と併せて産業の振興、雇用の創出など、中山間地域の活性化も期待されますが、事業として展開するためには、原材料の安定供給、加工、消費拡大など多くの問題があります。 具体的には、取引価格と販売額などの採算性、捕獲、搬出方法、搬出時間の制限、人材の確保、処理加工施設の設置場所、運搬方法、安定した販路確保などが考えられ、特に食品衛生法をクリアするためには、捕獲した個体を屠殺後2時間以内を目安に解体処理加工施設に持ち込み、適切な処理を行う必要があります。 捕獲から解体、加工、流通、消費まで一貫したシステムを構築する必要があり、市単独での構築が困難と考え、岡山県に対して広域での処理加工施設の整備を要望しております。 今後も引き続き、ジビエ普及の可能性を探っていきたいと考えております。 4番、遺族会と平和教育についてありますが、市内各地に建立されている忠魂碑の国及び本市の公的管理の必要性については、議員御指摘のとおり、設置場所は神社、寺院、学校、公園など様々な場所に建立されており、維持管理については、遺族関係者や寺院により行われているところであります。 忠魂碑の公的管理につきましては、そのほかの施設等との整合性を考慮の上、対応を検討していく必要があると考えております。 次に、茶臼山公園の遺族会の施設の充実については、当該公園の利用を考えながら、老朽化に伴う倒壊などの危険性を考慮の上、維持補修に努めてまいります。 次に、平和学習の現状と今後についてでありますが、学校現場ではそれぞれの発達段階に応じて平和教育を行っております。 例えば小学校では、絵本や教科書などの教材を通して戦時下の様子や人々の気持ちについて考える段階から、地域の人から戦争体験を聞いたり、日本の戦争の歴史や平和の形成に貢献した人々や団体について学習することで、考えを深める段階へと学びを進めてまいります。 さらに、中学校では、小学校での学習を基に、さらに広い視野に立ち、2年生は広島県、3年生は長崎県、コロナ前は沖縄県を訪問し、原爆資料館やひめゆり平和祈念資料館を訪問し、語り部の方との交流をすることで、平和への理解を深めております。 今後は、中学校区での連携を深めることを通して、子供の学びの一貫性を確保できるようにしてまいりたいと思います。 5番、地区公民館についてでありますが、各種証明書をコンビニに設置してあるような多機能端末機で発行する方法に限らず、その他の方法を含めて公民館で証明発行ができるような仕組みづくりについて検討してまいります。 私のほうからは以上であります。
○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。 〔教育長 松畑煕一君 登壇〕
◎教育長(松畑煕一君) それでは、西上議員の質問にお答えをいたします。 1番、邑久古窯跡群についてでありますが、備前焼の成立の謎に迫る大変重要な遺跡だと思っております。岡山理科大学の調査につきましては、市町村の枠を超えた調査ができるところが大学の強みでもあり、毎年発掘現場へ赴き、学芸員が見学させてもらっており、また大学が策定しました報告書につきましても、備前市にいただいております。 須恵器の窯跡として、隣の瀬戸内市を含めて一帯で生産されていたと思われますので、今後も情報共有をしながら、岡山理科大学の調査を注視していきたいと思います。 また、発掘での出土物につきましては、埋蔵文化財管理センターに収蔵しており、今後それらを利用した企画展等を備前焼ミュージアムなどで開催し、展示できればと思っております。 私からは以上でございます。
○議長(守井秀龍君) 波多野
社会教育部長。 〔
社会教育部長 波多野靖成君 登壇〕
◎
社会教育部長(波多野靖成君) 私からは、6番、スポーツ・
レクリエーション活動の推進についてでありますが、サイクリングは老若男女を問わず、友達、親子で、またジョギングなどと違い、膝や腰への負担も少なく、気軽に取り組むことのできるスポーツではないかと思います。 そこで、スポーツ教室等の一環といたしまして、子供たちに自転車の楽しみ方を伝える自転車乗り方教室や片鉄ロマン街道を利用し、安全なサイクリング大会等の実施を検討してまいりたいと思います。 それには、自転車の整備も必要なことから、市内の自転車屋さんの協力も仰いだ上で行っていければと思います。 2点目、地区公民館の整備についてでありますが、各地区公民館へのサイクリングの利用者立ち寄り状況なども確認しながら、必要な工具等は、自転車に限らず購入してまいりたいと思います。 なお、開館中の公民館でありましたら、トイレや水についての使用はお気軽にお立ち寄りいただければと思います。 以上でございます。
○議長(守井秀龍君) この際、本日の議事日程についてお諮りいたします。 本日の会議期間は、本日予定されております議事を終了するまで延長いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本日予定されております議事を終了するまで会議時間を延長することに決定いたしました。 続きまして、再質問はありますか。 再質問に入ります。 西上議員。
◆11番(西上徳一君) それでは、1点目の邑久の古窯跡群から順次よろしくお願いいたします。 出土品は、埋蔵文化センターにあるということで、こちらでも企画展なんかしていって、皆さんにお見せしていけるということなんですけれども、これも地元の東鶴山の公民館等々でイベントなんかしたときには、ようけ集まると思うんです。そのときに貸出しをいただいて皆さんに御披露するというようなことは、教育長できるでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 波多野
社会教育部長。
◎
社会教育部長(波多野靖成君) 私からお答えいたします。 貴重な出土品は、先ほど申し上げましたように、埋蔵文化財管理センターにございます。誰にでもお貸しするというわけではございませんが、議員おっしゃいました公的な機関が、例えば地元の文化財啓発、あるいは地元小学生等に、例えば文化祭とか、そういった人が集まる機会に貴重な窯跡を知っていただきたいという、それはすばらしい趣旨だと思いますので、借りることも可能ですし、一声おかけいただけたらと思います。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。
◆11番(西上徳一君) その折には、公民館長等を通じましてお願いしたいと思いますんで、よろしくお願いいたします。 そして、今後の展開ということで、この今、調査は調査中でございますけれども、もし終了されるのはいつのことか分かりませんけれども、窯跡が復元されて、やはり備前焼ファンのみならず、こういう須恵器ファンの方々が全国におられると思いますので、それで復元をしていくというようなお考えはないでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 備前焼につながる、これらのものについては、できる限り予算の許す範囲で維持保存、また啓発をしていきたいと思っております。 前にも申し上げたかと思いますが、実は文化庁に岡山市、倉敷市、総社市、赤磐市で日本遺産の古墳群というのを実は取っております。去年から今年にかけて、4市の市長には了解をもらい、今、文化庁にその古墳群というところの日本遺産の申請ができないか、事務当局と打合せをしております。今日が3月3日で最終日であります。 これが内部的にクリアできましたら、岡山市を通じて、日本遺産4番目の古墳群として認定をする予定でございますが、そのときにはこのような、いわゆる陶磁器、磁器のスタート、韓国から順番に瀬戸内海を通じて牛窓、牛窓から寒風を通じて上がってきた、これらの大きな社会的な事業として、備前市は特徴づける必要があると思っております。 そのような中で、このような施設を公にしていける機会、絶好のチャンスでありますので、日本遺産に4つ目の日本遺産として認定されれば、市民の人の情熱といいますか、そういうことも広がっていくと思っておりますので、しっかりと事務当局に文化庁に相談をさせていきたいと思っております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。
◆11番(西上徳一君) 古墳群をと、4番目のを準備されておるというような、今市長の御答弁でございますけど、私もこういうことを今これから聞こうかなと思ようたところだったんですけれども、古墳群よりは、市長、窯跡群で瀬戸内市と共同で、5番目ぐらいでいいんです。お願いしたいなと思うとんです。 邑久という名前がついたら、あまり市長、乗り気じゃねえなるかもしれませんので、備前・瀬戸内古窯跡群というような名前ぐらいでも考えて、瀬戸内市の武久市長とぜひ手を取り合いながら、5番目でよろしくお願いいたします。いかがでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) もともと日本遺産という制度は、東京オリンピックの前の1年前に、海外の皆さん方に日本のよさを知ってもらおうということで、約100か所ばかり認定をしようという動きで、第1号は教育遺産として閑谷学校をはじめ4都市が入りました。もう既にその制度設計は終わっておりますので、新たな105番目の認定は、これは不可能と思いますが、今104の中で岡山を中心にしっかりと観光PR、あるいは吉備の国のよさを出しておられます。 大森市長にもその点はよくお願いをしておりますので、文化庁のほうで4番目としての文化財の構成ができれば、もらえると思っております。その中にも、陶磁器の町として瀬戸内、備前、それも大きな歴史的なモーメントがそこにありますので、一生懸命頑張りたいと思いますが、相手のあることでございますので、御容赦願うこともあろうかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。
◆11番(西上徳一君) 次に、
オリジナル原付ナンバープレートということで、検討していただけるという市長の御答弁で本当にありがたいと思っております。やはり地域の個性の魅力をアピールする自治体のシティーセールスの一環として、本当に捉えられる、将来的にご当地プレートが住民に親しまれる、それから町の紋章ということになれば、そのデザインがまた生きてくるようなことになってきますので、そのデザインも、いろいろ誰に頼むかというようなこともあったりしましょうけれども、備前緑陽高校の子供であったり、名のある方であったり、いろいろあると思いますけれども、ぜひ県内では9市5町で展開されているということなんで、本市もひとつ改めましてお願いしたいと思うんですけれど、市長よろしくお願いいたします。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) ご当地ナンバープレートは、実は単価的には1,000円ぐらいでできそうであります。それによって備前市内を走る、どういいますか、デザインで皆さん方が地域をPRしていただくということも大事でございます。 また、最近は、普通車のナンバープレートも、倉敷版も出来上がっているというようなことでございます。 いろんな情報を見ながら、東備地区で我々がどのように市外の人たちに備前市をPRできる、走る広告塔でありますので、それは一生懸命考えていきたいと思っております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。
◆11番(西上徳一君) 2点目の電動バイクの件なんですけれども、やっぱり環境に優しいということで、車もそうなんですけれども、オートバイに至っても、しかしちょっと高価なものですから、国の補助金も上限が多分12万円ぐらい出ると思うんですけれども、30万円とか50万円とかという高価なオートバイしますものですから、ぜひ市独自の補助金もですね、市長、あってもいいんじゃないかなと思うんですけども、いかがでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) これからCO2を排出しない車として、電動バイクのみならず、普通車まで、国産メーカーもどしどし出していくわけであります。充電器の設備も含めて、備前市でできる限り多くのいわゆるEV車が普及できるように、補助制度を充実させていきたいと思っています。 そのためにも、今回保健福祉部では、2台、軽四のEV車を購入させていただきました。 また、デマンドバスで10台、電動自動車、EV車を購入させていただきたいと思っております。 市民の皆さん方にも、これからの時代、EVの普及がCO2を出さない町としてPRしていくのに絶好と思いますので、予算の許す範囲において、全員の方には無理と思いますけども、普及にはぜひとも進めてまいりたいと思っております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。
◆11番(西上徳一君) 3点目のジビエの普及と商品開発のところに移らさせていただきます。 いろいろ検討した経緯がありできていない、いろんなハードルが高いんだというような今御答弁をいただきましたけれども、ネットでいろいろちょっとこの質問するのに調べさせていただいたところで、一般社団法人日本ジビエ振興協会というのがあって、それがいろいろ情報発信もし、研修に関する事業もし、解体の処理、衛生管理の研修を行っていると、調理の研修会も定期的に開催しているということで、これを利用すれば結構、簡単にとは言いませんけれども、素人の初めて取り組んでいく自治体でもできていけるんじゃなかろうかなと思ったりします。 そして、ほかにも見ていったんですが、移動式自動車で、車はトラックでしょうけども、移動式の解体の施設もあるというようなこともありますので、先ほどの市長が言われました2時間以内、2時間がリミットなんだというようなことも、この移動式の解体処理車があれば、この2時間はクリアできるんじゃないかなというようなことを思っておりますので、そういう検討もどうかなと思いますが、市長いかがでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 真庭市がジビエカーを行政で運営しておるという報告は聞いております。よく真庭市にも相談をしながら、どのぐらいの負担が要るのか、またいわゆる捕ってから商品にするまでいろんな流通経路がありますので、それが本当に負担のない形で雇用につながっていくのか、あるいは備前市民の皆さん方がそれを楽しみに待っておられるのか、いろんな角度で検討させていただきたいと思っております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。
◆11番(西上徳一君) 今このジビエも、ふるさと納税の返礼品のへんの全国のところを見ておっても、いろんなジビエの料理が提供されているということで、猟期は11月15日から2月15日までなんでしょうけれども、冷凍もできたり、ソーセージなんかの加工品もできると思いますので、ぜひともやっぱり備前ジビエもブランド化して、少しでもふるさと納税の返礼品にはできないかなと思うのですが、市長いかがでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 全く知識がありませんので、中途半端なことは申し上げられませんけども、他の自治体の状況もよく見ながら、備前市に取り組める政策なのか、あるいは個人事業者に補助すればできることなのか、この周辺の状況もよく見て、いい方法があれば、また御報告をさせていただきたいと思います。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。
◆11番(西上徳一君) ありがとうございます。 それでは、4番目の忠魂碑のことをちょっとお尋ねしたいと思います。 今、私も遺族会に入っておりまして、遺族会のメンバーがやっぱり70代半ばから80代ということで、かなりの高齢化──高齢化と言ったらまた叱られるかもしれませんが、私はひ孫の世代で60から50代、ひ孫の世代ということで、今は市内16か所の管理状態もそう悪くないというように思っていますけれども、これから世代が、次のひ孫の世代ぐらいになると、市長、だんだんと多分無理じゃないんかなというようなことを、本当に大変遺族会のほうでも危惧されておるところでございます。 例えば1か所に集めて公園に顕彰碑を造るとか、茶臼山のあの防災公園も、市長、防災公園もやっていくというようなことで、あの中にでも一ついいのを建てたら、1か所で済んでいくんじゃないかなというようなことを思っていますが、その辺のことは市長いかがでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 茶臼山公園にそれらのものを持っていくかというようなことは、まだ検討の段階でもありませんけども、やはり国のために命を落とされた、そういう平和教育という意味においても、備前市、世代を超えて守るべきものは守っていかなきゃならないと思っております。 詳しいことは把握しておりませんけども、よく教育委員会とも相談しながら、市長部局として判断すべきときには判断を申し上げ、また議会にも御報告をしたいと思っております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。
◆11番(西上徳一君) よろしくお願いします。 先ほど御答弁の中に、市長の平和教育の中で、語り部に語っていただくというような、今御答弁がございましたけれども、語り部さんもなかなか年がいってきておるということで、次の世代に渡さにゃいけんのんじゃないかなと思っております。 そういう中で、やっぱりDVDとか、そういうところで落とし込んでいって、次の世代に渡していくというようなことが必要じゃないんかなと思うておりますけれども、市長いかがでしょうか。遺族会と連携を取りながらやっていただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 先ほど申しましたように、今現在は修学旅行等の機会を通じて、広島、あるいは長崎、あるいは沖縄に訪問し、現地の語り部の人からいろんな御苦労を聞いておるわけであります。私もニュースで、高齢化になっておるということで、次の語り部の人を教育、あるいは指導していくという時期に入っておるということはよく承知しております。 そのような修学旅行としての機会が、全員の人が参加できるような、そういう実は制度設計も考えておりまして、備前市の子供たちがこれからも平和を探求しながら学び、そして次の世代につないでいくということは、私は社会教育としても大事なことだと思っております。 私らは終戦後に生まれた人間でございます。父母からいろんなことを聞いて育ってまいりました。次の若い世代の人に、社会教育という立場から、日本の平和教育をこれからも進めていかなければならない時期だと思います。特に最近の世界情勢を見ましても、ますます平和の尊さを我々は感じながら、そしてそれを伝えていくということは、私は大事なことだと思っております。機会があるごとに、そのような講演会等も、もし備前でできるんであれば、教育委員会とも相談しながら公民館活動として何ができるかというところで考えていきたいと思っております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。
◆11番(西上徳一君) そして、修学旅行というんか、校外学習ですか、さっき市長が言われました、2年生では広島に行く、3年生では長崎に行く、今コロナ禍でやまっておるけど、沖縄に行くんだというような御説明でございましたけれども、もっと身近にそういう教材があるんじゃないんかなと思うんですけれども、私は軍人、亡くなったお墓に行きますと、お墓の後ろに、裏にどこどこで亡くなって、どういう亡くなり方をしたとかというようなことも文言書いておるんです。そういう資料を集めて、デジカメで撮ってタブレットに、こういうタブレットで今市長、勉強できるわけですから、そういう教育の仕方も、身近であってお金もそうかからない勉強の仕方だと思っております。 そしてまた、地元の戦地へ行った方の手紙なんかもまだ残ったりしておるんじゃないかと思いますけれども、こちらのこういうものも市には保存されておるんでしょうか。こっちですか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 波多野
社会教育部長。
◎
社会教育部長(波多野靖成君) ここ数年は歴史民俗資料館、8月に終戦記念日前後にそのような遺物の展示をしておりました。 昨年はできませんでしたが、歴史民俗資料館にはそういった戦時中の人々の生活の資料等がございます。 また、機会を見て、展示、あるいは平和学習にも使用していただければと思っております。 以上です。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。
◆11番(西上徳一君) ありがとうございます。 歴民へあるということでありがとうございます。 それでは、そのあるものをやっぱりみんなに見ていただき、先ほどの備前焼と一緒なんですけれども、戦没者追悼式が年1回、今やっておりますけれども、その追悼式の日でも、市長、ロビーに飾るとか、広報室にちょっと展示するとかというような格好で市民にお披露目するというような格好もいいと思うんですけど、いかがでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) それはできればいいことだと思いますので、社会教育部と相談しながら、
市民センターなり、適当な施設に展示をし、皆さん方、終戦記念日に改めて手を合わすということは大事と思っております。 私も二、三年に1回、鹿児島県の知覧という町に行きまして、そこの施設でいつも涙が出ます。決してあのような若者が命を落とすということを、日本では起こしてはならないという一つの信念を、私自身も持っております。 これからもみんなで平和な町を築いていきたいと思っております。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。
◆11番(西上徳一君) 岡山市では、6月29日が岡山空襲の日で、これはこの日に戦没追悼式を行っておると、併せて岡山市平和の日として認定されておるということで、備前市でもやっぱり平和の日を制定しておったら、この日は平和の日だなというようなことで、もっともっと平和なことに対しての考えが深まっていくんじゃないかなと思うんですけれども、それは備前市では空襲がなかったので、そういうイメージがないと思うんですけれども、いつが選定すりゃ、それが一番ええのかなあというのはちょっと分かりませんけれども、例えば1か月後は7月24日は市長の誕生日です。私は26日ですけど、私のじゃちょっと具合が悪いんで、市長の誕生日の日、7月24日が備前市平和の日というようなことになりゃ、本当に備前市、平和になるんじゃないかなと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。
◎市長(吉村武司君) 議員、今ユニークな発想で申し上げられたんでしょうけども、そんなことは毛頭考えておりませんので、誤解されんようにどうぞよろしくお願いします。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 西上議員。
◆11番(西上徳一君) それでは最後に、SDGs、教育長、こちらのほうでお願いします。 地球上誰一人取り残さないことを宣言しております。2030年には持続可能でよりよい世界を目指す持続可能な開発目標のことでございますが、SDGsで掲げられておる17のゴールに、平和と公正を全ての人にという目標も含まれております。 目標に向かってどうするのか、今後、教育長か部長、どちらでもよろしいですので、最後にひとつお願いいたします。
○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原
教育振興部長。
◎
教育振興部長(石原史章君) 今回、西上議員から質問がありましたのが、平和教育ということでの御質問でございます。そのような視点からお答えしてみたいと思います。 SDGsは、達成を目指す平和という言葉の中には、紛争や暴力の撲滅のみならず、子供たちへの平和教育、例えばこれが今、学校教育でも行われている命の大切さということを学ぶ、そういった教育の徹底であったり、虐待や暴力をなくす、このような概念を含んでいるというふうに理解をしております。 大切なことは、今申し上げた命の大切さ、平和というものもいろいろ概念あると思いますけれども、身近な自分事として意識して考えていくこと、そして今自分に何ができるのか、何に取り組んでいくことが今考えられることなのか、そういったことを、取組を続けていくことで、平和の文化ということが、子供たちをはじめ大人の私たちの心の中にも育まれていくようになっていくものではないかというふうに考えております。 学校教育のみならず、社会教育を通じて、先ほど市長からも答弁いただきましたように、平和を身近なものとして、命の大切さも含めて、市民全体で考えていけれるような、そういう意識を持った醸成づくりということに、教育委員会としても励んでいきたいなという思いでございます。
○議長(守井秀龍君) よろしいか。 〔「よろしいです。以上で終わります。どうもありがとうございました」と11番西上議員発言する〕 以上で西上議員の質問を終わります。 以上で通告を受けた質問は全て終了しました。 これをもちまして一般質問を終わります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(守井秀龍君) 日程2、市長より追加送付されております議案第57号及び議案第58号を上程し、市長から提案理由の説明を願います。 吉村市長。 〔市長 吉村武司君 登壇〕
◎市長(吉村武司君) それでは、提案理由の説明をいたします。 別冊のとおり調製しております議案第57号令和4年度補正予算について申し上げます。 議案第57号令和4年度備前市
一般会計補正予算(第13号)についてでありますが、本案は国のマイナポイントの申込期限が本年5月末に延期されたことに伴い、次年度の事務に必要な予算を確保するための繰越明許費の補正等を行うものであります。 続いて、議案書にお戻りいただき、2ページ、議案第58号財産の取得についてでありますが、本案は備前中学校及び伊部
認定こども園に近接した公園を整備するため、その用地を取得するものであります。 以上、簡単に御説明いたしましたが、詳細につきましては細部説明書を御覧いただき、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(守井秀龍君) 提案理由の説明が終わりました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(守井秀龍君) 以上で本日の日程を終了いたします。 この際、申し上げます。 明日と明後日の2日間は市の休日のため会規則第10条第1項の規定により休会といたします。 それでは、本日はこれにて散会いたします。 皆さん、御苦労さまでした。 午後5時02分 散会...